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 1月14日(月)昼12時半出航。3連休の最終日に待ちに待った凪の日が訪れました。海原は緩いうねりがあるのみで波らしきものはありません。風もなく暖かな日差しはこれでもかとばかりにコックピットに注ぎます。昨日までの2日間で、3連休の2日を潰して仕事の見通しは付けたし、この好条件下でいやが上にも心は奮い立ちます。今日は心をさっぱり空っぽにして釣りに没頭しようと誓いました。いつもは行かない深度67m迄船を南下させ底物を狙います。何のアタリも有りませんが気にすること無く沈み込む事無くこれまでと早々に切り上げ引き返して深度57mで今度はサバに狙いを絞ります。僅かに違う海底の起伏が集魚に影響を与えています。こまめに移動を繰り返します。ポイントを探り始めて1時間ついにポイントを探り当てました。アジとはひと味違う魚信に心躍らせ仕掛を巻き上げます。手応え十分の竿のしなりです。銀色の体色が海面下5m程から見え始めるとついにやったぞと言う満足感が体中に伝わります。後はゆっくり丁寧に船底へ持ち込まれるのを食い止めそして引き出して頃をみて仕掛を一気にたぐりゴボウ抜きに取り込みます。カツオに負けず劣らずサバも船上では尾鰭を激しく振りその泳力をどうだとばかりに見せつけます。大変な賑やかさに思わず見とれてしまいますが、魚を傷める前にすかさずクーラーに放り込み「次!」とばかりにコマセ籠にコマセを補充しさりげなく投げ込むと流れる様な動作で電動リールのレバーを倒します。設定ポイントまでの暫しの時間は隣船の奮闘振りを眺め、ピッピッと鳴ったら今度は竿先を眺めます。確保したサバが身近に有ることもあって心落ち着いた雰囲気が辺りを包みます。こうなればペースはこちらのもの。先程までと違ってのんびりとコーヒーを啜りながらの洋上の人となります。見えぬ眼下の魚に想いを馳せ、漁船の遠景となった太陽を見ては懐かしい人を思い浮かべます。
 サバ3本とアジ2枚を揚げて充実感と人間性を取り戻しての帰港となりました。

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