田中接骨院（わき腹のこむらがえり）応急処置

■　わき腹のこむらがえりはマラソン選手が、走っている時になるわき腹痛です。

■わき腹のこむらがえり（筋けいれん）は、内外腹斜筋、腹直筋の応急処置を説明しています。

こむらがえりの応急処置（応用編no3）　　　　　　田中接骨院

■ わき腹のこむらがえり

■腹部のこむらがえりには腹部正面と腹部側面があります。

■ わき腹（腹部側面）の筋肉には、内・外腹斜筋があり、肋骨外側面や腰背筋膜（起始部）から始まり骨盤の恥骨結合前面やソケイ靱帯（停止部）に止まります。（図18）

■腹部前面の筋肉には、腹直筋があり、肋軟骨や剣状突起（起始部）から始まり恥骨結合や恥骨結節（停止部）にとまります。（図20）

（図18）わき腹（内外腹斜筋）

（図19）側屈＋後方に反る

■ わき腹のこむらがえりの応急処置

■内・外腹斜筋のこむらがえりの処置方法は、上体を後ろに反らしながら側屈します。その時、腕を上げながら行います。（図19）

■しばらくその姿勢を続けます。こむらがえりが治まったかどうか確かめるために、少し姿勢をもどしますその時に痛みがある場合は、ふたたび上体を反らせた姿勢にします。しばらく経ってから姿勢をもどし痛みがなければ、こむらがえりは治まっています。

■ マラソン選手がわき腹を押さえて走る

■テレビ中継の中で、マラソン選手がわき腹を押さえて走る姿をよく見かけます。この姿こそわき腹のこむらがえりです。走りながら、応急処置をするのは難しいのですが止まって行えばできます。

■よく前屈になってわき腹を押さえているのを、見かけますが逆効果です。よけいに筋収縮してしまい痛みが強くなってしまいます。痛みをがまんして、走っていてもなかなか痛みはとれません。

■止まることができない人は、走りながらも側屈＋後屈をして内・外腹斜筋のストレッチをして早く痛みを取った方がよい記録をだすことができると思います。

（図20）白線の両脇（腹直筋）

（図21）後方に反る

■ 腹部前面のこむらがえり

■腹部前面の筋肉には、腹直筋があります。腹直筋は、肋軟骨や剣状突起（起始部）から始まり恥骨結合や恥骨結節（停止部）に止まります。（図20）

■ 腹部前面のこむらがえりの応急処置

■腹部前面のこむらがえりの処置方法は、両腕を挙げ上体を反らします。その時に、頭部も後方に倒します。（図21）

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