平成30年1月の話題

除夜の鐘つき

 除夜の鐘つきには200人以上の方々が参詣され、役員さん方が寒い中対応して下さいました。

本堂より鐘楼を望む 除夜の鐘つきに奉仕された役員さん方
本堂より鐘楼を望む 除夜の鐘つきに奉仕された役員さん方

初会議・親睦会

初会議で研修旅行の説明をする岩田さん
初会議で研修旅行の説明をする岩田さん
 

 1月20日(土)、護持会役員さんと開山忌法要後、初会議を開き、その後親睦を深めました。

初会議・親睦会に出席された皆さん
初会議・親睦会に出席された皆さん

甘露寺松風の会の初釜

 1月25日(木)甘露寺松風の会の初釜を致しました。今年は茶事形式で行いました。
 茶事とは、お茶で正式にお客様をおもてなしする事です。

初釜に参加された皆さん
初釜に参加された皆さん

◆茶事の流れ◆

 寄付 12:00  白湯を出す

 露地を通ってつくばいで手と口を清める
  (露地は景色を見ながら、茶室に入る心かまえをして、気持をきり変える所です)

寄付 露地を通ってつくばいで手と口を清める
寄付 露地を通ってつくばいで手と口を清める

 席入り
 炭手前(お釜には水が入っていて、食事中にお湯が沸く様に炭をつぐ)

席入り 炭手前
席入り 炭手前

 膳を出す(季節の懐石料理)
 1献出す(本来はお酒ですが、今回は梅ジュース)

膳を出す 1献出す
膳を出す 1献出す

 煮物椀出す(えびしんじょう)
 亭主相伴(しょうばん)(亭主も膳を持ち出して、一緒に頂く事もあります)
 白湯を出す
 膳をひ
 菓子を出す
 中立(一度客は茶席から立ち、その間亭主席をあらため、釜の煮え確かめる)
 後座入り
 濃茶
 薄茶

濃茶 薄茶
濃茶 薄茶

 今回始めて茶事形式で初釜を致し、茶事のだいたいの流れを理解して頂ければ嬉しいです。
 私事ですが、茶事をするに当って、道具組み、懐石料理等を考えている事は、とても楽しみでした。
 雪の降った翌日、昆布巻、きんかん、田作り、八幡巻、かずの子を作っている時、この様な時間を持てることの有難さをつくづく感じていました。
 当日は色々と行き届かない事や、大変な事も有りましたが、終った後は、心地良い疲れで茶事の余韻を楽しんでいました。
 茶事の楽しみは、亭主が6、客が4と言われています。私自身も十分に楽しみ、喜びを感じさせて頂いた初お茶事でした。皆様に厚く御礼申し上げます。

お茶道具 床の間の飾り
お茶道具 床の間の飾り

短歌集

平成30年1月 小山短歌会だより

朝ぼらけ冷気震わす寺の鐘平穏祈り襟を正せり
岩田 久子
暖かで爽やかなりし三ケ日この一年の幸先のよし
昔はね正月のたび一つづつ年をとるのと教えられたり
矢後 清一
孫曾孫元気で集う大晦日年越しそばをトントンと切る
若き頃はリンゴも柿も丸かじり今では話となってしまいぬ
山崎 咲代
新年を無事に迎えしお茶の間にお年玉やら年賀行き交う
温泉に這えるカピパラ想いつつゆずの香楽しむ冬至の風呂に
湯山 次子
(ひんがし)の山の稜線しら白と新たな年の日輪のぼる
流し下片付けんとて瓶にふれ襷すがたの亡母(はは)を顕たせり
秋山美智子