平成30年-第1号(167号)
除夜の鐘つきには200人以上の方々が参詣され、役員さん方が寒い中対応して下さいました。
本堂より鐘楼を望む | 除夜の鐘つきに奉仕された役員さん方 |
初会議で研修旅行の説明をする岩田さん |
1月20日(土)、護持会役員さんと開山忌法要後、初会議を開き、その後親睦を深めました。
初会議・親睦会に出席された皆さん |
1月25日(木)甘露寺松風の会の初釜を致しました。今年は茶事形式で行いました。
茶事とは、お茶で正式にお客様をおもてなしする事です。
初釜に参加された皆さん |
◆茶事の流れ◆
寄付 12:00 白湯を出す
露地を通ってつくばいで手と口を清める
(露地は景色を見ながら、茶室に入る心かまえをして、気持をきり変える所です)
寄付 | 露地を通ってつくばいで手と口を清める |
席入り
炭手前(お釜には水が入っていて、食事中にお湯が沸く様に炭をつぐ)
席入り | 炭手前 |
膳を出す(季節の懐石料理)
1献出す(本来はお酒ですが、今回は梅ジュース)
膳を出す | 1献出す |
煮物椀出す(えびしんじょう)
亭主
白湯を出す
膳をひく
菓子を出す
中立(一度客は茶席から立ち、その間亭主席をあらため、釜の煮え確かめる)
後座入り
濃茶
薄茶
濃茶 | 薄茶 |
今回始めて茶事形式で初釜を致し、茶事のだいたいの流れを理解して頂ければ嬉しいです。
私事ですが、茶事をするに当って、道具組み、懐石料理等を考えている事は、とても楽しみでした。
雪の降った翌日、昆布巻、きんかん、田作り、八幡巻、かずの子を作っている時、この様な時間を持てることの有難さをつくづく感じていました。
当日は色々と行き届かない事や、大変な事も有りましたが、終った後は、心地良い疲れで茶事の余韻を楽しんでいました。
茶事の楽しみは、亭主が6、客が4と言われています。私自身も十分に楽しみ、喜びを感じさせて頂いた初お茶事でした。皆様に厚く御礼申し上げます。
お茶道具 | 床の間の飾り |
平成30年1月 小山短歌会だより
朝ぼらけ冷気震わす寺の鐘平穏祈り襟を正せり |
岩田 久子 |
暖かで爽やかなりし三ケ日この一年の幸先のよし |
昔はね正月のたび一つづつ年をとるのと教えられたり |
矢後 清一 |
孫曾孫元気で集う大晦日年越しそばをトントンと切る |
若き頃はリンゴも柿も丸かじり今では話となってしまいぬ |
山崎 咲代 |
新年を無事に迎えしお茶の間にお年玉やら年賀行き交う |
温泉に這えるカピパラ想いつつゆずの香楽しむ冬至の風呂に |
湯山 次子 |
流し下片付けんとて瓶にふれ襷すがたの |
秋山美智子 |