田中接骨院(前腕部のこむらがえりの予防)
   
ワンポイント講座                   田中接骨院
第18回 前腕部のこむらがえりの予防
前腕部のこむらがえりの予防は、前腕部の筋肉の柔軟性をつけることにより起こす頻度を減らすことができます。

スポーツ選手が、こむらがえりの予防をするにはウォーミングアップ(準備運動)とクールダウン(整理運動)が欠かせません。こむらがえりの予防だけでなく、ウォーミングアップは怪我の予防にも効果があります。クールダウンは、筋肉疲労や筋肉痛の軽減に役立ちます。

 
 
     
 
(図1)肘関節・腕関節屈伸運動
(図2)プウリー運動
 
こむらがえりの予防
こむらがえりを予防する為には、前腕部の筋肉の柔軟性を高める必要があります。筋肉の柔軟性が低い筋肉にこむらがえりがよりかかりやすく、常日頃から筋肉の柔軟性を高める努力が必要です。
 
筋肉の柔軟性を高めることにより、こむらがえりをおこす頻度が減ってきます。
 
前腕部のこむらがえりの予防には、さらに上肢全体の柔軟性を高める必要があります。
 
肩関節、肘関節、腕関節、手根関節、指関節にかかわる筋肉群の柔軟性を高めることにより、こむらがえりを起こす頻度を減らすことができます。
 
こむらがえりになった時は、前腕部のこむらがえりの応急処置を適切に行うことにより筋肉の硬縮を取り除くことができますが、それができなかった場合は痛みがいつまでも続き筋肉が硬縮した状態が続いて、こむらがえりを何度も起こしやすくなります。
 
こむらがえりを何度も起こすと、筋肉は硬くなり日常茶飯事的に起こすようになります。それを防ぐには、筋肉の柔軟性を高める運動をする必要があります。
 
 
 
 
 
   
 
(図3)交互肩関節前後運動
(図4)両肩関節前後運動
 
こむらがえり予防運動

前腕部のこむらがえりの予防運動は、肩関節、肘関節、腕関節、手根関節、指関節の柔軟性を高める運動をすることです。

 
立位または座位で胸の前で指を組み肘関節、腕関節の屈伸運動をします。屈伸運動というよりは、肘と手首を軽くゆする感じで動かします。強く運動する必要はありません。テレビをみながら、お茶を飲みながら、本を読みながらのながら運動(時間の節約運動)でかまいません。(図1)
 
立位または座位で頭の上で指を組み左右交互に腕をもってきます。(プウリー運動)新聞を読みながら、人とおしゃべりしながらのながら運動(時間の節約運動)でかまいません。(図2)
 
肘かけ椅子に座り、肘掛に手を置き肩関節を左右交互に前後に動かす運動です。肩甲骨の内側の筋肉を意識して運動を行います。(図3)
 
肘かけ椅子に座り、肘掛に手を置き肩関節を両方同時に前後に動かす運動です。肩甲骨の内側の筋肉を意識して運動を行います。(図4)
 
 
 
 
 
   
 
(図5)交互肩関節膝関節屈伸運動

(図6)両膝関節屈伸・肩関節前後運動

 
 
 
前腕部のこむらがえりの予防には、筋肉の柔軟性を付けることによりこむらがえりの起こす頻度を減らすことができます。毎日テレビを見ながらでも結構です、肩関節、肘関節を動かすことにより前腕の筋肉を遠隔的に動かし柔軟性をつけます。立位にて、膝関節の屈伸運動に合わせて肩関節の前後運動を行います。(図5)
 

立位にて、両膝関節屈伸運動に合わせて両肩関節前後運動を行います。肩甲骨の内側の筋肉を意識して運動を行います。膝関節の屈伸運動は、あまり意識せず腰部前後運動と両肩関節前後運動を調和させて運動します。(図6)

 
こむらがえりがたびたび起こって困っている人は、痛みのない程度の運動を毎日行い、こむらがえりの予防に努めましょう。上記の運動を参考に毎日続けてください。
 
上記の運動は、前腕部のこむらがえりの予防ということで説明してきましたが、上腕部のこむらがえりの予防にもなりますので、上肢全体のこむらがえりの予防になります。
 
 
 
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