TOPバックナンバー 1
    立教169年(平成18年)12月25日発行 第230号
    楽太鼓披露(静岡大教会雅楽部)

楽太鼓披露
(静岡大教会雅楽部)

 去る10月20日の松浦家歴代の「御年祭」の折りに大教会「雅楽部」の〈楽太鼓〉が披露されたが、これは部員の清水道男氏(静陵分教会長)が雅楽部の同意を得て、かつて使われていた太鼓を丁寧に修理を加えて丹精し一年以上も掛けて作成されたものである。
 楽太鼓の写真をもとにコンピューターで読み取り、太鼓の大きさに合わせてポスター印刷し、金色に塗り尽くした下地にカーボン紙を敷き絵図を型取りをしてから、いよいよここからが手間の掛かる仕事である。
 写真をもとにカシュー塗料で絵図を描いていくのであるが、絵図の一コマく毎に塗料が乾いてから次の段階に移っていく根気のいる作業である。
 出来上がった素晴らしい〈楽太鼓〉を初めて拝見した時、古い太鼓ではあったが、当時大変な思い入れで真実の御供えによって購入されたものであろうと、〈おつとめ〉用の太鼓ではあるが、楽太鼓に変わった姿を見て『ものを生かす』ということは、こういう事かと感じ入った。
 今後は、大教会「雅楽部」としても大いに活用させて頂きたいと念願している。
尚、〈楽太鼓〉は「雅楽部」によって大切に管理させて頂きますが、それぞれでご活用の際には、必ず「雅楽部」の了解を得て、楽太鼓使用の雅楽部への御供えをも含めて大いにご利用下さいますようお願い申し上げます。
大教会「雅楽部」 

楽太鼓)