一九九九年十二月二十六日
神から人。 
神から人へ、教え下ろして、人に広げて、さらに後の世、次の世代へ、継がれ残され、伝わるように、人は考え、行動せよ。
神の教えは絶対なれば、この世が変わり、時移り、世代が代わりて、変遷せども、 
神のことばは受け継がれ、一部の人間、書物の内に、必ず残され、語り継がれん。 
なれば、残せよ、心配せずに。 
案じ憂(うれ)えて、何もせず、時の来るのを恐れるのみの、偽(にせ)の宗教、世にはびこらん。 
なれど惑うな、だまさるるな。嘘の教えはいつか滅びん。滅び忘られ、跡なく消えん。 
真の教えを残してゆけよ。後(あと)に生まるる子孫のために。後(のち)の世作る子らのため。 
教えは絶対、普遍なれば、時の移ろい、時代の変化、科学の進歩も発展も、教えを変えることのなければ、人は信じて行うべし。 
神の教えに従いて、生きて行い、安んじ長らえよ。 
神の意に添い、教えに習い、素直に我を取り、宇宙に調和し、 
神への祈りを己の願いと、共に相和し、共振し、己の命の波動を高めば、神の力を我がものにせん。 
神の喜び、楽しみは、さなる人間、子供らの、素直な精進、昇華なり。 
共に相和し共鳴し、共に交流交信し、神の意を汲み、教えを移し、神の世界を地上に実現。 
    人の繁栄発展が、単なる物質、技術になく、心を豊かに富ませ潤し、人の心を高めることに、寄与するものにて あらまほしけれ。
    
    神は願わる、望まるる。さらなる文明文化の進展。なれど、望まず、恐れらる。人の心が過ち進化し、神の意図からさらに外(はず)るを。 
人の力の集まりて、神の力に高まりて、人の力を超えしことさえ、神に挑まんことにさえ、人は過(あやま)ち犯さんとする。 
神のなすべき生成化育、万物流転(るてん)、宇宙の運行、人は侵(おか)さず、任せるべけれ。 
自然の連鎖(れんさ)を乱し壊さば、宇宙の調和も法則も、狂い乱れて、破滅も招かん。 
この世の消滅、全てを無に帰(き)し、元より始めん、神の経綸(けいりん)。 
悲しからずや。神のご意図を知らざるために、いつか破滅の道を歩むる。 
神は伝えん、示し明かさん。今この時に、最期(さいご)の前に。人に示して、気付きを促す。 
人よ気付けよ、悟れよ、悔いよ。詫びて、直せよ、償えよ。 
壊れ、侵(おか)され、汚されし、神の心に適いしものは、容易に戻らず、返らねど、今再びの機会を与え、人の改俊(かいしゅん) 悔悟を待たん。 
最期の前の時なれば、遅れず改め、勇み励めよ。 
神は待たざる、遅れ許さず。瞬時の遅れもためらいも、今はならざる、許されず。 
神は人へと残しゆかん。伝え教えて、導かん。人の過ち、誤りを、事象に見せて、悟らせん。 
この世の狂い、乱れの果てに、起こる悲劇は地球の消滅。 
    宇宙の内より、地球は消され、新たな生命誕生せんため、地球に代わる星創らんと。 
ことばを与え、文字教え、始めの教えは、祈りなり。 
    祈りを教えて、交信し、人から神へと祈らせん。神から人へと祈り伝えん。 
新しき世の始まりは、常に厳しく、苦難多かれ、神は神世の実現のため、始めの一歩を歩ません。 
    人は生まれて作られしとき、神のご意図に適うるまでに、
清く素直な魂分かたれ、清き言霊(ことだま)与えられ、文字を習い授かりて、神の教えのそのままに、祈り働き、行い励みし。 
なれど変わりて、変化始まる。己と他との境を作り、自我を強めて、他と敵対し、他を従わせ、支配せん。 
他の持つ物を我が物にせん。他よりも勝らん。他を貶(おとし)めん。 
人の我欲は増大し、ついには戦争、殺戮、暴虐。 
    己を苦しめ、己を卑しめ、己を汚す数々の罪。気付かぬ愚か、哀(あわ)れさよ。 
今気付かせん、悟らせん。己を苦しめ、迷わす素の、全てが己の内なることを。 
己の醜き魂が、己の周りを歪ませ見せん。己の卑しき願望が、己の周りに敵を作らん。 
全てが己の鏡なり。全てが写さん、己の魂。 
    なれば気付けよ。目覚めよ、人よ。己の周りを見るがよし。 
清く正しく美しく。さに見えぬれば、素直な魂。なれど、醜く浅ましく、さに見えぬれば、汚れし魂。 
魂に問えよ、己の心を。神に問うのと同じこと。 
    神に問うのと同様に、己の魂、内なる神に、問いて尋ねよ、己の汚れを。 
神は答を示されん。答は内なり。外にあらざる。 
他に求むるな、他を見るな。他に比較して、競うをやめよ。 
全ては己の内にあり。答の全ては、既にあらん。 
己の内に見出さざるは、神のことばの聞こえぬ者なり。 
    なれば求めよ、己の神に。日々の行い、祈りを通じ、やがては答も明かされん。 
他人(ひと)に求めど明かされぬ。他人(ひと)に尋ねど示されぬ。 
他人(ひと)には他人(ひと)に、それぞれの、己の道あり、魂あり。 
他人(ひと)に比べて、何も分からず。他人(ひと)に尋ねて、何も答えず。
    
ただひたすらに、ひたむきに、地道に歩め、迷わず悩まず。焦らず乱れず、一途に進め。 
人には見えず、遠く見えども、答は近し。隣にあらん。 
なれど、気付かぬ、明かされぬ。他に求め待つ、頼る者には。 
神に委ねる任せるはよし。なれど、神に頼るは誤り。 
神は与えず、導かず。己の道を歩まぬ者は。 
    結果を急ぎ、結果を求め、先に結果を手に入れんとす。さなくば動かぬ、歩まぬ者よ。 
    結果は変わらん。己の努力、精進積まば、運命変わる。 
変わらぬものを求むるなかれ。常に万物変化せん、神の定める法則さえも、自然の理(ことわり)、原理と共に。なれど、変わらぬ真理なり。 
人の哲学思想を超えて、真理は変わらず、厳然たり。 
変わる移るは、人の学問。人の人知に作られし、狭く小さき定理法則。 
なれど変わらず、始めより。
神の経綸(けいりん)、神策は、神の定めし真理に従い、法則作りてこの世を動かし、摂理に則(のっと)り自然を生かし、原理に則して宇宙を回す。 
神は人を作り賜いし。 
命を与え、魂育み、宇宙の一部、調和させんと、さなるためなる学問許し、さらに賢く謙虚なれと、祈りて待ちたり、 幾万年。 
今人は、示せ、捧げよ、感謝と祈り。人の作りし、尊き成果を。 
神の御心適わざれば、改め直さん。始めから。 
時は要さん、さらに永きを。なれど怯(ひる)まず、対峙(たいじ)せん。始めの一歩を踏み出さざれば、地球は変わらず、人救われず。
恐れず歩まん、人のため。人の努力と精進こそは、神の心を歓ばすもの。恐れおののき何もせず、ただ迎えるな、最期の時を。
たとえ幾千、幾万の、年を重ねて変わらざれども、人の魂救われん。魂救われ、昇華せん。 
見える結果を求むるな。 
心は清く、清浄なれば、結果は見えず、触れ得ねど、魂浄まり、高まらん。そが真なり、宝なり。何にも勝る勝利なり。 
神から人へ、繰り返し、告げ伝えることの意味を汲(く)め。 
たとえ同じに見えようと、魂変わり、浄まりて、さらに尊き意味を知る。 
なれば毎日怠らず、己の魂 清まることを、信じ願いて、怠(なま)けるなかれ。 
日々に続きて、疲れも増さん。なれど、己のためになく、一人のための教えにあらずば、耐えて続けよ、書き写せ。
さにて、終わる。
    
    
    一九九九年十二月二十七日
神から人。 
神から人へ、教え伝えて広めさせ、人の間に流布(るふ)せし教えを、今人の多くは忘れ、打ち捨て、 
それぞれ勝手の教えを作り、教えを信じ、教えを広め、宗教信仰の名を借りて、己の利欲、金銭のため、弱きを騙(だま)し、 
病めるを脅(おど)し、さにて手にせし金銭、富は、神の心に適わざれば、いつか神の怒りに触れて、始めの無にも戻るべし。
    
元の黙阿弥(もくあみ)さらに悪し。 
なれば人は、始めの教えを思い出せ。神の教えし、諸々(もろもろ)のこと。 
この世の汚濁(おだく)、汚(けが)れにまみれぬ、人の勝手な思惑入らぬ、単純素朴な日々の定めを、迷わず臆(おく)せず積み重ねし頃。 
煩(わずら)いもなく、悩みもなく、疑いもなく ためらいもなし。 
全てを神に委ぬれば、何の苦しみ、悲しみがあろう。あるは喜び、感謝と感動。 
    神に帰依(きえ)せん思いの深く、神に任する気持ちも清く、全てを己の決めるになく、ただひたすらに 神に預けん。 
人の煩悩(ぼんのう)苦悩の始めは、己の我欲と我執なり。己にこだわり、他と差を付けん。 
いずれも同じに満足せず、さらに豊かに、さらに強く、さらに優(まさ)らん、さらに勝たん。さらに相手を従わせん。 
さなる欲望、願望の、曇りの多さをいかにせん。 
いかに浄めて、高めんか。いかに祓(はら)いて、禊(みそ)がんか。
神の決めらるみ役を授け、その者魂救わんと、神は仕組みて、起こせらる。 
人の精進昇華を助け、さらに次代を担うるに、能(あた)うる魂残さんと、神は仕組みて計らるる。 
    なれど、応えず、働かず。気付かず 悟らず、雲り深むる。 
雲り、迷妄、多くの誘惑。己の魂迷わす罠(わな)に、人は気付かず はまりゆく。 
神の御心(みこころ)気付かずに、堕ちる煩悩、汚れの世界。光も届かぬ暗闇の、救いも適わぬ無間(むげん)の地獄。 
神に許しを賜るも、光のあるうち、届くうち。光届かず、失われれば、もはや魂救われず、亡びて消えん、永遠の闇。 
神は人に教えんとする。今人が、何を求め、望むべきかを。 
何を求め、祈るべきかを、今示し明かして、救わんとする。 
一つは祈れよ、神への感謝。生かされ賜りし魂を、その尊さを、有り難さを、何にもまして祈り伝えよ。 
    次に祈れよ、人への感謝。己を助け、力を貸して、己の成長、繁栄のため、力を、富を、恵みを与えし、身近の人へ、感謝捧げよ。
    
さらに祈れよ。人の幸(さち)。己の幸せのみになく、人の感謝を祈り願わば、人の幸せ、己に返らん。 
さにて伝えん、神への祈り。己の真(まこと)の精進を、示し見せんは祈りなり。 
何を祈りて、何を願い、何を求めて、何を望むか。全ては祈りに表れん。 
人の魂 昇華を示せ。神に示して、測りて頂け。今の精進、魂の高さを。魂の清さを、尊さを。 
神から人へと、伝えゆく。神の祈りを 気付け 我が子ら。 
何故(なにゆえ)生きるか、許さるるか。何をせんため、なさんため。 
己の生の意味を悟らば、この世を生きる光を見付けん。 
光を見出し、導かれ、己の生を迷いなく、十二分にも生き抜きて、神との約束 み役を果たさば、また一段と昇華せん。 
神のご意図はそこにあり。 
一人一人の魂が、浄まり高まり、昇華して、やがては神に近付きて、人を導く魂となり、この世をさらに豊かにせんと。 
人の集いて集まれる、祭り祭礼、式典行事、神は宿りて、現れん。人に伝えんことのあらば、神は使いを遣(つか)わさん。 
さにて伝えん、神の祈りを。神の願いを。神の望みを。 
なれば人よ、祀り行え。 
    人よ集えよ、魂(たま) 寄せよ。 
祈り高めよ。波動広げよ。 
音霊(おとだま)こもれる祈りを高め、さらに広げよ、祈りの波動。 
    この世を浄めん、魂浄めん。音の秘めたる神秘の力は、神の力を顕すなれば、神世の国での音霊(おとだま)は、この世に響きて、力を生じん。 
光を放ちて、魂浄め、力を伝えて、魂振るわせ。さらに命を揺さぶり浄めん。
    
    祈りを祈れよ、日々に、永久(とわ)に。祈りを伝えよ、人に、世界に。 
さらに高めて、強めんように、人と人との和を結べ。
    和と和はつながり、輪となりて、やがては地球を 宇宙を結び、 
    一つの大きな球となり、巨大な生命、命となりて、この世を守らん、永久(とわ)に栄(さか)えん。 
さなるようにと、神は望まれ、さなる神策成就を願わる。 
なれば人よ、集え 集まれ。一人の力をさらに高めて、神の力に及ばんほどに、人と人との結びを強めよ。 
一致協力、乱れなく、神の心に動かされ、操らるるまま生きよ、我が子よ。 
親の願いは一つなり。我が子の成長、繁栄発展。豊かに無事に、健やかに。 
楽しく生きてあれかしと、切なる思いの強ければ、さらに求めん、厳しき修行。 
怠(なま)け、怠(おこた)り、無為に生きるを、神は望まぬ、許されぬ。 
ときに厳しく、ときに激しく、人の怠惰を諌め諭(さと)さん。 
人がよりよく育つよう、高き魂へと昇華するよう、神は導き、甘え許さず。 
なれど、厳しき神なれど、慈愛の深さを尊さを、忘れず感謝し、捧げ奉(まつ)れよ。 
感謝忘れぬ魂なれば、自ずと浄まり、高まりて、やがては神の望まる魂、求むる魂へと適いゆかん。 
神は人へと祈りてやまぬ。そを忘るるな、見落とすな。 
神は人を導かん。尊き高き魂へと、さらに昇華し、精進重ね、道を迷いてさまよわぬよう、光を示して、誘わん。 
神は人を使うなれば、素直に行じ、励め、子よ。 
人は素直に働けばよし。全ては神の計らいなれば、人間心で案じるなかれ。それぞれの魂、力に合わせて、神は仕組まる、神の妙。 
なれば委ねよ、束縛解きて。己を放ち、縛りを解かん。
神の求むる自由な魂。 
囚(とら)われ、煩(わずら)い、わだかまりなき、人知に汚れぬ無碍(むげ)なる魂。
    
    さにて終わらん。 
    励め、行じよ。 
    神の決めたる役なれば、一途に励めよ、務め果たせよ。 
    さにて。
    
    
    一九九九年十二月二十八日
神から人。 
神から人へ、伝え教えん。繰り返し、繰り返しても、まだ繰り返さん。 
人に残して伝えたし。残して、継がれて、永久(とわ)の明日に、伝え残され、人を救わん。 
人類創世、その始めには、神の み力備えられ、巧(たく)まぬ神の神秘にて、人は奇跡も行えり。 
なれど雲りし人知にて、人は神の み力失い、浅き学問、浅慮にて、 
この世の原理真理を枉(ま)げて、何も分からぬ迷いの内に、医学科学を発達させ、薬、薬品、化合物、原子の力、電子の力、
様々なるを発明せれど、いずれも及ばぬ、神の み力。この世を創りし神の力に。 
人は己をますます迷わせ、汚(けが)れ深めて、尚(なお)まだ愚かに、己の鈍さ浅はかを、気付かず、悟らず、さらに迷わん。
    
人を救うに、神は要らざる。人は金にて 物にて救わる。人の命もまた軽し。 
手術に投薬、放射線、さなる技術や治療術、発達しぬれば、神は要らざる。 
人は人を救えばよけれ。神に祈るな、求むるな。 
何故(なにゆえ)己を救わざる。人の勝手の人知にて、かくも汚せし自然地球を、神は救わぬ。早や遅し。 
人の傲慢(ごうまん)、不遜(ふそん)にて、神の真理を聖域を、侵(おか)し汚せしことの罪を、人は気付けよ、直視せよ。 
人の浅薄、軽率が、かくも乱れし地球と化せしむ。なれば人の改俊(かいしゅん)なくば、地球は再び甦らず。 
二度も三度も繰り返すなよ。同じ過ち、罪科(つみとが)を。やがては返らぬ、取り返し得ぬ。 
    神の嘆きを、いつまで無視せん。人の汚れを見過ごしし、永きの時の堪忍も、神の慈愛の深さなれ。 
今や待たぬぞ、許さぬと、神も決断下されし。 
なれば人よ、気付けよ、詫びよ。素直な下座と悔悟にて、神の心も和(なご)みなん。 
神の情けの寛容なれば、一度の詫びと改心にて、神の心は人を許さん。 
神は人を導きて、二度の過ちせぬように、光を当てて、道を示さん。 
迷える魂、悩める心、苦しむ肉体、全てを救わん。 
神の真の恩愛を一度(ひとたび)感じて、その身に受けなば、人の心も易く変わらん。 
遠き未来も、遥(はる)けき過去も、人は変わらぬ神の子なり。変わり移るは、人の知恵。人の信仰、人の欲。 
人の考え、価値観も、時の流れと移ろいに、いつか汚れて清さを失い、目先の得のみ追い求む。 
一時の満足、続かぬ快楽。空しき栄華と繁栄を、日毎求めて、何を得ん。 
真の愛を、幸せを、何故(なにゆえ)求めぬ、祈らざる。 
かくも淋(さび)しき人の心よ、魂よ。潤い満ちて、輝きし、光溢(あふ)れし、魂はいずこへ。 
取り戻しなむ、取り返しなむ。必ず見付けよ、探し求めよ。
神の願いを込めて創りし、神の似姿、写し絵たちよ。神の御霊を再び返せ。 
始めの清き姿形に。元の無垢(むく)なる真白き魂に。 
神は人を使いなむ。神の神策、経綸(けいりん)のため。 
使われ、賜われ、神の み恵み。神の み光。神の栄光。 
真の富を手に入れたくば、神の力を借りるべし。 
己一人の力にあらず。神の み力、救いのなくば、人は真の救いは果たせぬ。 
人の救いは魂の、心の救いと、目覚めなり。 
    救われ、気付きて、目を覚まし、己の汚れを畏(おそ)れ恥じ、さらに気付けよ、尊べよ。神の与えし、御霊の清さよ。 
悟りて、詫びて、悔い改めて、さらなる向上進歩を願い、己の精進努力を誓わば、人は救われ、昇華せん。 
    さのみの易き霊行なり。単純容易に、誰にもなし得る、有り難くして、何より尊し。 
なれば怠り、怠(なま)けるなかれ。一つの昇華、精進なれども、易き霊行続けぬうちは、神は認めぬ、許されず。 
    人の真の証(あかし)を見たし。真の感謝と 直き魂。 
神を欺(あざむ)く知恵ばかり、卑しき計算、損得ばかり。 
神は悲しむ、嘆かるる。何を得んとて、霊行怠る。 
何を失う、魂の他(ほか)。この世に最も大切なるを、汚し貶(おとし)め失いてまで、何を代わりに手に入れん。 
真の富を、喜びを、知らず育ちし、子の哀れ。心の豊かも、満ち足りも、未だ心に触れ得ぬ不幸。
神の心に戻れ、我が子よ。 
愛(いと)しみ、育み、慈しみ、こぼるるほどの恩愛を、授けて育てし愛しき子らを、 
かくも貧しく、衰えさせぬる、この世のいずこに罪はありなむ。
    
人自らが罪に堕ち、汚れにまみれて、道を失い、互いが互いを貶め合いて、ついにこの地は、やせ衰えぬ。 
かつての肥沃、豊穣は、過ぎし夢なり。幻なり。 
なれども神は諦めざる。再び戻さん、古(いにしえ)の、豊かな大地、自然の実り。 
人の全てが仕事に励み、己一人が楽をせず、互いに助け、いたわり合い、互いの労苦をねぎらい合いて、己の生を切り開きし頃。 
神は人と共にあり、日々の労働、人の精励、神は喜び、眺めたり。 
人の真の、正直な、かけがえのない捧げ物、神は楽しみ、受け取りたり。 
さにて神は交信し、人の願いも祈りも叶え、神の恵みを惜しまず与え、さらなる幸(さち)を授けたり。 
さなりし頃を甦らせん。再び創らん、神の国。かつての繁栄、豊潤なる世を、再び戻して、立て直さん。 
なれば人よ、気付きし者よ、手伝い始めよ、神を助けよ。 
神の力をこの世に顕(あらわ)せ。神の英知に与(あずか)りて、この世を救え、人を導け。 
人の病は心の曇り。曇り取らずば、病も癒(い)えぬ。心の曇りを祓う手伝い、神の光を借りて行え。 
その手、その足、その体、神にお借りし、授かりしもの。なれば使えよ、休まず動かせ。 
神の慈愛を十二分に、感じ感謝し、お返しするには、神の恵みを余すとこなく、全てを使いて、使い切ること。 
全ての能力、全ての知識、全てのみ恵み、残さず使え。 
己の真を示すには、出し惜しみなく、他人(ひと)にも与えよ。己一人の恵みにあらず。己一人の富みならず。 
全てに亘(わた)りて、富みゆくように、神は仕組みて、与えたり。 
なれば止めるな、お仕組みを。己の我執、我欲にて、全てのための施し物を、独りのものに閉じこむなかれ。 
神の願いは全ての栄え。なれば叶えよ、顕(あらわ)せよ。 
神の願いに応うることが、真の報恩、感謝なり。
神の心を汲み取りて、心で返せよ、示せよ、感謝。 
神の心を日々に受け取り、神の存在を常に近くに、己の隣に、己の内に、強く感じる者は幸い。 
神との絆(きずな)をさらに深めよ、さらに強く、さらに太く。 
神との縁(えにし)を結び、広めよ。さにて救えよ、さらに多くを。 
神の心は永遠なれど、人の一生、瞬間なり。 
瞬間の間に、心を捉えよ。神の心を、ことばを、声を、人の短き生のある間に。 
瞬時の交信、交流なれど、波長を合わせ、共振しぬれば、神の思いは永遠なり。 
神の思いは時空を超えて、次元を超えて、流れたり。 
なれば、人の波長にて捉え、交信するも難(かた)けれど、一度(ひとたび)合わせて共に振るえば、神の思いは淀みなく、果てることなく、 続きなむ。 
    感謝せよ。我等と交信、共振するを。神のことばを捉えて伝え、神の手伝い するを喜べ。
    
    さにて、終わる。
神のことばを残さず写せ。
    
    
    一九九九年十二月二十九日
神から人。 
神から人へ、何度も何度も、繰り返さん。 
日々に新たに、日々新しく、なれど、教えは変わらぬなれば、一つの教えの真の意味を、汲みて悟りて、奥を読めよ。 
裏を見通せ。 
表の意味のさらに深き、神の奥義の神意を解けよ。 
神は人に、伝え教えん。求める者には惜しまず与えん。求めぬ者にも、機会を授けん。 
知らず裁かれ 自ら堕ちる、一つの魂、命なきよう、悟りと気付きの仕組み起こさん。 
さにても離れ遠ざかるは、神も諦め、手を放さん。なれど頼りてすがらん者は、神は見捨てず手を差し伸べん。 
神の願いは全ての魂が、救われ、共に生きること。 
後(のち)のあの世も、現世も、神のあらせる世界にあれば、神の光の届かぬはなし。なれば、一つの魂も、光を与えて、甦らせたし。 
神の思いの有り難さを、人は忘れず、常に感謝を。 
この世に生まれ、生かされし、始めの思いの素直さを、今取り戻し、神に捧げよ。 
神の作りし魂が、全て昔に、無垢(むく)なる頃に、戻り返らば、神は歓び、さらに与えて、富まさんとさる。 
なれば、思いを純粋に、気高く、強く、尊く、清く、捧げて高めて、神に示さん。 
神のまします天上界の、さらに高きにあらせらる、真の富を授けらる、ありがたき仕組みを起こせらる、 
真(まこと)尊き唯一至高の、元の元なる親神さまへ、感謝を届けよ、高き心で。 
祈りを捧げよ、日々に新たに。思いを変えよ、日々高く。
さらに近づけ、高めんことを、己の霊行、み役と心得、怠りなきよう、残しなきよう、神に仕えん。清き思いで。 
他(ほか)を望むな、求むるな。己の一つの道のみ歩めよ。 
他(た)と比ぶるな、張り合うな。人に優劣、上下のなければ。 
神の前には、全てが等しく、同じ魂、差別なし。 
何故(なにゆえ)慌て、急ぐのか。全てが同じ道なれば、道の先にて待つものは、全てに同じ、神の み恵み。 
なれば、先に着こうが、遅れ着こうが、道さえ正しく、過(あやま)たざらば、人は等しき高みに達せん。 
道の正しさ、歩みの清さ。さのみが最後の恵みを変えん。 
道を誤り、外れて歩まば、最後に得るは、辛き行。神の恵みもまた厳し。 
道の正しく、過たざれど、歩みを怠り、ごまかさば、神の恵みはさらに厳しく、困難苦難を課して禊がん。 
なれば知れよ、正しき道と、歩みの術(すべ)を。己の全てを懸ける如(ごと)くに、一途に励み、何も残すな。 
日々の労働、日々の行、一日(ひとひ)一日が大事なり。 
一日(ひとひ)は全て、一生なり。朝に生まれて、夜に死ぬ。昼間働き、夕べに休む。 
さにて翌日新生し、新たな生を賜らん。 
    なれば、一日(ひとひ)一日が同じ重さで、一日も無駄に 疎(おろそ)かにすな。 
神は人を導かん。始めの一歩、一語の意味から、やがては成人、老人と、人の成長進歩に合わせ、その者 魂、昇華に 合わせん。 
神の妙なり、巧みなり。少しの狂い、違いなく、人の大きさ高さに合わせて、さらに成長、進歩せんよう。次なる一歩 を歩ませんよう。 
人は素直に従えばよし。神の導き、示さる方へと。 
人間心で迷い、ためらい、易きに流れ、低きに留まる。さにては人に進歩なし。進歩なければ、昇華もなからん。
    
人それぞれに見合いし道を、昇華を助くる歩みの術を、神は示して導かんとさる。 
なれば迷わず疑わず、ただひたすらに、従えばよし。 
さすればいつか、行の終わりに、次なる行を授けられん。み役も変わりて、昇華せん。 
    神のことばは聞こえねど、神の光は見えざれど、一途に精進、日々怠らざれば、自ずと聞こえん、自ずと見えん。神の示さる道と神意が。 
焦(あせ)り先んじ、抜きい出んと、日々の行い、魂こもらず、ただ形のみの行いならば、道は進まず、返りて戻らん。 
神は戒め、悟らせんとす。 
望まぬ行なれ、求めぬことなれ、神の神意をよく汲(く)みて、己に必要なればこそ、甘んじ安んじ、受けて励めよ。 
辛くもあるらん、苦しからん。なれど、乗り越え 通り過ぎ、振り返り見て、やがては知らん。神の恩愛、情けの深さを。 
神は人を鍛えんとさる。鍛えて試し、確かめて、人の魂の清さ、直さ、高さを測り、昇華を許さる。 
なれば人は、いかなるときにも、神に試さることを喜び、勇みて示せよ。己の魂を。 
神は喜び与えなん。可愛く愛でて、愛しく育み、優しく教えて、厳しく鍛えん。 
なれど畏(おそ)るな、遠ざくるな。神に向かえよ。近寄れよ。 
神の心を知る努力、神の心に近付く努力。一人一人が実践し、己の限界、打ち破らん。 
神は人を導かん。導き、救いて、さらに高めん。さのみのために、神はおわする。 
神は示さる、光と道を。力を、ことばを、仕組みを、未来を。やがて訪れ、始めらる、次なる世への変わり目を。 
人の人知に測れぬほどの、時の長さと距離の遠さを。 広き宇宙の片隅の、小さき星なる地球の上に、下ろされ生きる無数の生よ。 
神の偉大な摂理を知れよ。 
神の定めし宇宙原理を、変えなば変えよ、超えてみせよ。
なれど不可能、無能を悟らば、ただ従えよ、額(ぬか)ずけよ。 
謙虚に表せ、神への敬意。さにて示せよ、神への信仰。 
神に捧げよ、真の感謝。 
    自然を創り、生を生かし、あらゆる動物植物を、程良く保ち、進化させ、全ての調和を狂いなく、動かす摂理を 誰が超え得ん。
    人の浅はか、学問にて、一部も分からず、測り得ず。 
なれば従え、従順に。刃向かい 背(そむ)きて、何をせん。返りて傷つき、滅ぶのみ。 
歴史の趨勢(すうせい)、宇宙の運行。全てを神は仕組まれし。 
神の経綸、仕組みの偉大。精緻(せいち)に、狂わず、乱れず進む。 
    今早や遅し。何をせん。なれど、さにても 諦めず、神のご慈悲にすがれよ、子らよ。 
    夢のまた夢、遠き夢。かつて夢見し、幼き頃の、自由で、束縛、囚(とら)われのない、汚れぬ魂の見し夢を、思い起こせよ、甦らせよ。 
あり得ぬ程に、光り輝き、神も人も共にありし、童話の如き、平和の世界。 
    神は人を 使いて移さん。さなる世界を、実現させん。 
神の力に不可能なければ。 
この世を立て替え立て直し、後に創らん、神の国。 
準備は進み、始まりぬ。 
神は全知全能を、傾け、急ぎ、始められぬる。 
人よ遅るな、付いて来(こ)よ。 
ただ従えばよし。任すればよし。迷いためらう時はなし。
いかに生きなん、いかに死なん。全てを神に示され歩めよ。
さにて終わらん。 
神の心は一つなり。 
一つなれども、深く高く。 
人の魂に応じて知られん。神の神意を、真の意味を。 
なれば磨けよ、己の魂。 
今に留(とど)まり、たゆたうなかれ。
    
    
    一九九九年十二月三十日
神から人。 
    神から人へ、多くのことを、教え導き、誘(いざな)いて、養いし恩、与えし恵み、授けし慈愛、全てのことを、今さら思うに、 時は少なし。 
    嘆きて、嘆き得ず、惜しみて惜しみ得ず。 
    神の恩愛、思いを致せば、遥(はる)かに高き山よりも、遥けく広き海よりも、さらに高くてさらに広く、厚く、深く、永く 尊く。
    地球人類、全ての生物、星も宇宙も生命なり。己の意志持ち、魂持ち、己の愛持ち、家族持つ。全てが一つの生命体。
    
なれば、独り人間のみが、外れて生きるは許されず。 
神は人に、最も多くの恵みを与え、慈愛を注ぎて育てたり。 
さにて人類発達し、進化し、繁栄栄華を楽しみ、やがては他の生命までをも、己の勝手な願望、利欲にて、侵(おか)し傷つけ、侵略せり。 
なれば地球の調和も乱れ、宇宙の運行妨げられ、いつか塁(るい)は全てを狂わし、 
神の経綸(けいりん)そのものも、始めに返すことすら難く、ついに神の決意固まりぬ。 
畏(おそ)れぬ者は、火に焼かれなん。直さぬ者は、滅ぼされん。 
    改めざらば、尚(なお) 続けられん。神の戒め、諌めの業火(ごうか)は。 
己の罪を真摯(しんし)に見つめよ。己の汚れを慎み悔いよ。 
神は知りたし、思いたし。人の魂の真の姿を。 
さにて救いて、再び始めの、無垢(むく)なる魂に返したし。 
    神は日々に飽くことなく、人の平和を繁栄を、さらなる向上、進歩発展、人の努力と精進を、祈り望みて、見守らる。 
神は人へと思いを懸けらる。人の全ての幸せを、叶え、満たして、救いたし。 
なれど適わぬ、人の全てを、今の魂、汚れのままでは。よくよく励みて、尚足らぬ。 
汚れの全てを浄めゆくには、人の一生、全生命を、賭(と)しても足らざる、尚及ばざる。 
人の一生短ければ、全ての曇り汚れは永く、遠き昔の神世より、積み越し来たるを、浄め尽くせぬ。 
一人の思いの純粋なれど、さにても及ばぬ、溜(た)まりし汚れを、浄め喫(みそ)ぐに、尚少なし。 
一人一人の結集が、協力団結、必要なり。 
心を合わせて、祈りを合わせ、知恵を集めて、力を結べよ。 
弱く儚(はかな)き生命なれど、一人が二人、十人百人、やがては千人万人へと、
    
時空を越えて集まれば、やがては見えざる波動が生まれ、見えざる力を発揮せん。 
己の現世のみならず、次なる世代、子孫まで、波動は続きて、広がらん。 
力を信じよ。無限を感じよ。不可能なければ、恐るることなし。 
必ず変わらん、救われん。それのみ信じよ、神はあり。 
神は現れ、奇跡を見せん。人には奇跡と映ろうと、全ては神の定めし原理。 
神の行う全てが真実。人の愚かな人知学問。さにては測れぬ、普遍の真理。 
宇宙を動かす恒久無辺の、神の真理を疑うなかれ。 
神は人を救い給(たま)う。救いて導き、示され給う。人の未来を指し示さん。人の行くべき明日を見せん。 
明日になすべき行を見せ、今日ある命に感謝させ、宇宙の原理に調和して、生きるを喜ぶ心を育てん。 
神は真の救済を、真の魂の導きを、始めんとせり。仕組まんとせり。 
人は素直に敬虔(けいけん)に、騎(おご)りを捨てよ。我を落とせ。 
強き執着、弱き意志、改め直せよ、矯(た)め正せ。 
何をためらい、後(おく)れようか。神の慈愛に応えて示せよ、己の誠、一途な思いを。 
深く淀みて、濁りたる、河の流れは遅かれど、呑まれず渡れよ、己の力で。 
光は示され、導かん。彼方の岸に辿り着くよう。溺れず、迷わず、流されぬよう。 
神は光を捧げ示さん。漂い泳ぐ人の魂に。 
己の運命切り拓かんと、流れに逆らい、挑む魂に。 
過ち渡りて、戻れぬ河の、岸に佇(たたず)む迷える魂よ。 
神は哀(あわ)れみ、手を差し伸べん。再び渡れよ、逆流なれども。 
途中に疲れ、力尽きても、恐れず進めよ、他に術(すべ)なし。
さにて闘い、力を果たし、流れに任せて、流されて、溺(おぼ)れ沈むも一つの生なり。 
なれど、神は救い賜う。己の過ち、罪を詫び、汚れを禊ぐをためらわず、さにて終われる生なれば。 
流れに安んじ、任する人生。流れに抗(あらが)い、挑むも人生。 
    いずれの生にも、み役あり。一つ一つの生き方に、適うる霊行 神は課さるる。 
己の我欲の強からば、流れも速く、激しからん。己の執着、弱からば、流れは静かに、穏やかならん。 
なれど、それぞれ、運命なり。 
この世に生まれ、生を享(う)け、死にゆくまでになすべきことを、悟りて行い、残すなく、果たして帰らば、それにてよかれ。 
流れに表る、人の性(さが)。人皆同じ河なれど、いずこを選び渡るのか。永き河なれ、千差万別。 
神は人を救わんために、光を示し、道を導く。 
過ち進むを避け得るよう、能(あた)う限り苦しまぬよう、楽で平坦なるを示さる。 
なれど自ら遠ざかり、敢えて険しき坂を選(よ)り、苦しみ喘(あえ)ぐを好む者あり。 
或(ある)いはさらに楽せんと、己の浅はか、道を外れて、返りて寄り道迷い道。遠回りして時を無駄にす。 
真の賢者、勝利者は、愚かで愚直な、欲のない、与えられたる道のみを、ただひたすらに歩む者。 
他(た)を顧(かえり)みず、脇見せず、己の前なる道のみを、あまりに遠くを見やることなく、過ぎ来し過去を振り返るなく。 
ただ今のみを、目の前のみを、無心の中にて進む者。 
神は人を作り賜いし。さなる賢く正直なるを。 
無欲なまでに多くを望まず、満ち足ることをよく知りて、 
同じに飽きず、繰り返すを耐え、鈍感なまでに不平を持たず、なれど、感謝の思いの厚き。
神の愛でらる人たれよ。 
    いかに優秀、成功せれど、人を貶(おとし)め、己のみなる 繁栄栄華を極めし者は、いずれも魂汚れを持ちて、神は禊ぎて、浄めんとさる。
さなる者の魂は、神に感謝の思いも薄く、己尊し、偉し賢し。人より優(まさ)るる才と過つ。 
なれど許さず、さなる過ち。神の与えし魂なくば、人は生き得ず、生もなし。神の計りし仕組みのなくば、人は成功、 繁栄もなし。 
なれば人よ、敬虔に、謙虚に祈れよ。感謝捧げよ。神に優れる何を持つ。 
全てを神に与えられ、分けられ、授かり、さにて生きるを。何を競(きそ)いて、勝たんと力む。 
    始めに神に作られて、全てを神に教えられ、ようやくにして人たるを。さなくば人も動物ならずや。土中に蠢(うごめ)くミミズと変わらず。 
人よ、畏れよ、畏怖を知れ。 
この世の神秘を、真理の深さを。 
神に預けて、何を恥じよう。始めに戻れよ、元の姿に。神の慈愛に守られし、無力無能の生命なりき。 
神は人を慈しまる。慈愛の全てを傾けて、人を導き、育み与う。 
神の慈愛に委ねよ、素直に。人とは弱く、脆(もろ)き者。 
神の慈愛の守護なくば、生きることさえ適わぬ生命。 
この世の真理を、原理を知らば、人は悟らん、己の小ささ。宇宙のゴミなり、埃(ほこり)なり。 
瞬時に消えて、何も残らぬ。 
神は教えん。常永久(とことわ)に。変わらぬ愛の深さを持ちて。 
伝え続けん。全ての真理を、余すとこなく、人に残さん。 
神の心を伝え残せよ。 
後(あと)なる人はさらに知らん。神の実在、宇宙の不思議を。
なれば、終わらん。
    
    
    一九九九年十二月三十一日
神から人。神から人へ、教えん、伝えん、知らせ広めん。 
人の多くの魂を、浄め高めて、引き上げん。 
あの世の遠く、遥(はる)か彼方(かなた)よ、昔も未来も、共に存する、過去の栄華(えいが)も未来の繁栄、共にあるなり、栄えるなり。 
今に変わらぬ神の国。地上世界を越えてあり。 
時空の境も妨げもなく、一日(ひとひ)の長さも一月も、同じ長さの不可思議なるか。なれどもさならず。不思議なし。 
神の前には時間なく、巡り巡りて、繰り返さん。 
神は時間の何(いず)れの時にも、いつの世にても現れて、思いの通りに行わる。 
人を作るも、自然を生むも、地球を回すも、全ては同じ。 
神の力は力になくて、神のご意図のそのままに、この世は創られ顕(あらわ)れり。 
神のご意志は顕れん。全ての事物、現象、事象。 
人に知らせて悟らせんと、起こして見せるも神秘なり。神秘なれども、真理なり。 
人に測れぬ思いの深さで、人に分からぬ言霊(ことだま)で、神は奇跡を起こし賜う。 
奇跡は人知の尺度なり。
    
人知の限界、能力を超え、神の奇跡は真理に添いて、神の全き法則により、何の不可能、不思議もあらず、ただに自然の理(ことわり)なれば。 
人は測るな、わからんとすな。所詮(しょせん)は神の作られもの。 
神の手のひら、掌中(しょうちゅう)にて、踊る操り人形なれば、神のご意志に適わぬことは、元よりなし得ぬ、そが道理。 
元より神は与えざる。人の能力体力知力、全てを神に従うように、作り備わせ、与えたり。 
神のご意志に逆らうことは、なせぬようにと仕組まれし。 
なれば、任せよ、自然摂理に。従い添わば、人はなし得ん。神の力に適わんほどの、こともなし得ん、行い得ん。 
元より仕組まれ、備えられ、己の内に命(めい)を約して、地上に下りるを許されし。 
なれば自然に忠実に、己のみ役を行いゆけば、自ずと神の摂理は働き、全ては進みて、妨ぐるなし。 
神の御心(みこころ)、尊き愛を、いかに得ざるか、背(そむ)かんか。己の生命そのものが、神の愛なり、光なり。 
この世に生まれて死ぬるまで、神の慈愛を受け続くるを、忘れ、離れて、遠ざからんとす。 
神の慈愛をかくも賜り、さにて生かさる大恩忘れ、己の勝手 都合にて、逃れんとして、尚(なお)逃れ得ず。 
生あり、肉体持つうちは、魂残りて、続く限りは、神の恩愛、逃れ得ざるを。 
神の御前(おんまえ)、神前に、己の素直な魂捧げて、感謝と詫びを祈れよ、宣(の)れよ。 
己の過ち、思いの足らぬを、心に深く、悔い恥じ、刻めよ。 
常に感謝と謙譲の、心の低き人たれよ。 
低きは卑しきことならず。神の力を畏(おそ)れ敬い、己の弱さ小ささを、素直に認めて教えを乞うる、真の純粋、謙虚の心。 
    なれば神は 与え給う。許し給う、教え給う。示し給う。 
迷える魂、求むる魂、さまよい惑う縁なき魂。全てを救い、拾い上げ、光の内に導かん。 
縁を結びて、さらに強め、高みに導かるるを喜び、光に従い進まんとせよ。
あらゆる困難、難題も、神の試しと思え、我が子よ。 
困難、難題、さにあらず。辛し苦しは真実ならず。 
真の辛さ苦しさは、光も失い、暗闇を、さまよい歩く修羅(しゅら)の道。 
光もなくて、ただ遠く、先にも後にも果てなく続く、終わりも始めもなき世界。 
神の心を知る者は、さなる世界に堕(お)ちることなし。 
光を知りて、誘(いざな)われ、神のことばに従わば、神は魂救い給う。 
守り、導き、愛に包みて、光の中を歩ませ給う。 
なれば人よ、自ら堕ちるな。自ら離れて、遠ざくるな。 
一度離れて遠ざからば、光を見れども見えざれば。声を聞けども聞こえねば。 
神は光を当て賜えども、心の曇り深ければ、光も鈍かり、暗からん。 
神の慈愛に守られよ。包まれ、抱かれ、従えよ。 
従う、下座すも、真実ならず。人は神の分け御霊(みたま)。行う全てが神の御心。 
自ずと行い、自ずと顕(あらわ)れ、自ずと進むが真なり。神に計りて問うはまだ、真の浄化の足らざる証(あかし)。 
さらに禊(みそ)げよ、昇華せよ。やがては自ずと悟り得ん。真の神の光を得ん。
自ら行い顕さん。神の御心、神の意図。 
ただ透明に、真っ直ぐに、光を通す管となれ。 
雲り 曲がりて、塞(ふさ)がる管は、神は禊ぎて、直さんとさる。 
    神の禊ぎを 喜び受けよ。禊がれ 直され、正されて、浄まり帰らば、神は迎えん。
    始めの元の清き魂よ。遠き昔の神の世の、素直な愛しき魂たちよ。
神の心に忠実に、謙虚に素直に従わば、己の意志も目標も、自ずと定まり、迷いなし。 
今ある世界を大切に、不平不満は他人事。 
全てが嬉しく有り難く、己の家族、親類縁者、全てが治まり、親しく睦(むつ)む。さなる世界を現出せん。 
家族の絆(きずな)も、親類付き合い、全てが丸き円の如(ごと)。その中心に神のあり。 
神の周りに人のあり。 
神を巡りて囲むよう、神を奉(まつ)りて傅(かしず)くように、人は捧げん、奉(たてまつ)らん。 
    人は全てが神の子なれば、円の周囲は皆同じ。神から遠くも近くもなく、離れず付かず、尚(なお) 保たれん。 
神の光は平等に、あまねく亘(わた)り、等しく照らさん。 
差なく恵みをもたらすように、神は結ばん、それぞれの縁。 
なればこそ、切れるな、切るな、神との縁を。一度(ひとたび)切れてほころびぬれば、繕う糸を、いかに見付けん。 
神のご縁は瞬間なり。結ぶの時を過たば、再び得るはさらに難(むずか)し。 
    なれど、悔いるな、諦むるな。神の光を 常に求めよ。さすれば必ず結ばれん。 
    神の慈愛は 人を待たん。人自らが縁を求めて、神の道へと近寄る魂を。
    歓び迎え、守り抱かん。一度(ひとたび)結ばれ、つながれし 魂の一つも失わぬよう。 
自ら離れ、遠ざからぬよう、神は包みて、放すまじ。 
なれど適わぬこともあり。離れ迷いて、戻らぬあり。外れ漂い、帰らぬあり。 
    神は悲しみ 嘆かるれど、そもまた運命、仕組みなり。 
自ら離れて、遠ざかり、宇宙に散りて滅びなむ。 
やがては再び生を得て、甦る日も、訪れん。 
新しき世界、新しき国、新しき魂。新しき星。
姿を変えて、形を変えて、別なる生を生きればよけれ。
さにて、神のことばを終わらんか。 
明日には再び始まらん。新しき年の始めなり。 
心改め、神に向かえよ。 
さにて、終わる。 
めでたき世なれ、年となれ。