田中接骨院(前胸部のこむらがえり)応急処置
 
■その他のこむらがえりのページでは、前胸部のこむらがえりの応急処置と上腕部のこむらがえりの応急処置の仕方を図解で説明しています。
 
こむらがえりの応急処置(応用編no7)      田中接骨院
前胸部のこむらがえり
前胸部の筋肉には、大・小胸筋群があります。大・小胸筋群は、鎖骨や胸骨(起始部)から始まり上腕骨(停止部)に止まります。(図36)

前胸部のこむらがえり(筋けいれん)は、ワキの下に近いこむらがえり(筋けいれん)の場合腕を挙上し側屈しながら、後方に反るようにします。その肢位をしばらく続け、こむらがえりが治まれば姿勢をもどします。
 
     
 
(図36)左前胸部
(図37)前胸部のこむらがえりの処置
 
前胸部のこむらがえりの応急処置
前胸部のこむらがえりの応急処置は、両腕を後方に持って行き胸を張ります。その時、顎を上げ頭が後方に倒れるようにします、息を大きく吸って胸郭を広げるようにしてしばらく息を止めます。(図37)痛みのとれる位置にて止め、しばらくその肢位を維持します。

しばらくして、こむらがえりが治まったか力を緩めてみます。痛みがあれば、ふたたび元の肢位に戻します。この肢位を続けた後、力を緩めてみます痛みがなければこむらがえりは治まっています。
 
 
上腕部のこむらがえり
 
     
 
(図38)右上腕部の前面の筋肉
(図39)上腕二頭筋のこむらがえりの応急処置
 
上腕部のこむらがえりの応急処置
上腕部のこむらがえりの応急処置は、上腕部の前面の筋肉と上腕部の後面の筋肉に分けられます。上腕部の前面の筋肉には、上腕二頭筋群があり上腕部の後面の筋肉には、上腕三頭筋群があります。

上腕二頭筋と上腕三頭筋は、拮抗筋になります。上腕二頭筋が収縮している時には、上腕三頭筋は伸展しています。
 
 
上腕二頭筋のこむらがえりの応急処置
上腕二頭筋群のこむらがえりの応急処置は、手のひら側の上腕部です。

上腕二頭筋は、肩甲骨(起始部)より始まり橈骨(停止部)に止まります。肩関節と肘関節を越えて着いているので、二関節の操作が必要になってきます。(図38)

上腕二頭筋のこむらがえりの応急処置は、肩関節を水平伸展して肘関節を伸展させます。(図39) 痛みのとれる位置にて止め、しばらくその肢位を維持します。

しばらくして、こむらがえりが治まったか力を緩めてみます。痛みがあれば、ふたたび元の肢位に戻します。この肢位を続けた後、力を緩めてみます痛みがなければこむらがえりは治まっています。
 
 
 
 
     
 
(図40)右上腕部の後面の筋肉
(図41)上腕三頭筋のこむらがえりの応急処置
 
上腕三頭筋のこむらがえりの応急処置
上腕三頭筋群のこむらがえりの応急処置は、手の甲側の上腕部です。

上腕三頭筋は、肩甲骨(起始部)より始まり尺骨(停止部)に止まります。肩関節と肘関節を越えて着いているので、二関節の操作が必要になってきます。(図40)

上腕三頭筋のこむらがえりの応急処置は、肩関節を水平屈曲して肘関節を屈曲させます。(図41) 痛みのとれる位置にて止め、しばらくその肢位を維持します。

しばらくして、こむらがえりが治まったか力を緩めてみます。痛みがあれば、ふたたび元の肢位に戻します。この肢位を続けた後、力を緩めてみます痛みがなければこむらがえりは治まっています。
 
 
 
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