<その7 鹿山 & モア ディープ>

東京ナイフについてお断り
その1(スチレットファースト・19丁他)
その2(彫金2丁、オールド、山卯?、べっ甲八丁、19丁他)
その3(コイン、シルバー他)
その4(大きさの比較)
その5(5丁、紙タグ、輸出シール他)
その6(鹿山赤堀、鹿山No1、鹿山久山、電工他)
その7(モアディープ)
考察1(ペーパーナイフ、ドル挟み、他)
戻る  (得物)


  

 
<左>
 メインブレードと鋏が、久山ダマスカスで作られている。
ハンドルは、べっ甲。
鋏のダマスカスは、多分これ1本。

<右>
 定番のベビーホーン。ハンドルの鹿角が、実に素晴らしい。
彫金は、竹内氏。

   

<左>
 御殿場在住の方が、今から15~20年位前に購入したモデル。
 ハンドルのボーンは、私の所有する初期の電工の物と同じ物の
溝無しタイプ。このボーンは好みである。
 ブレードは、青紙2号。1980~1990年は、(今もそうだが)
新鋼材のラッシュ。154CMとATS34等を使うのがカスタム的
だった。そんな時勢に「青紙」とは・・・。脱帽である。私自身、
多徳のカスタムでは、初めて見る。藤本製作所では、「正鋼」の
刻印が存在するが、主に一丁出で作られているのが多い。
 特に1980年以降の藤本製作所製では、「ステンレス」系が
多い。
 写真のモデルは、ブルーイングして、少し赤錆を出したところ。

<右>
 鹿山さんのベビーホーン。ハンドルは、べっ甲。ブレードは、
赤堀さんとのコラボ。
これも味のある1本。

   

<右>
 多分オールド関。造りは、かなり良い。ハンドルは、白セル。
東京の匂いもする。鋏が東京的だが、錐の付け方は酒匂的。
研磨は東京的だが、バネの止め方は北村的。
 う~ん 難しい!

<左>
 判別の難しいモデルである。
 刻印は、比較的古いモデルに見られる、アーチ型の
「STAINLESS」である。フォークは、上下非対称。
缶切りのピンは、真鍮。全てお約束。
ただ、ボルスターが、なんともチープなプラスチック!!!
全て台無し。


ビクトリノックス その7 (謎の東急ハンズカスタム)