2011年 12月 | Link to H/P Link to Mail |
2011年12月31日 土曜日
遂に大晦日。今年最後の日になってしまった。自分にとってはまあまあの年だったのではないかと思っている。
今年一年を振り返ってみるがなかなか思い出せない。自分の健康的からは、膀胱と前立腺のがん検診を受けたことと食あたりで眩暈がしたことが思い出される。精神的には、凧依存をしたからか安定した一年だった。仕事は二月以来やっていないので、文字通りの「出社に及ばない隔月毎の給料を貰っている国家公務員」を真面目に努めている。雀の涙ほどの給料も減らされそうだ。
社会的には忘れることが出来ないものが多い。今年の10大ニュースは、勿論東日本大震災と福島第一原発の事故、第6回女子ワールドカップで「なでしこジャパン」が初優勝で占める。1ドル75円32銭と円高問題等々思い出すことは出来るが、上位3っに比べるとるに足りない。
今晩徒然日記を来年のものに変えるので、その時ゆっくりと読み返してみよう。
2011年12月30日 金曜日
今朝の室温は12℃。今冬の最低室温は10℃だったが、それは一日だけだった。大阪は温かいし、いい天気が続いている。正月もこのような天候が続いてくれればいいのに、そうはいかないようだ。北日本や北陸で冬の真っ盛りというのに、昨日は手袋無しで、ダウンジャケットを脱いで凧揚げをしていた。
昨日集まった仲間は四人。「年末の真昼間に、そして孫が喜びそうな遊びをを年寄りが嬉々として」。相も変わらず同じような話題で盛り上がっている。幸せな仲間ばかりだ。
今日は「風弾」の羽根を作ろうと思っている。私の盤鷹凧の図柄を気に入ってくれた奇特な仲間に、鳥型の風弾を揚げて貰いたいと考えたからである。彼曰く「そんな形をした風弾は見たことないので、評判になることうけあいや。早いとこ作ってやぁ」。今日半日はそれで時間を費やすことが出来るだろう。ワイも暇やなぁ。
2011年12月29日 木曜日
1月2日の日本凧の会大阪支部が催す新年凧揚げ会に持っていく凧の準備が出来た。翼幅120pと90pの鳥凧各2種類、ステルス型凧3個、羽ばたく鳥凧1種類だ。それらを持参すれば、殆ど無風状態でも、強風下でもどれか一つはあがる。風の状態によってはステルス型を一本の糸で3個同時に揚げることも出来る。そのための200bを超える凧糸を準備した。
今回準備したものは、微風で揚がる鳥凧、羽ばたく鳥凧、中国製盤鷹に似せた凧、そして天頂まで揚がる三機のステルス凧。どれも注目される傑作と思っている。
凧作りに嵌って丸3年が経過してしまった。私がこれほど熱中するとは思ってもみなかったことだった。昔から物つくりは好きだったので、竹を削ったり指先を使ってものを作ることには慣れていたが、凧のデザインを考え型紙を起し、それに合った骨組みを考え、そして自分で作った凧を空高く舞わせるために調整する、一連の作業に時間と労力をかければかけるほど程、期待していたように凧が飛ぶようになればなるほど、凧作りにのめり込んでしまったと言える。
お蔭でチヌ・ブラックバス・ブルーギル釣りに使っていたリールは「凧釣り」用に使ってしまった。そして釣りの趣味はどこかに飛んで行ってしまった。凧作りは来年も続くだろう。
2011年12月28日 水曜日
ヤフーの地震情報のサイトに初めてアクセスした。そのサイトには、地震の履歴まで詳細に記載されているようだ。私が毎日アクセスしているのはUSGSのサイト。ここでは世界中の地震情報がリアルタイム(一時間以内)で更新されている。
今朝のアクセスでは、鳥島で発生したM5.2の地震(12/27 09:14)は両サイトに記載されているが、伊豆諸島で発生したM5.4の地震(12/27
04:30)はUSGSに記載されているのに、ヤフーのサイトにはないことがわかった。
伊豆諸島で発生した地震の方が大きく・近く・そして津波の可能性が高いと思われるのに、ヤフーサイトからは抜けているのが不思議だ。どちらが正しい情報なのかわからないが、気象庁の観測もれ、情報公開の忘れ、或いはヤフーの情報収集と公開のミスだとすれば、早急に改善する必要がある。
原発事故が起きてしまった後で、原子力保安院等々が正常に機能していなかったと今になってわかったようだが、膨大な費用を使って運営している地震検知と情報公開等のシステムがまともに機能していなかったのではないかと心配だ。
本日の地震トピックスは南西シベリアでM6.6の地震。この近辺で最近二度大きな地震が発生している。
防衛省もやるなぁ。今朝4時頃、沖縄県庁に環境影響評価書を運び込んだらしい。暗視メガネを着けて暗闇の朝駆けをしたのだろうか。だったらバリケードを張っている人たちは勝てっこないわなぁ。しかしそんなことして運び込む価値はあるとは思えまへん。沖縄から基地を追い出そうとしている人たちに、辺野古へ基地を建設しても環境問題は起きまへんと言う書類を示した所で、基地建設が認めて貰えるわけがないやんか。評価書が問題なく承認されたところで普天間に基地移転することにはなりまへん。
ワイがいつも言っているように「基地の建設によって環境がそれほど悪くならないことは、理解出来ました。しかしながら、普天間に基地を建設することは認められまへん。沖縄に基地を無くすことが沖縄県民の意思やから、その方向で話し合いましょ」と沖縄県民はいってるのやから、政府はその対応が必要や。
夜陰に紛れて書類を搬入したことは、益々悪い方向になっただけのことや。そして、政府は沖縄県を無視してアメリカに向いていることがはっきりしてきただけや。今回の沖縄県民の気持ちを無視した書類搬入に対してアメリカも呆れてしまったことだろう。政府の考え方が悲しくなってきた。
2011年12月27日 火曜日
沖縄の普天間基地の移設に向けた環境影響評価書が27日に提出されると言うが、大臣或いは官僚が持参するのではなくて、業者任せの郵送にしたらしい。防衛省が直接手渡しすることを避け、送付の形をとることは、益々反発が広がることになり、いよいよ最悪の状態になったようだ。
どんなに素晴らしい環境影響評価書を提出したところで、沖縄県民の多くは沖縄に基地は要らないと言っているのだから、環境問題は起きまへんと力説したところで納得してくれる訳がない。刺身が嫌いな人に、刺身は美味しいでっせ・食べなはれとなんぼ言ったって、刺身は嫌いなんやから食べて貰えへんでぇ。
知事は、09年10月に、述べ60項目,502件についての追加・補足調査の必要性などを指摘しており、今回の評価書にはそれらが反映されているらしいが、その時と今は情勢が違う。鳩山元総理が「基地は少なくとも県外」と発言したことからボタンのかけ違いがクローズアップし、沖縄県民の大勢がかたくなになってしまったのだ。にもかかわらず、政府は何一つ働きかけをしなかった。そして、今年度中に環境影響評価書の提出すると決めたのは、野田総理。野田総理がブッシュ大統領に会って貰うときの「お土産」。これまた朝貢外交そのものだ。
その間、政府は沖縄に何を働きかけたのは、特別交付金の増額だけではないか。
防衛省が沖縄県に発送した環境影響評価書は27日、那覇市の同県庁で待ち受けた反対派が搬入を阻止したため、沖縄県による受理は行われなかったらしい。防衛省だったら、戦車を差し向けて届けたり、福島原発へ空中散水した実績のあるヘリコプターで投下することも出来ただろうが、さすがにそれまではやらなかったのは、常識が残っていたからか。次の方法は電子メールで届ける方法だが、環境影響評価書を届けることが大切なことではない。政府が反対する人達をどのようにして説得するかが大切であり、書類の搬入をゴリ押ししたところで何一つ進展はない。
政府が今やるべきことは、環境影響評価書を郵送することではなくて、それを持ってくる役員を阻止しようと県庁の周りを取り囲んでいる人達を説得することや。それをせずして、基地移転の可能性はありませんなぁ。政治家とは言えませんなぁ。野党も本当に日本国民のためになることは、政府の無能さを傍観したり中傷していることではなくて、普天間基地をどうするのかと意見を言うことや。そうしない限り同罪や。
2011年12月26日 月曜日
アメリカの科学雑誌「サイエンス」は、今年発表された科学の分野における画期的といえる10大成果に、小惑星の微粒子を地球に持ち帰ることに成功した日本の探査機「はやぶさ」と、植物の中にある、光で水を分解するタンパク質の構造を解明し「光合成の仕組みの解明と、新たなクリーンエネルギーの開発につながる」大阪市立大学と岡山大学のグループの研究を選んでいるらしい。素晴らしいことではないか。
さらに、ことし3月の東日本大震災が番外として取り上げられ、これほど大きな地震を想定できなかったことや、福島第一原発の事故などを挙げて、「日本の科学者たちは、天災が起きる前も、起きた後も、人々が必要とする知見を提供できなかったと感じている。人々との間にある溝を埋めるにはどうすればよいのか必死に考えている」としています。これは、嫌味やなぁ。
特に福島第一原発の事故は、今になって「いかにずさんな」計画と管理がされたいたかと言うことが暴露されつつあるが、取り返しのつかないことになっている。日本は地震で沈没するのでもなく、経済破綻で破産するのでもなく、放射能で住めなくなってしまうのではないかと心配している。原発を閉鎖した所で、使わなくなった核燃料を保管する所もないではないか。
先に野田総理が発表した事故原発の冷温停止宣言と安全宣言に対して、海外メディアは「科学的というよりはむしろ政治的な判断に基づいたものであるとの批判を招いている」とか、「冷温停止状態の定義があいまいだ。少なくとも核分裂連鎖反応が止まったというだけで、核分裂生成物はすぐに取り除けず、核燃料のエネルギーも残ったままだ」とか言っている。
2011年12月25日 日曜日
来年度予算案が決まった。政府は、ただでさえ収入が少ないのに、震災復興のための費用が加わり、そして出費が抑えられないのだから、赤字になっても仕方がないと思っているようだ。政治家は、益々、日本の借金を加速度的に増やしていることを、どう考えているのだろうか。そんなことはどうでもいい。自分が安泰であればいいと思っているだけか。
少子化が問題と言いながら、生まれてくる子供たちに贈る「負の遺産」を増やしつつあると言うことがわかっていないのだろうか。
民主党が政権を獲るために掲げたマニュフェストは殆どと言って良いほど総崩れになってしまった。「コンクリートから人へ」をスローガンにして、その政策の実現のために「官から民へ」を主張し、天下りの撲滅と事業仕訳をすることで、不足する予算を捻出すると宣言していたではないか。
だからこそ、私は、民主党の政権公約に無理があると心配しつつも、政治が少しは変わるのではないかと期待して一票を投じたのに、何たる様だ。民主党の掲げた政権公約と、政権を獲った後の戦略は何とお粗末なものであったかと言うのが、来年度の予算編成で決定的になってしまった。
国家公務員の給料と政治家の手当てを減らすための論議もしていないのに、ハヤブサ2号の予算まで縮小するとは何事だ。そして、沖縄に特別交付金さえ渡せば、沖縄基地問題が解決すると思っているのは、戦略の無さを如実に物語っている。
2011年12月24日 土曜日 |
放射能汚染について後手後手に回っているように思うが、今になって、厚労省は食品の暫定規制値を来年四月から厳しくすると言う。 災地の農家や消費者には波紋が広がったが、農林水産省は新規制値を同省によると、コメの収穫期に17都県で行った検査で、新規制値の100ベクレルを超えたのは検査地点の0・3%にとどまり、福島県に限っても0・6%だったので、「来年以降のコメの作付けには影響しない」との見方が強いとしゃあしゃあしているらしい。 同県郡山市のコメ農家(64)は、「消費者の立場に立てば、ゼロに近ければ近いほどいいのは分かる」としつつも、「これから線量が下がる保証もなく、基準だけが厳しくなるばかり。作る側としては本当に厳しい」と話す。 おかしな話や。厚労省が今更厳しくするのはなぜや。農林水産省がサンプリング調査をした結果、この規制値だったら農産物の生産にそれほど影響がないと予測したからかと思えてくる。サンプリングは誰がやっているのか疑わしくなってきた。それを民間に自主移管してしまっているように思えてならない。 農林水産省も、サンプリング調査の数は幾つかを述べないで、その結果を%で言うだけや。よくよく調べたら新規制値を超える所はいっぱいありましたとなるのではないか。危険なのは米だけではおまへん。農産物も水産物も同じや。 今更、少しぐらい放射能が高くても食べないわけにはいかないが、ころころ政策が変わるのはおかしいでんな。 |
2011年12月23日 金曜日
民主党は、消費税率をあげることはマニュフェストに違反するからダメといい、八ッ場(やんば)ダムは、マニュフェストに違反するが、建設継続という。そして、今は、消費税率アップはしないが、それを見越して国債を発行すると言う。沖縄基地問題解決のためかどうかはわからないが、特別交付金を大幅に増やしている。またまた、鳩山さんも小沢さんも息を吹き返しつつあるように見える。
民主党は、何もかもリセットした方が良いのではないかと思えてきた。
民主党に限らず、全部の野党も同じだ。
2011年12月22日 木曜日
最近毎日のように凧揚げをやっている。集まる人は最低で三人、週一度の定例会では10人以上も集まるので、その時の会話も楽しい。
私が凧作りを始めたのはちょど三年前。いろいろな種類の凧を作ったが、相も変わらず、釣竿とリールを使ってあげる凧、Float
Kiteと命名したフワッと浮く・コントロールを楽しめる凧にこだわっている。この半年は鳥凧に絞り、バタバタと羽ばたく凧や翼幅120pの強風でも揚がる凧が完成した。
定例凧揚げ会で、風が弱くて風待ちをしている仲間の何人かが、進呈した鳥凧を揚げてくれるようになったので嬉しい。
「鳥凧以外にも作品はありまっせ」とばかり、ステルス型や飛行機型を持ち出してあげることがある。これらも市販のカイト並みあるいはそれ以上に飛ぶので、そして強風の時は尾を付ければ墜落することはないので、揚げっぱなしにしておけばいい。
1月2日は新年凧揚げ大会があるので、老朽化で退役する航空自衛隊のF4戦闘機の後継となる次期主力戦闘機ステルス戦闘機F35タイプの水平飛行が出来る凧を作ろうとポンチ絵を描き始めた。凧作りと凧揚げは、余暇人の暇つぶしとボケ防止に一番いい趣味だ。
2011年12月21日 水曜日
またまた、今になって北朝鮮の拉致問題が騒がれている。救出を求める家族、何とかすると言いながら指を咥えて観ているだけの政治家、決して当たったことがないことを恥ずかしくもなく言い続けているコメンテータ。そして、それらを面白ろおかしく騒ぎたてているマスメディア。
最近では、北朝鮮関連で具体的行動に出たのは、大阪府知事時代の橋下徹さんの朝鮮学校への圧力だけではなかったのか。石原都知事も直接は言わなかったが、パチンコ亡国論も北朝鮮対策だったように思う。
それに対して、菅元総理の献金問題は一部の週刊誌を騒がせたが、それほど問題にならず消滅してしまった。しかし、前原誠司大臣は、とるに足らないような額の政治献金で、大臣をやめたことがある。
良しにつけ悪しきにつけ、北朝鮮の金正日総書記はすごい人だった。素晴らしい独裁者だった。世界中が何を言おうと、国民がどれだけ苦しもうと、自分の信念を曲げなかったのだから。
一日も早く拉致問題が解決することを望むが、政府認定の拉致被害者だけでなく認定されていない多くの被害者の全員が救出されないといけない。そのためには北朝鮮の体制そのものが変わらないといけないとわかっているが、しかしながら、そのシナリオが描けないと言うのが本音ではないか。
野田総理の胸にはブルーリボンが付けられているただけでも、せめてもの希望と思っている。
2011年12月20日 火曜日
北朝鮮の金正日総書記が、心筋梗塞で死亡したという。それを伝えるのは、朝鮮中央TVの女性アナウンサー。彼女は数日前のネットニュースで、死亡したのか、或いは失脚したのではないかと噂されていた人だ。
独裁者が亡くなった時に、それを隠すこともあったと思うが、今回はたった二日遅れで明らかにしたのは意外だ。そして北朝鮮は前もって「特別放送を正午から行う」と発表していたらしい。
所が、それを知っていた野田総理は街頭演説に向かう途中、山岡健司国家公安委員長は午後一時からの安全保障会議に遅刻したらしい。またまた、日本のトップ政治家の危機管理意識の甘さが暴露してしまった。
ずっと前に、森総理大臣がゴルフ途中でハワイ沖で高校生を訓練中の愛媛丸が米国潜水艦に衝突され、沈没してしまった時と似たような話であり、それを機に森総理は失脚してしまったと記憶している。
野党は、政治をそっちのけで、それを突くだろう。突く野党も同じ危機管理意識ではないか。
2011年12月19日 月曜日
先頭の電車にはバンパーが付いている。新幹線の先頭には物がぶつかった時にはね除けるためのもの、一般の車両にも頑丈さは違うが、同じような「排障器」が付いている。
この排障器を米国などではCow Catcher (牛を捕まえるもの)と呼ぶ。JR東海では、和歌山県などで、鹿が線路内に入り込み電車と衝突するので、その対策としてDeer
Catcherを取り付けたらしい。それは柔らかい材質で出来ているので、鹿に衝突しても鹿に与える衝撃が少なくなるらしい。面白いネットニュースでもあり、そして写真が鮮明だったので、後で徒然日記の話題にしようとそのサイトをお気に入りに入れていたのに、二三日過ぎるとそのサイトは消去され、アクセスできなくなってしまった。何か記事に不具合があったからだろう。私は、鹿除けバンパーが過大評価され過ぎていたからだろうと思っている。そんなに効果があるならば、大阪の環状線での飛び込み対策用にも応用することが出来るのではないかと思ったくらいだ。
このように、ネットニュースが消されたり書き直されることは、時々ある。関西電力のホームページにリンクしていたサイトがスリムになったのも同じように思っている。福島原発事故関連も同じだ。
2011年12月18日 日曜日
今朝は四時半に起床。部屋の温度は13度。昨冬の最低室温は9度だったと記憶しているので、まだまだ本格的な寒さにはなっていないようだ。夏は朝刊が五時半ごろに配達されていたのに、最近は五時前に配達されるようになった。配達する人が変わったのだろう。
今日のトップニュースは、「女性・女系天皇」棚上げ。私はどちらが天皇になっても良いと思っているので、天皇家の問題をどうして政治の世界で問題にするのかわからない。
しかも、女性・女系天皇問題の審議が更なる政治的な対立を招き、内閣支持率の低下になるというので棚上げすると言うのは、政治家が(自分の身を守るために)審議を棚上げにすると言うのだから、どうかしている。
これは、消費税アップを先送りししていることと同じことだ。
論議することと、論議の結果を実行すると言うのは別の話だから、少なくとも「論議」しても良いではないかと思っている。論議することそのものを棚上げしているから、何事も後手後手に回ってしまうのではないか。
新大阪市長は、論議の必要性を声高々に主張している。そして、議論の対象を市長自ら作り出している。それが政治家ではないか。
2011年12月17日 土曜日
政府は、東電第一原発の原子炉が「冷温停止状態になったので、原子炉の安定を目指す段階から、廃炉に向けた段階に移行する」と収束宣言をした。評論家の意見では、宣言が妥当なのかどうかが食い違った所があるが、そして私も安全宣言に対して疑問を持つが、原発事故処理は一歩前進したと言えるだろう。
意見の食い違いが出るのは、私は何度も述べているが、工程表があまりにもお粗末だったからであろう。東電と政府は、工程表が曖昧だったからこそ、現段階でシャァシャアと「安全宣言」が出せたのではないか。少なくとも、事故が収束したとは言うべきではなかったのではないか。
12月16日に公開されたステップ2完了のポイントの総括表を確認すると、古い工程表ではステップ1とステップ2に分かれていた項目がごちゃまぜになっている。そして、再び到来するかも知れない津波に対する対策はオミット、新しく追加すべき項目は、例えば破損した核燃料と原子炉の説明と対策、今なお建屋内に貯まっている高濃度汚染水の問題、ガレキや汚染水の保管や地下水問題等々があると思われるのに、これらも何も述べられていない。勿論ステップ3以降の対応についてはどこかに行ってしまった。
最初の付け焼刃的に作られた行程表は米国クリントン氏の来日に合わせて作られたものと言う。その時点で、事故状況がまだわからないことがあったのは仕方ないとしても。時間が経過して、燃料棒がメルトダウンしたり、そして原子炉まで壊れていることがわかってきたのに、それらの事実は、工程表のには差追加記載されることもなく、その対応がどうなっているのかも述べられず、それらを工程表上には追加せずして、ステップ2が完了したとは、まったく理解できない話だ。
ワイもヒマやなぁ。どうしようもないことで時間を費やしている。
2011年12月16日 金曜日
福島第一原発事故は「原子炉は冷温停止状態になった」と、事故収束に向けた工程表のステップ2を達成したと宣言するらしい。結構なことだが、私が疑問に思っていることは、事故収束に向けた工程表は何度も更新されていることは承知しているが、しかしながら、それは「事故の後、右往左往しているときに東電があわてて作った、低レベルな工程表事故処理計画表をベース」にして、ステップ2の終了宣言をするのではないかと言うことである。
だからこそ、溶け落ちた燃料がどこにあるのかわからないにも関わらず、地下水の流入が止まらず、汚染水が地下水に流れ込んで流出しているのかもわからないまま、しかも放射能物質を含むがれき、処理水、そして防護服等々の処理や保管場所も決まっていないのに、ステップ2は達成したとなってしまう。そして、その内、それらの問題はどこかに隠ぺいされて、事故処理は完了となるのではないか心配になってきた。
除染についても同じだ。国が直轄して除染すると言うが、除染作業で出てくる放射性物質を含む廃棄物の仮置き場も決まっていないと言うではないか。勿論除染の方法も今は試行錯誤の段階と言う。高圧水で洗い流すと言うが、その排水はどうするのだろう。垂れ流しではないか。膨大な費用を使って、やっぱり人が住めるようにはなりまへんでしたとなる可能性もある。
事故原発の収束も除染も、私が期待するほど簡単には進まないのはわかっている。しかしながら、それらが簡単でないということを、例えば工程表で示すこともしていない。すなわち、事故が起きて9ヶ月も過ぎたのに、それらを進めるための計画が決まっていないのではないかと思えてくる。
誰が、猫に鈴をつける役を引き受ける積りかと言いたい。
2011年12月15日 木曜日
厚生労働省は65歳まで再雇用義務化する方針らしい。結構な話だが、雇用するのは企業。企業も65歳と言わず終身雇用としたいと思っているだろうが、実態は違う。
年金支給開始年齢が65歳に遅らせるために、企業に対して定年年齢の引き上げ、継続雇用制度の導入、定年制廃止のいずれかを採用することを義務付けたらしいが、65歳まで働ける企業は全体で47.3%、大企業では23.8%に過ぎないと言う。
厚生労働省が65歳定年制を義務付けても、雇用するのは企業。雇用できない企業はどうしたらいいのだろうか。経済不況で、新卒の人たちが就職出来ないと言うのに、定年延長とはおかしいのではないか。企業はますます海外進出するだけではないか。
厚生労働省は実態を知っているのだろうか、何を考えているのだろうか。
ワイは、出社に及ばない「終身雇用の国家公務員」。雇用契約は死ぬまでと思っていたのに、途中でリストラされて年俸が貰えなくなるのではないかと心配するが、政治家と官僚の人達は、年金について何を考えているのか、益々わからなくなってきた。企業に定年年齢の引き上げ等を要求する前に、終身雇用の国家公務員に対して、再度終身雇用の約束と年俸の引き下げはしませんと約束すべきではないか。
しかし、「御影石製マンション」を確保しておく気はない。なぜならば、腐らない御影石にしてしまえば、日本中が「人が住んでいない場所」になる可能性があり、マンションだけが残っていることになりそうだから。木製マンションで十分だ。
2011年12月14日 水曜日
ようやく、福島原発の事故に伴う放射能汚染地域の放射線量に応じた新しい仕分けを始めたようだ。今まで事故原発からの距離によって仕分けしていたのだから、一歩前進しつつあることになる。原発からの距離でなく放射線量による避難区域の決定とその対応はずっと前からやるべきだった。
長期間にわたり住民が居住できないと予測される地域は、公表されていないとしても、既に東電と政府は掴んでいることだろうから、該当地域の住民に「あんさんは半永久的に帰れまへん。あんさんは30年避難生活を続けてんか。しかしあんさんは帰宅できまっせ、おめでとうさん」と、いよいよ引導を渡すことになる。除染すれば帰れるのではないかと言う二重メッセージが通用しなくなるのだ。しかし、それは早い方がいい。今の東電と政府はすべてに関して先送りしているだけだから。
しかし、帰れないと言われた人たちの心情を思えば、そう簡単割り切れるものではない。
政府は東京電力福島第1原発事故に伴う避難区域について、年間の放射線量に応じて新たに3区分に再編する方向で調整に入った。現行は原発から半径20キロ圏内の「警戒区域」と年間被ばく線量が20ミリシーベルトを超える「計画的避難区域」に分類。新たな区分では50ミリシーベルト以上の年間線量が高い地域について、長期間にわたり住民が居住できない「帰還困難区域」に指定し、土地の買い上げなどの支援を検討する。【毎日新聞】
2011年12月13日 火曜日
今年の漢字が「絆」になったらしい。応募では、災、震、波、助などが上位を占めたらしいが、絆の方がイメージがいい。今年は私の思っていた漢字と一致した。
震災直後には、日本中、世界中から支援があった。消防も警察もそして自衛隊も投入されたが、米軍の支援は印象的だった。
それから9ヶ月も経過しているのに、復旧・復興がどんどん進んでいるというニュースは少なく、「まだこんな状態」という報道ばかりだ。TVにも新聞にも報道されにくなっているので、ネットでそれらの進捗状況を調べようとするが、そのようなサイトも無くなってきた。勿論福島原発の事故処理の状況も報道されなくなりつつあるように思う。
*ガレキを持っていく場所がないと言う。次に来るかも知れない津波の対策はどうするのだろうか、土地のかさ上げはどうするのだろうか。その場合の土は何処から?
*除染を始めたと言うが、本当に除染は出来るのだろうか。除染によって再び人が住めるようになるのだろうか。
*福島原発の高濃度汚染水の処理はどうするのだろうか、処理した低濃度汚染水の処理はどうするのだろうか。破損燃料の取り出し方法は?、取り出した燃料はどこに保管するのだろうか。
先の業務仕訳で予算縮小された「はやぶさ」の後継機「はやぶさ2」の打ち上げが中止に追い込まれそうだ。政府の宇宙開発戦略本部専門調査会が準天頂衛星より重要度が低いと判定した。これを受けて元「はやぶさ」プロジェクトマネージャの川口淳一郎氏が、「信じがたい評価」と、はやぶさの特設サイトでコメントを述べている。その内はやぶさの映画がヒットすれば、政治家の先生ははやぶさの価値が理解できるだろう。
誰かが正しく決断をしない限り、どんどん先送りされたり、本当に必要なものが消滅していくのではないか。これらは消費税アップと同じケースではないかと思っている。
2011年12月12日 月曜日
当日は、徒然日記を付けることを忘れていたようだ。
日本凧の会の12月度月例凧揚げ会に参加。エコ生活をしているので自転車で会場まで出かける。風がほとんどなかったので、そして体の調子が良かったのか、通常一時間近くかかる所を30分で到着。自転車のタイヤ空気圧を上げて油を差し、そして遠出するときにだけ、停止した時に両足が地面に届かないほどサドルを高くして、すっ飛ばしたから時間短縮できたのだろう。
よくよく考えてみたら、30分も必死で自転車をこぐと言うのは、驚くことはない。それくらいの時間は、週4〜5回はプールで泳いでいるのだから。
当日の参加者は20人ほど。150枚以上の蓮だこが空高く舞っていた。揚げていたおばちゃんは、午前中から来ていたらしい。
2011年12月11日日曜日 |
皆既月食を観たでぇ。そして写真撮影までした。 前回の皆既月食を観た記憶はないし、次の皆既月食は18年と言うから、それを観ることが出来なくなるかも知れないと、デジタルカメラに200mmレンズを付けて写真撮影をしてみることにした。 手持ちカメラでは、手振れしてしまって、花火や年末のイルミネーションが綺麗に撮れないのに、殆ど隠れかけた月など写るわけはないと思っていたのに、以外にブレも少ない写真が撮れているだはないか。何枚か映したが全部写っていた。 今のカメラには、手振れ防止装置が付いているので、このような暗い所でも、しかも望遠レンズを通しての撮影も何とか撮影できるが、一昔前だったら高感度フィルムを使っても無理だったろう。 手振れ防止機構がどのように組み込まれているのかはわからないが、技術の進歩が暗い所でも撮影できるようにしてくれたのだ。 出来れば、次の皆既月食も観たいと願っている。 |
2011年12月10日 土曜日
自分がボーナスを貰えなくなってからずいぶん年月が過ぎた。ボーナスが貰えていた時代は「良かかりし時代」だった。終身雇用間国家公務員になって、固定年俸が二か月毎に分割して貰えるようになったが、出社に及ばない公務員だから勿論ボーナスの支給はない。
楽天リサーチの調査によれば、今冬のボーナスの支給予定が「ある」という人は66.1%と、「ない」の21.3%の3倍強であるらしいが、調査の対象が示されていないので、すなわち、働いていない人も調査対象になっているのかどうかと言うことがわからないので、結果の数字の評価が出来ないではないか。
但し、東日本大震災や欧州債務危機などが社会に不安を与えた1年だったが、冬ボーナスの支給予定がある割合は昨冬調査の65.5%から微増していると言うのはせめてもの救いだ。ボーナスの見込み支給額を尋ねると、「40万円以上50万円未満」(12.4%)、「30万円以上40万円未満」(12.1%)、「10万円以上20万円円未満」「20万円以上30万円未満」(それぞれ11.0%)の4項目が1割を超えた。50万円未満の割合が半数を超えており、100万円以上は8.1%と1割に満たなかった。
格差がどんどん広がっているのかどうかを調べて欲しいものだ。
最近になって特に強く心配し始めたことは、何時か年金も貰えなくなる時代が来るのではないかということ。国はそれが明白になっているのに、それを防止する手だても考えずに、ひたすら情報公開を避けているのではないかと疑っている。
その内、自分は御影石のマンションに住むことになり年金は貰えなくなってしまうだろうが、日本国民がそうならないように、今のうちに何とかしないといけない。
2011年12月9日 金曜日
あれだけ騒いだTPP加入問題の話題も過去のものになってしまったのか。それを審議せず国会は閉じられた。
日本の政治家は討論することなく、法案を審議することなく、人の揚げ足をとって問責決議をしただけで、年末休暇に入ってしまった。議員先生は、給料カットもなく、残業をすることなく勿論リストラもない。長期年末・年始の休暇中は、議員先生達は故郷に帰って票田を耕し、来年の総選挙に向かっての対策をするらしい。
牛肉、自動車、郵政改革を含む保険の3分野の貿易障壁を取り上げる考えを示していた米国食肉輸出連合会(USMEF)のフィリップ・セング会長は7日、時事通信とのインタビューで、日本の環太平洋連携協定(TPP)交渉への参加問題に関し、米通商代表部(USTR)の意見公募で、日本との事前協議への要望を提出しない方針を明らかにした。米産牛肉への輸入規制の緩和・撤廃を「交渉参加の条件とはみなさない」とも言明。日米協議の焦点の一つとなる牛肉問題で柔軟な姿勢を見せた。【時事通信】
米国が、米産牛肉への輸入規制の緩和・撤廃を「交渉参加の条件とはみなさない」と言うのは当たり前の話や。一か月前に野田総理がブッシュさんに会うために持って行ったお土産は「米国産牛肉の規制緩和」するというものだったので、今更日米間で交渉する必要はないと言っているだけのことや。日本人はお土産のことを忘れているけど、米国人はちゃんと覚えていたんでっせ。
日米間で話し合い(=交渉)をするまでもなく、日本からは牛肉輸入問題という切り札を切ってしまったのだから、TPP交渉の関門の一つはすでに消えたことになる。そして、日本は米国は柔軟な態度をとってきたと喜んでいるのだから、米国にとって、日本人はなんと不思議な民族だと思っているだろう。米国は、日本政府はおめでたい人たちの集まりやと陰口を言っているだろう。加えて、マスメディアもコメンテーターも何も言っていない。どないなってんのや。これでは何時までたっても日本は変わりまへんでぇ。
笑っているのは米国だけでおまへん。日本の態度を傍観して米国以上に中国は「日本は組み易し」と高笑いしてるだろう。そして北朝鮮も同じや。黙って待っておれば日本からお土産をもって大臣が訪れてくると確信しているだろう。韓国も笑ってるだろう。世界中かも知れへん。
それに対して、日本人は吉本喜劇を観て笑っている。
トップページの君が代斉唱の写真は一日だけアップしたが、余りにも興ざめなので、テスト中の盤凧(Float
Kite)に入れ替えました。
2011年12月8日 木曜日
遂に、大阪府知事と大阪市長はお笑いの仲間入りをしたみたいだ。
同級1位・亀田大毅(亀田)が、2階級制覇を目指した「デイリー後援・亀田祭り2011」メーンイベント前のセレモニーで、大阪ダブル選挙を制した松井一郎新知事と橋下徹新市長が国歌を斉唱した。
大阪都構想などをぶち上げて当選を果たした両VIPはメーン開始前にそろってリングに登壇。客席からの「ハシモトコール」や「当選おめでとう」の声に両手を振って応えた。
お二人が、学校行事等で国旗掲揚をしなかったり、国家を歌わない先生方を処分しようとしていることには大賛成やけど、一興行のためのイベントのセレモニーで、国家斉唱のメインタレントとして出演するのはおかしいでんな。聞くに堪えないような斉唱だったので、余計興ざめや。選挙で金を使い過ぎたので、金稼ぎのために出演したのだろうか。
お二人はどうかしてるでぇ。リングの上で芸人になってまで、国家斉唱の見本を示さんでいいではないか。お二人の感覚を疑いたくなるし、有権者を馬鹿にしているとしか考えれへん。それを歓迎している大阪市民もおかしい。君が代斉唱の時、試合会場は総立ちになったらしいが、歌っていたのは二人だけ。観客はあきれて唖然としてしまい声が出なかったのだろう。
いよいよもって、大阪の政府も吉本喜劇に占領され始めたようだ。
2011年12月7日 水曜日
外は寒いので、加えて夜が長いので、ついついTVを観る時間が伸びてしまうことがある。お笑い番組の多いこと、食べ物に関する番組が多いこと、そして韓国ドラマが多いのに驚いている。最近は時代劇よりもリピートのサスペンスや事件ものばかりが流されているのが多いようだ。
なんと馬鹿げた番組が多いこと。出演料を貰っている芸人が、美味いものを食べて、喜んでいる番組は一番馬鹿げた番組だ。
加えてコマーシャルの長いこと。何度も何度も同じコマーシャルが流れて来て、今から10分以内に注文すると特別サービスがあるとか、辻褄が合わないストーリーがあったり、気持ちが悪くなるような画像が出てきたり。視聴者を馬鹿にしているとしか思えないものが多い。
中国当局が今年10月に国内の衛星テレビ局に対し、男女のお見合いやお笑いトークショーなどの7種の娯楽番組の本数や放送時間を制限する通達を行ったことを受け、テレビ局が規制対象から外れたテレビドラマの購入に力を入れているので、ドラマ番組が高騰しているらしい。日本も、総白痴になる前に、規制する必要があるのではないか。
NHKまで、吉本のお笑いに占領されたのかと思うこともある。NHKはいい加減に目覚めたらどうや。
2011年12月6日 火曜日
野田総理もたまらんだろうなぁ。本人の意図しない所で、身内からも足を引張られる。
一川保夫防衛相の問責決議案に続いて、またまた鳩山由紀夫元首相の無責任な話が出てきた。
鳩山由紀夫元首相は5日、東京都内で講演し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先について「(同県名護市)辺野古以外のところがないとは思わない。首相官邸で主導して探す努力を続ける必要がある」と述べた。鳩山氏は首相として県外・国外移設を目指したが、昨年5月に辺野古移設で米側と合意。沖縄県側の反発と日米関係の悪化を招いて退陣しておきながら、なお政府方針を否定する発言には党内外から批判が出そうだ。【毎日新聞】
鳩山はんいい加減にしときいや。加えて鳩山はんに講演を依頼する方もおかしいでぇ。鳩山はんは自分の発言が日本をガタガタにしていくと思わないのだろうか。また、そのような人に講演を依頼したりインタービューする人たちは、何を考えているのだろうか。理解に苦しむ。
鳩山はん時代に世界に向けて約束した「地球温暖化ガス削減目標」はどうなったのだろう。東日本大震災と福島原発事故が発生したから、世界中で金融問題が起きてきたから、状況が変わったから、そして鳩山総理が失脚したから、約束は無効とはならないだろう。これまた大変な話でっせ。
12月8日の真珠湾攻撃は70年も前の話であるが、善悪は別として、幕末の開国、富国強兵、そして開戦に突き進んでいく時の戦略と戦術、リーダーシップは素晴らしいものがある。そして「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」と述べたマッカーサーの業績が益々大きく見えてきた。
2011年12月5日 月曜日
起床して部屋の温度計を見ると17℃。北日本では悪天候なのに、大阪は風が無くポカポカ陽気で、凧が揚がらず風待ちをしているときにジャンバーは要らない。まだまだ冬が来たとは感じられない天候だ。
昨日揚げようとした翼幅120pの鳥凧は、中国の盤凧を自分なりの構造に作り変えたもの。形状としては、自分のオリジナルとそれほど変わらないが、骨り構成は大きく変わる。オリジナルの重さが40cに対して新作は60cもあるが、その分凧としての剛性は大きくなっている。
二つの凧は、受風面積は殆ど変わらないのに、糸にかかる張力は大きく違う。そのため、新作を揚げる時に使う釣竿はワンサイズ太いものを使わないと、竿は折れてしまいそうだ。風をもろに受けてしまうから、張力は大きくなるようだ。
無風であってもオリジナルはうまく凧が旋回するときは10m程揚げれるのに、新作はそれができない。しかし風が出てくれば、新作の方が安定して飛ぶようになり、糸にかかる張力さえ我慢すれば、天頂に登って来るので、結構遊べる。
昨日は、自分も凧作りをしたいと言う、始めての人が話しかけてきた。今まで何人もの人がそのようなことを言って来たことがあるが、再度話しかけてきた人はいないが、今回の人は本気そうだったので再開が出来るのではないかと期待している。
2011年12月4日 日曜日
多くの困難を乗り越え7年ぶりに地球に帰還した日本の小惑星探査機はやぶさは、小惑星イトカワ の微粒子が入ったカプセルを持ち帰った。その快挙は、沈みがちなそして殺伐とした日本国民に勇気と夢が与えたことは明らかだ。日本の科学技術レベルの高さを世界に示したのも事実。
ところが、来年度予算編成で、「はやぶさ2号」計画が延期の危機に直面しているらしい。たった「73億円」の予算が縮小されると言うのだ。
政府は何を考えてんのや。はやぶさ(1号)の快挙が日本国民に与えた夢はどれ程だったかわかってへんようだ。
民主党が始めた事業仕訳対象になった八ッ場ダムは、知らない内に復活したらしい。獣道となっている地方の高速道はどんどん作っているらしい。第二東名は?。整備新幹線は?。蓮舫さんが有名になったスーパーコンピューターは仕分けられたが、それでも世界一になったでえ。公務員宿舎は二転三転や。それらの予算に比べて、はやぶさ2号の予算のたった73億円は余りにも少ない費用ではないか。夢を潰してはいかん。
2011年12月3日 土曜日
年末を迎えて、普天間飛行場の辺野古移設を巡っていろいろ騒がれ始めた。田中聡前沖縄防衛局長の不適切な発言。加えて大臣とは思えないような挙動や発言を繰り返している一川保夫防衛相のまたまたの無知さを暴露した発言。そして、その後の野田佳彦首相の「沖縄県民には大変ご迷惑を掛け、申し訳なく思う」と陳謝しながら、その上で「今まで以上に誠心誠意、日米合意に基づき、沖縄の負担を軽減しながら普天間移設を進めていく」と強調する厚顔さ。
この一連の話は、パイロット役の田中氏が先ず端的に語り、一川防衛相が沖縄県民の反応を確かめ、そして野田総理が「そやけど、政府の方針は変わりまへん」と念押しをするストーリーではないかと思われる。住民の意思に反して基地を押し付ける国家権力の横暴を、一防衛官僚の問題にすり替えてしまったのではないか。益々沖縄県民の心をかたくなにするだけだ。
今年中に沖縄県に提出されると言う環境影響評価書は、基地移転に反対する沖縄県民に対する説得材料にはならないと言うことを政府は、なぜ理解しないのだろうか。この場に及んでも、環境影響評価書を提出することを遅らせるとは言わない。政府の展開は、先の日米安全保障協議委員会で決めてしまったことだから、沖縄県民や日本国民の納得を得ることはないと言っているのだ、だから基地移転問題について政府と沖縄県の間で対話は必要ないという展開ではないか。
今年6月の日米安全保障協議委員会(2プラス2)で、辺野古移設を再確認し、防衛省は評価書を年内に沖縄県に提出する方針で作業を進めてきた。提出後は、(1)知事は埋め立て部分は90日以内、飛行場部分は45日以内に意見を提出(2)防衛省は必要に応じて評価書を修正(3)評価書が確定すれば公告、1カ月間の縦覧−−を経てアセスは完了。防衛省は来年6月ごろ辺野古沿岸の埋め立て許可を知事に申請する方針だ。
県内の米軍基地面積のおよそ2%に過ぎない480ヘクタールの普天間飛行場の移転問題が、日米関係の危機にまで発展しそうだと、政治家も、学者先生も、責任のないコメンテーターも、そしてマスメディアも大騒ぎする。その暇があるのならば、解決策を考えればいいと思うのに、それをしないのは、問題解決が長引けば長引くほど「自分にとってメリットがある」と考えているからではないか。米国務省のケビン・メヤー日本部長発言は、沖縄県民だけでなく日本中の人たちを対象にしていたようだ。
2011年12月2日 金曜日
私が凧作りを初めで三年が経過しようとしている。そして以来どんどん凧にはまって来た。最近は、プールと凧と昼寝で一日過ごしているようなものだ。
凧にはまったきっかけは、散歩途中で、「日本の凧の会」の人たちが集まって色々な形の凧を揚げているのを見たからである。皆さん楽しそうだった。そして揚がっている自分の凧を見て誇らしげにしていた。それで自分も凧を作って見たいと言う気になった。
へそ曲がりの自分は、どうせ作るならば誰も作ったことのないような凧を作って見ようと考えた。すなわち、模型グライダーに糸を付けて振り回せば風が無くても揚がる凧になるのではないかとトライすることとした。その第一作がフクロウの凧。この形は、バイオカイトから借用した。初飛行テストを初めた途端に、揚がるのかどうかがわからない間に、糸が切れて遠くの芦原の中に飛んで行ってしまった。10日以上もかけて作った最初の凧が飛んで行ってしまった。お蔭で、軽量で、風に対して柔構造の、浮力で揚がる凧が開発出来たように思う。
簡単に作れるようにとマンタ型の凧に移行し、30個ほど試行錯誤をしてやっと「浮力で浮く凧」がものになった。その凧を「バイオカイト」に対抗して、「Float
Kite」と命名した。
以降、三年で300個をゆうに超える凧を作っているが、最近作るものは以前のものよりも構造的にもそして彩色もグレードアップしているので、手間がかかるようになってしまったので数が作れなくなったが、よく揚がるようになった。日本凧の会のメンバーは「鳥凧の人」と呼んでくれるようになった。
この半年は鳥型ばかり作っている。結構強い風でも落ちない・微風でも揚がる鳥凧や「羽ばたく鳥凧」が開発出来ている。120pの鷲型凧は、無風でも10bほど揚がるようになって来たが、中国の盤凧にたどり着くにはまだまだ遠い。来年も頑張ろう。
2011年12月1日 木曜日
いよいよ師走になった。あっという間に正月が来るだろう。
経済産業省所管のエネルギー総合工学研究所は、福島第1原発1号機で、炉心溶融(メルトダウン)によって原子炉圧力容器が破損し、85%以上の核燃料が格納容器の床面に落下し、そこのコンクリートを最大65センチ侵食したと推計されると言う。
別の方法で解析した東電は、格納容器を貫通しても格納容器の下には厚さ7.6メートルのコンクリートがあり、地盤に達していないとしている。どこまで浸食しているのかは未だもって定かではないような発表の仕方だ。2号機、3号機も同じような状態ではないかと予測されるらしい。
私の推測はメルトダウンした核燃料はどんどん深く浸食し、やがては地下マグマまで達すると言っていたのだから、それほど驚くことはないが、事故を起こした原子炉が安全な状態に維持されているのかどうか、そしてどの様にして事故処理をするのかは、現在どの様になった核燃料が何処に貯まっているかを知らない限り、何も言えない・出来ないのではないかと考えている。
このニュースと、暫く前に政府が発表した「原子炉は100℃以下の低温に維持されているので。。。。」との関係はどうなるのだろうか。安全宣言ともいえる政府発表をするときには、溶け落ちた核燃料が格納容器のコンクリートを浸食していると言う可能性は一切触れていなかった。そして安全ではないという学者先生が多いととう事実も、国民には知らされていなかった。今年中に次のステップに進める言っていた政府発表は、12月に入って修正されることはないのだろうか。
いたずらに心配することはないが、事実は事実として正確に知らしめて欲しいものだ。こと原発事故に関しては多くのことが隠ぺいされているとしか思えない。
特に放射能汚染も問題では、避難している人たちが何時になったら帰郷できるのかは曖昧だ。除染すれば放射能は無くなるのだから言われなくても帰郷できる。しかし除染が可能なのかどうかはわからない。それを言わないのは、問題の先送りではないだろうか。