<その6>

東京ナイフについてお断り
その1(スチレットファースト・19丁他)
その2(彫金2丁、オールド、山卯?、べっ甲八丁、19丁他)
その3(コイン、シルバー他)
その4(大きさの比較)
その5(5丁、紙タグ、輸出シール他)
その6(鹿山赤堀、鹿山No1、鹿山久山、電工他)
その7(モアディープ)
考察1(ペーパーナイフ、ドル挟み、他)
戻る  (得物)


   

<左>
 藤枝の赤堀さんのワイヤーダマスカスをブレードに使用した作品。
このコラボは珍しい?
刃厚は、電工以上。ハンドルは、キャンバスマイカルタ。
<右>
 何時作られたかで微妙なモデル。ハンドルは、マイカルタ。
大きさも手ごろで、実用的。コンパクトで、クイックオープンだが
愛嬌がある。
 昭和タクティカルとも言えるモデル。

   

<左>
 1999年のナイフショーに出品された、「01」の刻印の
入った(ブレード根本)鹿山さんのシティーナイフ。
鹿山さんは、「試作品と極限られた作品にしか
、Noを入れませんのでなぁ。」とのこと。
 こんなナイフを、街中で自由に使える国だったらいいのに・・・。
絶品!!!

<右>
 メインのシープフットは、久山さんの見事なダマスカス。
今話題のウォーンクリフだが、各ブレードの納まりは
見事としか言い様が無い。

  


 いつも仕事に使う電工ナイフ。鹿山さんの極初期の作品とのこと。
怖いくらい良く切れる。
 刻印は、「HIS」だが、白紙を打ち間違えたとのこと。

   


 40年程昔の藤本製(?)の電工。
ハンドルは、何かの骨。
ハンドルとの間があく。
ブレードは、かなり良質の炭素鋼。
同型の物が「YAX」印で存在する。
 彫金入りの鹿山さんの電工との比較。珍しいロック付き。
ハンドルは、ジグドボーン。
彫金は竹内氏で「今だと、こんな値段ではお売り出来ません。」
とのこと。
 青紙2号のブレード。


   

 jホーンの青紙2号。ハンドルはボーンで、
彫金は竹内氏。切れ味も良好。
ステンレス系でないものは、面白味が出る。ロック音も良い。


 HP上のモデルを頼んだら、「金プレートの付いていない
こちらの方が、べっ甲が良い」と奨められた。
手にしてみら、メインピンの部分に
内破がある。しかも両側に!電話で言うと
、「工賃は、取らんでしょうが、べっ甲代は持ってくれと
言うでしょうな。」とのこと。
三重まで行くわけにもいかないので、泣き寝入り。
 その他にも、「新4丁」として送られてきたが、
ただの3丁出だったので電話すると、
「ハンドル材を送ったのに、その分値引きして
くれなかったので・・。」等の意味不明な理由で、
やたら高額のただの3丁出等も
手元にある。通販は、大変である。
個体数が、少ない故に起きる問題が出る。


<左>
 藤本のタイガー(No.DA005)と
R1253レプリカ(No.001)。共に極上のスタッグ。
 特にR1253は、ハンドルのスタッグ部だけでも
10.3センチ×3センチの大きさ。秀逸である。
 どちらも、ホーンや、スチレット程作られていない。
特に、R1253は少ないと思う。

<右>
 「YAX」刻印の、オールド。
 こんなのもう作れない?ローンウルフも真っ青だと思う。
カスタムでも大変だと思う。
 ヒルトも一体のフルタング。
ハンドルは、包丁によく使われる
黒いマイカルタ。ブレードは、炭素鋼の一体構造。
 かなり良い鋼材を使っている。刃厚は、4ミリ。
 シースは、薄手の本皮。
 前にも書いたが、「YAX=藤本」では無い。
「製作所」なのである。
作りからいって、晩期の製作だと思う。時価は不明だが、
廉価だったのではないであろうか?

その7(鹿山 モアディープ)