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 4月29日(火)朝10時出航。何日か振りの穏やかな日です。クルージングを楽しみながら少々沖まで出掛けます。燃料も余裕があります。深度85mまで足を伸ばそうと決めました。少し前に釣り仲間が「深度85mで底を流していくと何かが必ず釣れる。」と言っていたのと、二日前に漁師のおじさんが「今日はカツオ200kg程釣ってきた。28位まで南の方だ。今のカツオは陸地が見える間は釣れんよ。」と言っていたのが気になっていました。波高1.5mの今日少々無理をしてでも足を伸ばしてチャレンジしてみようと思った訳です。魚礁に群がる船団を顧みず水平線を目指します。意気込んでスタートしましたが、周りに船の気配が無くなるともう心配になって意気地のないことに先を諦め深度45m程のところで流し釣りを始めてしまいました。ま、こんな具合ですから結果は散々たるものです。気が付けば浜名湖沖の魚礁へと戻っていました。
 魚探から魚影が濃いことが分かります。カカリ釣りを始めてまもなく吹き流し仕掛けにマアジの成魚が掛かりました。40cm程とかなりの泳力があるので手応え十分、思わずタモを使ってすくい揚げました。アジをタモを使って揚げるのですから自分でも驚きです。後で分かった事ですが沢山の卵を抱えている見事な成魚でした。先程ウミヘビに針を取られたついでにハリス
をヒトヒロ伸ばしておいたのが効を奏した様です。大物はドウツキ仕掛けより吹き流し仕掛けに分があります。数をこなすなら逆にドウツキ仕掛けに分があります。吹き流し仕掛けで同じタナから二匹目の大アジを狙います。しかしそうはうまくいきません。大アジは諦めて2年物のアジに狙いを変えます。仕掛けをドウツキに変えてコマセで寄せ底をしゃくる様にサビいて誘うと程なくアタリがありました。よしよしと思い1分程掛けて仕掛けを巻き上げると何も乗っていません。こんな事が2回程続くと水面下の出来事に興味が湧いてきます。釣り揚げたアジを観察すると口以外に針掛かりしているのも結構あります。コマセに寄せられて群れたアジはサビキによって口以外の所にも針掛かりするようです。アタリがあっても乗っていないのはこのことだったようです。口に針が掛かり十分乗ったことを確かめてから引き上げるようにするとスカは無くなりました。

 「かあさん、見てごらん。」
 「生姜を準備するね。」
 「アサツキも頼むよ。」
 今夜もアジのタタキです。ふう、食べ切れません。あとはアジのひらきにしました。

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