いわきで採れた貝化石 〜その1〜
アンモナイトが採れる(かもしれない)ということでわざわざ”いわき(福島県)”まで出掛けた。
成果のほどは以下のとおり・・・。
マッターホルン石
大きさで言えば3cmくらいの石ですが、マッターホルンのように見えませんか?東壁、北壁、東稜クラシックルートがありますし、途中の非難小屋がある肩もあります。
この石はこの状態で自立しています。
アンモナイトか?
多数持ち帰った石を細かく割っていきなんとか”らしきもの”を発見。我が家ではアンモナイトということになっているが、アンモナイトセンターに問い合わせても、『写真ではわからない』とのこと。他の博物館に聞いても『そんなに小さいのは違うのでは』との回答。このままアンモナイトということにしておこう。
イノセラムス
下の方眼紙がよく見えないので写真では大きさがよくわかりませんが全長8cmくらいの大きさです。カキの仲間であまり珍しくないでしょうがここまでの大きさがあると存在感があります。
???
これは何でしょうか。巻貝の印象化石の様にも見えますが、貝殻分の厚さがなさそうなので、これ自体で化石ではないかと思います。石の中に潜った先がどのようになっているのかとても興味あるのですが、これ以上やると壊れてしまいます。リューター等で丁寧に削っていけばいいかもしれませんが、今はとりあえずこの状態で保留にしています。
イノセラムス
上の写真と同様イノセラムスですが、これは2〜3cmと小ぶりのものです。カキの仲間なので、集団で存在しています。化石も採れだすとこのようにまとまって採れます。
イノセラムス
上記と同じです。カキの仲間と一口で言っても、こちらは8000万年前です。8000万年前の人間の仲間は存在しなかったのに対し貝の世界は延々と続いてきたのですね。
二枚貝
掛川層群のように色々な種類の二枚貝は出てきませんでした。当時はそれほど多様化がまだ進んでいなかったということでしょうか。
合弁の二枚貝
めずらしい合弁の二枚貝です。
二枚貝
渦を巻いているように見えたので、アンモナイトではないですか、と、わずかな期待を込めてセンターの方に確認しましたが、二枚貝という回答でした。厚みがありませんので、やっぱりアンモナイトではないですな。
植物
ごく一部ですが、8000万年前の植物ということで記念に保管しました。
二枚貝
木の枝
上の葉っぱと同様に木の化石自体は珍しくないでしょうが、記念に保管しました。