二〇〇三年二月二十三日 ノアの箱舟・ムー大陸
神から人へ。人から神へ、多くの人の救いと助け、全てに神の思いをこめて、今このときの差し迫るとき、急
ぎ働く必要あるらん。
神の願いを人は表し、形に映して働き起こせよ、全ては人の心一つ。思い一つの成果ならん。
さにて本日、何を問うや。
(伝説の「ノアの箱舟」がアララット山頂に着いたことの原因は何でしょうか。
伝説の「ムー大陸」「アトランティック大陸」の沈んだ原因は何でしょうか。
現在の地球での自然破壊や多くの人間の過ちは、神のお怒りの結果と解釈すべきでしょうか)
さても下らぬ問いの数々。未だに進まぬ人知の表れ。何ゆえ過去に拘(こだわ)るや。何ゆえ現実 今を見ぬ。
今の地球の窮迫は、今の人類全ての者の、急ぎ気付きて直すべき、切迫したる問題ばかり。
かつての人類全ての者が、共に作りし罪科(つみとが)なれば、今こそ禊ぎて変え行くときなり。
なれば過去の伝説に、答えを探すは愚かの元なり。今の事象に答えを探し、その解決を見つけるべきなり。
(でも、過去の伝説にも現在と同じ共通の真理・原理があるのではないでしょうか)
そもまた理屈、こざかしき知恵。過去の伝説・歴史には、今と異なる現象により、異なる原理が働きて、その
結果として起こりし現象。
今の人類、文明にては、測れぬ世界のできごとなれば、異なる文明、文化の者には、解きてもわからぬ原因なり。
なれども一つの教訓は、神の心に背きしものは、いずれは壊れ、崩壊せん。
そのまま伸びて繁栄しなば、地球の循環、宇宙の循環、全ての調和を乱すものなら、神は必ず決断下さん。
なれば今の自然破壊、地球の乱れもその一つ。なれど神の決断は、最後の最後の最後まで、延ばされゆかん、
待ち続けられん。
なれば今の表れは、神の怒りの結果にあらず。
人のつくりし罪汚れ、心の乱れを表したるもの。心の乱れ、穢(けが)れの波動が、地球を覆い、自然を包み、地軸の
狂いとなりゆかん。
地軸の狂い、流れが変わらば、宇宙の運行それさえも、次第に乱れて、壊滅せん。なればその前神は動きて、
宇宙の壊滅、回避せん。
驚くことも、恐るることも、案ずることも、必要なし。全ては必然、自明の理なり。
さにて本日、人間の、進むべき道、取るべき方向、これから後の指針を示せり。
新しきことは何一つなし。常に変わらぬ教えなり。全てを知るは不要なり。今のみ見つめ、そこより知れよ。
過去の過ち、そこから学び、今の現世の示唆とせよ。
神の思いは既に明らか。繰り返すさえ無駄なほど、全ての御魂の奥底にまで、届きておるなれ、繰り返さず。
過去に与えし多くの書記や、啓示神示を読み返すべし。全ては同じことを表し、同じ教えを伝えるもののみ。
人の勝手な憶測や、疑問の余地もあるなれど、先ずは神の心を信じ、起こらぬ未来を占うなかれ。
何が起こりて、降りかかろうと、己の位置さえ正しておかば、神の下せる判断には、わずかの狂いも、間違いもなし。
先ずは己の足元を、浄め固めて備えるべし。その後周りの衆生縁者(しゅじょうえんじゃ)の、身を危(あや)ぶみて、
手をつなぐべし。
互いの絆を強めるためには、己の綱のほころびなきこと、己の心の迷いなきこと、そが始まりなり、原点なり。
さにて本日、現世での、心の置き方、構え方、基本に帰りて、解き示したり。
これから後にも疑問はあるらん、その度問いて、答えを求めよ。なれど答えは一つなること、教えは変わらぬ
ことを示さん。
後々までも変わらぬ教えを、伝えゆくのみ、残すのみ。さにて。
二〇〇三年二月二十三日 『神から人へ』縮約版
神から人へ、人から神へ。
互いの交流、信頼なくば、この世の立て替え立て直しは、完全なるまま、隅々にまで、行き渡らざる地のなき
までには、進むことなし。終わることなし。
なれば人は神と通信、交信通じて確かめるべし。一つ一つの行い全てに、今は間違い遅れ許さず。
無駄なく進み、回り道せず、一路まっすぐ進み行くのみ。 さにて本日何を問いたし。
(今『神から人へ』の縮約版を出版しようと計画中です。多くの人に広げるためには、原著のままでは量が多
すぎ、また本として厚すぎるとか値段が高すぎるなどの声も聞きます。また、内容も繰り返しが多く、理解し
にくいともいわれます。もちろん『神から人へ』は理解するためではなく、言霊そのものの浄化の力が大切で
あり、繰り返し同じような教えを魂で読み、魂に聞かせることが大切なのは承知しております。でも、今多く
の人に広げるためには、簡便な本に縮小し、手ごろな値段で販売することも大切だと考えております。内容を
編集しなおし、内容ごとにまとまりのあるものにすることについて、神様のお考えをお聞かせください。
また、『神から人へ』をマンガや絵本にしようと言ってくださる方もいらっしゃいます。そのことについても、
神様からのお考えをお聞かせください)
さても人間一人一人。考えること行うこと、少しずつの違いはあれど、全て変わらぬ小さきものなり。
この世に神の教えを広げ、神の存在伝えるための。書物文書は多くあらん。
今更新たに手を変えど、広がる速さに差異はなからん。返りて無駄な努力とならん。
なれど今は緊急のとき。目先の利益や小利になき、急がる思いの出版ならば、気の済むように試みるべし。
全てを一つの書物に納めず、短く易しき体裁になし、順番も変え、一部を削る、そもまた苦肉の策ならん。
今の人類、荒廃せし、心、御魂に響くよう、言霊変えずに残すべし。
神の心は繰り返し、御魂の奥の眠れる神を、目覚ませ起こす祈りとならん。
さにて神の心が広がり、一人も多くの人類が、清き波動に高まらば、人類救済 はかどらん。
挿絵(さしえ)イラスト、そもよからん。神の心を忠実に、色や形に表して、人の御魂に伝わりなば、そこから波動も新
たに始まり、別なる縁も結ばれなんを。
今は緊急、緊迫のとき、一触即発、壊滅寸前。さなる事態をよくわきまえて、人知の限りを尽くしてみるべし。
そのためならば、神の仕組みも、手伝い起こりて、そを促さん。さにて。
二〇〇三年三月七日 『神から人へ』編集
神から人へ。人から神へ。神の思いは巡りめぐりて、人類全ての人の心に、宇宙の片隅地球の星の、地上に
生きる無数の人の、御魂を照らし、心を支え、人を導き救うため、神の全てをかけて教えて、思いの全てを人
に預けて、さらに広がり広まるように、思いも祈りも託せしぞ。
今早や時は最後の前の、瞬時の前の、瀬戸際のとき。何も迷わず、信念を、貫き持ちて、戻るなよ。戻り返
りて 何もなし。
前にのみある危難のときを、先ずは回避し、地球を救えよ。後に残さる荒廃の地に、焼け野に残れる一輪の花、
咲き残させよ、よみがえらせよ。
何も迷わず、前のみ向きて、過去の間違い・誤り詫びて、明日の一歩に踏み出せよ。
過去には過去の誤りもあり。なれど気付きて、悟るは未来。
過去に戻れず、引き返せず。なれば今日(きょう)のみ真摯に生きて、明日の希望に夢を託して、明日(あす)のみ信じ、
神を信じよ。
人間努力の急がるるとき、今ほど危険のときはなし。
急ぎ働き、今を逃すな。今に遅れて後悔残すな。後になりては何も意味なし。今ゆえこその教えなり。
さなれば神は全てを賭(と)しても、人の救済、導きに、役立つ教えを惜しむことなく、与え授けて、希望をつながん。
さても働き、さらにも尽くせよ。尽くし預けて、残すなきまで、人の努力の精進の 証と捧げよ、奉れよ。
悔いをば残す愚かさは、人間全ての変わらぬ性(さが)なり。同じ過ち繰り返せども、少しの進歩も向上もなく、
自ら墓穴を掘る如し。
さにて本日、何を問うや。
(先日、『神から人へ』を編集し、短くして出版することについてお伺い致しました。神様は、人間の気の済む
ようにしたらよいとおっしゃってくださいました。そして本日、編集作業を始めようと致しましたが、何も手
を加えることのできないことを思い知りました。
神様の言霊の美しさ、無駄のなさ、どこも削れませんでした。削ろうとすれば、神様の愛は、愛の深さは伝わ
らない、言霊の尊さは残せない、ということを心底痛感致しました。
半年に渡り、毎日ていねいに、こんこんと教え導いてくださった神様の教えです。その量の多いことそのもの
にも大きな大きな神様の慈愛の深さ大きさが込められていることに気付きました。頭で理解することではなく、
まさにことばとして発声すること、言霊として声に出し、自らの魂に聞かせること、そのことで魂が清められ
るのだということを、改めて思い知りました。
神様に、心よりお詫び申し上げます。人間心の浅はかさ、人知の愚かしさでした。お許しください。
そして、神様の根気強さに心より感謝申し上げます。このままの量で残すことでこそ、神様の愛の大きさは人
にも染み渡ってゆくことと存じます。
一つお伺い致します。毎日の初めに、何か見出しをつけてよろしいでしょうか。その日一日全ての内容を網羅
できるわけではありませんが、多少とも分かりやすくなるような気がするのです)
さても遠くの回り道、寄り道をして辿り付きしよ。なれど気付き目覚めなば、そもまた無駄にはあらざる行程。
日に一つの見出しもよからん。さにて読み手に読みやすく、伝わりやすきものとなるなら、人間心の愚かさも、
時には役立つこともあらん。
人間理解は浅きもの、見出し一つも容易にあらず。なれどさなる細工にて、多少なりとも変わるなら、試(こころ)みる
べし。試(ため)すべし。
人の感性、感じ方、それぞれ差あり、同じにあらず。全ての意見考えをまとめることは不可能なれば、
先ずはそなたの思うよう、見出しをつけて読み返し、もっとも近きことばを選び、内容伝える文とせよ。
さなれば神も手伝いて、ときに援助も惜しまざらん。
さにて本日、一歩の進歩。神の慈愛の奥の深さに、神のことばの教えの深さに、人は気付きて悟るべきなり。
人間心の損得勘定、経済優先、効率優先、さなる賢(さか)しき計算は、神の教えを伝えるあたわず。
よく省みて、これから後にも、己の成長向上の礎(いしずえ)として忘るなよ。
これから後にも迷いはあらん。自ら答えを出すに出しえず、悩み惑うも幾たびならん。
なれど一度は失敗せども、必ず正しきかたへと進まん。真理の道とは さなるものなり。
心に神を求める者は、神に従い捧げる者は、必ず正しき光の道へ、返り戻りて一歩を進めん。
失敗遅れを恐れるなかれ。人の成長向上には、なくして欠かせぬ道のりなれば。
さにて本日、神も嬉しく、御魂の昇華を祝うなり。さにて終わらん。
二〇〇三年五月十六日 ウエサク祭
神から人へ、人から神へ。
多くの不安、地球の変化、人の心の迷い苦しみ、そもまた一つの時代の流れ、次元上昇、そのためなれば。
さにて本日、ウエサク祭。天上界の神々も、宇宙に遍在、充満する、幾多の命、エネルギー、全てが地球に降
り注がれ、地球の魂、霊魂と交信交流、命を高め、波動を高めて、共振せん。
祝いの日なり、喜びなり。
これより後にも波動を高め、宇宙の力を信じてゆけよ。神と人とが合い携(たずさ)えて、この世をさらに高めんと、
それを祈りて見守らん。
人の祈りの尊さは、神の世界をも浄め、天上界におわします、神々さえも尊ぶなり。
なれば人々、地上人(ちじょうびと)も、祈りを高めて、天へ届けよ。
一つ地球のそれのみならず、変わりて始まる新世紀、新しき世の始まりに、宇宙も待ちて見届けん。
宇宙全ての星々からも、今日は祈りを送りてくるなり。
祈りの波動を受け止めよ、命の流れを受け取れよ。
この世にあふるる喜びと、この世にみなぎる感謝の思いを、天上界にも投げ返さん。
さらに宇宙に呼応して、さらに力は増し増さん。
さにて本日集える者は、後にもさらに働きて、神の手伝い助けるように、地上を浄め高めるように、
神の恵みに感謝を捧げて、神の祈りに応えてくれよ。
さにて本日、めでたき日なり。祝いなり。さにて。
二〇〇三年五月十六日 ノアの箱舟
神から人へ、人から神へ。次なる次元の上昇に、人は備えて平静なれよ。慌てず騒がずうろたえず。
この世に何が起こるとも、そは皆全て神仕組み。恐れおののく波動こそ、さらなる悪を招(しょう)じる素なり。さにて
本日何を問うや。
(ノアの箱舟は事実とのことですが、その当時の地球は今の地球と異なっていたのでしょうか。日本列島はど
のような状態であったのでしょうか。
大洪水のとき、日本も水没し、ノアの子孫が日本にきて縄文人として日本列島に住み着いたのでしょうか。
日本人はノアたちよりも古いのでしょうか)
さても多くの疑問なり。過去の歴史の疑問点、矛盾も多く そもまた当然。人の残せし記録には多くの欠落
偽り多し。
なれど事実は一つのみ。ノアの時代の地上には、今の肉体持つ人はなし。いまだ人との完成を見ぬ、霊魂のみ
の漂う世界。
なれば洪水 水没せるも、地上の動物植物ならず。この世にありし邪気邪霊。神の作りし命にあらず。
地球の完成、誕生のため 不要なるもの消滅のため。
ノアは肉体持たざれば、箱舟なるも比喩のこと。邪気を消し去るその間(あいだ)の、一時の非難の施設なり。
なれば日本も水没せず。地上の浄化の終わりし後に、初めて肉体持つ形、命が生まれて人間となり。
日本の祖先もその後なれば、ノアの子孫も過ちならず。なれど血統つながりはなし。
霊魂としてのつながりあれど、地上人間世界に見らるる男女の間の命にあらず。神より作られし命の流れ。
人間世界の縄文人、そもまた記録に残らざれど、日本の始めの祖先にあらず。
さらに古き時代に降り立ち、今の日本の原型作られ、それら日本の民たちが地球世界の原型となり。
それら日本の先祖こそ、神のことばを話せし者たち。縄文人とは魂異なり、別なる次元の者達なり。
さにて本日、過去の歴史の過ちと、三次元世界の誤解を解きし。次にも新たに問いゆけよ。歴史の問いは難解
なれど、矛盾を探して明らめゆくべし。さにて。
二〇〇三年五月十八日 記 紀
神から人へ、人から神へ。祈りのことばも 人の思いも、いつか必ず実現し、やがては神の休まる国に、神の
集まる世となるらん。
さにて本日何を問うや。
(記紀の奥義をお教えください)
さても答えに答えがたし。問いの真の意味はいかに。
神代の世界のあやまてる 記録の中にも真はあり。真の歴史を伝えずとも、人は心し学ぶべし。
神代のあやまち、間違いを、人は学びて直すべし。
過去のできごと、事象にも、人の心の糧となる、今世の人の学ぶべき、多くの教えは残るもの。
なれど細かい史実には、こだわることこそ 迷いの素なり。
人の知りたき全てのことを、知りて何の役に立つ。かえりてますます欲望目覚め、好奇心のみ募るもの。
人は己の身丈に見合う、ことのみ知ればそれでよし。
多くの知識は邪魔なもの。かえりて今を生きる邪魔なり。今こそ生きて悔いを残さず、明日に備えて今日(きょう)を終
われよ。
それさえなせばそれにてよからん。奥義というも人それぞれに、己の器に見合いしもののみ。
全ての人に共通の奥義はなければ問うも無駄。己を磨き、己を深め、読み取る意味を深めればよし。
奥義は人から与えられ、他から頂くものにはあらず。自ら求め、生きる者には、自然に生まれ、芽生えるもの
なり。
なれば外に求める者は、わがまま勝手の怠惰(たいだ)の者なり。
求める思いは改めて、与える思いに変わるべし。与えることこそ最も多くを、手に入るための最善の道。
無欲無心を範とすべし。今に満たされ、豊かな者は、己の内の神の恵みに、何の不足も不満もなし。
さなりて初めて神は人に、次なる教えも与え行かん。さなりしまでに己を鍛え、静穏の境地で動じるなかれ。
器の小さき浅き者ほど、小さき嵐にうろたえるもの。器を浄め、静寂を、心の声に耳傾けよ。
教えは己の内より生まれ、己の生に力を与えん。外から得られるものに頼らず、まずは己を見極めよ。己を見
つめ、省みよ。
それのみでよし。それさえ難し。
高き教えも意味もなし。器にあふれてこぼれゆかん。
神は人に見合いしことを、必要なだけ与えるもの。今ある教えに満たされて、それさえ日々に行えばよし。
さにて本日、生きる根幹、最も大事のことを教えし。
記紀の奥義もそのことならん。今ある位置をあやまつなかれ。
地に足をつけ、根を張れよ。浮き草の如(ごと)漂いて、流さる生に実りなし。
本日これにて教えを終わらん。さらなる精進、努力を祈らん。さにて。
二〇〇三年六月一日 弱 音
神から人へ、人から神へ、急ぎ伝えて残すべき、人類全てに共通する、教えの全ては伝え終え、今は人の一人一人が、
気付き悟りて行うことのみ。
なれば人は迷うことなく、案ずることなく行えよ。人の心は儚(はかな)く脆(もろ)く、当てにすれども頼りにならぬ。
なれば神は教えを託し、後は見守り、手を出さず、ただひたすらに預けるのみ。
辛抱耐乏(しんぼうたいぼう)苦境の心を、人は読み取り、察せよ、解せよ。神の思いの奥の奥底。心の裏に秘められし、
神の思いは徒(あだ)ならず。
ただ一心の、誠心誠意の、唯一無二の慈愛なり。
さにて本日、そなたの問いは。神の前にて偽りのなき、真の証を立てられよ。
(神様の御心に はずれることなきよう、自分にできることだけをしてきたつもりでおりますが、それでも何の
お役にも立てず、申し訳なく思っております。もし今の私の心に多少なりとも我と慢心がありましたら、どう
か厳しくお導きください)
さても素直に自ら見つめ、己の み役に向き合いて、神の心を表さんと、精進せしもの、神も祝わん。
なれど一つ注意せよ。神との通信交信は、己一人のためならず。人類全てのものなれば、そなたの心の迷い苦
しみ、そを晴らすためのものならず。
そなたを導く者は常に、そなたを導き守りておらん。安んじ任せて、気苦労捨てよ。不要の気遣い老婆心(ろうばしん)。
囚(とら)われすぎるが間違いの素。
時に戒め、諌めることばも、人を介して届けられなん。そに従いて、己を省み、新たに励み、心を高めよ。
今のままにて充分ならずや。何の間違い、誤りもなし。人の一言一句に迷わず、さらに新たに踏み出されよ。
時に神も煩(わずら)いて、そなたの行く末 将来を、危(あや)ぶむときもあるなれど、全ては神の御心のまま、神の引かれし
航路のままに、逆らうことも背くことも、何もなせぬがこの世の仕組み。
なれば己の心の神のことばに素直に耳傾けて、最も納得得心(とくしん)のいく、生を貫き、求めるべし。
他(ほか)に何を求めるや。さらに何を欲するや。何も求めず何も望まず、神の心のままに生くのみ。
そのみを願いて、素直に生きよ。日常暮らしの項事(さじ)雑事、時に心を曇らせなん。なれどそれとて一時の迷い。
すぐに消え去り晴れ行かん。
己の卑小な心の煩悶(はんもん)、コップの中の嵐の如き、水面(みなも)のさざなみざわめきに、いちいち関わり、こだわるなかれ。
やがては波も治まりて、後に笑いて思い出さん。
なれば人は心を高く、足元ばかりに目を向けるなく、空に目を向け、心を開き、神の息吹を呼吸せよ。
神の賜る自然の恵み、神の慈愛を表す光よ。光を受けて緑は輝き、大地に慈愛は込められなんを。
神の慈愛に目を向けよ。自然の営為に心を開けよ。人も自然の一部なれ、人も神の慈愛を映せよ。
自然の全てが神に感謝し、歓喜の祈りを伝えているなり。人も祈りに共鳴し、感謝の思いを、波動を広げよ。
地球平和の近道は、感謝の思いを広げゆくこと。自然に相和(あいわ)し祈ること。
感謝の波動に高まらば、人の心の迷い暗みも、光を受けて消え去らん。
失敗過ち 恐れるなかれ。恐れ不安は低き波動。波動を高め、強めるには、ひたすら感謝し、祈ること。
人類平和を、地球の浄化を、全ての動物植物の、さらなる繁栄共存を、栄(は)えある未来を思い描けよ。
己ばかりの救いになき、慈愛の救いを願い祈れよ。
さにて本日、一人そなたの迷いになき、多くの衆生の心の救い、平穏安寧(へいおんあんねい)無事を祈りし。
これから後にも忘るなかれよ。神は常に側を離れず、いかなるときにも守りておるなり。
迷えるときにも悩めるときにも、怒りや妬みに苦しむときにも、早くに気付き立ち直るまで、離れず見守り、
導きおるなり。
なれば後にも精進積みて、己の命を全うせよ。さにて。
二〇〇三年六月二十八日 霊・霊魂・魂
神から人へ、人から神へ。神から人への教えは変わらず、今も昔の変わらぬ教えよ。
本日そなたに申し伝えん、神から人への教えを広げ、さらに広めてゆく方法を。
さらには人を導きて、人を救いて助ける道を。
なれども先に問いを問えよ。疑問を晴らして後に伝えん。
(霊、霊魂、魂の違いについてお教えください。それらに込められた神様のご意図はどのようなものなのでしょうか)
では教えん。三つのものは同じもの。もともと一つの同じものなり。
人に宿りてこの世に下りれば、即ちそれは魂なり。命は肉体動かす力。なれば肉体滅びし後には命はなくなり、
消えゆかん。
霊魂それは肉体なくし、この世を彷徨(さまよ)う間の名なり。霊魂なるは肉体持たぬ、意思のみ残す波動なり。
霊なるものはさらに高次の、この世の次元を超えし世界の、意思ある波動、エネルギー。人を導くものもあり、
人にとりつくものもあらん。
なれど現世の次元を超えし、四次元世界を生きるなり。なれどまだまだ人に近く、人の世界を見守りて、導く
者もこの世界なり。
人の世界の現象事象の、多くは霊にて導かれなん。なれば人は身近な霊と、常に共にあるものなり。
なれば人の交信するも、霊を通して取り次がれなん。神との次元はさらに遠く、肉体あるは不可能なり。
間を介す霊魂は、霊の教えをさらに低き 次元に落として人へと伝えん。
なれどそれらは五感にわからず、意識の奥の底にありし、受信機通じて動かすものなり。
なれば人の無意識なるが、最も神に近づき易き、潜在意識の奥にて眠る、神との入り口、接点なり。
なれど人は気づかぬままに、他(ほか)なる教えに操られ、己を守る守護霊離れ、別なる霊に従いて、迷える道に落ち
行くなり。
なれば人は心せよ。無意識にある汚れ曇りを。気づかねばこそ、危うき道なり。気づかず落ちる迷妄なり。
神は教えを満遍なく、偏(かたよ)ることなく四方に放ちて、そをば受け取る魂求めん。
肉体持ちし魂に、語り呼びかけ、目覚めさせんと、時空を問わず、通信送らる。
なれど現界現世の、肉体持ちし魂は、肉体のみに頼りしあまり、己の御魂の奥にある、尊き器を汚れさせ、
雲らせしままに死を迎えなん。
神の嘆きもそのことなり。神の御魂を分け与え、御魂を磨きて霊魂となり、さらに高めて霊として、この世の
魂、霊魂を、導く霊を育てたし。
(神様から分けられたときのものは、魂ということでしょうか。また霊というのは魂の昇華したのちの、高次
元の世界にあるときの呼び名と考えてよろしいのでしょうか)
さにて正しき解釈ならん。全ては同じものなれど、次元の高さ、昇華の程度、さなる違いを表すなり。
なれど一度(ひとたび)昇華すれども、絶えざる精進努力を要す。雲りを作らば再び落ちて、魂からのやり直し。
霊魂なるは中間なれど、現世来世を行き来して、三次の世界に留まるものなり。
肉体持つか持たざるか、それのみ異なる違いなり。
(魂は人間だけのものではなく、動植物にもあると思うのですが、人間との違いは何でしょうか。また動植物
の魂も昇華し、霊魂、霊となるのでしょうか)
そもまたつまらぬ、無駄な問いなり。人間の持つ魂は、神から直接分けられしもの。動植物の魂は、波動の異
なる次元のものにて、現世のみに存在するもの。なればそれらの魂は進化も昇華もせぬものならん。なれど
神の意図を外れず、神の意思に忠実に、神の慈愛を表すのみ。
子孫を作り、生を伝え、後の世界に変わらず残す、そのみがこの世の務めなり。
なれば争う必要もなく、神への感謝に満ち溢れ、喜びのみの生ならん。生まれしときと同じ命を、繰り返し生
む、自然の営み。
自然の連鎖に委ねることこそ、彼らに課されし使命なり。そを全うし、成就して、再び別の命とならん。
(それは同じ動植物になるのですか)
多くは同じ種族なり。彼らに欲も望みも無し。与えらるもの、そのみで足りて、何の不足も不満も無し。
なれば多くの動植物は同じ生を繰り返すなり。
(では、時には異なる種族になることもあるのですか)
子孫を残せぬ異変のありて、種(しゅ)の滅びなば、そもあらん。
最も憂い悲しむべきなり、神の慈愛を滅ぼすは。かかる事態の多くの素は、人のあやまち、愚かさなり。
自然の連鎖を壊すが人なり。神の慈愛を見失い、己の欲望、我欲にくらみ、自然を荒らして省みもせず。
次から次へとむさぼりて、全てを絶やすが人間ならん。
なれば人は己の御魂を、磨き浄めて、目を覚ますべし。己の犯せしあやまちの、積もり溜まりし今の世を見よ。
今の世界は末世ならん。地球の限界、猶予は適わず。今このときが最期の今なり。
最期の前に目を覚ますべし。曇りし御魂に光を当てよ、
己の務めを思い出すべし。神から賜り、この世にある意味、命の尊さ、奇(く)しき定めを、心新たに思い返せよ。
全てが必然、神の意のまま。なれど感謝を忘るなかれよ。この世に生まれて命永(いのちなが)らえ、不自由なきこそ奇跡なり。
平和も望みも健康も、神の許しのあればこそなり。一つも己の意思ならず。能力ならず。当然ならず。
謙虚に喜び、ひたむきに、神への祈りを忘れるなかれ。
人の力の弱さ儚さ。自ら犯せし罪さえも、償い得ぬが人間ならん。
さても無力の人間なれど、神への祈りを祈りしときには、神の力が働かん。神の光が全てを救わん。病も汚れ
も浄めゆかん。
祈りを欠かさず、波動を広げよ。必ず波動は広がらん。目には見え得ず、耳には聞こえぬ、なれど必ず広がり
ゆかん。
ことばに出すも、想念のみにも、祈りの波動は込められて、神に届きて広がらん。
目に見え変わるは後のこと。今は焦らず、ことを急がず、神を信じて祈ることのみ。この世を救う想いを高め、
信じる気持ちを強めゆくこと。
焦り急(せ)いても何も変わらず。神を信じぬ心なり。泰然として今を生き、悠然として未来を見据えよ。
神の慈愛を信じきり、神の力に任せきること。己に何もなせぬを悟りて、無力の己を受け容れよ。
さらに抗(あらが)い、抵抗すとも、神の前には無力に等し。
神の計らる未来に預けて、素直に従い、生きることのみ。
神の前なる素直とは、ただひたすらに預けきること。己の下らぬ計画予測は、全てが外れ、実現せざる。
神の壮大雄大なる、宇宙全ての経綸は、太古の昔に定められ、そを変え得るは何物も無し。
現世のみしか目に入らぬ、卑小な命に及びもつかぬ。
人の作りし学問理論は、神を否定す根源ならん。さなる学問理論にて、宇宙の真理は何もわからず。つまらぬ
詮索、曲解ばかり。
真理を正しく伝えるための、宗教さえも堕落せり。
さなる末世の今なればこそ、焦らぬ心を整えよ。
焦りをあおり駆り立てる、邪霊の手先となるなかれ。慌てる要の露ほども無し。
神の仕組みに乱れ無し。瞬時の進みも遅れもなく、時を刻みてはかどりゆかん。
神に任せてただひたすらに、己の分(ぶ)に合うことをなせ。神にあやまち、見誤りなし。一人一人に相応の務め
を課して、見守るなれば。
さにて本日、神と人、霊と霊魂、魂、動植物と、問いは広がり際限なし。なれどそこには多くの教え、変わら
ぬ教えに充溢(じゅういつ)せり。
なればよくよく読み返し、始めの問いの答を超えて、神のご意図を読み取れよ。
知識は無駄なり。無用なり。生きる糧とし活かしてこそ、教えに意味あり。力あり。
よく汲み取りて生に活かし、祈りに写し、ことばに変えよ。その後(のち)行い、人にも広げよ。
祈りのこもりし行いならば、見えぬ力が発動せん。
さにて、本日、長き教えなり。無駄にせぬよう、心せよ。さにて。
二〇〇三年八月十六日 人間の結婚
神から人へ。人から神へ。常に変わらぬ人への教えに、人は気づかず、悟り得ず。何も変わらず、常なるまま
に、神のご意図を汲み取ることなし。
さても悲しき世の現状に、神の心も穏やかならず、急ぐ人世(ひとよ)の進歩向上。なれど急ぎ慌てども、何も益(えき)無し。
好転なし。
見守り待ちて、泰然と、人の動きを見据え、見極め、神の手伝い、働きを、自ら望む高志(こうし)の者を、今は祈りて、
待ちわびるのみ。
必ずやがては気づかんと、信じ、委ねて、任せども、変わらぬ人の心の汚れよ。怠慢、無精、力を惜しみ、自
ら動く者とてなく。
ただに仕組みを待ちおるのみ。神の命ずる命(めい)を待ち、己の先に働く者なく、後から言われてようやく気づく。
さなる者のみはびこりて、幅を利かすが世の倣(なら)い。徳を望みて、求むる者は、先ずは動きて、歩みだすべし。
身の回りから変えゆくべし。己の隣人、家族から、己の近き友人から、波動の輪をば広げゆき、少しにてもよ
し、増やしてゆけよ。 日毎の努力、精進こそが、神の求むる昇華なり。
人の小さき力になせる、小さき働き、波風も、神の心にかないなば、いつか大きな渦となり、多くの人を巻き
込みて、地球を覆う広がりとならん。
さにて本日、そなたからの問いは。
(人間の結婚とは、いかなる意味があるのでしょうか)
さてもつまらぬ小さき問いなり。今更問うも愚かしき、易しき問いを問うものならん。
結婚なるは一人の者が、一人でなせぬ向上のため、二人で共に成長せんと、自ら選びし相手と共に、さらに大
きな気づきを得、悟りを得るため、なすものなり。
なれば人は結婚により、未熟な面を成長させ、相手の内から学びを得て、互いが互いの成長の糧となりて支
え合うため。
なればいかなる相手にても、人は不平を持つことなく、全てが己の鏡と思いて、相手に映る己の姿を、見間違
うなく、見誤るなく、相手の非をば責めるなく、全てを己の姿と省み、相手を高め、己を高めて、互いに進歩
の礎(いしずえ)なるべし。
子孫を残すは次なること。先ずは己の進歩向上。互いの成長発達のため。
それさえ成せぬに、子は要らぬ。かえりて子をも汚すべし。未熟野蛮な人品に、子を与えるが間違いの素。
なれど間違い、誤り多く、この世に増えし子の不幸。子をも正しく導けぬ。己の生をも正しく生きれぬ。
子供に歪みを押し付けて、苦しみあえぐが子の姿。
親の愛さえ知らずに育ち、心は衰え、萎縮して、生の喜び、感謝も失い、人への恨み憎しみばかり。
さなる不幸の子らたちを、日々に増産、繰り返さん。
この世を明るく照らすには、人の感謝のことばがなくば、いかに物金(ものかね)溢れるとも、暗き嘆きの過ちの世ならん。
子供に真の笑顔のなくば、この世に光は輝かず。
子供の笑顔、笑い声、無邪気な歓声、無垢なる瞳。いつの時代も変わらぬものを、今の日本の社会には、希少
のものなり、稀(まれ)なるものなり。
かくて滅びし子供の世界を、いかなる努力も厭(いと)わずに、償い、補い、取り返すべし。
子供の世界は神の世界。最も近き、神の世なり。なれば子供の不幸な世とは、神の住み得ぬ、末世なり。
神の喜び訪れる、汚れなき世を取り戻すべし。心に計算、打算なく、人に尽くす幸せに満ち、感謝のことばの
交(か)わさる世界。
単純ならずや。容易ならん。何の苦悩も深慮も要らず。唯に素直に生かされて、自然を愛し、家族を愛(いと)しみ、
神に感謝を祈ればよし。
遠回りして道に迷い、さらに深める迷妄の生。
生きるを複雑困難にして、全てを苦しく、生き辛く、八方塞(ふさ)がりの闇に落ち、さらに暗みにはまりゆく。
早くに気づき、目覚めなば、己の愚かもおかしきもの。気づかぬ者の哀れを憐れみ、手を伸べらるるは幸いならん。
なれば今の親なる者は、子にさえ手をば差し伸べられぬ、己が愚昧(ぐまい)の当人なれば。
今の結婚、夫婦の縁を、さらに高めて磨きあうべし。好きか嫌いか、合うか合わぬか、さなる表面、瞬間の、 感情、相性、気分のみ。
己の半生、死ぬまでの、長き修行の伴侶なれ、徒(あだ)やおろかに軽んずことなく、深き意味を読み取れよ。
いかなることが起ころうと、別れることなく最後まで、生を共にし、全うすべし。
さなりて始めて御魂は磨かれ、一つの昇華を許されなん。
己の勝手な都合や理由、神の前には通用せぬ。ひとたび結ばれ、縁を持ちなば、別れることは許されず。
堅き決意と意思なくば、いかなる縁も同じこと。離婚再婚、繰り返さん。さなる結婚、夫婦なら、動物とても 同じこと。
人に許さる結婚は、人なるが故の意味深きもの。
今の世にある男女の乱れ、遊び心の結婚は、全てこの世を汚す素なり。
初めに神のありし頃、この世は清く、乱れなく、互いを愛し、敬いて、互いを己の師と仰ぎ、互いを高め、己
を戒め、共に感謝の生を営み、子をも育(はぐく)み、愛(いと)しみ、睦(むつ)む。さなる正しき夫婦の和あり。
今のこの世の乱れの初めも、男女の乱れに始まるなれば、今こそ直し、正してゆけよ。
男女の乱れはことばを乱し、生の連関、連鎖を狂わせ、不幸の子らを増やせしを。
不幸の子らを生む前に、男女の正しき結婚を、夫婦の意味を問い直し、生の意味を悟るべし。
この世に生まれて何を学び、何を借りて死ぬべきか。結婚もまた、そのためなれば、いたずら心の結婚は、最
も忌むべき、避けるべきもの。
不幸の子らを先ずは救えよ。不幸の子らを増やすなかれよ。他人の子とて我が子同様。他国の子にても他国に
あらず。
戦(いくさ)に怯(おび)え、争いに泣き、恐怖の日々を生き抜きて、人の不幸に目を向けるなく、やがては憎しみ、報復せん と、復讐心をば募らす子らよ。
地球の平和も子にあるなり。不幸の子供は不幸を生み、再び不幸を繰り返すのみ。
今ある不幸の子供らを、平和の世界に生きさせよ。
敵と味方の対立なくし、全てが同じ人間なるを、気づかせ、悟らせ、手を結ばん。
心のゆとりを甦えらせよ。不幸な相手を思いやるべし。相手も共に苦しみの者。家族を失い、悲しむ者なり。
全ての子らが不幸を忘れ、平和の内に住める世を、次なる世界の目標とせよ。
その第一歩が己の子なり。隣の子なり。周りの子なり。
人の一人を変えるは難し。なれど小さき子を救い、豊かの心を育むは、愛さえあらば易しからずや。
地道な努力、小さき一歩、さなる行為の蓄積が、必ず地球の全てに広がり、地球を救う始めとならん。
さにて本日、結婚の意味と子の大切さ、一人がなせる方途(ほうと)を説きたり。
教えは変わらず、同じなれども、表し方はさまざまならん。己のなせる形にて、一つ一つを実現さすべし。
さにて。