ビクトリノックスまろやか~編

はじめに (ごあいさつ)
その1
  (ルーズベルト、リュトリ、スイスアート)
その2  (プルーナー各種)
その3  (もれ刻印、パテント、面白ツール)
その4  (MP3、スイスツール限定、700年未入荷、ポルシェ)
その5  (A&G、72AP、雲母、イミテーションタートル、古川)
その6  (SA-16、AK、ジャッキーチェン)
その7   (前世紀最大の謎???)
その8  (ソルジャー、125周年)
その9  (書籍等)
その10 (その他)
拘りの小部屋(年代の判別と時代ネタ)
その12  (更なる進撃)
その13 (新たなる門出)
戻る    (365日、備忘録)


   


<左>
 「VICTORIA」併記ではないが、恐らく1950年代のモデル。
箱から察するに、ルーズベルト大統領(1858年生誕)の
生誕記念か何かをやった時のモデルか?パールは、極上!

スモールブレードが、クリップのタイプ。背面に爪ヤスリが付く。
ベースは、「0.37 22」という番号のモデルがある。
<右>
 チャンピオンが入っていた物と色が違う。
 少しピンクがかっている。

 

  


<左>
 スイス歴史シリーズ1991年製「リュトリの誓い」。
今迄の黒箱ではなく、赤い木箱入り。
当然日本未入荷。ベースは、PLIスタンダードスパルタン。
しかも、1991年なのに、ペンチは1stの不思議モデル。

<右>
 スイスアートシリーズ。これも日本未入荷。
白木にシルバーのエーデルワイス。
花弁は、18金。ベースは、トラベラー。ハサミが付くと、
実用性はあがる。
ハンドルの白木は、結構くるものがある。

  

<左>
 東京宗正にて入手。スモールブレードの変わりに、
ドライバーが付いている。
「VICTORIA」併記では無い。ベースはレインジャー。
<右>
 ソルジャーのソーイングアイニードル。これも未入荷品。
 試作品か?
パイオニアNo2の鎌刃が、缶切りになり、ノコギリの無いモデル。
ノコギリ付きは、「ミッドシップマン」という名称で激レアらしい。

   

<左>
神戸のイカリヤさんにて入手。
 ショーケースタイプの箱に入る。
2010年に2010本のみの限定生産。
オリジナルソルジャーの三分の一の生産量。
こっちの方が、価値あるじゃん!
 ネームスペースに、「2010」と刻印が入る。
 しかも!ナント!ブレードがダマスカスときた日にゃあ。
思わず「こういう限定を待っていたんだ!」と叫んでしまった。
 21,000円で、世界限定が2010本。
 ベースモデルは、ソルジャーより薄手のパイオニア。
ダマスカスの模様が、ハンドル内のブレード部に現れない。

<以下は、「関心空間」への投稿のコピー>

 これは、ビクトリノックス社の多機能ナイフ
Pioneer(パイオニア)のダマスカスブレードモデルだ(写真拝借)。
 日本ではパイオニアを、ソルジャーCV ALという名で
販売している。
パイオニアには多数のバリエーションが存在し、
一ファミリを形成していた。
「形成していた」と過去形にしたのは、
最近パイオニアを除くすべてのバリエーションモデルが、
Webカタログから姿を消したからだ。

これは憶測だが、スイス軍に納入するナイフが代替わりした為、
パイオニアシリーズが消えようとしているのではないかと思う。

パイオニアというモデル自体は、1961年から2008年迄続いた
スイス軍向けソルジャーナイフ(ソルジャー1961)の
民生用モデルだ(後にソルジャー1961も併売)。
そして2008年にスイス軍向けモデルは新しい物に
切り替わった(ニューソルジャー)。

以前、ドイツ軍向けソルジャーナイフでも
同様のモデルチェンジが行なわれ、
それに伴って民生用のサファリを中心にした
サファリシリーズが、段階的に消滅した経緯がある。
パイオニアシリーズはハンドル長が93ミリで
(日本だけ91ミリと記述)、
91ミリハンドルのオフィサーシリーズよりも一回り大きく
刃の大きさも異なる。
そのため大口納入(ソルジャー1961)を見込めなくなった現在、
コスト的に生産を維持するのが難しくなり、
サファリシリーズと同じ道を歩むのかもしれない。

そんなパイオニアシリーズの最後を飾るのか否かは兎も角、
限定生産のダマスカスブレードモデルが登場した。
ツールの構成自体はパイオニアそのままで、
ハンドルは久しぶりの黒アルミハンドル。
そして最大の特徴がダマスカスの大刃だ
(写真を見る限り、ダマスカス刃というより
表層だけダマスカス加工の刃かもしれない)。

伝え聞くところによると、
スイスビアンコ社とのコラボレーションらしい。
全世界2010本の限定生産だが、
国内でも販売するのかどうかは良く分からない。
モデル番号は0.8201.J10だ。
実用というよりコレクションモデルだと言えるだろう。

<以上「関心空間」よりコピー>

 私も一部そう思ったので、全文をコピーさせていただいた。
ただし、ブレードのネイルマークの中に細かくダマスカス模様が
入っているので、表層だけのダマスカスとは言いがたいと思う。
確かに、エッジ付近は、バフ研磨に近い仕上げなので、
写真だけ見ると、表層のみの模様に見える。
 何故このダマスカスパターンにしたかは、謎である。
ビクトリノックスなら、もう少し配列のしっかりしたブレードを
想像するのは、私だけであろうか?
 アルミハンドルは、スイス本社のHPとジャパンのカタログに
載っていて、これといった変化は無い。ストックも大量に有るで
あろうから、急には無くならないであろう。因みに、サファリも
スイスのHPには存在している。
 何はともあれ、この投稿者の情報力には敬意を表したい。

<右>
 スワロフスキー社が、2004年に限定販売したトラベラー。
ピンセットと爪楊枝は省かれているが、ハンドルに窪みが
付けてある。

次行ってみよー!(その2へ)

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