田中接骨院(肩こりの予防)
肩こりの予防では、肩こりの発生起点、肩こりの対処法、肩こりの予防体操を説明しています
 
ワンポイント講座                   田中接骨院
第5回 肩こりの予防
後頭部から肩背部にかけて僧帽筋という大きな筋肉があります。肩こりと言っても肩だけでなく首、肩背部も含まれます。
僧帽筋を中心とした頚部から肩背部の筋肉の筋緊張は、頭部の重量がかなり影響しています。これらの筋肉の運動を遠隔的に行い筋肉の柔軟性を付けることが肩こりの予防につながります。
 
 
     
 
頭が前に垂れた姿勢
頚部・肩部・肩背部の筋肉
 
肩こりの発生起点
 
肩こりは、なぜ起こるのでしょう。後頭部から肩背部にかけて僧帽筋という大きな筋肉があり、日常生活や仕事の中で頭を前に垂れた姿勢が多いことが一つの要因になります。 
 
僧帽筋を中心とした頚部から肩背部の筋肉は、いつも頭部の重さを支えています。長時間頭が前に垂れた姿勢が続くと筋肉が緊張して硬くなり、それが肩こりとして感じるわけです。
 
肩こりは、頭が前に垂れた姿勢でなくても、たとえばテレビを長い間見ていても凝ってきます。こういった人は、慢性的に肩こりがある方が多いようです。
 
肩こりがひどくなると、ちょっとした外力で頚部・肩部・肩背部の筋肉や筋膜を損傷しやすくなります。
 
肩こりは、イエローカードのサインと思ったほうが良いでしょう。
 
また肩こりの方は、総体的に運動不足の方が多いのでギックリ腰にも注意しなければなりません。
 
 
肩こり対処法
 
肩こりと思っている方の中にも、後頭部や頚部、肩背部を損傷している方もいますので、頚部の運動には注意しましょう。さらに悪化させてしまいます。
 
肩こり予防体操は、両肩甲骨の間の筋肉を意識して運動をおこないます。この部位の筋肉はいつも伸ばされている事が多く硬くなりやすい筋肉なので、この筋肉の柔軟性をつける運動をすることにより、肩も軽くなります。
 
首の運動は、頭部の重量が頚部にかかる為大きな運動量になり痛めやすいので他の方法で運動を行った方が無難です。
 
肩こり予防体操は、頚部の筋肉に対して大きな運動量を掛けないように遠隔的に頚部の筋肉を動かす運動です。軽く行うようにして毎日行うようにしましょう。
 
 
肩こり予防体操
 
肩幅より少しひろく足を広げて立ち、腰に両手を置き腰を左右交互に移動します、その時に肩の部分を左右交互に前に出す運動を加えます。肩甲骨の内側の筋肉を意識して運動します。
 
肩幅より少し広く足を広げて立ち、腰に両手を置きお腹を前に突き出す運動と腰を後ろに引く運動を交互に行う運動です。肩甲骨の内側の筋肉を意識して運動します。
 
両手を組み左右交互に側屈する運動です。軽く行いましょう。
 
肩幅より少しひろく足を広げて立ち、上体を捻る運動です。軽く行いましょう。
 
手すり付きのイスに腰掛け、手すりを手でつかみ左右の肩を交互に前に出す運動です。肩甲骨の内側の筋肉を意識して運動します。
 
手すり付きのイスに腰掛け、手すりを手でつかみ左右の腕に交互に体重移動する運動です。肩甲骨の内側の筋肉を意識して運動します。軽めの体重移動を心がけましょう。
 
肩こり予防体操は、首の筋肉に対して大きな運動量を掛けないように遠隔的に首の筋肉を動かす運動です。軽く行うようにして毎日行うようにしましょう。
 
 
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