<その4>
大きさの比較
東京ナイフについてお断り
その1(スチレットファースト・19丁他)
その2(彫金2丁、オールド、山卯?、べっ甲八丁、19丁他)
その3(コイン、シルバー他)
その4(大きさの比較)
その5(5丁、紙タグ、輸出シール他)
その6(鹿山赤堀、鹿山No1、鹿山久山、電工他)
その7(モアディープ)
考察1(ペーパーナイフ、ドル挟み、他)
戻る  (得物)



   

<左>上から             <右>
豆八丁(KIKUHIDE&羽根F)   豆19丁(鹿山)
中八丁(ROBUSO)        大19丁(松井の向馬)
大八丁(鹿山)           ビクトリノックス
ビクトリノックス(ハンター)     (クロムハーツカスタム)

   
 
<左>上から                 <右>右から
豆19丁(鹿山&竹内重利彫金)      大19丁リネンマイカルタ
豆八丁(KIKUHIDE&羽根F)       大8丁GMOP
                         中八丁石目
 それぞれ貴重だが、見そうで見ないのが、「中八丁」である。

   

<左>
 新旧の11丁の比較
 左が、「ORIENTAL」刻印の古いモデル。
銀の彫金も細かく味がある。缶切りは、
古いタイプ。右は、「羽根F」の昭和55年頃(鹿山氏確認)の物。
<右>
 新旧厚みの比較。古い方は、ツール間の間仕切りが薄く、
ツール自体もやや小ぶり。
作りの差なのか、新しい方は、ツールを閉じると、
フォークが音叉の用に共鳴して、綺麗な音が出る。
缶切り以外は、同じ内容。

   

<左>
 150と180の比較。木製ハンドルの150は、向かい馬印で
背バネは、ステンレス。ブレードは、「正鋼」。ハンドルは、
唐木(紫檀の仲間らしい)。
かなり粗く仕上げた物を、ミラーにしてある。

<右>
 藤本氏の最初期のスチレットD001(スタッグ)と、
暫くして作られたマルーンマイカルタとの比較。
ブレードは、かなり先細りで、タング部に刻印が入る。
フィニッシュも、一部タングまで乗り上げて
サテン加工されているが、ミラー仕上げに近い。
思わず手の伸びる1本。ハンドルも厚い。

  
 
<左>
 左側のフォークの小さい方が、羽根Fの8丁。
右側のフォークの大きい方が、
「ORIENTAL STAINLESS」の古いタイプ。
カン切りが、かなり細い。
アメリカの中古市場より里帰り。
メインディッシュ用とデザート用?

<右>
 上の11丁と同じく、古い銀貼りの方が、彫刻が細かい。


------以下 愚痴と溜息の駄文--------

 品番と、細かいスペックは、生駒のクリークさんのHPを
参照されたい。品番の意味は不明である。
これらも、早期の解明を期待したい。
各問屋間の差はもちろんのこと、「通し」と「型」の
複合のようである。
 銀貼りと石目、ウッド、ニッケルシルバー、マイカルタ、
アクリルの生産比重と位置付け、刻印の意味と主な流通。
派生が不明なだけに、一層の保存が必要に思われる。
ホーンモデルや、スチレットが、
いつから作られ出したのか。
量産部の最後のラインなど、不明な点は
かなり多い。以前 鹿山氏に質問した時の回答は、

 ・D001は、昭和50年代中頃
 ・スプーン付きは、昭和33年頃(フォークの小さい方)
 ・11丁は、昭和35年以降
 ・ラージホーン型の電工(その1に載せた物)は、
昭和55年頃
 ・上の写真の中八丁」(ROBUSO)は、「?」との回答。
見たことが無いとのこと。誰の作品だろうか?

との事であった。他にも色々とお伺いしたかったのだが、
あまり手間をとらせても失礼に値すると思い、
手短にさせて頂いた。


その5(5丁、他)へ