田中接骨院(AEDの普及)ワンポイント講座
 
ワンポイント講座              田中接骨院
第一回 AEDの普及
AEDとは、突然死の原因となる不整脈を起こした心臓に電気ショックを与え、正常な状態に戻す自動体外式除細動器(AED)を、平成16年7月から一般の市民が使えるようになりました。
学校や駅、空港など公共施設を中心にAEDが普及していけば、救命活動全般への関心も高まると期待されています。(心臓がけいれん)

 
     
 
カウンターショック&AED
携帯心電図計
 
早急な救命

『心臓突然死を救うには、倒れてから二、三分以内の除細動が最も重要』と、三田村秀雄先生・東京都済生会中央病院副院長は指摘します。
国内の突然死は推定で年間約八万人。うち半分を含める心臓突然死のほとんどは、心室細動が原因といわれています。

心室細動は心臓が正常なリズムを失い、心室の筋肉がけいれんしたように動く致死性の不整脈です。心室細動を起こすと三秒〜五秒で意識を失い、呼吸が止まります。
この心室細動を取り除くために行うのが電気ショックによる除細動で、心室細動の発作直後に除細動ができれば90%は助かります。

ただし、救命率は発作から除細動までの時間が一分遅れるごとに、ほぼ10ポイントずつ低下してしまいます。実際に心室細動の発作で人が倒れたとき、救急車を呼んでも到着までに五分〜六分(全国平均)かかります。

このため、国内では救急救命士による心臓突然死の救命率は3%程度ですが、その場にいる人がすぐに除細動できれば、多くの突然死を救えることになります。

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欧米の現状
欧米では、一九九〇年に米国の航空会社が初めて機内にAEDを搭載したのをはじめ、主要な公共施設に設置が進みました。シカゴの三つの空港では二年間に心室細動を起こした十八人にAEDが使用され、うち十一人が助かっています。
日本では
一方、日本ではAEDの使用は医師と救急救命士らに限られていましたが、厚生労働省の検討会が一般市民の使用も可能とする報告書をまとめ、7月1日に同省が都道府県に通知しました。
使用法
AED本体は手提げカバンほどの大きさです。使用法は、(音声に従い操作)まず服を脱がせてから、電極がある二つのパッドを右鎖骨上と左胸心臓付近に張り付けます。
操作方法は、本体のスピーカーから音声で指示が出ます。電極からの心電図を解析し『電気ショックが必要』『患者から離れて、赤いボタンを押して』などの音声ガイドに従い。心室細動でない場合には『電気ショックの必要はありません』と指示するため、誤使用の恐れはまずありません。
価格
価格は1台六十万〜八十万と、欧米と比べて割高です。現在、国内では医療機関に約四千台設置されていますが、一般への普及で販売台数が増えれば、価格低下が期待できるといいます。
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