院内設備

施設のご案内

 田中神経クリニックは栄区飯島町の住宅街にあります。最寄りの電車の駅は、Jr大船駅とJr戸塚駅です。江ノ電バスの戸塚行あるいは大船行に乗車のうえ、飯島上町(いいじまかみちょう)で下車してください。バス停を降りてから徒歩1分です。


脳波室・脳波計・電極・脳波記録

 院内に脳波室があります。脳波室は、外からの電気的な雑音が入らないように、シールドルームになっています。下の写真の左上に黒いカメラがあります。脳波記録中は、このカメラで患者さんの画像を記録しながら脳波の記録をおこないます。これをビデオ脳波同時記録と言います。脳波記録中に患者さんが発作になった場合には、発作をおこしているときの、患者さんの動画と脳波が同時に記録されます。これを発作脳波同時記録と言いますが、これは、患者さんの発作が全般発作なのかをあるいは部分発作なのかを判断するうえで、非常に役に立ちます。

 患者さんの脳の活動をより正確に記録するためには、患者さんの頭に付ける電極と頭皮の間が、綺麗になっている必要があります。このために、電極を頭皮上に置く前に、頭皮をアルコール綿などで拭き取ります。頭皮をきれいにすることで、電極の抵抗が下がり、より正確に脳の活動を記録出来るようになります。当院の脳波技師は、電極の抵抗を下げて、良好な脳波記録ができるように、努めています。

 脳波の記録は、患者さんが覚醒しているときに電極をつけて、入眠するまで記録することが基本です。入眠するときに、てんかんの発射が出現しやすいからです。てんかん発射がどのようなものか、またどのような出現パターンがあるかについては、田中が書いた「てんかん専門医の診察室から(かまくら春秋社)」をご覧ください。