田中接骨院(膝痛の予防)
   
ワンポイント講座                   田中接骨院
第14回 膝痛の予防
高齢者になると膝痛の人が多くなります、日本の風習がまた影響しています。

なにもしていないのに膝が痛み腫れてくるのは、日本の生活習慣が影響しています。床座の習慣で正座をすることが多い日本人は膝を痛めやすいのです。
 
 
     
 
(図1)右膝関節内側(鵞足部)
(図2)右膝関節外側
 
膝痛の注意点
 
正座をすることが膝痛をさらに悪化させてしまいます。正座だけでなく、横座りやお尻の下にまくらをいれても腫れや痛みを増大させてしまいます。
 
膝に少しでも痛みのある人は、正座をすることは避けるべきです。また、しゃがんだ姿勢も膝の痛みを増大させてしまいます。
 
日本の礼儀作法で、正座をすることが当たり前のようになっています。その事が膝の痛い人が多い要因になっています。
 
人前では、礼儀で痛くても無理に正座をしてしまうことが膝の腫れと痛みを増大させてしまうことになります。
 
正座をしないと正座することができなくなってしまう。と間違った考え方をしている方が多く、正座が痛くて出来ないのに無理に正座をする人が多いのです。
 
お風呂の中で正座の練習をするという人もいますが、お風呂の中では、浮力があるからという考えで練習していますが、腫れと痛みを増大させてしまいます。
 
膝に少しでも痛みのある人は、無理をしてしゃがんだ姿勢で草むしりをすることは、さけましょう。腫れと痛みを増大させてしまいます。
 
膝を構成している筋肉は、大腿側の筋肉と下腿側の筋肉がありますが大腿側の筋肉は、膝関節と股関節をこえてついています、また下腿側の筋肉も二関節筋で膝関節と足関節をこえてついていますので、股関節の柔軟性、足関節の柔軟性が影響してきます。
 
膝の内側では(図1)、縫工筋、薄筋、半腱様筋が鵞足となって脛骨に停止するところや腱上で炎症が起きやすく、筋肉の柔軟性がおちると痛めやすくなります。
 
 
膝痛の予防
 

痛みの軽減と腫れの軽減の為に、アイシングをおこないます。

 
患部の安静保持のためにテーピングなどにより固定を行います。どんな固定でもそうですが、腫れを想定した固定が大事です。
 
患部の足に体重負荷を杖などを使い最小限にとどめましょう。
 
膝痛の人は、膝だけでなく膝周辺の筋肉や股関節そして足関節などが硬くなって運動性がおちていますので、膝関節の運動を直接行おうとしないで遠隔的に股関節や足関節の運動を軽くおこなうようにしましょう。
 
股関節や足関節の運動をする場合、痛みが膝にある人は体重を脚にかけないように運動をおこなうようにしましょう。
 
腫れや痛みの強い場合、早めの受診をお勧めします。軽く考えて悪化させてしまうケースが多いからです。
 
 
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