田中接骨院(前腕部のこむらがえり)応急処置
前腕部のこむらがえりは手関節屈筋群と手関節伸筋群の応急処置を説明しています。
 
こむらがえりの応急処置(応用編no.2)      田中接骨院
前腕部のこむらがえり
前腕部のこむらがえりには、手のひら側(赤色の筋肉)の前腕こむらがえりと手の背側(緑色の筋肉)の前腕こむらがえりがあります。(図15)

手のひら側(赤色の筋肉)の筋肉を手関節屈筋群といい、手の背側(緑色の筋肉)の筋肉を手関節伸筋群といいます。(図15)
 
   
 
 
(図15)右前腕部母指側(中間位)
   
手のひら側の前腕のこむらがえり (NO1)
手のひら側(赤色の筋肉)の前腕の筋肉には、手関節屈筋群があります。手関節屈筋群は上腕骨の内側上顆(起始部)より始まり手根骨や中手骨、指骨(停止部)に止まります。肘関節と腕関節それに手根間関節、手根中手関節、指関節などが関与しています。(図16)手関節屈筋群は肘関節屈曲に補助的に働いています。
 
手関節屈筋群のこむらがえりの応急処置
手根屈筋群は多くの関節が関与していますので、これらすべての関節を操作しなければこむらがえりを起こした筋肉を伸ばすことができません。ですから、肘関節腕関節はもちろん手の指も操作しなければ有効に筋肉を伸ばすことができません。手の指のこむらがえりと重複しますが、手の指のこむらがえりでは、手の指の固有筋のこむらがえりを説明します。
 
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(図16)右前面前腕部(手掌側)
(図17)右手関節屈筋群の処置法
 
具体的操作方法
最初に手のひら側から指を持ち腕関節は背屈させます。その状態から肘関節を伸ばします(図17)このときに腕関節だけでなく指も背屈させます。ゆっくり行い、痛みの取れる位置でしばらくその肢位を続けます。

こむらがえりが治まったかどうか、力をゆるめてみます。痛みがある場合は、またその肢位を続けます。しばらくしてから、力をゆるめてみます痛みがなければこむらがえりは治まっています。
 

手の背側の前腕のこむらがえり (NO2)

手の背側(緑色の筋肉)の前腕の筋肉には、手関節伸筋群があります。手関節伸筋群は上腕骨の外側上顆(起始部)より始まり中手骨や末節骨(停止部)に止まります。(図18)

肘関節と腕関節、手根間関節、手根中手関節、中手指節関節、指節間関節が関与しています。手関節伸筋群は肘関節伸展に補助的に働きます。

 
 
 
     
 
(図18)右後面前腕部(手背側)
(図19)右手関節伸筋群の処置法
 
手関節伸筋群のこむらがえりの応急処置
手関節伸筋群は多くの関節が関与していますので、これらのすべての関節を操作しなければ筋肉を伸ばすことができません。ですから、肘関節、腕関節はもちろん手の指も操作しなければ有効に筋肉を伸ばすことができません。

手の指のこむらがえりと重複しますが、手の指のこむらがえりでは、手の固有筋のこむらがえりを説明します。

 
具体的操作方法
最初に手の甲側から指を持ち腕関節は掌屈させます。その状態から肘関節を曲げます(図19)この時に腕関節だけでなく指も掌屈させます。ゆっくり行い、痛みの取れる位置でしばらくそのままその肢位を続けます。

こむらがえりが治まったかどうか、力をゆるめてみます。痛みがある場合は、またその肢位を続けます。しばらくしてから、力をゆるめてみます痛みがなければこむらがえりは治まっています。

 
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