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鳥羽での貝化石 | 溶けたウニのトゲ(中央の凹部分) |
東海化石研究会の鳥羽への巡検に参加して採集したわずかばかりの貝化石です。
一億年前の地層で、下に書いた群馬の地層と同様に真っ黒でした。
ウニのトゲを見つけました。塩酸で表面処理をするときれいに凹凸がでると聞き、
早速塩酸に漬けてみました。少し油断している間に、溶けてしまってこの有様です。
三つありましたが、二つは溶けてしまい、この大き目のものが残っただけとなりました。(2007/4/30)
沖縄家族旅行に出かけパイナップル園に寄ったところ、そこにはなぜか貝殻の展示場がありました。
そうとうな種類の貝殻に目を奪われました。売店では貝殻の販売があり、
かねてより欲しかったホネガイを購入しました。化石として採集した部品と並べて掲載します。(2007/4)
北海道や中国に行く時間もお金も無いのでアンモナイト発掘はまだまだ夢の夢です。
ところが先日浜松科学館での化石展で、クリーニング前のノジュール状態のものが販売されており、
嬉々として、即購入しました。(2006/11)
詳細までは記しませんが、このような場所で採集してきましたという紹介です。
こんな山の中から貝殻やサメの歯が出てくるのです。(2006/11)
有孔虫とは海の生き物で、5億年以上も前に地球に誕生し現在も生き続けている
アメーバーに近い動物の一種です。暖かい海から冷たい海まで、それぞれの環境で違う種類がおり、
死後、殻は海底に沈み、化石となって地層に保存されます。
耳石とは魚の平衡感覚をつかさどる器官です。
サメの歯目的で採集を始めた頃、1個目(左)はすぐ見つかりましたが、その後が続きませんでした。
ところが最近地層を変えて試みたところ、1回目で2個目(右)、3個目(中央)の歯が見つかりました。
中央の歯は高さ14mmです。耳石も6個取れました。耳石がまとまって取れる地層でないと、
サメの歯が取れる確率は小さいということでしょうか。
左はメジロザメ、中央はホオジロザメの歯、右はノコギリザメに近縁な仲間の「吻棘」だそうです。
他にネコザメ、タイの歯など。(2005/5)
同じ掛川の地層なので同じような種類の貝殻ですが、ここではあまりきれいに採集できません。
貝殻はずいぶん溶けてしまっています。茶色のものは貝殻が解けた後の印象のみが残ったものです。(2005/3)
土をすくって水で洗い流すと小さな貝がたくさん出てくる地層があります。
小さいものはこのように並べることで見栄えするようになります。
また、小さい貝もおろそかにしないという姿勢はとても大切です。
意外な発見がその中に隠れていることをまだ短い経験の中でも実感しています。(2005/2)
長く続いたクリーニングが一段落した11月頃には、少し呆けた気持ちにもなり、掛川に足が向かなくなった。
年が明け友人に声を掛けられて、しばらくぶりに採集した結果がこの写真である。
短時間ではあったが、まだ我が家にない種類のものも3種類得ることができた(今風に言えば、ゲットできた)。
まだまだ未知のものがありそうで、通えるうちに通ったほうがよさそうだ。(2005/1)
昨年から子どもの自由研究をきっかけに貝化石が我が家に集まり始めました。
その中の一部を玄関に飾ってみました。
一見ただの貝殻のように見えますが、実際には250〜300万年前に海底に生息していた貝達です。
人類の進化と比較してみれば、ネアンデルタール人が3〜10万年前、ホモサピエンスが20〜30万年前、
北京原人、ジャワ原人が100万年前で、250万年前といえば、アウストラロピテクスが闊歩していた時代のようです。
普段目にする貝殻や、『化石は”石”だから』というイメージから、これら貝化石も固く、
見つかれば簡単に掘り出せると思われるかもしれません。が、実は貝化石はとても脆いものです。
掛川の地層は土の場合が多く、脆い土から脆い化石を採り出します。
砂層のものは特に脆く、採集やクリーニングには細心の注意が必要です。
また逆に固い地層では、割るしか方法がありません。
層に沿って割れるものばかりではなく、化石を見つけられるかどうかは、
割り方の偶然性によるところがあります。
一緒に割ってしまう場合もよくあります。
このように化石採集は都度の対応が求められ、また意外な発見が突然訪れるところに
そのおもしろさがあるのだと思います。(2004/12)
掛川は、250〜300万年前の地層です。
大山田は、300万年前の地層です。
瑞浪は800万年前の地層です。
群馬は、1.2億年前の地層です
いわきは、0.8億年前の地層です。
化石収集はここから始まりました。