一九九九年十一月六日
神から人。
神から人に、教え、導き、育み、育て、そして、今日 人によりて、使われ、用いられ、発展せしものは、神の与えし、ことばと文字。
文字というは、ひらがなあり、かたかなあり、漢字あり。
その他諸々の人種、民族の用いる、その地、その国固有のものあり。
なれば、人に使われ、用いられるうち、神のご意図より離れ、勝手気ままな用い方、書き方されて、
過ち伝え、誤り使われ、人の利己的用い方のみ、今の世にて横行せし。
なれど、人の用い方はいかにあれ、文字本来の形、意味、その持つ霊(たま)には神宿る。
神のご意思と神の意図。さなる尊き文字なれば、人の勝手な用い方も、いつか改め、直されん。
神のことばを残すため、神のご意図を伝えるため、神から人に与えし文字なり。
今、世にはびこる、罪悪、汚濁、喧噪(けんそう)に、浄めと禊ぎを与えなん。そが今日の宗教の本来果つべき使命なり。
なれど、今のこの世の宗教に、さなる使命果たするなし。
各々勝手な理念を掲げ、神祭り上げ、経文唱え、祈りを捧げ、信者増やさん。金(かね)巻き上げん。
禊ぎと称して行うは、ただ形のみの祈りと奉納。信者増やすに余念なく、魂の浄めは疎(おろそ)かなり。
神のことばは忘れられ、教典読むも、神意わからず。題目のみの、空念仏。
何故(なにゆえ)神を忘れしか。何故 神に頼らざる。人の知、力、能力にて、なし得ることの空しさ儚(はかな)さ。
神は常にあらせらるる。それのみ思わば、何も要らず。祈りも、供物も、奉納も。神に示さば、神は救わん。己の誠、 神への感謝。
神に委ねん、おのが天命。
神は、人に、文字もて示し、文字もて伝え、文字もて語り、文字もて知らしむ。
神のことばは聞こえずも、神のことばを形にし、この世に残し、この世に伝え、広め拡げん。そのために、文字は使われ、用いらる。
なれば人は文字を見よ。文字の文様、点と線。
文字の形の中にある、神のご意図は目にも明らか。心に捉え、魂でのみこめ。一つ一つの内にある、神の願いを汲みて納めよ。
さにて、本日伝えんことは、文字と文様、形と意味。神のご意図とご意思なり。
神の願いの表れし、ことばを文字に書き表す。ことばに霊(たま)あり。文字に光あり。
ことばにこもる言霊(ことだま)は、神の神意を伝えぬるもの。人はことばを耳に聞く。魂に聞く。音霊として。音の波動は魂振るわせ、魂に語る。意味を伝える。
なれば人は、ことばを音にて捉えるがよし。
無意味の音の組み合わせになく、音と音との調和の調べ。人知に解せぬ、魂の波長。
魂は喜ぶ、よき波長。波長の清く美しきは、魂浄め、魂高めん。
なれば、ことばの音色、響きの一つも大切にせよ。
文字は神の語りしことばを、後に残し、伝えんため。神のことばの音色のままに、文字も浄めの働きあり。
残りし文字の一つ一つは、光を発し、魂浄めん。
なれば、人は光の文字を魂にて読みて、解くがよし。文字は光を放ちつつ、魂に浄めの波動を送らん。
なれば、神のことばは消えるとも、文字に光は残るなり。光の残る文字なれば、人の魂、深奥に、波動を伝え、魂振るわす。
なれば、清き文字は人を浄め、魂浄め、人を救う。 神のことばを、光を、文字を、人に広めよ。人に伝えよ。後に残せよ、後の世のため。
神の経綸(けいりん)、ご神策、一部の者に伝えられ、今にて広く伝わりし。
神は告げらる。この世の仕組み。人の天命。なすべきこと。
変わりゆく時の狭間(はざま)に迷いし人の、一つの命も救わんと、神は与えし 天命を。
一人一人が全うせんと、仕組み起こして、示さるる。
なれば、人は文字にても、ことばにても知り得るなり。仕組みに気付き、悟り得るべし。
神の起こせし、奇跡の数々。人になし得ぬ 幾多の事象。
なれば、神本来の力知るべし。意味解くべし。文字に読み取れ 神の神意。
神になし得ぬことのなし。文字も、ことばも、光も、音も、神の神意を伝えるよすが。
なれば人は、心開き、心ひろげ、魂に受けよ、光と音。神の伝える波動に和せよ。
心に受け止め、魂に入らば、神の波動に共振し、魂は悟らん、神の神意。
神の神意は人の人知、人の考え越えしもの。
なれば、人の頭に理解して、人のことばに直せしも、神の波動は伝わらぬ。魂の浄め、共鳴 起こらず。
ただ素直に受け入れるべし。考え要らぬ。理解は妨げ。ことばのままに、音のまま、魂の自由に任せるべし。
考え、理解は、自由を縛る。人の本来あるべきは、神を迎える直き魂のみ。
なれば、魂枉(ま)げて、魂歪まば、神の波動は、伝わらず。
清く直く健やかな、自由な魂、育てるべし。神の波動に相和して、魂の汚れ、禊ぎゆけ。
神は求める。魂の調和、共振共鳴、波動の和。人と人とに伝わり、広がり、人を浄め、世を浄め、地上世界を浄めゆかん。
なれば、この書記、人に拡げよ。次なる世にも残るよう。人に浄めを与えんために、伝えしことのは、音、文字、光。
さにて終わる。励み、行じ、神に感謝。さにて浄まり、高まりて、後のみ役を賜るよう、心引き締め、ことばを頂け。
ことばの意味はわからずも、魂に入れよ。受け入れよ。
神のことばはそのままに、人を浄める力なり。なれば、神のことばを魂にて読め。
神は、人の全てに伝えたし。なれど適わぬことなれば、そなた使いて、伝えるなれば、おのが理解は必要なし。
ただ、文字に直して、残すがよし。神の光を、神のことばを、文字にて、音にて、人に伝えよ。広めゆけ。
さにて終わる。
一九九九年十一月七日
神から人。神から人に、伝えるため、教えるため、救うため、広めるために、書かせ、語らせ、示させ、見させし、
さなる奇跡やことばは全て、神が人を救い上げ、精進せしめ、豊かで平和で美しい、神の国をこの世に実現するためなり。表すためなり。
具象化させんがためなりし。なれど、そもまた今は変われり。
今、神から人に伝えんとすは、人が心改め、心浄め、心 さらに昇華させ、魂浄め高めて次なる世に、
生まれ変わりて次の世の立て替え立て直しの手伝いさせん、さなる者をば残すため。さなる者をば気付かせんため。
なれば、人に気付かすその素が、宗教なり。教えなり。幾人かの人間のなす、神の業なり。力なり。
なれば、人の目に見ゆ形にて、人に示さるそのことは、神の存在、神力(かみちから)、神のみ業と神 仕組み。
さにて、人に示さるることを信じ、心改め諌める者は、神のお側に一歩近づき、神のみ役を与えらる。
なれど、神の力を信じざらば、神は見せなん、神のみ力 神の奇跡と神のみ光。
よりて神は、多くの仕組み、計らいにて、その存在と人への願いを、伝え教え、悟らせんとされるなり。
なれば、人は、謙虚に慎み、敬虔(けいけん)に、神のことばに耳傾け、神の力を間近に捉え、おのが反省、改心の、機会とされよ。精進されよ。
さにてもならぬ、神のお仕組み。捉え、受け止め、おのがためと、己の糧とする者少なし。
皆、忘るに速く、気付くに疎(うと)し。悟るに鈍く、行う 難(かた)し。
さにて、神のお仕組み、数々の業、皆朽ち果てり。忘れ去られり。
神の行い、残しし奇跡も、神の作られ、託せし恵みも、皆 色褪せて、枯れ落ちぬる。
なれば、今甦らせん、神の夢。
神の祈りと願いを今に、今この時に再生させよ。
神は望まる、人の気付きと、人の悟り。心悔いなば、心目覚めん。
心目覚めて、魂息づき、神の存在、間近に感じ、神のお側(そば)に近くあるを、感謝の心で、受け止め信ずる。
神は望みて、止むことなし。人の精進、努力と奉仕。心の下座と、魂の昇華。
神に祈らば、神は聞かれん。神に願わば、神は叶えん。
神は人の幸願い、人の健康、人との和、人の全てが、富み栄え、争い諍(いさか)い鎮(しず)まりて、
心の安寧、心の平穏、心豊かに励み合い、互いの幸を祝う世界を、神は望まる、祈らるる。
なれば人は常に、心浄めて汚さぬように、己戒め、精進努力。終わらぬ日々の行の励行。
無駄な疑い、邪念なく、勤(いそ)しむがよし。励むがよし。
さにて、いつもの伝えも、日々新たに、繰り返さるる意味を知れ。 同じことなれ、人は皆、忘れ易かり、行い難し。
日々に聞かされ、戒められ、なれども変わらぬ、日々の営み。悪しきことども、繰り返し、改め変えるに時要す。
適わぬ心の、魂の行。神の御心聞かされて、即座に行う者少なし。
なれば、人は、日々聞かさるる。噛んで含めて、導くように。
魂入れ替え、改まるまで。浄め、禊(みそ)ぎて、高まるまで。繰り返さるる、休むことなく。続き聞かさる、倦(う)むことなく。
なれば、始めに戻りて、繰り返さるるは、おのが戒め、諌めと思い、心新たに聞くがよし。
まだまだ足らぬ、おのが精進。至らぬ努力、届かぬ行。
なれば、謙虚、謙遜、敬虔に、神に祈りて、声を聞け。
神の願いを、素直に受け止め、人間心で、理解すな。
理解は誤り。誤解の始まり。分かりて起こせる奇跡なし。
おのが見せなん、神の業。さなる思いは、間違いの素。
充分わかり、聞き飽きて、何等の新鮮、驚きなし。さにて誤る、人間心。
浅き理解と 浅き知恵。わかり、理解し、知り尽くし、なれど、行い、同じなり。
なれば、人の分かれり、理解せり、当てにもならぬ空想なり。
分かりしつもり、変わりしつもり、なれど行い変わらねば、そは神の御心に適わぬ理解、背(そむ)く行い。
人間心の浅知恵は、己を高くに見誤る。人に厳しく、己に甘く。
さなる心の変わらねば、神は繰り返さるる、変わるまで。変わるというは、行いのこと。
なれば、行い変わりて、そをもちて、変わると言えり。認められり。
さにて、本日伝えしことども、日々の行の教訓なり。
人は倦(う)み易く、飽き易し。同じに見ゆる繰り返しに、すぐに感じる不平不満。焦り苛立ち、意欲喪失。
なれど、そを鍛うるが、大事なり。日々を新たに受け止めて、おのが進歩を見出し、励む。
変わらぬ行に、喜び見付け、おのが努力の糧とせよ。
変わらぬ行に、誠を込めて、単調なる中の変化を認め、おのが精進続くを楽しむ。
さにて人は、次第次第に己を禊ぎ、我(が)から離れて、神に近付く。
鍛え、試され、神に応え、神に示さん、おのが精進。
神のみ役に着くための、欠くべからざる、魂の昇華。
何に遭いても、起こりても、続ける根気と、忍耐と。
神に出会い、与えらるる、神のみ役は、厳しきもの。途中投げ出す、許されぬ。
神の与えし霊行を、日々に行ずる、辛抱努力。
神の伝えることのは一つも、漏らさず残す、集中、統一。
伝えのままに、忠実に、人に伝えん、さなる熱意。
いずれも欠かせぬ、資質なり。なれば、有り難く思わば、怠けることなく、飽くことなからん。
同じ行の続くは幸い。神の慈愛の証(あかし)なり。
神の答は一つなり。人に伝える教えは変わらず。変わりて聞こゆは、人の魂、心の位相の違いなり。
なれば、心高めて、聞くが大切。神の御心、真の思い。神の願いを聞き分けよ。
さにて、終わる。 日々の行が大切なれば、心高めて、意味を捉えよ。
辛き修行に思いなば、そはそなたの魂の、衰え、弱まり、低まりし兆し。
なれば、常に同じ高さ保てよ。つまらぬ心配必要なし。
常に願えよ、精進昇華。神に使わることの喜び。
教え導き、誘(いざな)うなれば、素直に従い、導かれよ。
次なる教え、日々新た。変わりて聞こえ、受け止めるがよし。
さにて終わる。励みて、行え。
一九九九年十一月八日
神から人。神から人に、教え伝え、導き、数々の授けしもの、与えしもの、
皆、神の思し召し通りの使われ方、用いられ方、作られ方、すべきものなり。
なれば、人の思惑、人の利欲、人の欲望に汚れることなく、人を汚すことなく、
人はその恵みの幸を、等しく享受し、等しく幸を得、等しく行を積むこと可なるべきを。
何故(なにゆえ)、間違い、過ち、畏(おそ)れを知らぬ使われ方、用いられ方、作られ方を、されるようになり果てぬるか。
思えば、辛く、また、哀しきことと、神の嘆きを誘いぬるかな。
人に人の心残らば、神は人に告げられよう。
そなたのなせるその行いは、そなたの本心、魂の奥から、何かの命ずるままになせしかと。
答えられようか、真の心で、神の問いに。
素直な心で、偽りなく、ためらいなく、真のままに、あるがままの己の真を、示し得ようか。
恥じることなく、悪びれるなく、少しのこだわり、わだかまりもなく、
おのが真実、真の姿に、光照らされ、神に問われて、罪のやましさ、卑しさを、感ぜず向き合うことができようか。
今問われ、求めらるるは、おのが非に向き合い、罪を認めて、神に詫び、神の裁きに任せる心。
神のご意図に己を委ね、神の怒りを身に受けて、おのが浄めを望む心。
なれば、神は、その者の、魂浄め、使わんと、尚一層の光をもちて、魂浄め、救われん。
罪の深さも、汚れの程も、神の御心、ご意思に任せ、浄めて頂き、許されなん。
さにて、人は救われ、甦り、昔の清き魂戻し、神のみ光、み力を、おのが恵みと賜らん。
なればこその、神のお仕組み、ご加護なり。神のたくまぬ、神策なるらん。
さにて人は、許し、救いを求むるほどに、神の光を身に受けなん。神の光に照らされて、禊ぎ浄めを賜らん。
畏れ、逃れることをのみ、思う願いの浅はかよ。
逃れ得るなく、隠れ得るなし。神の光はこの世の果ても、尽きることなく、照らすなり。
人が人知で避けなんと、あがく足掻(あが)きは無意味の愚行。愚かに、拙(つたな)き行為なり。
なれば、神に委ねて、任せきらん。神の御心、寛き愛。人の別なく、注ぐ情け。
神の心に適わんと、思う思いは、己を高めん。
神の裁きを逃れんと、願う願いは、曇りを増さん。
なれば人は潔く、神の御前、光の下に、己の姿を捧げ示せよ。
畏れる、隠れる、逃れる、偽る、さなる心は、無用なり。
己を正し、禊がんためには、あるがままにて向き合うがよし。
ためらう、恥じらう、繕(つくろ)う、装う、いずれも神には意味なき小細工。神に見抜けぬ虚飾なし。
なれば人は、罪 重ね、汚れ深めるその前に、己の過ち、罪科(つみとが)を、神の測りに測られて、裁かれ、 禊がれ、浄められよ。
神は人の心の悔いを、真の下座を望まれる。神への偽り、うわべの詫びは、神の悲しみ、嘆きを増させん。
さにて、本日、真の下座と、改心改悟、己を救う唯一の、人のなすべき道を示しし。
謙虚に、虚心坦懐(きょしんたんかい)に、以後の魂の精進の、導(しるべ)とされよ。おのが指針と。
さにて、本日伝えしこと、何れもそなたの拠り所、おのが行い、営みの、支えとなるらん。守りとならん。
神の心は、全てを見通す。神に偽る愚行は犯すな。
おのが魂汚す行い、全て神に測られ、裁かれ、後の霊行、み役を決めなん。
神は人を裁くにあらず。人の浄めを進めんための、禊ぎを与えるそのために、人の魂を測るなり。
人の過ち、失敗は、神には意味なき、徒(いたずら)なり。
なれど、そにて汚れし魂は、浄めず禊がず、残さるれば、神の課さるる昇華果たせず、あの世に返り、再びの、辛き修行の繰り返し、
なればこその、裁きなり。禊ぎなり。浄めなり。
過つなかれ。神のご意図。神の望みの奥底の、真の神意を深く読み取れ。
さにて、本日、伝え終わる。よくよく励み、務められよ。
戒め、諌(いさ)めは、畏れることなし。神は裁かぬ。務め、怠けぬ人の魂。
返りて、光を強く与えん。浄め、高めて、さらに禊がん。
なれば、神に感謝、報恩の心、深め、真の霊行、究めるがよし。
さにて。読み返し、振り返れ。
一九九九年十一月九日
神から人。
神から人に、与え、恵み、伝え、授け、教え、習わせ、作らせ、使わせし、さなる恵み、恩愛を、人はいつしか、忘れぬる。
神の願いは人々に、神の心を汲み取りて、神に近付く喜びと、神に仕える感謝の思い、
神に従い寄り添いて、神に示され、導かれ、この世の行を積み重ね、
あの世に戻りて さらなる昇華、次なる世界の作り手となり、神の手伝いなせる人、そを育て、育み、養うことなり。
なれば、神の願いは単純なり。複雑困難、無理難題なし。
さにて、人の行い捗(はかど)らぬは、人の思いの低さなり。
己の曇り、迷妄にて、おのが行くべき道踏み外し、迷いて、別なるものを目指し、道なき道を進まんとする。
なれば、素直に己の人生に、神を見出し歩む者は、少しの惑い、逡巡(しゅんじゅん)なく、ただ一筋の道を行く。
なれど、さなることの難しさ。さに至るまでの、道の遠さよ。
神に使われ、神に付き、神に仕えて神に従う。
神に己の進路を預け、神の光に照らされ歩む。
惑うことあり。悩みあり。
なれど、神を信ずる者は幸い。神に仕えて導かるれば、己の行に、迷いなし。
迷い苦しむこともあるらん。なれど、おのが行く先、行く道に、神の光の指針あり。
時に悩み、苦しむも、そもまた、一つの過程なり。迷い悩みて、道進まざるとも、必ずあるらん、神のみ救い。
今の苦しみ、苦悩に、不安、そもまた、神のみ恵みなり。
人は幾度も試される。試され、耐えねば、進歩なし。
耐えて、忍びて、続くることの、長きによりて、人は育たん。養われん。
なれば、神の心は、深き愛。
人の苦しみ、悩みを知れど、そを導き育て、成長させんと、困難、停滞、挫折に膠着(こうちゃく)。容易に成功、許されず。
そを知りて、人は励み、努めるべし。
神の懐(ふところ)、み手の上にて、試され、 禊(みそ)がれ、鍛えられ。
なれど、そを知る者は少なし。信じる者のさらになし。
試しに負けて、道を変え、おのが進路を横に逸(そ)れん。神の光を見失い、過(あやま)ち進む、逆(さか)しまの道。
神の愛に気付くが大事。神に守られ、包まれて、おのが生を賜いしことを、先ずは感謝し、素直に下座せん。
神に感謝の祈り届かば、日々の幾多の困難も、降り注がれる慈雨となり、おのが幸い、恵みと変わらん。
なれば神は、おのが真を喜ばれん。偽り、見せ掛け、神に通らぬ。
人は真を尽くし、誠を傾け、おのが全てで働くがよし。頂き備わるおのが能力、知力に体力全てをもちて、全てを懸けて、努めるがよし。
さにて、人は、おのが困難克服し、見えぬ昇華を許される。
辛き一生、暗き人生。なれどそはまだ、気付かぬ者。悟らぬ者の思いなり。
神に出会わぬ、不運の謂(いい)。神に結ばれ、許されなば、自ずと消えん、さなる不満。
精進努力は神のため。神に捧げる供物なり。神喜ばす、捧げ物。
おのが我(が)を取り、我を祓(はら)い、魂浄めて、禊ぎゆく、証(あかし)となるらん、刻苦勉励。
神に伝わる感謝の念は、神の波動と調和して、己の波動を高め増さん。
高め、広がる感謝の念は、人を浄める波動となるらん。
さにて、本日伝えしことは、おのが努力と忍耐の要。また、神に仕える者の心得。
感謝と努力を惜しまぬこと。神の光は注がれ続く。なれば、おのが精進、精励捧げよ。
辛き努力は、思いの低さ。喜びなきは、間違いあるらん。
日々の努力に慣れ親しまば、不平不満は薄れ、消えなん。
たまの努力、無理あればこそ、苦痛に感じ、疲労となる。さなる努力は、役にも立たぬ。疲れを貯めぬる徒労なり。
ただ黙々と、行うがよし。疑い持たず、安んじて、神の示さる標(しるべ)に従え。
心を開き、解き放ち、神の光に包まれ、浴せ。
力を抜かば、光は透らん。魂は振るいて、神に共鳴。
神に任さば、さらに高く、さらに大きく、振るい鳴りなん。
さにてそなたの魂も、神に合わせて、振るうがよし。
神の波動に合わさるとき、神の光は光を増し、神のことばは力を強めん。
なれば、神の波動に合わする努力。神の光を魂に受け、さらなる浄めを頂くがよし。
神の波動に調和し、共に、神の波動と共に鳴る。
光も力も神から預かり、この世に幸をもたらし広めよ。
気付かぬ者に気付きを与え、汚れし者に浄めを授けよ。
さにて。
本日もまた、本日の伝えなれば、後に再び、よく読まれよ。
書にて清まり、読みて高めよ。神のことばに共に鳴るよう、そなたの魂を浄め、磨けよ。
今の間にすべき行なり。怠るなかれ。怠けるなかれ。
全身全霊全力にて、神の光を受けて、鍛えよ。次なる行に適うよう、己の魂、高めてゆけよ。
さにて。
一九九九年十一月十日
神から人。神から人に、伝え教え、授け、与え、さにて伝えしこと一つ一つに込められし、神の心を、解し、行じよ。
人に望むは、神の心を想い、神の心のままに働き、神の心に使われて、神の心の手となり足となり、神に使われ、そを喜ぶ。
そが一つの、心の修行、心の禊(みそ)ぎ、心の支え、心の浄めともなるらん。
なれば、人の心に迷い、悩み、人の心で、解けぬことも、神に問い掛け、神に請(こ)わば、教え授かる。答受く。
人の心に分からぬことも、神は定め、導かれる。
なれば、人間心、我(が)と慢心、おのが欲望、利得に動く、さなる魂、汚れと曇りは、浄め禊ぎて、鍛えられよ。
神は、人に、絶えることなく望まれる。神の心を取り戻し、神の心に導かれ、神のことばを心に聞き、神の仕組みに素直に従う。
人は神の道具なれば、神のお役に立たんがために、神の心を行い表す。さなるために生かされ、生きる。
なれば、人間心をなくすよう、人間心を高め、浄め、神の心に近付く、大事、大切なり。
神のみ役はさなる後、神の鍛えに鍛えられ、神の試しに試されて、残りし者に授けらる。
なれば、人が第一、心がけるは、神の禊ぎを恐れることなく、神の心に試されて、直していただく、浄めて頂く。
さなる喜び、感謝を持ちて、神の御前、神の下に、己の魂を捧げるべし。
何も要らざる。何も求めざる。神の前には、人皆同じ。持たぬが如き、存在なり。
なれば、神の前にて、己を隠し、己を飾り、己を浄め、高めて見せるも、神は認めず。見誤らず。
神は、人の、素直な感謝、謙虚な下座と、真の改心改悟を望まる。
なれば、人間心の浅薄にて、神を欺(あざむ)く細工は無用。返りて、神の諌めを受く。
神は、人の陥る心の汚れ、心のつまずき、心の雲り、さなる弱さを重々ご承知。
なれば、何隠すなく、偽るなく、己に向き合い、神に対し、己の身丈(みたけ)を示すがよし。
人間心は、いつの世も、変わらず愚かに、浅はかなれば、同じ過ち繰り返さん。
同じ失敗、同じ罪、再び重ねて、禊がるる。
なれど、心に戒め、諌めを受けて、変わらぬままに、改めざれば、神の裁きは、下される。
神の御心、神仕組み。神の嘆きは耳に聞こえぬ。
なれど、神の心は届けられん。神の仕組みに知らしめられん。
己の過ち、誤り重ね、その後、改心、改めらるれば、神の裁きは緩(ゆる)められん。
なれど、仕組みは厳しく、禊ぎはきつし。
魂浄め、罪 贖(あがな)うに、ことばの詫び、悔い、無用なり。
ことばに表し、行いに示し、人に尽くして、神に捧げる。
己をなくし、我を浄むれば、神の無心の公平の、偏(かたよ)りなくして尚熱き、神のみ光、人に 注がる。
神の光を頂きて、浄め禊ぎを賜らば、いかなる邪心も執着も、浄まり、高まり、光を放たん。
光の浄めは尚尊し。救わる望みのなき者も、浄め祓いて、浄化を受く。
神は、告げなん、迷える者に。過ち、迷いて、道誤りし者に。正しき道の標(しるべ)を示さん。
神は語らん。悩める者に。
正しく行い、正しく祈り、さにて実らぬ努力精進。そは、御心に適わぬなれば。神の望まる道にあらねば。
おのが一人一人のみ役あり。み役に添わば、道は進まる。願いは叶う。
なれど、み役に添わぬ行なれば、神の光は注がれず。神の心に適わざれば、神の標(しるべ)は示されず。
神は人に、行に要する能力、知力、体力、気力を与えられし。さなる恵みを全て用いて、神のみ役を果たさばよからん。
比較、競争、無用なり。優劣、勝敗、羨望、嫉妬、次元の低き心労なり。
神が人に望むは異なる。人の精進、努力は全て、己に発し、己に返る。
神に捧げ、神に託さば、神は一つ一つを等しく測る。神の心に適うや否や。
なれば、人間心(にんげんごころ)の競争は、人の考え、価値観にて、囚われ、縛らる迷妄なり。
人の迷いを明らめて、神の心に適いぬるように、己の曇りを取り祓わん。
人間心の弱きところは、己の下にある者を、求めて、満たさん、おのが虚栄、自己の満足、おのが執着。
人の弱かる心の曇りを、見つめて、正せ。一つ一つ。
神に賜る、身体、魂。汚れの素は、内にあるなり。
人に使われ、人に従う。さなる心は、見失う。高き望みと、魂の昇華。
人の願望、人の理想、小さく、狭く、低く、浅かり。 神の願望、神経綸(けいりん)、広く、大きく、普遍なり。
人の欲求、願望にて、なし得る業(わざ)は限られん。
力の全てでなせる業も、人の力に限りあれば、神の心に適う、少なし。
神の仕組みを頂きて、神の力と光をお借りし、この世に残せよ。この世の行。
この世を浄め、人を浄め、次なる世にも残る行。神は、人の全てに、そを望む。
なれば、神の心を汲み取り、悟れよ。神の心にある願い。神の心に潜めし祈り。
さにて本日伝えしことは、神の望まる真の行と、さなるための、心の姿、魂の浄め禊ぎと、心の修養。
本日もまた、伝え、強めん。神に仕える心の備え。
まだまだ足らぬ、神の心。人間心は消え難し。
一つ一つが浄められ、正され、高めて、昇華させよ。
本日の伝え、後にまた読み、振り返られよ。
人間心は、繰り返す。高まり、低まり、浄まり、汚す。
なれば、繰り返すがよし。読み返すがよし。己の魂に、深く届くまで。
一九九九年十一月十一日
神から人。神から人へ、伝え、教え、導き、授け、与えて恵みし ことの多くに、神の愛、神の慈愛と、情けあり。
なれば、人は素直な心と魂で、神に感謝し、真を捧げ、神に仕える心を高め、神に託して、預けるべし。
神に任せて、待つがよからん。神の教えはそのままに、人の生き方、身の処し方、魂の導き、標(しるべ)となるらん。
なれば、人の解釈、勝手な願いで、変えて行じる、違えて行う。皆、神への裏切りなり、背(そむ)きなり。
人は神に感謝して、なさるるままに、任せるべし。
神には神のご経綸(けいりん)、神策、祈願、祈念あり。
なれば、人は、そのお手伝い、神のお役に立つことをのみ、願うが本望。本来の、在るべき姿、形なり。
人の思惑、人の判断、人の尺度は、間違いばかり。何も測れず、何も決められず。
おのが欲望、願望と、後の結果の利害が先立ち、次なる世のため、人のため、役に立つこと考えず。
ただ、今をのみ、明日をのみ、己の生きる間のみ。
さなる短き、浅き考え。神のご意図に適う筈なし。
神の計画、経綸(けいりん)は、人類、地球、宇宙の全て、遥(はる)かな時間、空間を、超えてなされる。
深遠な、悠久の流れに沿いてなされる。人の知り得ぬ真理を顕(あらわ)す。
なれば、神の雄大、人の卑小。神のご意図を知るに適わず。神の願いに、届く能(あた)わず。
なれば人は、要らぬ詮索。懐疑を捨て、ただ従いて、導かれよ。
神の示さる針路に向かい、己の執着(しゅうじゃく)、我執を取りて、神の御心、神の意図、神の願いを実現すべし。
人に課される神の み役は、人の魂の昇華を許さる、神の恵みの証(あかし)なり。
なればさらなる昇華のために、人はみ役を十二分に、己の全てを傾けよ。さにても足らぬ、神の み役。
なれば人は、神に感謝報恩の、想いを持ちて、日々に行じよ。
神の真心、真の願い。
そは人を育て、精進させ、魂磨かせ、光を注ぎ、真の人の成長を、さらなる昇華と、精進を、違(たが)えることなく、踏み進ますること。
なれば、神に仕えて、誤りなし。迷いも、惑いも、ためらいも、晴れて明るき心なり。
神のご意図を正しく読みて、素直に行い、顕さば、仕組みは起こり、力が働く。
人の能力、人知を超え、人の思いの入る余地なき、神経綸の、実現なり。
なれば、人は正しく受け取り、正しく読み、正しく行い、正しく働け。
さなるためには、何をも捨て、何をも求めず、神のためにと、真を注ぎ、思いを込め、祈りを強めて、念じるべし。
なれど、人間心は入り込まするな。人の浅知恵、損得勘定、一縷の我欲も許されず。
ただひたむきに、純粋に、無垢の思いで、行うべし。
神は、人の魂、奥までも、見通し、見極め、使うなり。
なれば、心配無用、不安は要らぬ。神に任せて、委ねるがよし。
神のことばは通り抜け、魂振るわし、光を放つ。
なれば、無垢にて透明、真空の、翳(かげ)りも曇りも、こだわりもなく、我から生じる妄念なく、
神の意のまま、心のままに、神の心を映し、顕す。さなる魂、あればよし。
神は人に、何望むなく、願うなし。ただひたすらに、脇目もふらず、おのが精進、努力をもちて、神のご意図を行い顕す。
神の手となり、足となりて、神のお役に立つを願う。神に使わることを喜ぶ。それのみ求め願う魂。
なれば、難しくなし。難くなし。ただひたすらに、続くればよし。
苦しき時は、神が助けん。迷えるときは、神が示さん。誤りしときは、神が直さん。
なれば、神に任せて、委ねるべし。おのが考え、願いは邪魔。
さにて本日、行への思いと心がけ、人の人知の無用なること、教え伝えし。
これからにも、まだまだ修行、修養積めよ。
足らぬものあり。欠けるもの多し。
なれば、神の導き、示す方向、神の課される行を積み、欠けたるものは補いて、足らざるものは、育み増やせ。
さにて、神のお役に立てる、心と体、魂となる。
なれば、一日(ひとひ)の無駄なし。徒労なし。
全てが必要、不可欠なり。 神の計らる経綸に、一つの狂い、乱れなし。
神に委ねて、任せ切られよ。
さにて、終わらん。
一九九九年十一月十二日
神から人。
神から人に、伝え、教え、導き、そして、望み、祈り託せし もの こと、
そして今日、人が使うを許されしそのことは、即ちことば、ことのはなり。
なれば、人の思い低かれば、そのことばは汚れ、淀み、思いの低さをさらに低めぬるものなり。
人の思いに左右され、人の思いを左右する。
なれば、ことばを大事にせねば、人の思いはいつまで経ちても、いつまで行じても、何の昇華、精進ならず。
むしろことばを使わず、体を使い、何の思いもなく働き生きる、動物なるがまだよかり。
なれば、ことばを使う、よくよく心磨き、心戒め、ことばの意味を大事にし、
全ての汚れを浄めるよう、全ての澱を禊ぐよう、己自身の努力が大切。欠かせぬ行なり。それのみなり。
行というは、苦行にあらず。
体をいじめ、心を苛(さいな)む。体に心に負担をかけるは、ただ己の意欲を減退させ、心の曇り、体の衰えを増やすのみなり。
なれば、真の行を望む者は、己の言葉を先ずは大切、気を使い、心を用いて、省みるべし。見直すべし。
どこかに悪しき思い、よからぬ考え、邪(よこしま)の望み、己中心の願い、さなる欲望、願望潜めし者は、
必ずことばに汚れあり。乱れあり。卑しき念を放つるものなり。
なれば、己を磨く、魂磨く。そのためには、よきこと思い、よきこと考え、よきこと望み、他を思いやれ。
人の幸福祈る思いに、汚れ、卑しさ、曇りなし。
己を賭(と)して他のために、己を捧げ、尽くす者は、ことばも清く、快し。
祈りも清く、直きなれば、神は受け取り、叶えらる。
おのが中心、おのがため、己の利益、富のため、祈りを唱え、捧げるも、神には届かず。受け入れられず。
神は、全てをご覧になられる。
人の思い、人の行い。人の姿形を通し、人の言葉、人の心、人の魂、全てを照らし、明らかにさる。
なれば人は、逃げも隠れもできぬなり。表に現る言葉一つにも、些細な行い、態度にも、思いの全てが現れる。
人の行い、言動に、魂込めて浄めるべし。行い、言動、日々の生活、全てを通して、行を積め。
始めにことば、挨拶あり。終わりにことば、挨拶あり。始めと終わりを大事にせよ。
ことばに始まり、ことばに終わる。なれば、人の挨拶、大事にせん。
人は己を大事にせん。さなるように、ことばを大事に、意を用いよ。
言葉を乱す、今の青年、成人全て、ことばの意味を取り違え、はき違えての使用あり。
意味を忘れ、形を忘れ、音も響きも変化せり。
音一つにも魂あり。文字一つにも心あり。なるに、音も響きも、形も意味も、昔と変わり、残さる少なし。
人に許さることばを汚し、人の口より発せられる、今のことばは吠(ほ)えるに同じ。人の魂、低く堕(お)ち、人の人たる魂失う。
哀しきものは、神の祈り。神の教えし、ことばはいずこに。
神の伝えし、人への思い。人への願いは打ち忘らる。
人の幸い、和のために、使いて、初めて神は喜ぶ。神は人皆全ての幸福のため、ことばを与え、使わせし。
なれど、人の思いの低きにより、ことばは汚され、毒となる。刃(やいば)となりて、人を傷つく。
今一度(ひとたび)の反省を。神にお詫びし、許しを請わん。
神は、人の素直な下座、素直な感謝、素直な行、いかなるときにも 待ちておられる。
人の思惑、勝手な解釈、分からぬことばを作り出し、過ち用いて、乱れを深める。
次に残るは、汚れのみ。過ちのみの、音、形。
次なる人に伝わらず。次なる人は、さらに汚れん。さらに迷えん。ことばの毒に犯されて、魂、汚れ、救いなし。
人は、一人一人が、思うべし。語るべし。行うべし。
人の思いの一つ一つ、人の行い、一つ一つ、積み重ぬれば、世は浄まらん。
なれば、一人の行い、ことば一つも大事にせよ。一人と思わず、全てと思え。
全ての一部、なれど、重き一部、部分なり。一部に乱れ、狂いがあらば、全てが動かず、壊れ始むる。
なれば、己のみ役、責任重し。一人の怠(なま)けも許されず。なれど怠(なま)ける者多し。
さにて、本日伝えしこと、行の始めのことばの浄め、心の浄めを教え、伝えし。
一人の行が全てに通じ、全ての祈りがこの世を変えゆく。
なれば、己の苦労、日々の務めも、その一端なるを心して、全てに役立つことを思え。
己一人のためならば、怠け、休むも、一人の問題。なれど、己一人のためにあらず。
全ての行は、己一人のためにあらずを、気付かず、悟らず、行わず。
なれば、伝え、気付かせ、導く要あり。
ことばを浄める、その元の、心を浄め、育てる大事。
生まれ落ちても、ことばがなくば、人は育たず、成長せず。人とならざる、獣なり。
ことばを返せよ、神のことばに。
ことばを戻せよ。元の始めの神のことばに。
神はことばを、ことばの意味を、再び気付かせ、悟らせるため、人を用いて、伝えるなり。
伝える意味を変えることなく、人の解(かい)せる文字にせよ。
神は祈らん、人のことばを、曇りを祓(はら)いて、高めゆくを。
神は願わん、人の心を、浄め禊(みそ)ぎて、輝かするを。
さにて、本日伝え終わる。明日に。励まれよ。
一九九九年十一月十三日
神から人。
神から人に、伝え、教え、導き、使うことを許し、用いることを可能にし、
さにて、人の富繁栄の、いささかの助けにもと与えしことば。
そを使うときの、人の心は雲りなく、翳(かげ)りなく、汚れなきものにあるべきを、何故(なにゆえ) 人の心は汚れ、我に支配され、
欲望のなすがままに踊らされ、神の心も、神の愛も、神の祈りも、神の願いも、全てが遠き存在であるかのように、
人の心は朽ち果て、汚れ、生の意味さえなきがごとくに落ちぶれぬるか。
神は、今の時をもちて、人に最期の戒めと、最期の反省の機会を与え、各々が十二分に反省し、悔悟(かいご)し、己を省み、
さにてことば改め、心戒め、行い浄めていくことを、切に祈り、願われるなり。
なれば、人は最期(さいご)の今を、よくよくわきまえ、よくよく省み、おのが行動、ことばの中の、一つ一つを反省し、
悪しきものあらば、そを改め、低き思い見出さば、そを高め、さにて、おのが真の魂に、神の光を照らし当て、
おのが魂の精進と、おのがことばの清浄を、努力し、意識し、心がけるべし。
人は、ときに神を求め、神にすがり、神の恩恵を期待するなれど、そは真の魂の精進とならぬものなり。
神に求め、神に祈る、そは人のあるべき姿、なすべき行い、人本来の、自然な行動なり。
なれど、人の真の魂の精進は、神に祈り求めると同時に、神に捧げ、神に帰依(きえ)し、神に委ねることが必要なり。
なれば、ただ求め、期待し、すがりても、そは返りて、精進の妨げなるべし。
神によく求め、よく頼み、よく期待するには、先ずはおのが欲望、願望を浄め高めて、よくよく省み、
神に祈り願うにふさわしきか否かを、先に考え、改めるべし。
神に祈る祈りの中に、神を讃える感謝の意、神を崇める尊敬の念、神に求める敬虔なる心、
さなる思い、心ばせなくば、神の耳には届かず、聞こえず。ただ残るは、己の卑しさ、浅ましさ。
神に祈る祈りを汚し、さらなる向上、進歩も止まり、返りて、禊(みそ)ぎと現れる。
なれば、人はよくよくにおのが魂の浄化が必要。昇華を要する。
神は一切の人の行い、人のことば、人の心の奥底までも、測り、確かめ、試される。
なれば人は、気を抜かず、魂、心を低めぬよう、汚さぬようにと、己を諌(いさ)め、鍛えるべし。
なれば、人は欲望の中に神を求め、計算の内に純粋さを残し、競争の間にも他を思いやる、
さなる人としての真を失わず、神に仕える心を残せよ。
神は、奥の奥まで見通さるれば、少しのごまかし、細工も効かぬ。
なれば、神の思いを裏切るなかれ。神の祈りを無視するなかれ。
神の思いは、人と共にあり。人と同じく、富を愛し、物を楽しみ、名誉を惜しむ。
なれど、人と同じにあらず。神は何より、他を愛し、他に尽くし、他に捧げる。
神は人に、さなる心とことばを与え、人の精進、努力を求め、
人の欲望、願望が、神の心に適うよう、よくよく精進努力すを、期待し、祈り、願われる。
なれば、神の御心に鑑(かんが)みて、神の思いと異ならば、今一度の反省と、己を正す清らかさ、さなる心を失わぬこと。
神の思いのままに生き、神の心に委ねて動き、神の祈りの通りに働く。純粋無垢の、清廉(せいれん)の、心は白く潔(いさぎよ)し。
神に使われ、神に仕え、神の助けと、手伝いと、神に選ばれ、愛されて、一途の努力と精進を、惜しまず励む、ひたむ きさ。
神に選ばれ、み役賜らば、そは最も嬉しく有り難きことなり。
なれば、何を措(お)いても、神のみ役は、怠(なま)けることなく、怠るなく、務め、行じ、応えねばならぬなり。
日々の努力は辛きことあらん。疲れも眠気もあるらめど、よく耐え、応えて、行ずべし。
人間心に見えぬとも、神に見えぬ心なし。なれば努力し、神に応えて一途に励め。
神の願いをよく聞いて、神のことばを人に伝えよ。
さにて、本日伝えしことは、神に仕える心の在り方、心の構えを教え説くなり。
つまらぬことと聞き流すなく、心に納め、魂に聞かせよ。
さにて本日も、そなたの務め、果たさるれば、そなたに伝え聞かすことあり。よくよく聞いて、励みにされよ。
一つは神のお伝えなり。よくよく励み、務めておること、嬉しく、楽しく、喜んでおられるとの由(よし)。
次に、そなたの霊行の変わり目のこと。
日々の伝えは、終わりに近付く。これからの行は、この書を人に広めること。
さなる仕組みも働かん。書記の印刷、郵送、配布。
神はご縁のある方に、そなたを出会わせ、導かれん。なれば、任せて、待つがよし。
H氏、Y氏、両人の他、これから表れ、そなたを助けん。素直に感謝し、助けて頂け。
無用な詮索(せんさく)、疑心(ぎしん)は捨てよ。
神の仕組まれ、計らるることなれば、何の不安、心配もなし。
さにて、終わる。よく読み、意味汲(く)み、飲み込み、納めよ。
一九九九年十一月十四日
神から人。神から人に、祈り、願い、求むること、そは人の浄化と昇華。さらに望む、求むるなし。
人の浄化、昇華とは、人の魂を浄め、高め、さらに豊かに、清らかに。
人に優しく、己に厳しく、なれど、いささかのためらいなく、迷いも生じぬ澄みし思い。
一途に仕え、捧げし後も、報いを求めず、そに満たさる。悔いも残さず、未練もなく、
過ぎし過去に囚(とら)われず、ただ前をのみ志し、今ある己の周囲に感謝し、己を生かす全てに感謝す。
神に使われ、御用を果たす。そを何よりの喜びとして、神に祈りを捧げるべし。
感謝の祈り。決意の祈り。日々励まんと誓う祈り。
よいな、全てに感謝、捧げるべし。よくなきことは考えるな。おのが魂低める思いは、人にも伝わる。己に返る。
人の不幸を望むなら、己が先に不幸となるらん。
人の不運を喜ぶなら、己が先につまずくべし。
なれば、よきこと思え。よきこと願え。神に感謝し、浄めてゆけ。
心、魂浄めるは、神に感謝にしくはなし。
なれば、神に感謝し、おのが魂高めゆけよ。
今一つの霊行なり。最も始めの霊行なり。元の元、全ての元に感謝あれ。
神に感謝。地球に感謝。己を生かす全てに感謝。
さにて、本日、伝え、終わる。
明日にまた、別のお伝えあるべし。
その前に、最後に伝えゆくことあり。
そなたに関することなれば、人に見すべきものにあらず。
なれば、秘かに読みて、励みとされよ。なれど、見せることも可なり。
一つは、そなたの思いの中の、時に生じる迷いなり。
迷い、惑いは人の常。常なる迷い、惑いなれば、努力し、精進、浄めてゆけよ。人は、迷い、苦しむもの。
なれど、多くの迷い、惑いなるは、おのが我執(がしゅう)の裏返し。おのが我執に我を強め、周りの世界を歪(ゆが)めさすもの。
なれば、我執に囚われ、己を過ち、周りを歪め、狂わせしときは、よくよくお詫びし、平らかにせよ。
おのが我欲、我執なるは、浄めて浄め得ぬことなし。高めて高め得ざるなし。
なれば、努力し、我執に打ち勝ちて。常に心高く、澄み切らせよ。
雲一つなき青空の如く、陽の照り栄える明るき心で、己を照らし、周りを照らせよ。
次に、そなたの霊行の変わり目につき、告げゆかん。
そなたの霊行、変わり目なり。
次に課される霊行は、神の伝えを広めゆくこと。そのためには、先ずは、よく読み、理解すること。
肚(はら)に納めて、魂に聞かせ、魂の底まで届くよう、滲(し)み入るまでに、理解せよ。
頭に理解、人知に理解、そはまだ浅し。魂の奥の奥にて眠りしものに、呼びかけ、目覚ませ甦らする。さなる理解を、理解という。
なれば、よく読み返し、魂に入れよ。
さにて、そなたの魂、十二分にも浄まらば、次には、書記を広めるときなり。
いかなる手段か、手続きか、そはまた、神からご指示あらん。
今は、神のお伝え、読み返すべし。
また、機会あらば、ご縁の方にもお見せすべし。
さにて、そなたの次なる行を申し伝えし。
なれど、日々のお伝え、同じく続かん。こちらも怠り、怠(なま)けるなく、素直に行を続けるべし。
霊行なるは、永きもの。昨日に始まり明日にて終わる、さなる短きものにあらず。
そなたの生まれ、死ぬまでに、出会い、別れし何十人、何百人もの人よりさらに、多くの方に広めるべし。
さならずば、死にても死ねぬ。神のお役を果たさずば、あの世に戻る、許されぬ。
よいな、しかと命じよ。刻みつけよ。
さにて、本日をもちて、我等からの伝えは終わるなり。
永きの行に耐えてゆかれよ。
神はご覧になられるなり。
いかなる時にも、神はそばにおわするなり。
なれば、励み、行じて、示されよ。己の真、直き魂。
さにて、終わる。
一九九九年十一月十五日
神から人。
神から人に伝える最後の教え、そが、今そなたに書かせる教えなり。お伝えなり。真理なり。
人は、神を信じず、神を失い、おのが勝手なる想像、惑い、幻想にて、人を欺き汚する教えを作り、戒めを決め、
おのが自由と高潔なる魂、汚し、そにて欲望、我欲の奴隷と化し、今や神に出会いても、それすら認めず、
人の教えの偽(いつわ)り誤りにも気付くことなく、過ち、間違い、道を外れ、今際(いまわ)の際(きわ)の最期のときを迎えるに至りし。
神のお嘆き、神の悲しみ、そをも分からず、欲望、汚れ、行いの罪、乱れ、狂いて、
忌まわしき、おぞましき極みの、欲得、金欲、物欲、執着。
おのが手足を用いることなく、おのが努力を傾けることなく、
ただ、安逸(あんいつ)に、安楽に、人の犠牲を踏み台にして、己の繁栄、富、享楽、さなる堕落におちぶれぬる。
神の求むる人の努力は、人のために己を捧げ、神のために真を示す。
神 人 別なく、相和して、共に栄える、共に楽しむ、さなる世界を作るため。
人の思いは神に届き、神喜ばせ、神を動かし、神の恵みを恩恵を、さらに頂く素となるらん。
なれば、人はただひたすらの努力と精進、己の我欲のためならず。
神の心に適うるよう、神の心を満たするよう、己の行い改めて、己の思いをいや高め、神の心に適うまで、磨き、励みて、怠らざるべし。
なれど、人の心に不足あり。人の思いに欠落あり。
人は、ただそれのみにては、精進能(あたわ)わず。何故とならば、人は元、不足欠如の生き物なり。
神に賜る魂も、努力足らねば、光受け得ぬ。努力と精進、相俟(あいま)ちて、ようようにして、光を得られる。
なれば、おのが努力の足らざるは、光浴びても、光入らず。光受けても、光浄めず。
先ずは光を受け入れる、そがための準備、必要なるを。
光受け入る準備足りれば、光は無限、際限なし。
おのが魂、奥の底まで、浄め禊(みそ)ぎて、清浄ならば、光は射し入り、さらに浄めん。
なれど、浄め足らざる、不浄残るは、光を遮り、光通らず。ただ表面をなぞるのみ。
なれば、人は、光を受くるその前に、自ら精進、昇華を果たし、光を受ける準備をすべし。整えるべし。
準備というは、努力なり。人の生きる道に添い、外れず、越えず、あるがまま、素直に生きる努力なり。
なれば、人の努力は、神に捧げ、己を満たし、他を癒す。
己の今ある境遇を、受け入れ、受け止め、不平を持たず、不満も妬(ねた)みも、羨望も、抱くことなく、励むべし。
神は、人の真と素直と純粋、汚れを含まぬ祈りを喜ぶ。
なれば、神の御心、満たすため、人は、浄めて、汚さざるべし。
神は、最も嬉しく思わる。人が真で、神に祈り、真の思いを捧ぐるとき。
神の喜び、神の愛、深く尊く、有り難し。
神は慈愛の方なれば、人の過ち、許される。
なれども、許さぬ過ちあり。そが人の我執、我欲なり。
なれば、神は戒められん。人の汚れを浄めんために、禊ぎを与え、気付かせられんと。
人の過ち、罪汚れ、積もり溜まりて、深まりゆけば、神の光はさらに遠く、神の力はさらに弱く、いよいよ離れ、迷い を極(きわ)むる。
なれば、さなる時まで陥る前に、差し伸べられし、愛のみ手なり。
ありがたく、優しく尊きみ手なれば、人はすがりて、請うがよし。
願いを込めて、祈るべし。許しを請いて、捧げるべし。
神は人の真あらば、許さぬものなし。救わざるなし。
なれば何より 大事なり。人の真と、真実の、純粋無垢なる、無上の思い。
捧げ、祈れよ、神の情けを。神の慈愛を、大愛を。
人に告げん。人は己の思いの中に、いささかなりとも、執着(しゅうじゃく)あるらん。
なればこその、努力なり。執着離れ、我欲を去り、己の雲りも迷妄も、祓(はら)い、禊ぎて、使われるよう、己を高める過程なり。
なれば人は、惜しまざるべし。ためらわざるべし。
神に諮(はか)りて問う前に、一途に捧げ、祈るべし。実りの程は、神に委ねよ。
神は、人の努力を認め、精進進み、執着離れ、我欲弱まり、
己の徳を積みし跡を認めらるればその時に、一つの昇華、み役を許さる。
人は己の精進進め、さらなる昇華を許さるれば、一つの霊行、み役を賜る。
さなる時には、一散に、脇目も振らず、務めるべし。
神のみ役は、有り難く、何にも換え得ぬ恵みなれば、人は、己の全てを賭(と)して、神に仕えて示すべし。
己の真、己の素直、己の粋なる魂の、奥に眠れる神の光。
神は、人の奥の魂の内なる光を輝かせ、眠れる力を呼び覚まされん。
人の元ある能力を、限りの果てまで甦(よみがえ)らせ、奇跡と癒(いや)しと栄光を、人に示して行わせしむ。
なれば、人の奇跡は、神の力、神の光の甦りなり。
人の魂の奥底に、人の全てが兼ね備える、太古の昔の神の力、神の光と、神の栄光。
なれば人は、己の魂磨き浄め、神の光を先ずは受くべし。
光賜わば、魂は、己の力、甦らせ、内なる光を放ち始めん。
神の光は、人を照らし、人に力と繁栄の、素なる魂を育み育てん。
光は力、光は浄め、光は人の内にあり。
光を信じ、神を信じ、神の力を信じる者は、神の栄光を担うる者。
神の光に全てを委ね、任せる者は、救われて、神の高みに近付きゆかん。
なれば、己の思いの低き者は、時を使い果たし、力を尽くし、無駄な努力を重ぬるのみ。
何より願え、己の精進。何より厭(いと)え、己の汚れ。
汚れというは、我欲、執着、おのが全ての利己愛なり。
人を思い、人に尽くし、人の得になるようにと、願う気持ちを育み養え。
心の富こそ、永遠の富。神の光を受くる元。
神の光を受け入れる、台座となるらん。磐石の基盤を作れよ、おのが内に。
さにて終わる。 本日より、また新たなる伝えをせんため、伝えを持ちて、代わり、現る。
よくよく聞きて、ことばに変えよ。さにて。