田中接骨院(肘内障の予防&応急処置)
   
ワンポイント講座                   田中接骨院

第13回 肘内障の予防&応急処置

小児において肘関節部の脱臼の一種です。

一度抜けると、抜けやすくなり回りにいる大人は小児の腕を引っ張らないように注意しなければなりません。また回りの子供達にも注意をするように伝えましょう。肘内障の予防は、周りの人が注意をすることから始まります。
 
 
     
 
小児肘内障
固定
 
肘内障の注意点
 
小児本人が抜くことはなく、幼稚園の友達と遊んでいて友達がなにげなく腕を引っ張った時に抜けるとか、お母さんと手をつないでいて子供が向こうを向いている時にお母さんが手を引いたときに抜けやすくお母さんや保母さんや大人の人は注意が必要です。それが予防につながります。
 
小児の対象年齢は、2歳〜4歳で小学2年生位までが抜けやすい年齢です。高学年になると、骨形成や関節形成がしっかりしてくるので抜けなくなってきます。
 
抜けた小児の腕は、腫れや変形がなく外見上は変化がみられません。患側の腕は、動かそうとせず腕に触れると号泣きします。
 
何度も抜けた小児は、患側の腕を健側の腕で支えて動かそうとしません。
 
大人が小児の腕を引いた場合は、原因がはっきり分かりますが小児どうしの場合には、どうしてこうなったのか分かりませんので、大人が見ていなかった場合には当事者の子供達に話を良く聞いて、腕を引いたのか、それとも転んだのかを聞くことが非常に重要になります。
 
 
肘内障の応急処置
 

肘内障も時間が経つと、はいりにくくなりなるべく早く専門医にみてもらいましょう。

 
腕を動かすと、ひじょうに痛がりますので腕を体に固定するようにしてあげると痛みを軽減させてあげることができます。その状態で受診しましょう。
 
固定する場合には、タオル等クッションになるものを下にあてがい固定しましょう。そうすることで血行障害をふせぐことができます。
 
一刻も早く受診することをお勧めします。
 
 
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