カナダ東部のブランズウィック(Brunswick)州フレデリクトン(Fredericton)の大学に“アラフォー留学”中の二女から,今年の新学期からフランス語の単位を取るために“憧れの”フランスの大学へ移るにあたり,カナダ留学の記念として,フレデリクトンからそう遠くない,日本人観光客が多く訪れる,「赤毛のアン」の島,即ち作家モンゴメリ(Lucy Maud Montgomery 1874〜1942)の生まれ育った島,プリンスエドワード島(Prince Edward Island)(略称:P.E.I.)へ一度行って見ておこうと思うが,私と長女に一緒に行かないか,という誘いが来た。 あまり旅行好きとは言えない彼女からの折角の招待なので,私自身は赤毛のアン・シリーズを読んだことはなく,アニメで見た程度であるが,のんびり田舎で数日過ごすのもいいかと,最初でおそらくは最後の北米大陸行きとはなった次第。
P.E.I.はセントローレンス湾の中の島でカナダ最小の州(Province),面積は日本の四国の1/3程度。 本土側のノバスコシア(Nova Scotia)州とはカナダ連邦橋(Confederation Bridge)で結ばれている。
長女の長期休暇取得の見通しがはっきりするまでに日数がかかり,本来はトロント(Toronto)で乗り継ぎし,直接P.E.I.の州都シャーロットタウン(Charlottetown)へ飛ぶのが最短ルートなのだが,その切符が取れなくて,デトロイト(Detroit)でトランジットし,隣の州,ノバスコシア(Nova Scotia)州ハリファックス(Halifax)まで飛び,そこから車で約300km離れたP.E.I.へ行くという行き方になった。
利用航空会社は安いデルタ航空。
航空券の手配とDetroitでのアメリカ入国にかかわるElectronic System for Travel Authorization(渡航認証許可)取得,Halifaxでのホテル予約,Halifaxからのレンタカー予約は長女が日本で,現地P.E.I.での宿舎の手配は二女が,それぞれやってくれた。 私のしたことは,乗継ぎ空港の状況をネットで調べたこと,出発直前に『地球の歩き方 カナダ篇』を買って俄か勉強したことぐらい。 長女は事前調査の成果を一冊のファイルにまとめていた。
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