小鳥のお迎え方、飼育方法

雛のおうちについて

雛から迎えるということでお話をすすめます。
多くのペットショップではお魚さんの水槽や飼育ケースを使っています。
状態をみることができるので確かに便利ですが、季節によってそれが災いするときもあります。

夏場は日光浴はできません。
理由は透明ということでレンズの役目をして中の温度が上昇してかなり暑くなります。
そのため冷房や空調が必要になります。
ただ雛のときは日光浴をさせる必要性はあまりないので夏場には適しているおうちだと言えます。

冬場はプラスチックということからペットヒーターの利用に注意が必要になります。
筒型のものを使うと温度が高すぎて飼育ケースが溶けしまうため、飼育ケースをお使いの場合はパネルヒーターをおすすめします。
あと飼育ケース以外だとこの季節であればダンボールがおすすめです。
ただこれも注意が必要で中が見えなくなるので若干細工が必要にもなります。
また生後1ヵ月半にもなると羽をばたつかせ、飛ぶ練習をする時期にもなるので逃げないように気をつけてください

雛のときにケージを使うと保温性にかけるため適していません。
これはオールシーズンいえることです。
雛に適している温度は28~35度とわりと高めですが、広すぎて温度管理が難しいことと雛の体温が下がりやすいので一人餌に切り替わるまでは飼育ケースダンボールが適しています。

一人餌になった子や既に一人餌になっている子たちはケージ住まいになります。

ケージについて

羽も整ってきて飛ぶ練習もするようになり、飼育ケースダンボールでは狭くなってきたことで、一人餌に切替るのとほぼ同時期にケージへお引越しになります。

ただ鳥かごデビューによって色々とあるので説明していきます。
まず鳥かごはメーカーにもよりますが、止まり木がプラスチックや加工木の場合が多いので、小鳥の爪が引っかかりにくいのもあって飼い主か動物病院で爪を切ってもらうことになります。
爪を切ることで小鳥たちの衛生面を確保できるため、自然木に入れ替えておくことをおすすめします。
自然木だと爪が引っかかりやすく爪とぎにもなります。
サウンドパーチという止まり木にまきつける紙やすりも市販されてますが、悪戯好きな小鳥だと3日もたたずに剥ぎ取られることもあります。

ゲージ内のおもちゃについてですが、この子はおもちゃ好きだから~っといってケージ内にごちゃごちゃとおもちゃを入れてしまうと、音や振動などで驚いた鳥が暴れてパニックを起こした際には、ぶつかったりからまったりして逆に怪我をしやすくなるためおもちゃの入れすぎには注意しましょう。

床敷に新聞紙を使う方も多いですが、鳥が直に触れるようであれば利用を避けてください。
理由としてはインクが体についたりもするし、紙をかじって食べてしまうことがあるので健康的によくありません。
よく犬用のペットシートを使われる方もいますが、これはこれでかなりお金がかかるのでお財布にはあまりやさしくありません。
キッチンペーパーだと安いのでおすすめです。

ケージによってはそのケージに合わせたおやすみカバービニールカバーなどがあります。
上記のものを必ず買わなければならないというわけではなく、おやすみカバーであれば厚手の布を買ってきても被せてもいいですし、ビニールシートは100円ショップでテーブルシートとして売られているものをはさみで切って調節することもできます。

おやすみカバーは鳥を眠らせるのと静かにさせるため(暗室になるため大人しくなる)に使います。
ビニールカバーは餌の飛び散り防止、若干であれ防音効果、暖房効果に使えます。 色々と試してみるといいでしょう。