小鳥のお迎え方、飼育方法

病院について

できることであれば、お迎えした帰り道に動物病院へ連れて行って健康診断を受けることをお勧めします。

正直なところ鳥を見てくれる動物病院が少ない(鳥専門の病院も少ない)です。
総合病院だと週1でしか見れない場合(当番医しかみることができない)もあるのと、専門の先生がいないこともあり電話もなく直接でいってみると断られることが多いため、必ず病院へ行く前に電話で確認しましょう。
わからないことがあれば電話で聞いても大丈夫です。

また1件だけではなく、できることなら2~3件掛かりつけの病院があると安心です。
「Aの病院が休みのときにBの病院へいける」形を作っておくと万が一のときに対応できます。
見つかるまでが大変ですが頑張ってください。

過去にこんな実例があります。

あるおうちの息子さんが雛からお迎えしました。
3年間病気がないため動物病院に連れて行ったことがありませんでした。

とある日そのおうちに彼女を連れてきました。
その鳥さんは大変人になついており、彼女に何度もちゅっちゅっっとキスをしたそうです。
ところが数ヵ月後彼女の調子が悪くなり病院へ通院するようになりました。
通院している病院では原因が何なのかさっぱりとわからず、そのためあちこちと紹介をしてもらって治療をしていたけど原因が不明でした。
その後別の病院での診断で鳥からの感染が原因ということがわかり、1ヶ月の通院で完治することができました。

ちなみにこの原因となった鳥さんは、原因を知った飼い主が動物病院へいって治療を受けたそうです。

ペットショップで並ぶ鳥さんたちは、必ずしも健康診断を受けて店頭で新しい飼い主さんを待っているわけではありません
ブリーダーや卸はコストを抑えるために動物病院へ連れて行っていないことがほとんどのため、生まれつき体が弱い子や親からの病原菌をもらっていることが多いです。
またブリーダーも親鳥を動物病院へ連れて行っていないこともあります(全ての人がそうではありません)。

本当に家族として大事にしていくのあれば、迎えたその日じゃなくてもいいので連れて行ってあげてください。
また鳥さんは30分で病状が急変するため、「あれ? いつもと様子が違う」と思ったら病院へ連絡して連れて行くことをおすすめします。
自宅から動物病院への移動時間もそうですが、連れて行くまでの準備や連絡などの時間を考えれば30分はあっという間にたってしまいます。
そういうことがないように常日頃健康管理(体重管理や便チェックなど)をしておくと、鳥さんのためにも自分のためにもつながります。

後悔してからでは遅いので、あとで辛く悲しむより今の時間を大事にしてあげてください。
同じ時間はそのときでしか過ごせません。