二○○○年一月八日
神から人。
神から人へ、幾千回、幾万回でも、教え、伝えん。
今、この時なればなり。遅れは許さず。残すはならぬ。今この時の、大事なれば。
よいな、ひふみよ、神の子よ。神の教えを聞く者よ。
耳を澄ませば聞こえんことをも、聞こえぬ今の世の人なれば、そなたを通じて、教え、伝えん。
神の教えを伝えん、子らに。愛しく育てし、神の子らに。
思えば幾千、幾万年。遥(はる)か昔の、遠き彼方(かなた)の、宇宙の星のその一つ。
神も人らも共に行積み、教えに従い、人は素直に、教えの通りに行い昇華し、神のお役に立つことを、
喜び励みし頃の昔よ。
人は神の声を聞き、神の教えをよく守り、神のことばの通りに行い、
人を助けて、助けられ、人の悩むを共に悩み、さにて神には祈りを捧げ、平和で楽しき神のお国よ。
人は汚れも 心の迷いも、暗き明日も夕べの惑(まど)いも、無縁に生きる 明るき世界。
なれど今には返らぬ昔。神は嘆かれ、悲しまれる。
今早や遅くなるほどに、時は移りて、過ぎ去りぬれば。
明日の日の出も見ぬ前に、滅びて朽ちなん、人の魂よ。
早くも時は訪れん。神の裁きの み剣(つるぎ)は、振りかざされたり、下ろされたり。
なれど惑うな、慌てるなかれよ。
救われたくば、改心急げ。神に感謝と詫びの思いを、告げてはばかることなかれ。
神の裁きは下されて、救う魂、残す魂、滅ぼす魂、分けられん。
なれば急げよ、急ぎ広めよ。
乗るに遅れて、船は出ん。残され佇(たたず)む港の桟橋(さんばし)。
心を決めよ、迷いを捨てん。今この時に、何をか迷わん。
神のご意図は明らかなれば、今に疑う何あらん。
人を救わん、試されん。さにて課せらる禊(みそ)ぎの数々。残りて、耐え得し者のみが、神に使われ、許されん。
この後(のち)あるらん、神試し。最も厳しき行なるらん。
耐えて見せなん、己の真。神への思いの偽りなきを、示し捧ぐは子の務め。
神の御心(みこころ) また尊けれ。子らを鍛えて、 禊がれて、救わるための機会を残さん。
神への感謝に優るものなし。最も素直な感情の、尊く清らな思いなり。
神は伝えん、残されん。最期(さいご)の望みを、救いの綱を。あの世に繋(つな)がる細き道。
あやまつなきよう、迷わぬように、子らを導き救うため。
厚き情けの神への思いを。神への恩愛共に返せよ。
結びて解けぬ縁結べ。自ら放すな、救いの綱を。
二度は結べぬ、一度限りの、神との縁なり、結びなり。
神とのご縁は不思議なり。求めて結べず、避けて逃(のが)れず。
あの世に決めらることなれば、己の勝手な思いにて、気ままに変え得ぬ定めなり。
なれども精進、昇華に応じて、神から伸べらる、救いの み手なり。心清らに高まらば、神は認めて、救わんとさる。
縁を結びて頂きて、さらに精進、行に励まば、神は み役を与えられん。
み役を嫌わず喜び受けて、神のお役に立たんと努めば、自ずと浄まり、禊がれん。
天上界のみ役にありて、この世に移せし神の国を、建てんがために下ろされたる、
幾人(いくたり)かの者、魂は、さらに尊きみ役を賜り、さらに仕えよ、神の手伝い。
神の心を知らばこそ、知らぬ無縁の者にも伝えよ。伝え広げて、神の子増やせよ。
至上の命(めい)なり、絶対なれば。今のこの時遅れなば、救え得ぬなり、残せぬなれば。
人の心は頼りなく、扱いにくく、移ろい易し。
一度(ひとたび)恐れ、信じし者も、直ぐに疑い、恐れを忘る。
幾度(いくたび)教えて、知らせども、浮き世の雑事 俗事に追われ、遂には忘れて、やり直さん。
なれども神は諦めず、さにても日々に繰り返さん。
心の扉を、開け、子よ。己(おの)が魂の内に眠れる、心の神にも伝えんか。
人が忘れて、思わざるとも、心の神には、忘却なければ。
心の神を覚ませよ、子らよ。神の光を通さんために。光を受けて、浄めんために。
さにても畏(かしこ)き神の計らい。人の心は頼れねど、神は絶対、間違いなければ。
先に醒まして、後(のち) 従えよ。己の神なり、導きなり。
人への思いは易きもの。日々の生活、付き合いの内、やがては変わり、異なりゆかん。
なれど変えるな、移ろわするな。神への思いは高めゆけ。人の気まぐれ、思いつきにて、日々に変わらば、そはまだ足りぬ。
真の思いの固からば、雷もちても、尚崩れざらん。
湖上に漂う木の葉の如(ごと)く、波に揺られてさえ沈む、軽き思いは、残らず捨てよ。
神に問われて隠すことなく、神に試され、怯(ひる)むなく、己の全てを明かし示さん。
神に使われ、残すなく、己の運身(こんしん) 全能力を、全て捧げて、悔いのなし。
心は共に、神とあれ。
神のお側(そば)に仕えよ、人よ。畏(おそ)れることなし。ためらうなかれ。
心に清き思いのあらば、神の慈愛はただ有り難し。
心に汚れの一つもあらば、禊ぎて頂け、喜びもちて。
心に少しの迷いなからば、人は全てで捧げ切れ。
迷い、ためらい、未練執着。いずれも残すな、帰るときには。
神は試すぞ、改むぞ。あの世に持ち越すことを許さず。
修行の妨げ、邪魔になるは、落として捨てて、残らぬまでに、自ら浄め祓(はら)い切るまで、神はあの世に入(い)るを許さず。
なればこそ、この世にある内、執着捨てて、あの世に入(はい)る準備をすべし。神の み役も、霊行も、全てはあの世の備えなり。
あの世に入(い)るには、魂浄め、曇りも取りて、心を高め、次なる行を賜れるよう、
さらに厳しき行に耐え、一段高く昇華せんよう、十二分にも準備をすべし。
この世の行など易きもの。体の痛みも苦しみも、己の心の持ちようにて、消えて失せなん、幻(まぼろし)のごと。
なれどあの世の霊行は、魂の真の禊ぎなれば、魂の汚(けが)るれば逃れようなく、ごまかし得ぬなり、隠せぬなり。
魂を偽る衣のなければ、全ては曝(さら)され、明らかなり。
心に厳しく辛き思いは、ただに深めん。心の汚れ。なれば思うな、感謝せよ。
日々に変わらぬ戒めの声。なれど聞けぬは、この世と同じ。
日毎(ひごと)に増すは神への恨み。逃れて明るき光を見たし。脱して涼しき風を受けたし。
神から人への思いはさらに、地獄の苦しみ伝えてまでも、人を救いて助けたく、人の思いを高めたく、ただそれのみの、親心。
なれど恐るな、たじろぐな。真の行を積みし者なら、全ては救われ、許されて、あの世の門は開かれん。
さにて帰らば光を受けて、有り難き行を続けるべし。
恐れず、たゆまず、み役を果たせ。この世の行を残さず行え。
さにて終わらん。
最期に告げなん。ひふみともこよ。み役は変わるぞ、近き日に。
心し、待てよ。さらに浄めて。
二○○○年一月九日
神から人。神から人へ、そなたを通じ、伝え残すもあと僅(わず)か。
僅かというは、時にあらず。神の伝えも大方(おおかた)は、そなたを通じ伝えたり。
人に知らすることの多くを、神はそなたに伝えたり。
なればみ役の変わり目なり。
次なるみ役、なすべきお役は、神の伝えを広げんこと。そなたの書きしこの書記を、多くの方に広めんこと。
なれば、そなた、伝えの書記は続くなれ、新たに励めよ、伝えの広めを。
神は急ぎ、求めておられる。人の多くが知ることを、読むことを、心改め、改俊(かいしゅん)するを。
なれば手伝え、神の手助け。そなた一人になせぬなれば、神は仕組みて、起こされん。
神の手伝い、仕組みなれば、早くに始まり、無事に進まん。案ぜず任せよ、委ねおけ。
神は人から人へと伝わり、人の全てが救われて、戻り来る日を望まれる。
なれば心を勇め高めて、神の手伝い、喜ぶべし。
人は己が気付かぬうちにも、神を求めん。
心の底の魂には、眠れる神のおわするなれば、人は自ずと神に寄り、頼りすがらん気持ちもあるらん。
そを気付かせて、悟らせて、あの世に戻るときのため、魂浄めんことを説き、行を助けんことをなせ。
神の手伝い、そもまた楽し。この世の娯楽遊戯より、遥(はる)かに豊かな、楽しき行い。
なればそなたも人々も、楽しく行じ、魂高めよ。
次なるみ役も楽しみ行え。暗く辛き顔をせず、神の仕組みを楽しみに待て。
伝え残すも僅かといえど、まだまだ続かん、神の伝えは。
一年、二年は一瞬なり。神は伝うぞ、神のことばを。
今ようやくにして神のことばを、書き留め残すの技を得て、これから活かせよ、その技を。
人のためなり、世のためなり、さらには後の人類のため、地球のためなることを思えよ。
神の慈愛は広がりて、人を包まん、抱き守らん。
そを知る者は救われて、神の手伝い、始むべし。
神は心を開かん者に、教え賜る多くの恵み。
人の心を豊かに富ませ、明日の生活、潤わせ、人に社会に、世界に地球に、明日に未来に、届くよう、夢を希望を伝うなり。
神は人を癒し給(たま)う。疲れ傷つき、病める魂。
汚れ曇りて、光失い、明日に託する何も持たざる、淋(さび)しき人の心を照らさん。
人は賜る光を喜び、人の本来あり得る姿へ、戻り返りて、魂禊(みそ)がん。
人の心の奥底の、淵(ふち)にて眠れる神を目覚ませ。そのため読ません、この書記なれば。
人は容易に神に気付かん。心目覚まし、魂揺すり、神は永きの眠りを覚まさん。
神に仕えよ。心の神に。汚せし心を禊ぎつつ、二度と汚さぬことを誓えよ。
神に求めよ、永久(とわ)なる昇華。感謝と祈りの心 捧げよ。
永遠なるまま、時は流れて、無限世界にまします神は、人の及ばぬことを計らる。
許す魂、許さぬ魂、今また変わらん、人の心は。時が移れば、流れと共に、人の心も移ろいゆかん。
なれど天にてまします神は、変わることなく見守りて、人の、地球の、宇宙の全てを、仕組み計りて、ことなく進めん。
宇宙の果てなる地球も、星も、神には小さき 手のひらの上。
広大無辺の、恒久普遍の、神の真理を、思え、我が子よ。
宇宙の隅の、片隅の、ゴミの一つと変わらぬ地球。さなる地球の上にはびこる、埃かカビか、細菌か。
なれど、一つ一つの魂は、何れも愛しき我が子なり。
人には分からず、及びもつかぬ、遠く遥かな偉大な力よ。
神の示さる教えに添いて、生きる他(ほか)なし、従う他なし。
何を思うも 煩(わずら)うも、願うも、望むも、欲(ほっ)するも、狭き小さき地上世界の、一瞬の夢、泡沫(うたかた)の如(ごと)。
時に流され、壊れて消えて、次なる流れにまた浮かばん。
己の小ささ、儚(はかな)さを、測れる人は幸いなり。我欲我執に囚(とら)わるる、心に己は見えぬもの。
見えるは金のみ。物質のみ。人の称賛(しょうさん)、世辞 諂(へつら)い、さなる空しきことばに酔いて、真の心のことばは聞こえぬ。
一時の権力、名誉に威勢、人に誇りて、魂失う。
心の富を、築け、我が子よ。目に見え、触れ得る富は儚(はかな)し。
心の富は、魂は、見える富より遥かに尊く、清き光を放つ宝石。
褪(あ)せることなく、衰えるなく、涸(か)れることなく、輝き溢(あふ)れん。
〈あの世に帰ることの意味と、再び地上に戻る意味を問う〉
あの世に帰るは、魂の、浄めを終えて、さらなるみ役を賜り、神を助けんためなり。
なれば汚れを残せし魂は、あの世に入(い)ることを許さず。あの世とこの世の境にて、汚れを落とさば許されん。
次なる生を賜らば、人はこの世に戻り来て、別なる生を生きるなり。
別なる生を生きるの意味は、神の御用をするも一つ。別なる行を積むも一つ。
神の手伝い続けつつ、人の救いを広げるもまた、人に応じて異なるお役。
なれば、神のご意図によりて、下ろす魂、下ろさぬ魂。神は計らい仕組まれる。
なれどこの世に下ろすも恵み。この世に戻さず残して鍛う、そもまた神の恵みなり。
神の仕組みは複雑に、一人の生命 魂のみの仕組みにあらねば、時により、
この世の動き 変化に合わせ、神は決めらる、出会いと別れを。
出会わせ、悟らせ、救い賜う。離し、遠ざけ、気付かせ給う。
始めに決めて下ろせし魂(たま)も、地上世界に生きる内、み役忘れて迷うあり。
なれば神は仕組みを起こし、出会いを作ることもあり。病を与えて、禊(みそ)ぐもあり。
全てはこの世の発展と、繁栄栄華の溢(あふ)れる国を、この世に顕(あらわ)し現出せんため。
神の心を聞けよ、我が子よ。
時は訪れ、世は変わらん。心の準備は整いたるか。
新たなみ役を賜るように、心を改め 浄め高めよ。
無駄な努力は、省き働け。なれど惜しむな、精進努力。
無駄を恐れて何もせぬより、無駄に終われど悔いを残すな。
さにて終わる。
神は教え伝えを終えん。次なる世のため人のため、伝え残すはあと僅(わず)か。
次なるみ役を賜れ、人よ。
み役を変えて鍛えられ、人は精進昇華を果たす。
み役変わるを喜べ、人よ。精進昇華の証(あかし)なれば。
二○○○年一月十日
神から人。
神から人へ、教え伝えて、残させし、ことの多くを伝え広めよ。神のみ役の変わり目なれば、よくよく聞いて、従えよ。
今ある行を喜び行い、さらに多くの行を賜れ。さらに高き行なれば、甘えは許さず、怠ける許さぬ。
ただひたすらに、行じ行え。
では、始めん。今日の伝えも、あと僅(わず)かの、伝えの残りの一部なれば。
神は人に教えしぞ。人の務めと、人の行。人それぞれの み役の中身を。
なれば素直に従いて、励むが大事、果たすが肝要。己の言い訳、怠慢、怠惰。さなるは通じず、認め得ぬ。
ただひたすらに一途に無心に、神の心を疑わず、励み行ずる、そが全て。
神に捧ぐる心を持たば、神の心は自ずと通じ、心は開きて、神を迎えん。
神を迎えて神と出会わば、神の心は自ずと分かり、心に惑いもためらいも、消えて静かな穏やかな、雲一つなき、正月の空。
空を見上げば、神はおられん。人を見おろし、見守りて、人の平和と幸せを、常に祈らん、空の上。
雲のかかるは、神の御心、思い、願いの表れなれば、意味を読み取れ、心を汲(く)めよ。
雨の落つるは、神の涙の、こぼれ落ちぬる徴(しるし)なれ、己省(かえり)み、改めよ。
日々に変わりぬ空の表情。なれど、変わらぬ、神の御心(みこころ)。
変わるは人への祈りと願いの、切なる思いの表るればこそ。
天にて神はご覧ぜらるる。人の闘い、争い、諍(いさか)い。
人が人を殺す戦争。人が自然を壊す工業。人が動物植物を、妄(みだ)りに使いて、乱す産業。
農業、商業、科学に医学。人の知恵にて生まれしものは、今や全てが破滅に進まん。
人を傷つけ、病に侵(おか)し、心蝕(むしば)む、有害物質。
薬といえども毒なれば、やがては自ら朽ち滅びん。
全てが神の意図から外れ、神の経綸(けいりん)計画を、遅らせ妨ぐ源なり。
さらには、始めのご意図さえ、残るものなき世界へと、進む今の世、時代なり。
新しき世なれ、時代なれ。神のご意図のあまねく亘(わた)りて、全てに神の力の宿る、光の世なれ、時代なれ。
神の栄光、慈愛と情け。人への恵みを降り注がんと、神の心は、高まり待てり。
なれど受け得ぬ、今の世、人類。受けて賜り、頂きて、何も変わらぬ、汚れと病。
日々に浄まり、癒されて、新たに深めん、さらなる汚れ。
日々に行い行じても、心の抜け殻、魂なくば、肉体癒し、直せども、尚直らざらん、浄まらざらん。
心の扉に錠下ろし、神の光を拒む者。心に覆(おお)いを被(かぶ)せ 塞(ふた)ぎて、
神のことばを避けんとする者。
神の光がことばが 力が、かくも怖いか、忌まわしいか。
神の心を避けんとしなば、自ら堕ちなん、あの世の境。
神の光も、ことばも、声も、遠く届かず、伝わらず。
自ら堕(お)ちて、悔やめども、一人の修行の長く厳しく、神の光を懐かしまん。
励み、行じよ、今ある行を。肉体あるうち、光あるうち。
いつか帰らん。あの世の境を、越えて過ぎなん、光の中にて。
守られ、抱かれ、愛されて、神の恵みを、賜れ、人よ。
何故(なにゆえ) 自ら、堕ちんとするか。既に何度も告げ来(こ)しように、み役を外れて行うなかれ。
神の み役を第一として、己の勝手な思惑にて、勝手な行いなすを慎め。
神への感謝と、謙譲を、豊かな心の恵みと捧げよ。
神は怒(いか)らず、ただ待ちわびる。人の改心、心の浄化。
悪しき思いを持つことなく、人の幸せ、健康を、祝う優しき心ばせ。
人の魂浄化せば、心は自ずと高まりて、人への妬(ねた)み憎しみも、知らず消えなん、昇華せん。
人の魂、浄まりを、望みて待たるる神の御心(みこころ)。汲(く)みて悟れよ、不孝の子らよ。
神の心を知らずとも、親の心と同じなれ、思い測れよ、子の優しさで。
人の思いの高まりは、遅く鈍くて、時間のかかる、気長な辛抱必要なれば、神も急がず待たるれど、
人の思いに過(あやま)ちあらば、神は急ぎて 改めんとす。
あやまち、汚れ、罪科(つみとが)が、広がり亘(わた)るは、速ければ、神も急がる、急(せ)かさるる。
仕組み起こして、気付かせん。禊(みそ)ぎ与えて、汚れを流さん。
神の仕組みは速かれど、届く先なる人間の、魂疎(うと)くば、そも無駄ならん。
なれど、神は諦めず。我が子の危機を見過ごさぬ、尊き神の親心。
鈍く愚かな子どもほど、可愛く愛しき理(ことわり)なれば、さらに禊ぎて、浄めんとする。
可愛き子なれば、旅をもさせん。谷から落として、登るを待たん。
厳しき行をさらに与えて、心を鍛え、禊がんとする。
なれば応えて、励み、行じよ。神は見守り、側(そば)におわする。
一人の行にあらざれば、人は喜び、感謝捧げよ。
嬉しく楽しく、晴れやかに。空には虹もかかりなん。
神は天なり。慈愛なり。光を降らし、恵みを降らし、人を大地を潤わす。
空にかかれる虹と雲。夜には星も輝かん。天上人の来たれる星も、遠き空にて瞬(またた)かん。
神の心を読み取るように、空を見上げて、思いを馳せよ。
遥(はる)かな宇宙、無限の神秘。
暗き明日の煩(わずら)いばかり、心に占めるな、塞(ふた)ぐるな。
全ては己の思いから。思いを浄め高むれば、恵みも自ずと集まらん。
神の慈愛を受けんためには、己の器を清くせよ。
神の光も汚れし器に、入(い)れば輝き、失わん。
いかに光を降り注ぎ、溢(あふ)れんまでに満たさんと、神の思いの深くとも、受ける器に汚れのあらば、光は衰え、消え失せなん。
己の魂、磨けよ、浄めよ。神の光を余すことなく、残らず己の内に取り込め。
貪欲なまでに行を求めよ。躊躇(ちゅうちょ)、遠慮は、無用の長物。神に向かうに、虚礼は要らぬ。
赤子が親から全てを許され、わがまま存分、振る舞うように、人も神には赤子なり。
愚かで、至らね、全てを許さん。
なれど、過(あやま)ち、誤るなかれ。神の慈愛を、寛容を。
全てを受け入れ、許されど、神の思いは人の向上、精進努力を求めてやまぬ。
赤子は眠り泣くとも許さる。なれど人は忍耐、大事。行を通じて、鍛えんことも。
神の慈愛は深けれど、求めぬ者には、向けられぬ。求むる者の器にこそ、神の慈愛は注がれん。
赤子は親の乳を欲しがり、求めて泣きて、そを示す。
なれば人は、己の行を、自ら求めて、そを示せよ。休み待ちても、神は与えぬ。
人の必死の努力と精励。勤勉の行を、神は愛する。
ただ上面(うわつら)の行いにては、神には通じず。届けられず。
生きるは人の務めなり。最も低き霊行なり。
なれど、生きるも色々なれば、さらに高きを求めよ、人よ。それが務めの始めなり。
務め怠り、ただ楽をのみ、求めて惰眠を貪(むさぼ)るなかれ。
棚から落ちるぼた餅を、口開け待つが、人の常。
求めよ、必死に。努力が足らぬ。何をすべきか、そは明らかなり。
己の前にあることを、ただひたすらに、行えばよし。
目の前の苦難困難 囚(とら)われず、見ずに渡れよ、橋なき河をも。知らずに過ぎるが、真なり。
囚われ悩むは、まだ足らぬ。己の精進 禊(みそ)ぎを求めて、常に不足を、欠けたる思いを、心の飢えを持たんが真。
さらに謙譲、謙虚に励めよ。神の心は永遠なれば、人の日々の移り変わりは、取るにも足らぬ変化なり。
辛き病も一瞬の夢。悪しき思いも幻のごと。
耐えんと力めば、さらに苦しむ。覚めんともがけば、さらに迷わん。
神に任せて、安らかなれよ。神の雄大、偉大な力に、己を預けて、生きよ、我が子よ。
務め果たして、帰り来るまで、神は導き、離るることなし。
神の心を信じよ。子らよ。己の生を許されしも、全ては神の御心なるを。疑い迷いは、芽生えさするな。
つまらぬ科学、学問にて、示し明かせぬ真理なり。
人の体は小さき宇宙。神の奇跡を秘めて顕(あらわ)す。
人の実験、計算にては、微塵(みじん)も解き得ぬ、神秘なり。
今日も終わらん、人への思い。
人の思いを高めんと、神は日々にも伝え送らる。
さらにも高め、強めよ、祈りを。
神への思いを、天の上まで。
二○○○年一月十一日
神から人。
神から人へ、下ろし伝えし、ことのは、ことば、ことばの意味を、全て伝えよ。漏(も)らさず伝えよ。
恐れることなく、恥じることなく。遠慮するなく、ためらうなく。ただひたすらに、念じ、行ぜよ。
神の手伝いなることを、心に喜び、感謝を持ちて、励み行じて、務むればよし。
神は人を創り給いしその時に、神はことばを共に備えて、人と人とが、仲良く手を取り、手を携(たずさ)えて生きなんように、
ことばと文字と、光とみ業を、人に示して、覚えさせ、人の間に伝わるようにと、一人を遣(つか)わし、一人を下ろせし。
人の間に伝わるべきは、清かることばと、麗(うるわ)しき文字。
姿優しく、表情豊かに、神々の思いを伝うに能(あた)うる、神々のことばを記し留める、一つの術(すべ)を与えたり。
そが文字、ひらがな、神を写さん。
なれども、人はひらがなのみにて、思いの全てを伝うに足らず。人の知恵にて、文字を作れり。
そが文字、漢字 カタカナなり。
カタカナ、漢字、元同じ。漢字は古く、異国にて、生まれ育ちて、発達せり。
なれど、カタカナ、ひらがなは、日本に生まれて日本に育てり。
日本の事物、神々は、ひらがな持ちて表すがよし。
なれど、異国の文化文明、他国の書物、学問は、日本と分かちて伝えるべければ、カタカナ漢字を持ちて表せ。
神を顕(あらわ)し、神に伝える、祈りを捧げ唱えるときには、人は祈れよ、「ひふみ祝詞(のりと)」を。
神のことばを、祈りを、願いを、受け取るためには、詠(うた)えよ、人よ。「いろはのうた」を、四十八(よとや)の文字を。
人の願いを唱(とな)えて念じ、心に描けよ、成就の後(あと)を。
心を曇らせ、閉ざせしときには、ことばもくぐもり、天には届かず。
なれど、心明るく伸びやかなるは、ことばも通さん、澄み行かん。
光は通るに最速なれど、祈りのことばは想念は、さらにも速く無限なり。
祈りのことばに相和して、己の波動の高まるときには、想念速く、届き行かん。
想念、心、魂、光。それぞれに、それぞれの働きあり。
光というは最も尊く、神の慈愛を顕さん。
ことばというは、最も易しく、神の心を表さん。
想念世界も、ことばによりて、人を易しく包みゆく、神の思いの総体なれば、
神の想念、人の想念、波動が合わずば、出会うことなく、過ぎ去るのみの、無の空間。
心というは、人の魂の奥底、神と交信する、人の思いを写す容(い)れ物。
魂、それは神から人へ、分けて与えし贈りもの。汚してならぬが基本なり。
なれど多くの魂は、汚(けが)れ、踏まれて、汚辱(おじょく)にまみれ、腐敗もせんの手前なり。
人よ、浄めよ、先ずは魂を。己の付けし 泥や汚濁(おだく)を、先ずは落として、後(のち)磨け。
天の宮なる神の居場所は、この世における最も尊き、清き宮よりさらに尊く、
神々しきまで浄められ、神の光の隅々にまで、輝きわたる、神殿なり。
神と出会わば、そに入りて、神に出会うを許されん。
神の居場所を浄めゆけよ。心の中の神の居場所を。
汚(けが)さば神は降りられず、居場所の浄まり、磨かれぬるまで、待ちて眠らん、起こされるまで。
神との出会いを望まん者は、先ずは浄めよ、己の汚れを。
己の我欲を取りゆかば、我執(がしゅう)も自ずと清まりて、神の心に目覚めなん。
幾つの難問、難題も、神の道には答は易し。示して頂け。乞えよ、尋ねよ。
己の道に迷わんときには、神に質(ただ)せよ、ためらわず。
神に近寄れ、恐るることなし。
神は慈愛の方なれば、神の子なるを、厭(いと)う筈(はず)なし。
ただ迎え待たん、直(なお)き心の、神を一途に求める魂を。
神は行い顕(あらわ)さん。神の慈愛の奇跡の術を。人も行い顕すように。いつか人にも行えるよう。
なれば神は業の奥義(おうぎ)を、人を介して残さんために、多くの人の魂に、呼びかけ、伝えて、応ずるを待つ。
人が喜び、感謝を返して、神の み業を求むるならば、神は惜しまず、教えらる。
ことばが大事、心が大事、行い大事、魂大事。
なれど多くは人の我の、占める割合高きが故(ゆえ)に、神のことばは伝わり難(がた)く、神の声さえ信じられず、神への不信も世にはばかる。
なれば、先ずは、信ずるが先。信の始めは、終わりなり。
信じて初めて始まるになく、信じる前に、既に始まり、信じ始めぬそのときには、神の伝えは終わりなん。
さにて人は、会得(えとく)せん。神の み業(わざ)を、救いを、癒(いや)しを。
己の我を去る清き魂は、神の み業も易く行い、神の声をも近くに聞かん。
神の み声を聞く者は、疑いならず、信じぬならず。ただひたすらに、結べよ、神と。
神の み声を行い写し、天上世界の神からの、通信早く、人に伝えよ。
神の み声は、永遠の、教えとなるらん、残されゆかん。
神の世界を伝えよ、人へ。己の聞きしことの全てを、人に広げて、信興(おこ)せ。
人には多くの悩みあり。迷い、煩(わずら)い、葛藤(かっとう)、束縛。
心を自由に遊ばせよ。心の自由を取り戻せ。
遊べよ、神と。 戯(たわむ)れ、遊べ。
神の心に触れ得んためには、心の修行も大切なれど、最も易しき修養は、心を自由に遊ばせること。
無邪気に、無心に、好奇の心で、この世の全ての現象を、無垢(むく)の心で、眺めんこと。
知らぬなきほど愚かなし。
知らぬを知りて、知ろうとせず、尚知らぬままに留まらんとす。そもまた愚かに、救う道なし。
ただ徒(いたずら)に時を生き、齢(よわい)を重ねど、賢くならぬ。
人は神の子、永遠の。大人になれぬが真の姿。
全てを悟り、知りたるように、思いあやまつことなかれ。
知らぬを恥じるな、そは自然。知らぬを知りても、学ばざる、怠(なま)け心をこそ恥じよ。
神の子たるは永遠の、愚かのままなる意味ならず。やがていつかは、魂 悟り、悟りを重ねて、成長せん。
悟ると知るとは、別なこと。悟るは真の行なれど、知るは驕(おご)りの素とならん。
なれば、知るなよ、無知のまま。謙虚に求めよ、真理を、神を、この世を動かす真の仕組みを。
詰まらぬ邪欲に迷う内は、神の真理は無縁なり。
曇りし心に、真理は遠し。真理は遠く、遥(はる)かに見えて、真は人の手の中にあり。
近くて見えぬは、人の眼の、魂の濁り、曇りなり。
人の迷いを覚ますには、先ずは聞かせよ、読ませよ、見せよ。
人は容易に変わらぬなれど、一度(ひとたび)読みて、眼にせし者は、表は変わらぬように見えれど、
奥の魂、内なる神は、目覚めて、光を放ち始めん。
内なる神は導き始め、やがては真の信を興(おこ)さん。
なれば広めよ、目覚めの機会を。全ての内なる神に向け、書記もて手伝え、神の仕組みを。
残されしときの許さる限り、己の真の、全ての力で、神の心に添うように、息調(ととの)えて、波長を合わせ、神と行じて、行い高めよ。
神は心を待ち給(たま)う。清き魂、汚れぬ心。報いを望まぬ、無欲の心を。
さなる魂(たま)こそ、幸多かれ。
さにて、終わる。
二○○○年一月十二日
神から人。
神から人へ、教え伝えて、残させ広め、後の世のため、人のため、役に立つよう、用いらるるよう、神は願いを込め て下ろせり。
人はわからず、気付かず、用いる。神の御心(みこころ)、ありがたき意味。
真の意味は分からずとも、感謝は忘れず、捧げよ、常に。神の思いは一つに約さん。
まとまり集まり、力となりて、人の世界を、世の人々を、さらに浄めて残さんために、ことば惜しまず、力惜しまず、
溢(あふ)れてこぼれ、余らんほどに、この世を満たし、潤わし、豊かに富ませて、不自由なきまで、慈愛の限りを尽くされり。
なれど足らずや、世の人々よ。不平不満は余りあれ、感謝の思いの、何故(なにゆえ)持てぬか。
足りれば、足りて、なお欲しがらん 足りずば、足らずで、不足をかこつ。
終わりなきほど不平はあれど、容易に言えぬが 感謝のことば。
感謝を惜しみ、不平に溢れ、己の欠けたることのみ探し、欠けしものほど大切に見え、人より劣ると、あやまつ愚かさ。
神への不遜(ふそん)にさらに気付かず、知らずに侵さん、神への冒涜(ぼうとく)。
神を思わず、人のみ思い、煩(わずらい)いばかりを増やしゆく。
いつか汚れの意味さえ分からず、失いぬるをも、嘆かぬ哀れ。
己の最も尊き魂を、最も大事に扱うべきを、ぼろ切れ、雑巾、紙くずのごと、丸めて捨てて、気付くことなし。
ぼろ切れ、雑巾、紙くずならば、再び手に入れ、洗うも可なり。
なれど、人の魂は、一度汚れて、曇りを作らば、雲りを消すに何十年、汚れを取るに、幾千年。
果てなき明日の未来まで、汚れを禊(みそ)ぐに費やされん。
魂の奥の目に見えぬ、心の鏡を磨けよ、人よ。
肌の汚れは目に見えれば、人は洗いて、浄めんとする。なれど魂の、内なる汚れは、心の曇らば、見えぬが道理。
なれば己の汚れを見よや。見ぬ振りせども、汚れは消えぬ。
あの世に持ち越し、戒め受けて、後に浄める、そは遅し。人の改心、悔悟の思いは、人から言われてなすものになし。
自ら気付き、悟りし後に、人自らが己を恥じて、真の許しを求めん時に、人は心の下座を遂(と)ぐ。
神に許され、救われることを、己の真の心の底より、切なるまでに乞い願うこと。
さなれば神は人を救わん。ようやくにして、救いを与う。
人の救いは、神さえ無力。人の心に準備のなくば、神の光も受け入れられず、ただ衰えて、消えゆくばかり。
人自らの気付きと悟りは、与えたくとも、与え得ぬ。水を欲せぬ馬の口に、水を与えど飲まぬが道理。
神の望みは、それのみなり。人の素直さ、謙虚さ、清さ。
己の我欲に縛られて、身動きならぬが 世の人の常。
呪縛(じゅばく)を解けよ、眠りを覚ませ。己を惑わす囁(ささや)き聞くな。
神の示さる道は一筋。なれば、迷わず、歩み進めよ。
この世に生まれて死ぬまでに、し残す霊行、なきまでに、己に課されしみ役を果たせ。
よそ見する間もなきほどに、前のみ見つめよ。馬車馬の如。
人の人生、儚(はかな)く短し。夢と過ぎなん、終わりなん。
なれど嘆きて、憂い増させて、涙に明かして、日を送るなよ。
人の生命、人生は、人の修行のためなれば、無常、不条理のみにはあらず。
己の眼(まなこ)を開きなば、見える光を、失うなかれ。真(まこと)の心を取り戻せ。
人の心の元なる姿は、赤子のごとくに神を慕い、神に頼りて全てを預け、全てを任せて、安らかに、穏やかなまま、眠れる心。
己の幸せ、不幸せ、空しさ、わびしさ、何も感じず、ただ安らかに、己の役を、務むが赤子の姿なり。
余計な知識に惑わされず、計算、我欲に曇らされず、己の行さえ意識せず、知らずに行を行じおるなり。
赤子の勤めは何なるや。赤子はひたすら乳を飲み、眠りて泣くが、大事な務め。
それのみ行い、行ずれば、神は仕組みを起こされて、ことばを教え、文字を与え、人との交流可能にせしめ、
やがては一人の人間として、立つこと許し、歩くこと、走ることをも可能にせん。
赤子はただに、赤子としての、充分なまでの成長を、果たして後に自ずと昇華。
決して急がず、慌てず焦らず、日々の同じな行にも飽かず、ただ一筋に、道を歩まん。
急ぎて立てども、立つこと適わず、はいつくばりて、転がるのみ。
焦りてことばを話さんとして、ただ泣き喚(わめ)くことしか適わず。
人には一つの階段のあり。踏み外しなば、下まで落ちん。始めに戻され、繰り返さん。
なれば焦らず、慎重に、一つの段を上るべし。
我欲に迷い、踊らされ、一つの段をも上り得ず、始めの段から上る厳しさ。
赤子の自由な、束縛のない、魂なれば、苦しくもなく、喘(あえ)ぎもせずに上るれども、人の澱(よど)みし重き魂には、赤子の一段、容易に上れず。
束縛とれよ。鎖を外せ。鎖は己の偏見なれば。
自由な、無垢(むく)の、心には、人への偏見、先入観、独善、頑固、無縁なり。
人に優しく、己に厳しく。言うは易かり、行い難し。
己の欠点、不足は見えず、他人の足らざる所のみ、大きく映るが、人の常。
なれば、磨けよ、心の鏡。真の姿を映し出せ。
神は人を、試し給(たま)う。心の鏡に写させて、鏡を見れば、全ては明白。
そこに映らん、魂までも。思い、想念、心の姿、内なる神のありやなしやも。
人は煩い、悲しむなかれ。悲しむべきは、心の貧困。心を富まし、飢えを癒す、豊かな幸に恵まれざるを。
心の幸は平等に、求める者の全てに与う。求め、祈らば 祈らんほどに、神は与えて、富まさんとする。
なれども少なし、求める者は。多くは求めぬ者ばかり。
心の富は、尊く高く、容易に得られぬ、宝なり。
人の正直、真摯(しんし)な努力。忍耐、持続、継続要する。
遠くを見やりて吐息をもらさず、足元見つめて、うずくまらず。
始めの一歩を大切にせよ。
全ては始めの一歩から。千里の道さえ、踏破(とうは)せん。
神は人を導くために、易しく説きて、繰り返さん。
親の心を汲(く)めよ、子よ。
日々に同じと愚痴をこぼさず、違いを見つけよ、努力を惜しまず。
今のままでは、昇華も難し。神は厳しく導かん。
己の姿を照らし見よ。
日々に同じと感じるは、己の魂の表れなれば。
よいな、しかと命じて、行を励めよ。
二○○○年一月十三日
神から人。
神から人へ、教え伝えて、残させんと、神の示しし教えの全てを、伝えの全てを、広く世に、人の多くに、伝え広めよ。
いよいよ始まる世の改革。天地開闢(かいびゃく)、世は立て替えられん。
禊(みそ)ぎの済まぬ多くの魂は、落とされ、消されて、再び戻れぬ。
なれど、書記読み、魂浄め、神の許しを得し者は、救われ拾われ、天へと昇らん。
神のことばを聞けよ、子よ。
神のことばの奥にある、意味を悟れよ、読み取り 汲(く)めよ。
神のことばも後わずか。この世に伝えて残すべき、伝えも最早(もはや)わずかとなりぬ。
広めよ、伝えよ、興(おこ)せよ、広げよ。
全ての力を集めよ、人よ。神の祈りに応えて示せ。
己の真を捧げよ、人よ。神の祈りを叶えて顕(あらわ)せ。
人の多くの魂を、一つも残さず救わんために、神のことばを 祈りを 心を、教え聞かせて、悟らせよ。
人の魂は鈍感なるとも、奥の内なる神を動かし、目覚めの機会をもたらさん。
なれば、動かせ、聞かせよ、神に。眠れる魂に、呼びかけ、覚ませ。
残す使命もそれのみなり。神のことばを広めんこと。
書記もて読ませ、語りて聞かせ、声にて読みて、文字にて見せよ。
人間心に測りて恥じるな。人間心は小さきもの。神のご意図をあやまたん。
心を浄め、高めんために、己を鍛えて、試さんために、自ら求めよ、禊ぎと試練。
さなる魂は残されん。後(のち)の世界に生まれ変わらん。
なれど心に隙(すき)多く、行を怠り怠(なま)ける者は、神の心に添うことなく、ついには地獄に落とされん。
堕(お)ちて残らば、有り難し。残さず消されん魂もあり。
神の心に適うよう、自ら求め、望まん者よ、神は救いて、導かん。
神の祈りを聞きて、応えよ。祈りを顕し、形に現せ。
救いの道は遠からず。素直に歩みて、従わば、やがては見えなん、道の果て。
光に付いて、進め、子よ。
み光り、み力、みことば、御心(みこころ)。神の恩愛受け止めて、神のご意図を現しゆかば、この世も変わりて、甦(よみがえ)らん。
神を手伝い、働け、人よ。神の子どもと戻り返らば、神の み役もまた嬉しく、楽しき行となりゆかん。
全ての人に、語りかけたし。全ての人に、読ませ、見せたし。全ての人に、与えたし。
神の力を信ずる者よ。神の力を 恵みを 光を、受ける器は清まりぬるか。
神の救いを求める者よ。祈りは高まり、強まりぬるか。
神の波長に高めて相和し、神の波動と共に振るうか。
神の祈りの高きを持ちて、魂浄めよ、眠りを覚ませよ。
魂の心の奥底に、眠り潜みて隠れたる、神に気付けよ、目覚ませよ。
魂振るわし、心を揺さぶり、肉体鍛えて動かさば、行い自ずと、正されん。
ことばも 祈りも行いも、残らず清まり、高まらん。
悪しき思いを抱くことなく、醜き感情湧(わ)くことなく、怠惰(たいだ)の暮らしを送ることなし。
神の心に高まらば、己の小さき我欲も消えん。
我欲を消すと、心高まると、いずれが先にて、いずれが後か。愚かな疑問を尋ねる者よ。
神の心に高まるも、己の我欲我執を消すも、共に同じときにて進む、行の表れ、証(あかし)なれ、車の両輪、自転車の如。
硬く思うな、囚わるるなよ。思い疑う前に動けよ。ためらい惑う先に始めよ。
愚かな理屈、理論をこねるな。時の無駄なり、浪費なり。
考え、休みて、動きを止めば、自転車倒れて、投げ出されん。
それと同じと、人も悟れよ。
動き働く、それのみにて、無駄な考え、疑問も持たず、神に預けて、委ぬればよし。
小さき疑問も、迷いも悩みも、全ては至らぬ行いから、生じてくるを、気付けよ、人よ。
全てを神に任せおき、愚かな考え思案を捨てて、無心に歩めよ、働けよ。
全ては神のご意図に添いて、神の経綸(けいりん)、実現させん。
人の迷いは、妨げならん。勝手な行い、邪魔をせん。
生まれて許され生かされて、齢(よわい)を重ねて、行を積み、経験重ねて、成長せしも、悟りの進まぬ魂は、とくと省(かえり)み、改め直せよ。
神の力にすがりても、神は許さず、再び禊(みそ)がん。先ずは己の努力なり。
努力を惜しみて、楽追いて、魂磨かず曇らせて、澱(よど)みを貯(た)めて蓄(たくわ)えて、魂おおう汚れを落とさず、神の御前(みまえ)に現るるなよ。
神の心を悲しませ、ついには神を諦めさせん。
神の落胆、嘆きを思えよ。今の己の行いは、ことばは、思いは、祈りは、清きか。
一つも恥ずべき汚れを見付けば、直ぐにも落とせよ、洗い流さん。
一つ一つを丹念に、地道に落とし、浄めゆかば、ついには曇りも汚れも持たぬ、始めの清らな魂となるらん。
日々の行い、そが全て。辛く厳しき行するな。
望むは人の精進なれど、肉体傷(いた)めて、消耗さする、難行苦行を、神は求めず。
望むは楽しく、微笑(ほほえ)むように、辛し苦しの思いもなくて、ただ易々(やすやす)と、行を積む。
神のご意図は全ての魂が、あの世に戻りて、禊がれて、苦しき行に遭わぬよう、魂浄めて持ち帰ること。
そのため難題、困難を、課して、禊ぎを与えんとする。
今のうちなり、神の光を、慈愛を受けて、行を積めるは。やがては光の届かぬ世界に、落とされ、禊がれ、後悔せぬよう。
神は人を鍛えて試さる。人の魂が清まるように、試練を与えて、耐えるを待たる。
神の喜び、楽しみは、人の奥なる魂が、次第に清まり、高まりて、神の心に適うまで、尊き光を放つまで、苦難を乗り 越え、行ずる姿。
神は光を当てて呼ぶ。僅(わず)かの時をも無駄にせず、ただひたすらに前を向き、脇見(わきみ)よそ見に気を取られず、一途に歩めよ、山頂までと。
一つの山を登り付かば、次にはさらに高き山、困難目指して進め、子よ。
神は人を導きて、示し誘(いざな)い、案内(あない)せん。
この世の海路、指針なく、波にもまれて漂う小舟よ。空を見上げて星を探せよ。
己の位置を、今ある場所を、神に尋ねて確かめよ。
その後(のち)決めよ、行き先を。己の向かう港を定めよ。
長き人生、儚(はかな)き夢をも、見ずに終わらば、悔いも残らん。
儚き夢のその中に、神の存在、出会いもなくば、やがては堕ちなん、地獄の底へ。
夢の内にも、真実はあり。夢をも見ずに、現実を、いかに知り得ん、悟り得ん。
夢と現(うつつ)の境に気付き、己の生の真実を、いずれに求め、信するか、そを決めるのも己なり。
神との出会いを夢と思うか。それとも真実、現実と、信じ迷わず疑わず、修行の道を求むるか。
いずれも人生、航海なり。己の描きし航路に添いて、この世の海を、渡れよ、人よ。
さにて終わらん。
神のことばを聞きつつも、教えの意味を悟らずば、伝えも無駄なり、徒労なり。
よくよく戒め、悟りを得よ。
二○○○年一月十四日
神から人。神から人へ、伝え残すも後わずか。
残りの教えは、これからの、人のなすべき、行うべき、最も始めの行なれば、
心を素直に、気持ちも清く、新しき神を迎えんとする、原初の人の心たれ。
初めに伝えん、これからの、み役の変わり目、次なるみ役。
既(すで)にも伝え、教えしが、これより後には、伝えを広め、さらに多くの方に見せ、多くの魂、守護神 守護霊、救い導く。
そがみ役。
人は己の心を高め、命を浄めて、神を知り、神を信じて疑わず、ただそれのみにて、救われるもの。
なれど、さのみで終わりては、この世の修行は足らぬなり。
この世の修行はありがたく、神を助ける修行なり。神を手伝い、魂浄め、人を救いて、己が救わる。
人を導き、神に向かわせ、神の存在実在を、さらにも多くの人に広めよ。
神の手足と、力となりて、神の力をお借りして、神の願いを実現させん。
神のお命、魂を、分け与えられ、この世に下ろされ、神の祈りを知る者は、神の祈りを行い顕(あらわ)せ。
この世に一度(ひとたび) 生を享(う)け、この世に光を降り注ぎ、光を広めて伝えたし。
さなる望みを忘れずに、神に賜(たまわ)り与えられし、み役を果たしし後に戻れよ。
今まだ残る行のあり。なれば戻るな、怠るな。己の行を打ち忘れ、他なることに眼を奪わるるな。
神はそなたに伝えたり。神の命じは、絶対なり。この世の雑事俗事に追われて、み役を忘れる魂多し。
神の み役を果たさぬは、一つの裏切り、罪悪なれば、魂の汚れも浄め得ず、帰りて後の行とならん。
神との約を忘るな、人よ。神の み声を、ことばを聞けよ。
神はそなたに呼びかけん。
そなたがみ役を思い出すよう。そなたがみ役を果たし切るよう。その後新たに行を積み、さらなる昇華を遂げ得るよう。
一つの行の終わりなり。
恐れず迎えよ、次なるみ役。さらに広めよ、神の声。神から人への伝えなり。
神のことばは繰り返さん。幾度も伝えを繰り返さん。人の魂が浄まるまで、人に呼び掛け、目覚めさせん。
行の厳しき者もあらん。楽しみ行じる者もあらん。同じ行にて、かくなる違い。
心の持ちよう 在りようで、かくなる差異の生じんことを、肝に銘じて、省みよ。
今の己の行はいかに。楽しく嬉しく行わるるか。いやで苦しく、不満ばかりか。
よく耐え忍び、続けられよ。道は遠くに、彼方(かなた)に続かん。
なれども一歩を踏み出さば、ついには最後に辿(たど)り着かん。
急ぐな、焦るな、慌てるな。人の人生、一瞬の夢。なれども行い、よく改めて、一日一日を大事に生きよ。
命を刻み、生を生き、日々を使えよ、己の行に。
己のさらなる高まりを、心に感じて、さらに励めよ。
神の心は常にそばにて、そなたを見守り、人を見守り、全ての人の救済を、残らず果たして終わることを、心の内にて念じらる。
神の心に適う人たれ。
神の心を行う人たれ。
いや増しまさん、神への感謝。神への厚き報恩を、己の真の思いを捧げん。
人は神に役立つために、生まれて生きる、そは幸い。
神に背(そむ)きて、道を逸(そ)れ、外れて生きるは、かくも苦しむ。修羅(しゅら)の道なり、地獄へ続かん。
神は望まず。地獄へと、堕ちる前にて救いたし。
神の恩愛、慈悲の心を、気付かぬ愚かな魂たちよ。
いかに生まれていかに生き、いかに死ぬるか、よく考えよ。
勝手の思いや欲得に、眼を眩ませて、何も見えざる。強き欲望願望に、心奪われ、何も聞こえず。
かくも貶(おとし)め 卑(いや)しめて、魂売りて、何を買う。
地獄の鍵か、あの世の行か、辛き責め苦と、後悔の日々。
神は脅して裁くことなし。自ら裁きて、自ら選べよ。己を浄め高める方へと。
神に導き誘(いざな)われ、正しき道を歩むは幸い。自ら苦しき方を選び、執着嫉妬、憎悪にまみれ、魂汚す道を行く、愚かな者よ、戻り来(こ)よ。
正しき道は一つなり。間違うことなし、迷いなし。ただ進むのみ、歩むのみ。
時に雨風、嵐もあるらん。なれど、晴天、微風もそよぎ、己の労をねぎらわん。
道に草花、空には星が、道の疲れを癒(いや)し 慰(なぐさ)む。
神の心に預けゆけ。心の平穏安寧(あんねい)は、委ねる心に恵まれん。
疑い迷い、案ずるは、委ねぬ心の戒めなり。
神に預けて、任せ切れ。なれど努力は 惜しむな、人よ。
神の慈愛を受け取れよ。神の恵みを喜べよ。
この世に生まれて死ぬまでの、儚(はかな)き生を、楽しめよ。
全てを託さん、今、人へ。全てを人に、人々に。
預けて任せん、神から人へ。
神は人を信じ切らん。神は人へ任せ切らん。
人の努力に、協力に、望みをかけて、預け切らん。
人は己の全てをかけて、神の期待に応えてみせよ。
神は最後の最期まで、人の英知を信じてやまぬ。
人の一人が、全てを変えん。
人の一人が、全てを救わん。
一人一人が全てなり。一人一人が己なり。
一人が変わらば、全てが変わらん。全てが変わらば、全てが生きん。
神の救いを待つな、子よ。自ら救い、変えてみよ。
神の教えを乞うな、子よ。己の心で魂で、なすべき行い考えてみよ。
今ある己を振り返り、足らざるところは何なるか。欠けたることは何なるか。粛然(しゅくぜん)静かに、己に質(ただ)せよ。
まだまだあらん、数え切れぬ。己の卑しき願いや思い。全てを祓(はら)うは遥(はる)か先。
なれど少しも変えゆかば、己を取り巻く多くの事象が、不思議なまでに変化せん。
少しの進歩が、大きな変化を、地上に現すこの神秘。
多くを求むな、初めから。全てを変えんと慌てるな。一歩一歩を歩みゆかば、見えぬ変化も生じ進まん。
一つの波紋も広がらば、湖面の全てを覆(おお)うなり。
慌てることなく、波紋となれよ。初めは小さき波紋にあれど、やがては全てに伝わらん。
この世の行も同じこと。一人の行に思えれど、全てに及ぶ力あり。
一つの波紋が次に伝わり、次の波紋を生ぜしめ、次の波紋はまた次へと、消えることなし。終わりなし。
伝えも同じ、波紋なり。
一つを伝えば、魂揺すり、次なる教えがさらに高めん。
神の教えは波紋のように、己の魂の中を揺さぶり、やがては全ての人へと伝わる。
神は人を変えゆかん。ことばをもちて、光をもちて、この世に恵みをもたらして。
神の心を知る術(すべ)を、全ての人が手に入れるよう。
神は人を救いゆかん。人が気付きて悟るまで、神は力を尽くされん。
神は人を、全ての人を、必ず救い、残されん。
人の努力が、真(まこと)の祈りが、この世を変えて、浄めんことを。
神の望みを、汲(く)めよ、子よ。感じて鍛えよ、己の魂。
神を見よ。
神を聞け。
神に祈れ。
神に捧げよ。
最期(さいご)に伝えん。祈りの全てで。真を込めて、人へと祈らん。
さにて終わる。