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神から人へ1





1999年12月13日〜1999年12月13日〜1999年12月13日〜1999年12月13日〜1999年12月13日〜1999年12月13日〜1999年12月13日〜1999年12月13日〜1999年12月13日〜1999年12月13日〜1999年12月13日〜1999年12月13日〜

一九九九年十月六日

神と人。
神と人とが、昔、この世の始まりのときより、共に暮らし、共にこの世を創りしその始めのときより、
人は神を敬い、神を慕い、神のために祈りを捧げ、神からの み恵みを楽しみし。
そして、神は、人に与え、人を育み、幸をもたらし、物を与え、万物の理(ことわり)を説き、
その全てと、いかに調和し、統一されし体系の中で、いかに全てが、仲良く、丸く、何不足なく、
互いを尊重し、互いを高め合っていくべきかの方途を教え、
そして人を、限りなく神に近き魂に、導き、育まんと、工夫、創意をなされしよ。
なれば、人も、神のための捧げ物、神のための感謝言上(ごんじょう)、神々を讃え、崇(あが)める祝詞(のりと)の数々で、
神を喜ばせ、また、神を畏(おそ)れ敬ってこし。
なれば、神と人とは真に一体、完全なる調和と合一の世界を生きし。
今、人は、神から遠く、神の存在すらなきが如(ごと)くに、手前勝手な物欲のみで、
神への感謝、神への畏れ、尊敬、畏怖(いふ)、全て忘れし。失いし。

人は、今、このときに至り、ようやくに目覚め、立ち上がり、神に対し、神に向き合い、神を迎え、神に下座し、
数々の過(あやま)ち、数々の無礼、数々の非礼と傲慢を、残らず謝り、詫(わ)びを尽くさねばならぬ時を迎えし。
神は、この時、この日の訪れを、その昔より、待ち望み、人が改心、向上の時を、自ら招きし、多くの不幸、災害、事故事件から、
悟り、気付きて、改心する日を迎えることを、心より待ちこがれておられし。
神の大愛、神の慈愛、広く大きく、深く高く、強く熱く、永く、遠く、 果てなきこの世とあの世を結び、
今も未来も、昔も今も、変わらぬ神の愛を知る。
神人共に、生きるの意味は、神を畏れる魂と、神を敬う魂で、神のために全てを捧げ、全てを神にお任せし、神のお役 に立たんがために、
日々の精進 積み重ね、
人を愛し、人を敬い、人のために己れをなくし、
物への執着、金への執着、生への執着、一切のこだわり、わだかまり捨て、
自由に、無碍(むげ)に、囚われなく、縛(しば)り外して、高く飛翔し、大きく舞いて、風に任せ、天に委ねて、なおかつ方向過たぬ。
一途な心で、神を想い、人を思う。さなる心の境にまで、心高め、心解き、心放ちて、尚 心失わぬ。
さなる心を、神は愛さんかな。救わんかな。
難きこの世の修行と精進。なれど、心一つで、全てが変わる。
心強く、固く、意固地な人は、ときに神を見失い、神を過ち、神を忘れ、神の傍(そば)から離れ易し。
そは、人の執着、妄執(もうしゅう)の強きなれば、ときに神を慕い、敬うこともあれど、
ただ一度(ひとたび)の不幸、災難にても、神を呪い、恨むの心早き人なればなり。
心優しく、平らな人は、神を敬う心薄く、神を慕う気持ち弱けれど、
神を恨むなく、呪うなく、常に神を忘れず、神に感謝し、神を思うの気持ち、失わず。

なれば、あまりに強く、激しき信は、他をも傷つけ、己れも汚す。
なれど、ただ日常に、安らけく 神を信じ、淡くほのかに神を思い、日々の努力を積み重ね、
その営みに神を忘れず、神を心に置く信は、人を浄め、人を高め、緩やかなれど、必ずや その魂を昇華させうるなり。
なれば、人は、かのように生き、かのように信じ、かのように行うべし。行ずべし。
人が人に望むことは、多く、物的な望みなり。なれど、人が神に求めるは、物に限らぬ。金に留まらぬ。
全ての富、全ての幸運、名誉、名声、栄華と繁栄。人は欲望限りなし。
一つ得れば、二つ求め、二つ得れば、三つ願う。三つ、四つと積み重ね、
次から次へ、不足見付け、次から次に移りゆき、一つのもの、ことに充足するの心 少なし。
そを、心の貧乏、心の貧困、心の餓鬼(がき)と称するなり。
心豊かに、心富む者は、何一つ得ず、何一つ与えられずとも、おのが魂の中に幸を見付け、おのが周りに喜び見出し、
おのが周囲のことごとくに、富と安らぎ、心の繁栄、光の充満を与え、かつ与えられるなり。
心は体に、体は心に、互いが互いを映し合い、おのが魂の今ある姿を指し示し、魂のままを映す鏡なり。
なれば、魂磨け。魂浄めよ。
心豊かに、心満たされ、心の富を増やしゆけ。心の富は減らぬなり。心の富は消えぬなり。
人に与わば、与うるほどに、さらにさらに富みゆくなり。増え続くなり。満ちて溢れて、輝き増すなり。
心の富は永久なり。心富ませて、魂磨け。心豊かに、魂育め。
魂育つるは、心なり。体なり。光なり。光よく当て、心与えよ。心豊かに、魂満たせ。心高めて、魂照らせ。
魂育たば、神は自ずと降り来るなり。
魂、神を迎えて、更なる昇華を許さるる。神の み光、魂を浄める。

魂の光は、人を照らす。人を高める。人を動かす。さなる力を持つものなり。
神と人。神と人とは、永久(とわ)に離れず、永久に結ばれ、永久に行じてゆくものなり。
行は、人を高め、魂を高め、神を迎え入れるための修行なり。鍛錬なり。
なれば、おのがためにのみ行じることなく、魂の昇華、神の降臨(こうりん)を乞い願いて、行うものなり。
一つ一つが行に通ず。何一つ、行に通じぬものはなし。
怠るとは、行わぬの意ではなし。何もせぬの意味でなく、魂入れぬ行いの意なり。心込めぬ行の意なり。
神を思わず、魂を忘れて、ただ漫然と、体のみにて行じても、行としての価値は、さらになきなり。
なれば、行を行うときにのみ 神を思うのではなく、常に神を思い、
全てが行なる心を持ちて、魂を込め、魂の浄めを願いて、行うべし。行ずべし。
なれど、心苦しく、狭く持たるな。心は緩く、柔らかく、楽しき心で行えよ。
さにて、本日の伝え終わらん。明日に伝えん。


一九九九年十月七日

人は、神に感謝し、感謝と感動を神に捧げ、神から多くのみ恵みを頂くものなり。
なれば、神を慕(した)い、敬い、神に従う、これ当然のことなり。自然、当然、当たり前の道理なり。
なるを、神を憎み、神を厭(いと)い、神を恨む。さなる人間、この世に多し。
それら魂の者は、神を知らず、霊を知らず、己れの霊行心行体行知らず。

いずれも怠り、日々、己れの欲望、己れの満足、肉体の快楽ばかりを追い求め、
心の修養も、魂の浄めも、何事も行わず、日々を 自堕落(じだらく)に過ごすのみの者たちなり。
こを読み、聞きて、神を知らば、神は、人に、呼び掛け始む。
その魂が、神のみ声を聞き、神に気付き、霊の存在を知り、魂のあるを知りなば、
必ずや魂は向上を目指し、おのが確かに気付かずとも、自ずと、霊行の第一歩を歩み始めているものなり。
ならば、魂は、早急に神を知り、神に近づく第一歩を、可能な限りに早く、歩み始めるが、大事なり。
さるは、神が望まれることなり。
なれば、早急にこの書記、世に出し、人の目に触れさす 努力惜しまず、努力を重ねて、神に仕えよ。使われよ。
そのための魂の昇華なり。魂の浄めなり。浄めと浄まり。そが大事なり。
浄め、浄めらるれば、自ずと魂はさらなる向上、昇華を目指して、努力するなり。
それまでの己れの行いを悔い、己れの怠惰を惜しみ、神に詫びること、そが、霊行の始めなり。
そなくして、霊行意味なし。改俊(かいしゅん)、悔悟(かいご)、詫びと悔い、神に謝る素直な心、そをもちて、初めて、真の霊行 許さるる。
そもちて、神は魂救う。救うに堪(た)うる魂なれば、神はすぐにもその罪許し、その魂を救い上げ、天の高きに拾い上げんとされるなり。
なれば、人は、先ずは謙譲、素直な感謝、神を求める素直な魂、向上求める謙虚な心、
それらをもちて、神を求めば、神は気付きを与えられん。
一つの気付きは、魂のこと。
おのが魂が、いずこより来たり、いずこに去るか、先ずは知らさるるなり。
魂の不滅、霊の存在、あの世の修行、この世の行、
人と生まれしことの意味、人の積むべきこの世の行い、積み重ぬれば、昇華すること。

人は、全て、行に生きて、行に生かさる。行なくば、動物なり。植物なり。昆虫なり。
行は、己れを人間とする唯一の素なり。根本なり。
行を行うは、己れの心、体、魂、全てを用いるを要する。
なれば、ことば、文字(もんじ)、光、魂、心、体、全てを使い、全てを動かし、
全てを活かし、全てが活かされ、互いが互いを、磨くなり。高めるなり。光与えるなり。
惜しむなかれよ、努力と忍耐。忍耐なければ、霊行続かず。霊行なくば、昇華の道なし。
肉体使い、心を使い、一途に励め、心行、体行。怠ける心は、霊行の妨げ。たゆむ心は、行の邪魔。
励み、迷わず、ためらわず。脇見するなく、前を見よ。
目に見えず、耳に聞こえず、体に触れず、なれども、神は共にあられる。そなたの行を見守らる。
見守る神に、大愛あり。慈愛、抱擁、寛恕の心。なれば、恐れず、たゆまず行え。神 喜ばす行を積め。神 喜ばす
霊行 行え。
人を救う、そのためなり。
救う魂、救われる魂。一つでも多くの魂を、神のみ手に届け ゆかん。神のみ手に預けゆかん。
神の大愛、神ご守護、神の恩恵、測りなし。知らぬご恩の数々を、神に返さん、神に捧げん。
神に仕える、そのために、己れの汚れ、祓(はら)い浄めよ。禊(みそ)ぎ浄めよ。
罪と汚れと、曇りと我欲。人の犯さん罪、あがなえ。
気付かぬ罪は、己れの罪。気付く機会を与えられ、尚かつ悟らぬ我の強さ。
神は、愛でらる、人の魂。人の一途な誠の心。真の行い、真の行。行をいとわぬ一途な心。
神に仕えん、健気(けなげ)な魂。神に使われ、お役に立たん。
神へ捧げん、報恩感謝。神は救わん、かかる魂。救い、拾いて、導かん。

この世に終わり、あの世に返し、さらに磨かん。昇華 与えん。
神の御心、見失う、曇り迷いは、落としてゆけよ。神の導き、見失う、心の汚れは、浄めてゆけよ。
神の光に照らされ、歩まん。神に示され、導かれ、人知を超える行を行え。
神の導き、神の光、信じて歩め。迷わず進め。人に分からぬ真意(しんい) 読め。
神の真意を悟りなば、さらなる感謝を深めゆけ。さらなる報恩、重ねゆけ。
神の大愛、慈愛の心、人を救わん、寛き心。勤めて示せ、神への感謝。全てを神に任せゆけ。
恐れることなく、疑うことなく、ただひたすらに、信じ、委ねよ。
辛くとも、必要なればなり。苦しくとも、そが、今必要であり、通らねばならぬ道なればなり。
あわてるな。焦らず歩め。急がず進め。一つ一つ、一歩一歩。
神に守られ、導かれ、救われることを信じ、励めよ。
明日に伝えん、明日のこと。


一九九九年十月八日

神と人。
神と人との出会いの中で、人が与えられし、ことばと文字、様々な物質、金、富、幸、いろいろあるが、
人が最も大事にし、求めしは、即ち金銭、物質なりし。
なれば、自ずと 我(が)も現れ、
人より多くの、人より豊富な、富、幸、金銀財宝、
手中に入れたし、独りのものにしたし、の心強く はびこりて、
己れと比べては、人を妬(ねた)み、羨み、陥(おとしい)れたき心、浅ましき心の亡者(もうじゃ)となり果つ。
さなる心は、容易に取り難し。浄め難し。
人の最も強く、強固なる悪質は、執着なり。
物、金、物質、地位、富、名誉、そを得るまでは、他人をも騙(だま)し、裏切り、陥れ、おのが満足を勝ち得んとす。
さにして、ひとたび、それら掌中にせば、たちまちのうちに、飽きて顧みず、次なるもの、新たなるものに心移し、
そを得るに目の色変え、血相変えて、おのが魂を卑(いや)しめ、おとしめ、汚(けが)しゆくなり。
さなることなきよう、我等 人に望むなり。願うなり。
天より神もご覧じて、同じ思いをされておられる。
辛きことかな、おのが御霊(みたま)を分けし人、そがかくも浅ましく、卑しきものに成り下がるとは。
それ故、我等、人を導くに当たり、先ずは物欲、金欲、名誉欲、を戒むるを、導きの始めとする。
さなる後に、徐々に向上を心がけるよう、論し、導くなり。
人は、始めのときには、なかなかに認めぬもなり。刃向かうものなり。
己れが汚れを、受け入れず、他人事のように振る舞いて、中には、神を罵(ののし)るさえ、いることなり。
なれど、そも始めの現象。よくもあることなれば、憂うることもなく、気長に導くなり。
なれど、難きは、人の心と、人の行い、それらが、共に改まるは難し。
口では よきこと申し、感謝表しても、尚、行動改まらず、同じ過ち繰り返す。
またある者は、口には出さずも、行動は、日々の祈り捧げ、神に仕え、よくよく己れを反省し、おのが罪汚れを取らん努力を怠らず。
なれど、なかなかに神への感謝の思いに至らず、元の黙阿弥(もくあみ)、始めの過(あやま)ち、始めの誤り、改められず。

人を導く最初には、先ずは金銭、物欲抑え、おのが、はかなき欲望捨て、
おのが生まれし意味を教え、何故、人たるのか、何故、この世に送られしか、
この世にて何をすべきか、何を行い、何を遂げるべきか、人としての行を教え、人としての心を論し、
人が人として、最低限に、弁(わきま)えるべきこと、考えるべきこと、心がけるべきこと、教えゆくなり。
その後、その者の魂 昇華し、新たなみ役を賜りしとき、霊行を教えるなり。

霊行は、神のみ役、神のお役に立つ行なりて、
未だ人たる行いできぬ、動物と変わらぬ行い、畜生と同じ心、獣と同等の考えの者は、神にお仕えするを許されず。
なれば、先ずは、魂を高め、人たるに適う魂を備えること先決なり。さにて、その後、霊行許さる。そが始まりなり。
人が、人として、神の子として、最初に許さる霊行は、
神のお役に立つの心を、神のご恩に報いたしの心を、素直に感謝し、反省し、神に委ねて、神を求める。
先ずは、さなる始めの心を育み、養い、高めゆくことなり。
なれば、日々に感謝のことばを唱え、祈りを欠かさず、神に捧げ、
おのが全ての真心にて、神を思い、おのが幸いなることを思い、感謝感動の日々を送るが、始めの霊行なり。
次に許さるる霊行は、いよいよ人を救う霊行なり。
おのが救われしの体験を、人に伝え、おのが信ずる神の存在、神の御心を人に語りて、広めゆくことなり。
これにても、人の多くは充分になし得ず。
些細(ささい)な妨げ、僅(わず)かの迷いも消すことできず、日々、おのが至らなき魂を、神にお詫びする者、極めて多し。
なれど、そにても可なるかな。
何故なら、そにても、その者は、神のお役に立つの努力、心がけを、忘れぬ者なれば、なり。

おのが罪の、雲りの、汚れのあるを知り、神に下座する心 持つ。 それにても 充分な霊行なり。
神の子たるに適う行いなり。
なれど、それのみにて留まらず、さらなる霊行 望む者あり。
神のお役に、神の御心に、さらに近づき、魂を高め、ひたすら霊行を求め、神のお役に立つことを望む。
無心の心で、無垢(むく)の魂で、神を求め、神に祈り、神に捧げるを喜びとする。
さなる魂を、神は使い、神のみ役に使わんとする。なれど、そも運命なり。
たとえ、さなる天命担いて生まれ、宿命に添いて、導かれ、神のみ役を賜らんとせしも、
この世に生まれしその瞬間に、神のみ役 打ち忘れ、おのが魂、汚しに汚し、
いつか人の汚濁にまみれ、先頭に立ちて、人の汚れを身にまとう。
魂は最早神から離れ、正すこと適わぬ程、神の道から遠ざかりし。
そも運命。おのが招きし、運命なり。 厳しきなれど、そもまた、真実。神は救うあたわず。ただ、見守り、祈るのみなり。
人よ、共に歩む神を知れ。神を知るが、始めなり。全てはそこより始まるなり。
おのが独りの命にあらず。神に許され、与えられ、行を積むため、汚れを取るため、魂浄化と、魂昇華。
これらせずして、あの世に帰らば、おのが先祖に何とする。
先祖供養もままならず、返りて、罪を重ねゆく。 そが家、家系は、救われず。そが家、罪をあがなえず。
何故(なにゆえ)、子孫は生まれしか。何故、子孫は残りしか。
積み重なるの罪、汚れを、浄め、先祖の修行が進みゆくよう、そがため生まれて、この世にあるを、
逆の行い、逆の振る舞い、先祖を苦しむるの罪汚れ。よくよく詫びよ。よくよく改めよ。

人は、独りの命にあらず。
神と共に、先祖と共に、霊と共に、この世の行を積まねばならぬ。
独りのわがまま、勝手な行動、そは、独りの害に留まらず、多くの人、魂、霊、神、ことごとくに累(るい)を及ぼす。
なれば、心して、気持ちを引き締め、行に取り組め。
さにて、本日、伝え終わる。そなたも よくよく行を積め。
そがそなた独りのためにはあらず、多くの人、霊、神のためになること、そを思い、有り難く行じられよ。
明日もよき日なるかな。


一九九九年十月九日

神と人。
その昔、太古において、先ずは始めの出会いを出会い、
父と子のように、母と子のように、互いが互いを慈しみ合い、互いが互いをいたわり合い、
共にあるを喜び、共に生きるを祝い、共に行じるの意味を理解し、
人は、素直に神に従いて、神は人に分け与えて、なれば、それはこの世に現れし、
神の移し世、神の国、神の楽園さながらの真に麗(うるわ)しき、地上天国なりしという。
その頃、人の望みしは、神と共にあること、神と共に生きること、
神の分け与えるみ恵みを頂き、さらなる繁栄、さらなる成就、さらなる命の弥栄(いやさかえ)、
そして、神の御心(みこころ)に添いて、神を喜ばせ、神のみ恵み、神の慈愛が永久(とわ)に続き、
おのが子孫がさらに続き、神と離れず いつまでも、神の元にて、幸(さち)を賜る。
そが、人の望みなりし。 人の願いなりし。

今 人は、欲に目眩(くら)ませ、神を失い、おのが貪欲、おのが強欲(ごうよく)、
一時の富と一時の繁栄、おのが子孫と一族のみの、ひとり占めたき富財宝。
なれど、さなる欲求は、人に罪を作りゆく。人に陰を深めゆく。陰に隠れしおのが魂、光を失い、闇に沈む。
神の御心 忘れ果て、おのが困窮、おのが貧困、魂荒れ果て、不毛の心、
ついには体も蝕(むしば)みて、健を損ない、神にそのつけ、回すなり。
人の魂に残りたる、命の灯(ともしび)、消さぬよう、神の光を 失わぬよう、
神に祈りを捧げつつ、神の心を取り戻せ。神の心を思い出せ。
神に仕えし、かの昔、共に在りし日、
お互いの、幸(さち)を喜び、富を祝い、神に感謝を捧げつつ、神の恵みを賜りし、直き心の、無垢な魂。
喜びゆかん。神と共に。明日は更なる繁栄と、明るき未来を創りゆかん。
かかる明日に 共に生き、神とこの世を立て直す。神は人に与えたもう。分けたもう。
神のみ力、神ことば、神の光と、神心。失われし、全ての尊き、神の御霊(みたま)よ。
神に貸されし肉体よ。神に許されし 生命よ。
一つ一つが、神のお仕組み。一つ一つが、神の真心。
信じぬ心は、我執なり。認めぬ心は、慢心なり。
素直に、謙虚に、神のご恩を受け入れよ。神の誠を、受け止めよ。

神と人。そは、一つの宿命なり。天命なり。
神の定めし天命を、人は残らず果たしつつ、神に祈りを捧ぐれば、神は御霊を浄めゆき、魂昇華を、許される。
天命、宿命、人の運命。運命恨みて、これに逆らい、おのが努力を怠りて、宿命忘れ、天命果たさず。
この世の行を 打ちやりて、己れ、我欲に身を崩す。
運命拓くは、おのが努力、おのが行なり。おのが行を、つましく ひたむき行えば、運命 拓け、宿命 明かさる。
宿命 動けば、天命働き、天の命(いのち)は、人を救う。天の命は、人を生かすの根本なり。
天命なければ、人はなく、人は生きるの意味を 失う。生かされ、許され、分け与えらる。そは皆、神の御心なり。
神の心は、人への天命、人への宿命、人への霊行。
天命 賜り、宿命 定まる。宿命 定まり、霊行 決まる。
霊行重ねば、宿命明かされ、人は 己れの 生きる意味知る。宿命知れば、魂浄まり、後の霊行 変わるなり。
霊行 変われど、変わらぬ天命。この世に生きる真の意味。
神に約せし、この世の務め。務め果たさずば、帰るは許さじ。
人の 一人一人が、天命果たす、天命を知る。そは神の お仕組みなり。願いなり。
神と人とが、あの世にいるとき、人は一人一人、神と約せし。
神に誓いし。おのが魂の位に応じて、この世ですべき霊行を。この世で果たす、神のみ役を。

神に仕えることを喜ぶ。そが真の霊行なり。
なれど、人は、この世に下りし、その瞬間に、天命忘れる。宿命失う。
なれば、人は、霊行を、重ぬることで、ゆくゆく天命 教えられ、宿命の仕組みを悟るべし。

天命行う、そのために、神は道を作られし。
仕組みを仕組み、行の助け、行の進みをはかどらせんと、神が引かれし、仕組みの道が、神の御心によりて定められし、宿命なり。
なれど、人が、行を怠り、仕組みを避ければ、仕組み起こらず、宿命開かず。拓けぬ運命。進まぬ行。
なれば、人は、何をおいても、行を積むべし。
行を厭(いと)わば、何一つ 仕組み 起こらず。何一つ、明かされず。
ただ、おのが迷妄に迷い、おのが我執に苦しみ、おのが、不運を呪うばかりの、価値なき、意味なき人生なり。
人生拓くは、おのが行。運命拓くは、おのが努力と、おのが精進。
積み重ぬれば、行は高まり、宿命、仕組みがつまびらかになり、
宿命に委ねて、行を重ぬれば、やがて天命明かされて、おのが真の生を授かり、真の霊行始まるなり。
真の霊行、始まるときに、人は 天命、み役を知り、歓喜の生を 生くるなり。
生きとし生ける、全ての者、全ての生命、全ての命、天命 担い、この世をつくる。
外れて生くる、人の多さよ。乱して恥じぬ、人の哀れよ。
人、一人一人、宇宙の一粒なり。一滴なり。
消えて、困らず。代わりあり。なれど、おのが生命、活かすも人生、殺すも人生。
生きて、意味ある生を送り、神に感謝し、神を知り、またなる生を与えらる。
繰り返しの人生、世の中、なれど、昇華を重ね、魂高めて、
やがて神の心を得るまでに、精進努力を惜しむなかれ。

神に仕える喜びは、おのが魂、輝かせ、歓喜と感動、光満ち、偏満(へんまん)、普遍(ふへん)の喜びなり。

なれば、人は、神を知るべし。神を呼ぶべし。おのが魂の奥に。
おのが奥に眠りし、神の声、神の心と 神の み光。呼びて、覚ませよ。求めて、起こせよ。
精進努力は、神に届く。真、感謝は、神に続く。果てなき道、なれど、光照らされ、祝われ、輝く。
光なき、暗き道は、人の迷妄。人の心の翳(かげ)りなり。
陰なく、隈(くま)なく、光照らせ。光の道を、探り、見付けよ。
道は、近くにあり。おのが足元に伸びゆくなり。踏み外すことなかれ。踏み惑うことなかれ。
導き、照らし、案内(あない)するなり。招じるなり。
よきこと多かるべし。幸い、来たるべし。
素直に進まば、はかどらん。
はかどり進むことを祈らん。
これにて。明日に。


一九九九年十月十日

神から人へ。
神から人へ伝えることばは、人の知を超え、能力を超え、力を超えて、
人の為(な)し得ぬことを為(な)し、人の知り得ぬことを知らせ、人の力の及ばぬことを行う。
なれば、人は、神なくしては、生もなく、死もなく、

明日の未来も、今日の日も、昨日の過去も、全てがなきに等しきなり。
一切が 神の御心(みこころ)のままに 為されしことの大きさは、人の思いもよらぬことなり。
なれば、人は、おのが浅き知恵に頼むことなく、神に任せ、神に委ね、おのが我執、迷妄に迷うことなく、
ただ神を信じ、神に従う、それのみで、人の行は充分なり。十二分にて、尚余りあり。
なれど、人は、おのが浅はかな人知に惑い、愚かにも、神の意図を勘ぐり、疑い、
おのが足らぬ知恵に頼みて、おのが正しきと信ずることを冒(おか)し、返りて罪を増やすなり。重ねるなり。
そが、人の哀れ、人の悲しさ、人の弱さなり。
強き心で、おのが我執を取り、たゆまぬ心で、行を行い、委ねる心で、神に従う。
それが全ての始まりなり。根本の、大本(おおもと)の元なり。
なれど、人が賢(さか)しら、即ち迷妄。
人の心は、知り得ぬこと知るかの如(ごと)く、できもせぬことし得るかの如く、錯覚、迷い、神を失う。神を忘れる。
おのが小さきことを忘れ、おのが弱きことを顧(かえり)みず、無謀な行い、無礼な所業(しょぎょう)、ついには神を汚すこと、 甚だしきかな。
なれば、人は謙虚に神の声を聞き、神のことばに従い、
おのがはかなき人知捨て、一途な思い一つにて、神に仕えることを望めよ。
神は人に、人のできぬことを行わす。そが、霊行なり。神業なり。
霊行、神業、滞りなく行うためには、人は素直にならねばならぬ。
おのが努力で、おのが知識で、おのが能力で、ことをなさんと、力込めるは、神の光を妨げるの素。
神の力を 残りなく発揮させんためには、人は、一つの我執、一つの迷い、一つのこだわりも、あってはならぬ。
全てを神に任せ、神を信ずるの気持ち高め、ただ、神が何を望まれしか、
それのみに注意を払い、気持ちを集め、神の声の届き易きを心がけなん。
人は、皆神の子なり。
なれば、神の声は、誰にも届くものなり。誰にも理解されうるものなり。
理解できぬは、我蒙(がもう)の強さ。声聞こえぬは、我執(がしゅう)の深さ。先ずは、我豪我執を取り去られよ。
それにて、神は、神の声は、その魂に語りかけ、
ことばを、思いを、想念を、惜しみなく、淀みなく、送りこられ、流しこられ、満たしてくださる。
受ける者の魂が、清く、高く、広く、深く、あればあるほど、
声は聞こえ、ことばは溢(あふ)れ、光眩しく、感謝に満ちきて、さらに浄まらん。さらに高まらん。さらに輝かん。
なれば人よ、耳を澄ませよ。心の耳を。なれど、魂、先ずは浄めよ。
易きことなり。楽しきことなり。有り難きことなり。
おのが迷いを打ち払い、光を信じ、神を信じ、宇宙生成の元を信じ、
おのが魂が、何故(なにゆえ)この世にあるかを問わば、迷いは消えん。疑いは晴れん。
さにて、ますますの感謝深まり、感動歓喜の常にある、心豊かな人となるらん。
なれば、人の人たる由(よし)を、先ずは よくよく考えられよ。
人は何故(なにゆえ)、ことばを持ちしか。何故、ことばを使いしか。
ことばを使い、文字を持ち、物を作りて、物を使う。そは 人間のみなり。人類のみなり。
なれば、考えられよ。己れの魂に問うてみよ。
答え、易しき問題なるらん。誰にも解ける問題ならん。
分かりて、なおも信じぬは、これ即(すなわ)ち、我執我欲の奴隷なり。迷妄(めいもう)無知の囚(とら)われ者なり。
人、素直にあれば、恐れるものなし。案ずることなし。憂い惑いの一つもなし。

何故とあらば、人は、神に従うとき、神に全てを任せるとき、
人に神のお仕組み 働くなればなり。人知を超えし、神の力の及ぶればなり。
なれば、人は、おのが我の強き者ほど、神に近付けず、神の心を遠ざけ、神の光を離れるなり。
人が迷い捨て、神を信じ、疑いを消して、神に求むれば、
神は素直き心の奥に入りて、その者の魂を照らし、おのが存在の意味を教え、心の安寧(あんねい)を与えるなり。
素直き心は、神のもの。神に近付く始めなり。
なれば、神は、素直き、清き魂を、さらに浄め、高めてくださらん。
心素直に、淨(きよ)くあれば、神は、その者の魂を使う。そが可能になるなり。
心、我強く、迷いあれば、神は、その者の魂 使うあたわず。先ずは、魂淨まることを待たれる。
神と一体、神との合一。そは、心の浄化と、魂の昇華。そが必要なり。
浄化と昇華は、一に心の素直と、神への感謝。そを置いて、他になし。
易きことなり。なれど、難しきことなり。

肉体の行は、目にも見え、手もて行い、五感に感ずる。
なれど、心の行、魂の行は、目に見えず、測りに測れず。人に感じることも少なし。
なれど、神には見ゆる、神には通づることなれば、
怠け、怠ることあらば、そは全て神に届き、神の心に、測らるる。
なれば、人は、見えぬからとて、怠らず、報いなしとて、投げやらず、
日々の行を、大切に、一途の思いで、行じるべし。励むべし。勤めるべし。
そは、みな神の御心に、必ずや、届くものなれば。

今日、そなたに伝えしことは、これからの、そなたの行の励み、心の支え、拠り所ともされるべし。
日々の行の大切なるに思い至り、さらなる昇華を望むよう、神に祈り捧げ、おのが魂の浄化と昇華(しょうげ)。
そを神に祈り、願い、その思いをこめて、行じられよ。
永き人生。永き霊行。その始めなり。
辛くとも、苦しくとも、怠るは罪なり。
神への裏切りなるを、とくと心に、銘じられよ。
さらに高きみ役賜る、そを祈りて、今ある行を勤めるべし。行じるべし。
なれば、本日伝えは終えん。よくよく読まれ、消化されよ。


一九九九年十月十一日

神から人へ。
神から人に与えしものには、ことばあり。光あり。魂あり。物質あり。自然あり。生命あり。喜びあり。感謝あり。心あり。
悲しみ、怒り、憎しみ、妬(ねた)み、そも神は、少しずつなれど、人に与えし。
何故とあらば、人がそれらの感情なくあれば、人はただ、 喜び、嬉しき、楽しきのみの人となりて、
努力するをせず、苦労するをせず、精進の意味も、幸せの意味も、感謝の意味も、分からぬ。
腑(ふ)抜けし魂と なりてしまうことを、神は案ぜられしなればなり。

なれば、かの悪しき感情たりといえども、人に必要な、大事な感情にて、そを排するは不可能なり。不条理なり。無意味なり。
何故ならば、そは神が人に与え、取るに取り得ぬ、除くに除けぬ、必要不可欠なる感情なれば。
なれど、多くの者が、その感情を操(あやつ)れず、返りて、さなる感情の奴隷となり、
逆に、さなる感情に操られ、もてあそばれ、なされるままに、魂を預けさえする人間心。
そは神も 予期されぬできごとなりし。
なれば、神は、戒告を与え、禊(みそ)ぎの機会を与え、人がその感情を浄め、高め、おのが我欲に打ち勝ちて、
おのが我執を乗り越えて、神に気付き、罪を悔い、さらなる精進に挑み、励むを望まれし。
なれど、人は多く、これに気付かず。
ただ、おのが悪しき感情に任せて、寄ればもめごと、触れば諍(いさか)い、浅ましき魂となり果てぬるかな。
なれども神は、それをも許し、人が精進昇華の機会を与え、人の悟りを開くよう、
人の 気付きを得られるよう、仕組み与えて、待たれしよ。
なれど、人は、容易に変わらず。おのが魂 汚すに耽(ふけ)り、魂の浄め、さらに進まず。
ただ徒(いたずら)に あだをなし、無為と空虚の我執に溺れる。
人は、おのが魂、おのが心、おのが肉体、全て神から、賜りし。
魂、心、肉体、ことば、光物質、恵みの数々。何一つ、人は造れず。生み出せず。
なれども、汚す、乱すは余念なく、余すことなく、汚し尽くしぬ。乱し果たしぬ。
今、この時に至り、ついに神の審判が下りなんとするとき、
神に詫び、乱し汚した全てのものを、見事に浄め、元に戻せよ。
さなくば、神も、人を許さじ。人を救わじ。

人の魂、預かりし、大切な借り物、預かり物。なれば、返すに、汚してならず。
汚しし汚れは、浄めて返す。乱せし 乱れは、直して返す。そが当然、当たり前なる道理なり。
人が神に、詫びて下座せば、神はたちどころに、人を許さん。人を救わん。
人が魂、汚して当然。ことば乱すも 仕方なきこと。
今ここに、ひとたびの悔い改めのみにて、神の寛き、厚き真心は、人を許す。人を救う。人を迎える。
なれば、今のこの時、時を失せず、神に下座(げざ)せよ。神に詫びせよ。
神、人を愛し、慈しみ、この永きの時を、常に見守り、人の営み、迷いし過(あやま)ち、全てを見守り、許されてこられし。
なれば、人は、 その神に、感謝捧げ、神への報恩、神への帰依(きえ)、神に委ねて、神に仕えよ。
易きは、神に仕えること。難きは、神に使われぬこと。
何故とあらば、神に仕えるは、神の御心を おのが行の指針とし、迷いなく行い積めば、それでよからん。
なれど、神に使われぬ魂は、迷いに苦しみ、惑(まど)いに悩む。
さにて、ついには、おのが迷妄の淵(ふち)に沈み、永久(とわ)に神の光を失うなれば。
さにて、神は人を救わる。人助けらる。なれば人は、仕え、使われ、よく尽くせ。
神に仕えて、この世を生きよ。
元同じ御霊(みたま)を分けられし、人の魂は それを求むる。それを喜ぶ。それを楽しみ、行を積む。
そが真の神への報恩、神への感謝、神への祈り。神の求むる霊行なり。
人が、迷い、悩み惑うも、避けて逃ぐるな。そは、神の本意(ほい)になし。
神の真意は、人の努力、精進、忍耐、魂の昇華。
苦しきことも投げ出さず、辛きことにも立ち向かい、最後に許さる真の喜び。

なれば、人は、苦しきときほど、神に感謝。辛きときほど、神に祈れよ。
神は人の忍耐、努力、精励を、常に見守り、導かれる。
なれば、人は、迷わず行え。迷わず進め。神のみ手に守られし、ことを信ぜよ。感謝せよ。
有り難きことなり。神を感じ、神を信じ得る者。神を信じ、神に委ね、神に任せ得る者。
なかなかに、人は神を信じず。神に頼らず。
見かけは神に祈り唱え、感謝捧げ、行を行うも、心は迷い、疑いに満つ。心は乱れ、心は騒ぐ。
ひとときの安らぎもなく、常に不穏(ふおん)の、苦悩の心。なれば、行は神に届かず。神を喜ばせず。
神は、人を救いたきにても、人が神を信じずば、一途に祈らずば、ひたすらに謝らずば、何も行えず。何も与えられず。
ときに迷う。ときに苦しむ。そを恐るることなかれ。人は弱く、はかなきもの。
ただの一言、一つのことばで、悩み、傷つき、己れを損なう。
なれば、心保つは至難の業。 心穏やか、平らかに、安んじ生きるは、人の願い。果たせぬなれど、弛(たゆ)まず求めよ。
乱れ、懊悩(おうのう)、煩悩(ぼんのう)に、踏み迷いては、心 糺(ただ)せよ。
己れ、御(ぎょ)し難く、心、治め難し。なればこその、霊行なり。心行なり。体行なり。
うまず、弛まず行いし後には、必ずや神のみ救いあり、光あり、祝福あり。
信じて行じる。大事なり。委ねて帰依す。根本なり。
疑い、惑うは、行の乱れ。乱れし行には、魂宿らず。 魂なければ、行に至らぬ。至らぬ行は、神に届かず。神に迎えられず。
なれば、ときに惑うことあれ、そをこそ感謝。己れ直せよ。改めよ。
乱れ、惑いは、昇華の証(あかし)。惑いなければ、昇華もなし。
惑い、悩むも 神のお仕組み。人への幸の贈り物。禊ぎのことなり。

清浄、浄化。感謝し、喜び、それを楽しめ。
さなる人に、神は、さらに多くの恵み与えん。
さにて終わらん。


一九九九年十月十二日

神から人へ。
神から人、神から人に与えしものは、全て、神のご意志、ご意図に適う、神からのお恵みなり。
なれば、人は、汚すこと許されず。乱すことならず。
何一つ、人の思惑によりての、勝手気ままな、愚かなる知恵にての、使用、乱用、許されぬ。
悪用、独占、罪にも当たる。冒涜(ぼうとく)、侮辱(ぶじょく)、無礼に価する行いなり。
なれど人は、その罪、過ちに気付かず。これまでにいかばかりの愚行、暴虐(ぼうぎゃく)、重ねしか。
神は、ついに、その過ちを諌め、その非を贖(あがな)うことを、強く人に求めることとなりゆきぬ。
なれば、人は、謙遜なる心で、神に額ずき、神に許し求め、神の怒り鎮(しず)め、
神との和解、神との共存を、神に、真(まこと)の心で、乞い奉(たてまつ)らねばならぬ時なり。
気付きし者は、既にあり。さにて、神に謝り、神に詫び、人に変わりて、許しを乞う。
さなる人たち、既に多く、この地上にも、現れ、自らのみ役とし、神と人との間を結ぶ、神の み役を担うなり。
なれば、さても尊き、ありがたき、神の み役を命ぜられし者は、集いて、協力し、
神の み役を 行いて、神のことばを 伝えゆかん。神の光を拡げゆかん。
かくもありがたき、かくも尊き、神のみ役。一途に行じ、神に納めよ。
己れの罪の贖いと、人に代わるる、罪の代償。
人に代わらば、さらに高まる。人に代わらば、さらに許さる。
神は、さなる人を愛でらるる。さなる魂を救われる。
さにて、さらなる精進、さらなる昇華。
容易に進まぬ行なれど、さなるみ役を奉(ほう)じし者は、行をも進み、昇華も進む。
なれど、それを望みて、行うなかれよ。
神は、ただ、純粋無垢な、真の行のみ、受け取らる。真の行のみ、喜ばる。
なれば、浅ましき、我欲 出すなよ。執着、出すな。おのが利になること思うな。
魂の汚れは、身の汚れ。心の汚れは、行の汚れ。 心も体も行いも、神は全てを測られる。全ての行い、全ての行。
裏も表も、内も外も、隠して隠せず。秘めて、秘め得ず。自ずと現る。自ずと見ゆる。
命の、魂(たま)の、真(まこと)の形。明らかなるは、神の心眼。
神に偽り、神を騙(だま)し、神の目、眩(くら)まし、逃れんと、すれども、神は、見通さる。
人の愚かな浅はかな、幼稚な考え、卑しき願い。
騙す、おとしむ、いがみ合う。そは、人の行い。
神には通じぬ。罪をまといし、魂の、曇り、翳(かげ)りと、心の汚れ。全て、明らか。照らし出す。
神の最も嫌わるるは、人の我欲と、人の利己主義。他を顧みぬ、勝手な振る舞い。
神を畏(おそ)れず。人に恥じず。おのが欲望、都合にて、他をも利用し、累を及ぼす。

さなる人の、かくも多かる今の世の中。住むに耐えなき、この世の在り様。
なれば、人は、気付きし人は、人に遅れず、人を待たず、己れのすべきことから始めよ。
誰に教わることもなし。神の導く行なれば、人に問いても、答えなし。
迷い、惑いは、神に問え。神に尋ねよ、己れの道を。神の引かれし道なれば、神に従い、進みゆかれよ。
神に過誤なし。間違いなし。全てが、神の御心のまま。神の望みのとおりに、進む。
神のご意図に沿いて、動く。なれば、人の考え要らぬ。人の心配、一切要なし。
余計な計らい、無駄なる思惑。全てが、無為の、徒労(とろう)なり。
なれば、信じよ。信じるのみ。信じる心は、委ねる心。神に預けよ、人間心(にんげんごころ)。
神は、浄めん。神は、救わん。神の前には、全て同じ。全てが小さく、脆く(もろ)、はかなし。
短き時を生かされ、小さき罪に迷い、つまらぬ欲に惑わされ、神見失う、ことの哀しさ。
永き時の中に生き、神の偉大なる力 信じ、神に、己れの弱さ預け、神に使われることを喜ぶ。
神に感謝し、神に帰依(きえ)して、神に近づく努力 惜しまず。
神の心を 己れのものに。神の心を、己れの中に。
己れの生き方、己れのみ役、全てに神の意志の働く、素直な、無我の人となりたし。
なれば、執着、疑う心、神に下座して、取って頂け。
神に救わる魂は、神を求める、素直き心。
神に従う、謙虚な行い。神に求め、神に従い、ただひたすらに、信じ、求めよ。
日々の行に、迷い生じん。日々の営みに、疲れ覚えん。なれど、耐えよ。鍛えられよ。
そが、神の み恵みなり。計らいなり。ご意図なり。
苦しむ度(たび)に、魂浄まる。迷うる度に、心高まる。そが、神のご意図なれば、ご意志なれば。

その後、得られる、真の悟り。その度、強まる、神への信。
信じる、任すは、難しき。疑う、迷うは、た易かり。
疑い、強ければ 強きほどに、救いは尊く、ありがたかるらん。
迷い、深ければ、深きほどに、信じることの、安らぎ、得難し。代え難し。
なれば、迷い、疑い、遠ざくるな。逃げて、逃げ得ぬ。避けて、避け得ぬ。
人の煩悩(ぼんのう)、苦悩、懊悩(おうのう)、全て、人を鍛えるの素。
避けて通らば、人は変わらず。ただ、安逸の、平穏の、無事なるのみの、人生なるらん。
真の精進、昇華には、苦痛伴う。努力要する。さなる辛苦を、神は喜ぶ。
真に神を求める者は、神に対峙(たいじ)し、己れを問えよ。己れ試せよ。試されよ。
神の御心、救うまじ。避けて、背見せる、人の魂は。
神は救わん、真の魂。神に向き合う、一途な思い。
欲得離れ、ただひたすらの、神に近づく努力 惜しまぬ。無垢な、一途な、ひたむきな、己れを去った、人の魂。
かかる魂、取り戻す。そが、人の行う、日々の行なり。
行を通じて、かかる魂、取り戻せ。
魂、磨きて、神に示せよ。己れの高き、志。真の思いと、真の願い。
祈る心に、魂、浄まる。魂、浄まり、心整う。
心整え、行、行えば、神は、認めん、人の誠を。
なれば、本日の伝え、後なし。残ししことは、明日に伝えん。


一九九九年十月十三日

神から人に。
神から人に告げしことばの一つ一つに真意(神意)あり。神のご意図あり。ご意思あり。
なれば、人は、神からのことばを、心懸け、命懸けてでも、聞かれるように、
努力すべきなり。精進すべきなり。精魂傾けるべきなり。
なれば、日々の精進努力は、神のことばを聞くために、神の声を聞こえるための修行たるべし。精進たるべし。
他の望み、欲望願望、己れの利得、さなる望み、願いは一切排せよ。遠ざけよ。
心汚す 全ての元は、己れの内なる執着(しゅうじゃく)なり。利己愛なり。独占欲なり。
己れ独りの快楽、満足、そは低き魂の求める幸せ。
真の幸せ、幸いは、己れの魂の精進昇華。神を喜ばす、諸々の行。
神に愛でられ、神に愛され、さらなる精進、昇華を許され、神に試され、鍛えられ、さらなる感謝を捧げる魂。
さなる魂と、心の行、肉体の行、神への行、全てが一つ、神に捧げる 感謝の証(あかし)。
なれば、神 信ずる心高め、ただひたすらに精進願い、己れの罪を神に詫び、神の道をひた進む。
神に愛され、神に愛でられ、神と共に歩む幸せ。
他に何が要ろう。何があろう。神との幸(さち)を楽しむ他に。
真の幸せ、不幸せ、そを分かつは、心の違い、魂の違い。己れ満たされ、豊かに富むは、何より心の精進なり。
心豊かに、不満なく、今あることの全てに感謝。今あるものの全てに感謝。
神に感謝。人に感謝。ものに感謝。自然に感謝。
己れを活かす 全ての事物、事象、生命、環境。全てが神からの授かりもの。

なれば、神に感謝 捧げるが、一番の行、最高の行なるらん。
神を忘れ、いかに人に、物に、物質に、先祖に感謝 捧げても、そは、魂抜けし感謝なり。
神に届かぬ 感謝なれば、神はその者の昇華認めず。その者の行を、精進を、努力を認めて下さらぬ。
己れの至らぬ行の証。なれば、返りて、神は禊(みそ)ぎ与え、真の行へと、導かれん。
過ちて行う行は糺(ただ)さん。努力は直さん。そにて、悟り、気付き、正しき道に返り戻りて、霊行行う。
そが、人の人生なり。およその人の辿(たど)る道なり。
過ち、間違い、神は許さる。許され、糺され、導かれ。そにて、人は昇華する。
元から正しき道のみを、ひたすら歩む魂 少なし。
恥じることなく、直されよ。糺されよ。導かれよ。
なれば、人は、人生の半ばに、霊行 知る在り。神に出会うあり。神のみ役を賜るあり。
全て、その者の、行に応じ、昇華に応じ、魂に応じ、そのみ役は決めらるる。
そこに神の仕組み 働かば、そは、何ら難なく、障害なく、滞りなく、進むものなり。
なれば、万に一つの障害、妨害、あるは、そは、神の仕組みにあらず、神意にあらず。
先ずは、その者の汚れ 改め、行を見直し、み役 省み、
とくと おのが過ちの元を糺すべし。改めるべし。直すべし。
神の神意、これ絶対なり。逆らいて、逆らえず、背きて背けず。ただ従うのみなり。
逃げること許されず、投げ出すこと、認められず。
ただ、神の神意に適う、日々の行を行い、神のご意図、ご意思を曲げることなく、
そのまま実践、実現すべし。具象化するべし。具現化助けるべし。
神のご意図を過(あやま)たば、そは 進まぬ行なり。

進まぬ行を行いては、必ず、神の禊ぎに遭いて、気付かさるべし。悟らさるべし。
なれば、素直に己れの行を、問い直し、考え直し、己れのみ役を問いかけられよ、神に。
声 聞こえずとも、必ず神は示されん。
必ず、神は、人を使い、物を用い、ことを起こして、
その者のみ役、お教え下さるなり。お示し下さるなり。お導き下さるなり。
さにて、人は、己れの分に応じ、魂に応じ、心に応じ、肉体に応じ、
全てに適う、ふさわしき行を課せられ、み役 与えられるなり。
そを満足に果たしゆくこと。不満持たず、不平漏らさず、ただこつこつと、素直に地道に、行を行じる。
なれば、魂 日々に磨かれ、浄められ、高められるを許さるるなり。
急ぎ、慌てて、ことを行い、性急な精進、昇華を急ぐ者は、
必ずや途中に、困難に出会うなり。妨害に遭うなり。邪魔入るなり。
なれば、日々のたゆまぬ努力、日々の繰り返される、神の試しに、己れの誠を示し、応えよ。
そが、何より大切、大事なり。
神は、全てを、奥の奥まで、見通される。
隠し、ごまかし、偽りは、神には効かぬ。神には無用。
なれば、全てを神に預け、己れの過ち、己れの不実、己れの罪の一切を、神に全てお任せし、
神の許しを乞い願い、後に 己れに見合う行、己れの魂に応じた行を、神に課して頂くがよし。
なれば、人は、独りにて、行を行うにあらず。
己れの勝手な解釈にて、己れの行を決めるのでなく、神に問うて、決めて頂く。許して頂く。課して頂く。

そが大事なり。正道なり。
遠回りしても、何ら益なし。回り道しても、神は喜ばず。
ただ、素直に、早くに気付き、神の望まれる道を歩む。ひたすら歩む。疑わず、迷わず、外れず、留まらず。
なれば、神の示される 終わりは近し。遠くなし。
ただ、なだらかに、緩やかに、周り気にせず、前を向き、神に向かいて、迷わず歩む。
神の示さる光に従い、神の声に導かれ、神に近付く 遥(はる)かなる道。
思い、惑うは、心の乱れ。乱れ、汚れは、行の妨げ。
迷い、疑い、神へのご無礼。無礼お詫びし、神に下座せよ。神に許され、神に導かれ、神の示さる、道に従え。
人間心、消されてゆけよ。人間心、浄めてゆけよ。高めてゆかれよ。
さにて、本日、行に当たるの心構えなるもの、伝えし。
よくよく読みて、明日も行じよ。
明日も伝えん。