一九九九年十一月二十五日
神から人。
神から人に、残し、伝え、広め、拡げんと、常からそなたに書きおかせ、書き留めさせしこの書記も、早くも二月(ふたつき)以上 になりぬる。
そなたも励み、書き留めしことの、意味をようよう理解もし、行い表す気持ちも高まらんと、思わるるなれども、いかがなりや。
そなたの残せしこの書記を、求め、欲する人の現れなば、臆せず、迷わず、差し上げるがよし。
そなたの内に留め置くは、神のご意図に反するなれば、さなるときこそご縁と捉え、ためらうことなく、広めゆけよ。
本日そなたに最後に告げゆかん。
そなたの生まれし星のこと、そなたの前世、そのまた前にそなたのなせし、神のみ役を。
前世、そなたは今のように、よくよく神に仕えしことあり。
人のためにもよきことなせしが、何より大きな行いは、神に仕えて、神に祈り、神の心に適うよう、よくよく働き、 行いしという。
なれば、さなる功徳(くどく)をもちて、神のみ役に適(かな)いしなれば、神からそなたに約束されし。
今世のみ役、霊行を。高きみ役に付かせんと、神は計らい、仕組まれし。
なれば、よくよく感謝して、前世以上によく仕え、み役を果たして、戻られよ。
有り難きことなり、神の み役は。
代え難きものなり、神の行。
なればこそ、日々の み役は難儀ならめど、怠(なま)けず、うまず、耐えるべし。
耐えて、果たせしみ役とならば、さらなる精進、昇華を賜り、必ず許さる、次なるみ役。
よいな。この書記大切、重要なれば、あまつの人に広めたけれど、今のこの世に生きる人の幾人(いくたり)ほどに分かろうか。
理解を超えしことのみにて、返りて、広めを妨ぐるのみ。
なれば、ご縁を待ちて、仕組みを待ちて、神の示さる時まで待てよ。
焦ることなし。慌てるなかれ。ご縁は必ず訪れん。
さなる折にはそなたに示し、正しく導く啓示もあるらん。
なれば、今ある霊行、それをのみ、脇目 振らずに行じ果たせよ。
次に、一つ伝えん、この世の仕組み。神のご意図と経綸の、一部を示さん。一部を明かさん。
一つ。神の神策、経綸は、次なる世にも、成就せず、さらなる時を要すべし。
永きの時を貫き越して、人の何代、何世も、かけて、亘(わた)りて、全うせん。
なれば、人の変わりて、移りても、伝える教えの必要なれば、今あるこの書記 そのためなり。心し、刻みて銘記せよ。
この世の人の間にのみ、伝えて終わるの書になければ、
後の世のため、人のため、語り継がれて、受け継がれ、必ず人を救うためなり。
なれば、ことの重さを真摯(しんし)に受け止め、神に仕える喜びを、感謝し、謙虚に行を続けよ。
次に、神のご意図と、その奥の、深き慈愛に応えんための、新たな人の霊行 伝えん。
人の多くは人のため、現世に役立つことをのみ、考え、重んじ、行い表す。
なれども神を喜ばするは、さなる行い、努力にあらず。
神に愛でられ、愛さるるには、さなる行い、役に立たず。
真の霊行、神行は、神の心を人に伝え、人の心に眠りし神を、人の内より目覚ませんこと。
なれど、いかにせんかな。さなる行い。ことばによりて語らんか。奇跡によりて示さんか。
それとも、神秘の体験もちて、いやが上にも信じせしむか。
人が神を求むるは、己の困り、苦しき時なり。
仏にすがり、神に祈り、己の不幸、恵まれぬを、嘆きて訴え、救われんと、人は必死の神頼み。
なれど、さなる時こそ 捉えて示せ。
神の み力、光をもちて、病を癒し、貧から救い、この世の不幸を変えて見すべし。
さにて人は、神を信じん。神を畏(おそ)れん。
神を信じるその初めに、神を畏れる気持ちが生まれん。神を敬う心が芽生えん。
なれば、惜しまず与えよ。光の書。神のことばと、神の み力。
さにて、本日伝えしは、次なる世のため、人のため、
継がれてゆくべき霊行を、神のご意図に適わん行を、教え示して、知らしめし。
よくよく慎み、頂けよ。
畏れ多くも霊行は、神の許しと加護なくば、はかどり進まず、人動かさず。
なれば、己の賜いし霊行を、一人の昇華のためになく、多くの人に助けられ、共なる精進、昇華を祈れ。
そなたの霊行手伝う人も、共に頂く、神の縁。神のみ光、神の愛。
なれば、多くの人を巻き込みて、神の霊行許さるるよう、結び、繋げて、拡げてゆかれよ。
それこそ神を喜ばする行。真の霊行、神行なり
さにて、終わる。
よくよく励み、よくよく納めよ。己の魂の奥の奥まで。
一九九九年十一月二十六日
神から人。
神から人に、伝え、教え、気付かせ、さにて人の魂浄め、魂禊(みそ)ぎて高め浄めん。
さなるご意図で作られし、物質、仕組み、自然に境遇。人は、気付くべきなり。
悟るべき。己の至らぬ思いや念が、己を傷付け、魂汚すを。
人の心に汚れを作り、曇りを生ぜし我欲に執着。先ずは気付きて、悟るが大事。
なれども遅き、人の気付き、心の変化に、魂の昇華。
己一人の想念にては、行は容易にはかどらず。想念のみの修行にあらば、人は永久(とわ)に昇華進まぬ。
さにて、神は、物質、事物、仕組みをもちて、修行を助け、気付きと悟りの機会を図らる。
なれば、この世の現象、事物事象、全てに神の神策あり。人を浄め、高めんと、図られ、仕組みし、ご意図あり。
なれば人は、困難、苦難、 艱難(かんなん)に、出会うその度、悟るべし。神のお仕組み、有り難し。
人は己の苦難のときに、神を求めて、神とつながる。
神を知らざる者はなし。なれど、知りても信じず。出会いても敬わず。
やがて死にゆくその日まで、神の存在、気付く少なし。
そもまた縁なり。運命なり。
おのが欲して、縁を求めば、神は計らい、仕組まるる。
なれど望まず、遠ざくるは、縁も結べず、神を離れる。
神から離れし人の魂は、禊ぎの機会も少なくなりて、この世の繁栄、富、名声、さなる俗世の欲満たす、事物に恵まれ、栄えれど、
神に捧げる心なければ、この世の行を果たすことなく、あの世に戻りて行を課さるる。
神のみ役はありがたし。望まば許さる、神の手伝い。
心の昇華を謙虚に願い、神のお役に立ちたしと、祈らば届かん、神への感謝。
神は、人の魂一つ一つに、神の経綸、埋め込めし。
そを目覚ますが、神の縁。神と出会いの縁を得て、人は気付きて、神行(しんぎょう)始むる。
素直に行じ、縁を喜び、神に感謝の精神で、さらなる昇華を一途に望め。
禊ぎ、浄めの困難、苦難、病に貧困、数あれど、人は悟りて、気付くべし。
一つ一つに試しあり。応えて示せよ、おのが心。高き理想と、深き感謝を。
さにて、人の魂は禊がれて、曇り一つも残らぬほどに、澄みし魂と浄めらる。
なれば、素直に行を積めばよし。
神とのご縁を得し後には、ご縁を切らず、自ら離れず、ますます感謝、報恩で、使っていただく、禊いで頂く。
さなる思いが先ずは第一。
次に肝心、大切なるは、人とのご縁、お仕組みなり。
神には感謝、捧げれど、人への感謝は軽んじる。なれど、人とのご縁も、神の計らい。
人の霊行、神行を助けんために出会わすなれば、ご縁の感謝も、神への感謝。
ただひたすらに、務めればよし。何も思わず、煩(わずら)わず、神に預けて、任せおけ。
さにて次なる教えを伝えん。
神は、この世に生まれ、死にゆく人の、一人一人を昇華させんと、お仕組み、出会いを作られし。
なれど気付かず、悟りを得られず。縁なく終わる、この世の生。
神の図らるお仕組みは、人と人とを出会わせて、心を通わせ、力を合わせ、
互いの能力、人格を、高め合わせて、昇華させん、さなる願いの深慮なり。
なれば、浅き知恵にて、この世を渡り、詰まらぬ名声、名誉を博すも、心の成長、魂の昇華は、神の心に遠く及ばず。
やむなく禊ぎを与えられ、気付かせ、悟らせ、神の道に、導き、昇華を助けんと、願う思いも、通じる 少なし。
なれば、神の図らる禊ぎや苦難は、神の霊行授けんための、尊き神の慈愛なり。
神は、人の霊行神行を、人のなすべき最も尊き、魂の修行と定めらる。
なれば人はこの世にて、おのが魂浄めんために、神の賜る霊行を、人と比べず、励むべし。
一人の行い、一人の修行。
なれど、神を手伝い、助くるためには、一人の力はあまりに小さし。
合わせて、集めて、初めて役立つ。初めて神の力と強まる。
なれば、神の手伝いせんために、自ずと集まる人のあるらん。そを大切に、見逃すな。
神の仕組まる出会いには、必ず意図あり、神意あり。
己を禊ぎ、高めんための、出会いもあらば、別れもある。
なれど心し、忘るるな。神の仕組まる出会いには、必ず神を手伝わせ、神とのご縁を深めんための、神の慈愛が秘めらるなれば。
ただ徒らに人を集わせ、神を崇めて祈りを捧げる、神の心に離れし行い、神の心に適わぬ行を、過ち行う、宗教あるらん。
なれどもそれは、仕組みにあらず。神とのご縁は結ばれぬ。
真のご縁、神縁は、図らず起こり、図らず進む。己の意図せぬ、人知を越えて。
なれば、素直に従い 導かれよ。
疑うなかれ。案ずるな。あれこれ想い、煩うは、時の無駄なり。心の徒労。
神に預けて、安んじて、平らかに生き、行に励めよ。
さにて終わる。日々の霊行、疲労も溜まらん。疲れ癒して、怠りなきよう。
心の汚れ、取りて頂く、感謝の想いを忘れずに。
導き、戒め、伝えることの、全てが、そなたの支えとなるらん。
変わりて霊行賜るための、禊ぎもあらば、浄めもあるらん。
己一人の行になければ、神の手伝い、全うせよ。
神に感謝。仕組みに感謝。感謝せぬはなきほどに、己の全てに感謝捧げよ。
神はお側についておられる。そなたの目となり、耳となり、そなたに変わりて、そなたを動かす。
神の意に添い、体を任せ、神のことばを書き留め残せ。
要らぬ心配、取り越し苦労。下らぬ浅知恵、知恵にもならぬ。
よくよく仕え、行じればよし。それが全ての霊行なり。
心素直に、単純に。全てを理解し、解き明かさんと、力みて聞くは、神意を枉(ま)げん。
今のままにて続けられよ。
さにて。
一九九九年十一月二十七日
神から人。
神から人へ、伝え、教え、残させ、人の幸と健康と、家庭の平和と、世界の安定と、
人に多くの富をもたらす、神の恵みのいかばかり、人は感謝し、喜ばん。
神の恩愛、み恵み受けて、尚(なお)かつ抱く、不平に不満。富みて栄えて、持ちて、楽しむ。
なれど、人の心を富ますものをば、いかほど人は作りしか。
己の肉体、欲望の、卑しき喜び、楽しみのみを、満たさんための、堕落せし物。腐敗せし物。
さなる物のみ、増産し、地球を汚し、環境汚す。自然は壊され、秩序は乱れ、体系崩れて、今や滅亡、存続の危機。
急ぎ、失せず、行動せん。時は待たざる、人の行い。心改め、行い正すを。
なれば、よくよく戒め、悔い改めて、神にお詫びし、心を直せよ。
神の怒りの落ちぬる前に、人自らの気付きを起こせ。人の心の中に秘めらる、尊き魂、取り戻せよ。
人は全て、心の中に、尊き、清き、汚れなき、光の御霊(みたま)を潜(ひそ)めしもの。
なれば、汚れを禊(みそ)ぎ、雲りを祓(はら)わば、かつての人の本来の輝き、戻らん。光を放たん。
人のなし得る最大の、神への感謝、報恩は、己の光を取り戻し、魂浄め、昇華せんこと。
神にお返しするときに、清き御霊に浄め上げ、賜りしままの、元の始めの、汚れぬ魂に返し戻さん。
何故(なにゆえ) 神は、禊ぎを与えん。何故 神は、気付きを図らる。
人の魂 昇華のための、人に応じし恵みなり。
人それぞれに、持ちし運命。そを変えゆくが己の努力。
さにて本来備えられし、己の天命全うせんため、禊ぎ、試して、鍛えらる。
さなる天命成就させんと、神は仕組まる、出会いと別れ。宿命なるかな、出会いに別れ。
なれば、人は、心し諌めよ。己の過(あやま)ち、傲慢(ごうまん)、不遜(ふそん)。
神の仕組みに、一つの偶然、一つの狂いも あらざらん。
偶然と、思うが人の浅はかさ。我が力。誤る人の愚かさなり。
なれば、一つの出来事、現象をも、神のご意図を読み取る努力。
おのが不幸の裏にある、己の慢心、己の騙(おご)り、改め、直して、省みるべし。
さにて気付かれ、改め直さば、人は一段、昇華せん。
不幸に、貧困、争い、病い、全てに神のご意図あり。
なれば、不幸に、出会いしときは、感謝し、下座して、心から、己を浄め、禊がるるを、喜び、受け止め、楽しむがよし。
苦しき中にも、喜びが。
悲しき中にも、嬉しさが。
光の当たらぬ闇はなし。
さにて、人は、昇華せん。
さになくば、人はいかに気付きを得ん。いかに感謝し、改め直さん。
物の与える、快楽、利便。人は享受し、努力を惜しむ。
人の尊さ、真の価値は、富や名声、地位にて測れぬ。
心の内の魂に、目覚めし神の、ありやなしや。
内なる魂、内なる神、そが全てなり。全てはそれのみ。
なれば人には、霊行あり。霊行仕組まれ、み役賜る。
全ては精進、昇華に拠りて、神の決めらる み恵みなれば、己に即したみ役を賜り、務め励みて、精進計れよ。
さらなる昇華を望まん者は、今ある行を努めばよけれ。
要らぬ、競争、虚栄に比較。
全てが一つの統一体。全き一つの完全なるもの。
不足余分の一つもなければ。
ただひたすらの行を積め。疑い、迷い、ためらい捨てよ。
人の心は弱きもの。日々に迷いて、神を疑う。
なれども、その都度(つど)、高めてゆけよ。神への感謝。神への帰依(きえ)。
真の信仰、神への信は、一夜に生まれるものにあらねば。
日々に高まり、低まりて、精進努力を重ねるうちに、自ずと固まる、真の信神。
なれば、いちいち悩み、苛(さいな)むことなく、ただ泰然と、続けるがよし。
さにていつしか、昇華せん。
永きものなり、神の道。真の精進、昇華の成就。
さにて本日も、よくよく励み、務めるなれば、神も喜び、見ておられん。
迷うことなく、続ければよし。
さにて、終わる。
一九九九年十一月二十八日
神から人。
神から人に、伝え、教え、導き、さにて使わせ、さにて喜ばせ、さにて人の心を潤わせ、
体健やかに育まんと、心も体も十二分に、神の恵みを賜いしものを。
何故(なにゆえ)、魂、心の奥の、神のおわする魂は、かくも汚され、荒れ果てぬるのか。
神は、人に望まず。
己を浄めず、己を高めず、ただ安楽を貪(むさぼ)り 耽(ふけ)り 体も心も怠けさせ、人の努力で楽を買い、人の苦労で便利楽しむを。
人に備えし、神の御霊と、神のみ光。
神の力も発揮せんほど、神は人に無限の力と、無限の光、浄め高めの助けとなる、必要にして充分なる神の恵みを与え給いし。
なれば人は、最善努力。神の恵みを余すなく、残らすとこなく、享受すべきを。
無駄に備えし、光と力。眠り腐りて、輝き失う。
人を浄めず、人を高めぬ 光と力は、自ずと衰え、消えゆくなり。
なれば、人の行う霊行とは、人の奥に残りし魂、光と力を目覚めさせ、神の光を取り戻し、神の み力甦らせ、
人の心と体を活かして、この世の営み、働きを、己の努力精進にて、神に捧げる心で行い、
さらにお役に立つための、心の清まり、高まりを、準備し、待ちて、み役授かる。
さにて、人は、自ずと悟らん。神のお役に立つことの、霊行の意味、生きる意味、この世になすべき、行と行い。
人は全て、神のため、神の恩愛おかげをもちて、この世に生まれ、行を積む。
なれば、先ずは喜び、生を生くべし。
なれども、生を生く上で、忘れずなすべき行のあり。己の賜いし魂を、浄め高めて、お返しすること。
心の行も体の行も、人の魂を育てる養分。
なれば、十二分なる行の後に、行うべきは神の行。
神の行なる霊行は、心と体を浄め高めて、無限の光を賜りながら、人の魂に呼び掛けて、神の光を広め、伝えん。
人の始めの霊行は、己の魂浄めること。
次に賜る霊行は、人の魂浄めること。
神を手伝い、神を助け、この世に神の光と力を、広め拡げる手伝いせん。
なれば、人には人の霊行あり。己の魂、肉体、心。己に応じし霊行あり。
己の霊行務めんためには、己の全てを用いるべし。鍛えし肉体、高めし心、強めし意思と、耐え抜く忍耐。
日々の行なり、霊行は。心高めて、心を用い、心傾け、心を注ぐ。
神の望まる霊行は、人と人とが助け合い、努力と精進明らかなる、神に捧げし心と魂。そをもちてなされし、行いなり。
なれば、人は弛(たゆ)まず、努力を傾け、心を砕いて、打ち込むべし。
神の喜ぶ霊行は、人の努力と苦労と汗と、涙の残りし行いなり。
神は認めて、救いたし。人の努力は愛しいもの。
神は喜ぶ。神は愛しむ。人の努力と、精進、忍耐。
さにて、本日、そなたに伝えし。神の心と、祈りと願い。
伝え残すは、神の意図。そなたに告げん、神の想い。
神は人に多くは望まぬ。一つ願うが霊行なり。
霊行のみを務むれば、人は魂昇華させ、神の心に近付くなり。神の心に適いゆくなり。
なれば、一つの願いを人は聞き、行い顕す、そが霊行。
神は人と共に生き、共に行じて、励まれる。
なれば心の奥の魂、光を受けて浄められ、力を賜いて、霊行はかどる。
神は、他に何も望まず。
ただひたすらの霊行と、神への感謝を忘れず捧げ、生を楽しみ、この世を楽しめ。
生ある内に、し残すなく、楽しみ極め、喜び尽くし、快を楽を、享受せよ。
なれども、忘るることなかれ。己に課されし霊行を。
残しし後に戻りても、神は許さず。行を課されん。
なれば、淫(みだ)らな楽しみ、短き満足、儚(はかな)き喜び追い求め、現(うつつ)を抜かすことなかれ。
己のなすべきことを忘れず、心構えて、対するべし。今なすべきは、正しきか。
神の心に適いしか。
さにて終わらん。本日もまた、新たな一日。始まりなり。
一日(ひとひ)一日は同じにても、飽かず、倦まずに続けるべし。
見えぬ精進、昇華の進み。 神に祈りて、感謝捧げよ。心の垢は落としゆけ。
神に捧げる魂は、真白く、清く、新しく。
常に新生 繰り返さん。
さにて、終わる。
一九九九年十一月二十九日
神から人。
神から人へ、伝え教え使わせて、話すを、許しし神のことば。今、人は、いかに汚して、乱せしか。
神の創られ、神の使われ、神の話され、神の み力宿せしことばは、今早や残らず。
今早や、消え失せ、今の地上のことばの多くは、人の心を映すのみの、人の汚れを増させるのみの、
音と意味と、形のみの、命のない、魂のない、力のない、汚れ、衰え、すさみ果てぬる、戯言(たわごと)なり。形骸なり。抜け殻なり。
なれば人は、神から賜いし恩も、恵みも、慈しみも、思うことなく、気付くなく、
ただ、その利便さ、実りのみを、楽しみ、貪(むさぼ)り、求むるなり。
人は、心の奥に眠らせしままの魂を呼び覚まし、甦らせるが務めなり。
ただ、生き死に、生まれ、死ぬるでなく、務める務め、課されるみ役、果たす定めの約束あり。
おのが勝手な考え、判断、おのが利害に関わることのみ、目を血走らせて、追い求むるは、神の嘆かれ悲しむ仕業。
よくよく省み、己を照らせよ。今ある姿を見直してみよ。
神の心に適う行、神の心に近付く行。さなる行から、いかに離れしか。
今ある位相の低き者ほど、見えぬものなり。気付かぬものなり。
人に言われて、さらに認めず。返りて恨む、浅ましさ。
なれば、人は自ら励み、神の仕組みに頼る他なし。
神は見捨てず、魂を。人の迷いを。人の惑いを。
さにて人は、救われん。己のなし得ぬ気付きを得ん。
人に諭され、認めぬ者も、神の仕組みに素直になりて、己の浅はか、無知蒙昧(もうまい)を、恥じて、悔やみて、悟るべし。
さなる後なり、霊行は。
己を下座して、神に詫び、神に帰依せん 心高めて、何の迷いも、ためらいも、晴れし後なり。み役授かる。
なれば、人は、焦らず、慌てず、一つ一つを、積み重ねゆけ。上りゆけ。
踏み外しては、始めに戻り、汚れ深めて、また禊ぐ。
さにて再び、同じ道を、ゆきつ戻りつ、高まりゆくなり。浄まりゆくなり。
積みし積み木も崩されて、尚(なお) 諦めぬ、忍耐を。
始めに戻され、また上る、辛抱努力を、養い育め。
一夜に行き着く 頂上なし。一夜に築ける、楼閣(ろうかく)なし。
なれば、先ずは鍛えて、試されて、己を見極め、知るがよし。
己の非力、己の卑小。おのが弱さと、儚(はかな)さ脆(もろ)さを。
人の力に限界あり。人の強さに際限あり。人の力になし得ることの、小ささ、狭さを思い知るべし。
なれども、過ち、間違うなかれ。神に頼りて求めることを、ためらい、恥じるは愚かなり。
神は人に与えんための、力も光も、恵みも愛も、無限に有して、尽きることなし。
なれば、人は、臆せず求め、神の慈愛を願うがよけれ。
神の願いは、人に与え、枯れることなき恩愛を、降り注ぎたし、授けたし。
人よ、神に祈らば、神は応えん。
人の願いを叶うるに、神の力はありて余らん。
人の求めに応うるに、神の恵みは、溢(あふ)れて尽きせぬ。
人喜ばせ、潤すは、神の喜び、願いなれば、神は惜しまず、与え給う。
人の心を豊かに富ませ、人の心を浄めんために、神は禊ぎて、さらに与えん。
禊ぎ祓いて、高めんと、神に愛され、愛でらるるほど、鍛えもきつく、苦しかるらん。
なれども後の恩愛は、光溢るる至上の恵み。魂浄め、さらに高く、昇華を許して、使い給う。
神に使われ、用いらる。神の手伝い、助くることに、勝れる奉加(ほうが)のあらんものかは。
なれば、神に仕えて、生き得ることの、ありがたき恩、忘るるな。
神に使われ、働かされて、み役賜り、み役を果たす。人の幸い、人の誉(ほま)れよ。
なれば、片時たりとも、思わざるなかれ。神への報恩。神への帰依。
神への真の衷心(ちゅうしん)を、捧げて、祈れ、霊行を。
さにて伝えしことの全てを、己一人に納めることなく、伝え拡げて残してゆけよ。
ありがたき縁、神仕組み、全てに働く神のご意図。人間心で、考うるな。
全てを任せ、待つがよけれ。
一人行い、果たさんと、力む所業(しょぎょう)に、我の入らん。
我執の混じりし行いは、必ず禊がる。止まり動かぬ。
なれば、ことの進まず滞るは、己を見直し、改め直せ。
神は助けん、神の行い。 神の仕組みを進ますものは、一つも遅らせ、妨げるなし。
力を得られ、仕組み賜る。さなることのみ成就せん。
仕組み働く神の み業は、人の力を超えし業(わざ)なり。
人の行い、超え得ぬものは、始めに帰り、出直すべけれ。
己を禊ぎ、祓われて、浄め高めて、使われよ。
厳しき道なり、霊行は。なれども至上の幸いなり。
気付きし者は感謝せよ。
使われ、 禊がれ、浄めらるるを。何にも勝れる、光栄なるを。
心に灯せよ、感謝の灯火(ともしび)。神に賜る光を消すな。
神に賜いしご恩の全てに、神の光を照らし明かせよ。
さにて、終わる。
一九九九年十一月三十日
神から人。神から人に、伝え、広め、使わせ、話させ、許せし ことのは なりし。
なれど、何故(なにゆえ)、力失う。
ことばの意味も、ことばの力も、ことばの持てる神の力も、皆失われ、残れるは、空疎な響きと、卑しき思い、無駄な 意味のみ記す文字。
なれば、神のことばは今は残らず。
ただ表すは、人のため、人が己の利益のために、人陥(おとしい)れ、人騙(だま)し、人を卑しめ、人貶(けな)す、さなるためのみ使わるる。
さにて汚れることばを用い、魂汚しし、人の罪。積み重なりて、曇りとなれり。
落とさず残さば、この世を離れ、あの世に戻りて後に苦しむ。
神の願いは、人浄め、魂浄めて、戻すこと。
昔の魂、元の魂、神の与えし最初の魂。光り輝き、清らにて、雲りなかりし、光の魂。
神の力を備わせし、神の力を顕(あらわ)せし、神の行い行えし、浄め祓いを自ら行う、尊き命の輝く魂。
なれば、神の願いを叶えよ、人よ。
神のご恩に、報いよ、人よ。
畏(かしこ)く 尊く、有り難し。この世に生まれて、生きる幸。
この世に生まれて魂浄め、み役賜る己の幸を、謙虚に喜び、祈り顕せ。
神は、人の喜ぶ姿がお好き。人が喜び、一心に、己のみ役、行のために、励み、務める姿がお好き。
なれば人よ、行い示せよ、己の想いを。ことばに祈り、行に行い、形に姿に、声に、顕せ。
神は喜び、そなたを使わん。喜び、恵み、富ませ、授けん。
なれば、人よ、己の幸を、慎み頂け。ありて余るる神の恵み。
使い残すは、無礼なり。残さず使いて、感謝返せよ。
神と人との交流も、神世に戻りて、再び起こらん。
神世の昔。太古の彼方。
人と人とが争わず、互いの繁栄、幸せのため、己を尽くして、仕え合い、互いを富ませ、捧げ合いし、
豊かで清き魂の栄えしみ世なり。溢れし世なり。
なれば、人よ戻せよ、神の世に。努め、励まば、戻し得ん。
神の み力、助けを得、追い風吹かれて、船は進まん。
神の み役を務むる者は、神の追い風、仕組みを得ん。
逆波(さかなみ)、逆風(ぎゃくふう)、向かい風。
神は助けぬ、人の行い。利害のための汚れし行い。
神は、人を使いて、行わせん。
神のご意図を現すために、神の望みを叶えんために、清くて高き魂を。己を捨てて、神に捧げる、素直で尊き魂を。
なれば人は、一途に祈れ。
神に使われ、選ばれんと、己の魂、浄めて磨け。
神は共に歩まれん。
人が留まり、進まぬときには、癒しを与えて、苦しみ除かれ、
人が惑いて悩めるときには、ことば与えて、迷いを救わん。
目には見えねど、恩愛は、畏(かしこ)く、深く、限りなし。
なれば、神に感謝し、捧げる気持ちも、衰えるなく、枯れるなく。絶やすことなく、胸に湛(たた)えん。
神に一つの感謝捧げば、神は捉えて、魂救わん。
神に一つの祈り唱(とな)えば、神は聞き取り、魂浄めん。
なれば、素直に謙虚に一心に、祈り捧げん、己の真。惜しみ残して、後に悔ゆるな。
出して減らんは、心の汚れ。出して増さんは、心の富。
出すを惜しむな、物欲、金欲。残すとこなく、洗いされ。
出して、落として、浄めて、高めよ。心の汚れも曇りも陰も、貯めて残して、いかにせん。
浄め祓いて、残さぬがよし。あの世に持ちて、帰るるは、心の富と、魂のみ。
使い果たせよ、神の恩恵。使わず貯めて、腐らすなかれ。
神の恩恵、恩愛は、眠らせ貯めれど減るのみなれば、惜しまず使い、惜しまず与えよ。
神にも捧げ、人にも捧げよ。己の持てる全てを持ちて、神にも人にも仕えるべし。
さにて神は与えられん。神のみ力、神のみ光。魂浄めて、光を当てん。
光頂き、浄められ、光は魂をさらに高めん。
神に禊がれ、鍛えられ、試されし後に、与えられ。
ときに苦しみ、迷いても、戻りて励めよ、神の行。
神に使われ、禊いで頂く、仕組みを喜び、感謝せよ。
心を富ます養分は、神の光と神の愛、神への感謝と神への祈り。
魂浄める み光は、魂浄め、心を高め、人にも光は溢(あふ)れゆく。
一人のための光にあらず。一人を浄め、高めし後に、次なる人に受け継がれ、光は広がり、周りを照らす。
一人が輝き、周り照らさば、光の輪となり、広がりて、やがては浄めん、全ての人を。
なれば、最初の人たれ。ご縁の者よ。
最初の光を受けし者よ。光の渦に巻き込みて、地上世界を浄め尽くせよ。
さにて終わらん。
日々の行、続きて止まぬ。
終わりなけれど、神のことばに誤りなければ、少しの疑い、迷いなく、記し残せよ。
後のため。次なる世のため、人のため。
心は高く、明らかに。
雲一つなし。心の空には。
一九九九年十二月一日
神から人。
神から人に、伝えて、教えて、習わせて、人の幸福、便利のため、文明文化の繁栄のため、
神から人へ伝え残せし、ことばの意味と、秘めし力を、今再びに、甦らせん。
人は気付かず、神を汚す。ことばを汚す。魂汚す。
なれども、気付きて、始めし者が、今の今世(こんせ)に再び集い、
神の み力、み光を、受けて頂き、浄められ、 禊がれ、試され、鍛えられ、
常永久(とことわ)の愛、繁栄を、許される世を立て直さんと、神の手伝い許されて、仕組み仕組まれ、出会わされ、ようやくにして動き始めし。
遅るるなかれよ、神の仕組みに。
神は待たぬぞ、瞬時たりとも。
人の力になし得ぬことを、示し行い、顕(あらわ)さん。
人は清らに、素直に、受けよ。目にも見届け、耳にも聞け、肚(はら)に納めて、魂に入れよ。
二度は見せ得ぬものなれば、遅るることなく、見落とすなく、聞き逃すなく、心構えよ。
神の仕組みと慈しみ、人への慈愛と恵みの全てを、神は示さん。示して伝えん。
なれば、人はこの度(たび)、今世にて、生まれ合わせし幸せ喜べ。他なる世には適わぬことなり。
二度と許さぬ、行わぬ。この世に最期(さいご)に見せて示さん。神の力と光と奇跡。
人に気付きを与えんための、神の誠を素直に受けよ。
神に見せられ、気付かされ、神を悟りし魂よ。後のみ役を定められ、そなたも知るなり、賜るなり。
なれば、一途に励み、一途に行い、神のみ役を行じつつ、神の手伝い、助けつつ、神のみ役を果たしてゆけよ。
戻るときには、残すなく、己のみ役をし遂げて帰れよ。
さにて、本日、代わりて現る。次なる伝えを伝えんために、代わり現れ、そなたに伝えん。
神のみことば、神の御心。神の教えと、思いとご意図。
ただひたすらに写せばよけれ。心の曇り、翳(かげ)りを祓(はら)い、己をなくして聞けばよし。
これより伝える神の伝えは、いよいよ重き意味なれば、漏らさず書き留め、書き残せ。
書きて伝えよ。広めよ、人に。
あまたの人に、全ての人に、この世に生くる、神の子らに。
なれば、本日そなたに教えん。
そなたのみ役、変わり目なれば。よくよく心し、心諌めよ。心引き締め、心強めよ。
いよいよ辛き霊行なるらん。なれど、怠(なま)ける、怠るなく、これまで通り、書けばよし。
素直に、謙虚に、心を開き、己の心に、想念に、自ずと浮かぶる思いを著せ。
さにて伝わり、現れるなり。ことばに文字に、音の響きに。
神のことばに秘めし力は、ことばを介し、文字介し、音に響きて、伝わり広がる。
そなたの思いの位相高くば、神のことばも広がる早く、そなたの思いに汚れ多くば、ことばは響かず、濁りて淀まん。
なれば、常に清らに清浄に。それのみ願わん、求めてやまん。
神の み役を担うなり。心は高く、魂清く、神のことばに相和して、共に響かん、共に鳴らん。
神の響きと共鳴し得ねば、ことばは届かず、消え失せん。
神の祈りに唱和し得ねば、思いは残らず、広がり散じん。
なれば、神の祈りに、ことばに、思いに、己近づけ、高めゆけ。
心に雲り、わだかまりあらば、心は通さず、神の思いを。
心の隅にも汚れあらば、ことばは通じず、ただ惑うのみ。
なれば、厳しき行なり、み役なり。
己汚さず、高めてゆけよ。禊(みそ)がれ、祓われ、鍛えられ、神の試しに応じて応えよ。
二度と賜るみ役にあらず。畏(かしこ)きみ役と、慎み、賜れ。
神の願いを 祈りを 思いを、同じ高さで聞かんと努めよ。
人の心の低みに止まらず、神の高みに自ら高めよ。
神の無限の慈愛を受けて、さらなる精進、昇華を積めよ。
ひたすら行じ、ひたすら励まば、心は自ずと昇華せん。
昇華し得ぬは、至らぬなれば、さらに浄めて、磨き抜け。
己の魂、一つの宝。神より賜いし、最高の至高の恵み、極みなり。
なれば、汚(よご)し汚(けが)すは、許されず。
ただひたすらに感謝せば、自ずと磨かる、浄まる、高まる。
さらに磨きて、高めんためには、み役を一途に行じゆくこと。
人それぞれの行を積み、汚れを落としてゆけばよし。
神に頼らず、神を望め。 神に求めて、神に賜れ。
神に祈りを、想いを捧げよ。
神の慈愛は無限なれば、己一人に授けし後も、まだまだ余り、溢(あふ)れこぼれん。
なれば、人の全てが神から頂き、賜り楽しめ、神の恵み。
ありがたくして、畏き恵み。
神の慈愛の深ければ、人一人には、与え尽くせぬ。
なれば、人の全てが頂き受けて、神の光に浄められゆけ。
さにて神を喜ばせん。神の心を楽しません。
神は望みて、願いて、待たれる。人の全てが神の恵みを、受けて浄まり、高まりゆく日を。
この世の始まり、始めから、神は見守り、待ち望まれし。今ようやくにして実現せん。
人の心の浄化と昇華。
神は喜び、力を貸さん。一人も残さず浄めんためには、神は惜しまず、喜び 授けん。
なれば、過(あやま)つことなく、み役を果たせよ。神の手伝い、神への報恩。
一人たりとも、残さず伝えよ。
神のことばと想いと祈り、広がり伝わり、残され継がれん。
神は、最後の時まで諦めるなく、人の努力を、精進を、気付きを悟りを、待ちておられる。
なれば励めよ、神に応えて。 神に示して、神に仕えて、己の誠と魂を、神に捧げて奉れ。
それが全て、それのみなり。
さにて終わる。励み行じよ。
一九九九年十二月二日
神から人。
神から人に、教え伝えて、人の使いし ことのはを、神の始めに与えしときには、神の力を備わせ賜う。許し賜う。
なれば始めのことのはは、一つ一つに命あり。魂ありき。神ありき。
人の用いる今のことばは、始めの力も、魂も、何も残さぬ抜け殻(がら)なり。
空しき音の鳴る響き、意味なき音の集まりは、何も変わらぬ、何も変え得ぬ。
人の心はすさみ果て、荒れし魂の奥底の、神の息吹(いぶき)は宿らずこもらず。
神の尊き息吹を伝うる、一つ一つの清々(すがすが)しき音色の響きと、こめらる意味を、人はいつしか過(あやま)てり。
神の願いを顕(あらわ)す音が、集まり、重なり、意味作る。
神の思いを伝えんために、残さんために創られて、始めに使われ、書かれし文字も、
始めは神の意図を表せし、形となされし神世の文字も、今は記号の集まりなり。
なれば、今の人世(ひとよ)の間に伝わる、汚れしことばも、文字も意味も、この世を浄めず、人を浄めず。
使うる者の魂を、そのまま現し、この世を汚さん。
なればこそ、人よ省(かえり)み、心入れ替え、己の魂返りて見よ。
心の汚れ、卑しき魂、醜き願望、凝りぬる我欲。
全てが昔の面影すらも、留(とど)めず、残さず、朽ちて果てぬる。
残りし魂の奥底に、神は眠りて、待ちておられる。己を取りて、我を祓(はら)い、魂浄めて、呼び起こさるるを。
神の思いの奥の深さは、人の思いの浅さに比して、人の測れぬ深意(神意・真意)あり。
我欲を取りて、禊(みそ)ぎ進めて、魂浄まり、高まりゆかば、自ずと知られん。自ずと悟らん。
神の思いと一つになりて、己高めよ。そが霊行。
己の思いの低きうちは、適わぬ、神との一体化。
他人(ひと)の幸せ願う心と、神への感謝を高めゆかば、いつしか浄まり、高まりて、清き魂、許されん。
清き魂、守り、育め。人の汚れにまみれぬよう、人の汚れを遠ざけよ。
さにて 人は、己を浄め、魂浄め、ことばを浄めん。
ことばを愛し、己を愛し、神に感謝し、人に感謝す。
愛と感謝と、帰依(きえ)、奉仕。真の行を積みゆけよ。
神に寄する思いのあらば、行い示せよ、神への真。
神を手伝い、神助け、この世の浄めを進めんために、一人一人が奉仕せよ。
ことばを高め、行い高め、我欲を取りて、人に伝えば、人は自ずと変わりゆかん。
難(かた)きことなし。なせぬなし。思いの高く清からば、望まずにして、なりゆかん。
祈らずにして、思いは届かん。
なせぬ、変わらぬ、伝わらぬ。さらば、再び己見直せ。己の足元、己の周り、己の内側、己の奥底。
必ずあらん、至らぬ思い。己にこだわる固き執着。他人(ひと)と比べて争う心。
一つ一つを高めゆけ。焦らず、急がず、地に足つけて。
一つの精進、昇華のために、かかる時間を惜しみ急ぐな。
汚す時間の短さよ。再び浄め、戻すには、倍もかかれば、忍耐あれ。
神の思いを知りし者よ。
神の祈りを聞きし者よ。
神の願いに応えて見せよ。
神の望みを叶えて見せよ。
神は試さん、思いの高さを。
試し、測りて、また試さん。その度、応えて、鍛えられ、真の昇華を許されん。
なればなり。強き忍耐、辛抱我慢。途中に飽きて、投げ出すなかれ。
半ばにありて 上見るな。道の遠さに勇気失い、諦め、逃げ出す人の多かり。
遠くを臨まず、上を見上げず、ただひたすらに歩を進めよ。
今ある行を繰り返し、怠ることなく、積み重ね、時の流れに逆らわず、変化なかるを怪しまず。ただ信じ抜き、任せきる。
神と人とは、昔から、互いを信じ、頼み合い、相手に委ねて、任せしもの。
疑い要らず。心配無用。
神に任せよ、己の精進。
神は見捨てず、見落とさず。人の努力と、地道な歩み。
進まぬ行に心を痛め、さにても続ける人の我慢を。
なれば、本日、後の行への、心の在り方、心構え、辛抱努力を要するを、伝えしなれば、励みとされよ。
一日(ひとひ)の努力も、無駄にあらねば、同じに見えども、積み重ねゆけ。
一つの努力は小さかれど、一つも欠かば、城は立たざる。
さにて、終わる。