2011年 4月

2011年4月30日 土曜日
 多くの人たちが途中で2日休むと10連休になるという今年のゴールデンウイークの2日目。働いていた職場が津波で流されてしまい、連休なのか失業なのかわからないような人たちも多い今回の連休。ワイは自慢ではないが、今年は、1日も休まなくても、365日の大型連休になりそうだ。

 「毎日が寝て曜日」の生活をしているが、有難いことに目減りしながら「年俸」は支給されている。ずっと終身雇用の国家公務員という資格をはく奪されることはないであろうが、「年俸が払えんようになったから、ごめんね」と言われるのではないかと心配や。終身雇用の国家公務員を退職させられれば、後期高齢者に近い年齢では新しい仕事が見つからないだろう。しかし失業保険は貰えないので、最悪の場合は「生活保護」を申請することになろう。

 東電は、役員50%、管理職30%、一般社員20%の年収を減らすとのこと。名古屋市公務員の給料を大幅に減らすことが決まった。大阪府も言及するらしい。しかし、国会議員の手当ては13%しか減らさないと言う。
 このままの状態が続けば、そのうち、トヨタもホンダもソニーも、日本中の企業の給料が減るのではないかと心配している。給料がもらえるだけ、まだまし、となるかも知れない。

 出社に及ばない身分になっても、収入が終身雇用の固定年俸だけになっても、毎日が楽しく過ごせるような生活をしたいものだ。そのためには、今までとは違った価値観を持たないといけないだろう。そして健康にならないといけないだろう。そのためには、金の要らない時間つぶしを見つけて、自然とコラプレート出来るようにしないといけない。

 糖尿病・高血圧・高コレステロール等々、何もかも背負っているので、美味いものは食べたくない。旅行に行けばテロがあったり震災にあいそうだから、行きたくない。新幹線は安全な乗り物であると信じているが、事故が起きないと言う保証はないので乗りたくない。飛行機に乗ると浴びる放射能が怖いので、乗らない。自動車は省エネに反するので、自転車で出かけよう。等々。
 ワイの趣味は「凧作りですぅ。一個の凧の材料費はたった50円/作るのに三時間/テストするのに二、三時間、その合間に寝袋に入って昼寝してれば、一日がすぎてしまいますぅ」と言ってやせ我慢をしても、ストレスはたまらない。ワイは幸せな性格のようだ。


2011年4月29日 金曜日
 毎週火曜日の午後から開催されている凧あげ会に時々参加している。集まってくる人の数は十数人。ウイークデーの午後に集まれる人達の集まりだから、結構なお年寄りが多いようだ。私は2年4ヵ月凧にはまっているが、中には20年も続けている人もおられるようだ。殆どの人が言う。「毎日毎日、凧のことばかり考えている」、「家族からは愛想をつかされている」、「自分でもよく続くと思っている」、「安い遊びだ」等々。私と同じだ。

 自作のオジリナル凧を揚げている人、仲間から貰ったと言う凧を揚げている人、新しく作った凧を調整している人など、集まった人はそれぞれ集まったり、離れたりしながら" 勝手"な行動をしている。

 ニューカマーの自分は、目新しい凧があればその構造を見たり、凧を調整している人がおれば調整の仕方を教えて貰ったりしているので、家から自転車で10分足らずで行ける場所で催される凧あげ会は有意義な集まりだ。
 
 今週は、凧の左右バランスを調整する仕組みを教えて貰った。私のFloat Kiteは折り畳んで持ち運びが出来るようになっており、しかも超軽量なので、広げた時に形状を左右バランスよく保つのに苦労していた。そのために、紙質を柔らかいものに変えたり、骨の構造を変えたりしながら試行錯誤していたが、今回教えて貰った"調整の仕組み"は、貴重なノウハウだ。

 これは、近いうちにトライしてみたいと思っているヘリコプターの形状をした凧にも適用できる。


2011年4月28日 木曜日
 またまた、菅降しが始まったようだ。与党ならば当たり前とも思えるが、この時期に、民主党の小沢派が主体となって菅降しの狼煙をあげたと言うから呆れてしまう。小沢・鳩山はん一派は何を考えているのかわからへん。菅降しをする前に、日本沈没ともいえるこの非常事態に、小沢・鳩山一派は、何を提案し・実行したのかを明らかにして欲しいものだ。そうすれば、泥舟にしがみつきながら、「菅降し」と「傍観」或いは「揚げ足取り」と「風評作り」をやっていたとなるように思えて仕方がない。
 
 片や、民主党・小沢一郎元代表の資金管理団体をめぐり、政治資金規正法違反の罪に問われている元秘書3人の裁判が東京地裁で開かれ、中堅ゼネコン「水谷建設」の元社長が証人として出廷し、小沢事務所側に資金提供を行ったことを証言したが、元秘書はそれを否認しているらしい。元秘書はん、ここにきてジタバタしても始まりません。小沢さん、上司として責任をとったらどうやねん。裁判の結果がどうなろうと、国民の大多数は小沢はんの政治生命は切れていると言ってまっせ。

 裁判には水谷建設・川村尚元社長が証人として出廷し、議員会館にある小沢事務所の中で、元秘書・大久保隆規被告から「ダム工事受注の見返りに現金1億円の要求を受けた」と証言した。
 また、川村元社長は、大久保被告にお歳暮として、現金100万円や松坂牛を届けたことや、小沢事務所側に04年と05年に現金5000万円ずつを提供した状況を明らかにした。このうち05年には、東京都内のホテルのロビーで大久保被告に対し、「お約束の品でございます。お納めください」と言って、紙袋に入れた現金を「テーブルの下で目立たないように渡した」「大久保被告は『ありがとうございます』と言ったと思う」などと述べた。

 民主党小沢派と鳩山派に属する諸先生方が、いまだもって小沢はんや鳩山はんを盟主に担ぎ上げているのはなぜだろう。今の展開をしている限り、益々自分たちから国民が離れていくとわからないのだろうか。彼らこそ「銀河英雄伝説」を一読すべきだ。そして、自分たちが「権謀術数」そのものを、この場に及んでも実行していると言うことを認識しないといけない。

 私は、最近の政府に愛想を付けている。だから、早い所、内閣改造もやった方がいいと思っている。総選挙も必要だ。けれども、今は東日本大震災の復興のための方向付けと福島原発の安定化を、日本国民が一丸となってやる時とも思っている。だから、内閣の再編成も総選挙も、もうしばらく後ではないかと考える。

 今、菅総理を降ろして誰が代わりをするのだろう。まさか、小沢・鳩山はんを担ぎ上げる積りではあるまい。同じように、与党の先生方も、ワイが総理をやってやると、名乗り出る人がいないではないか。政治は止まってまっせ。


2011年4月27日 水曜日
 昨日の午後の国会審議を聞いていた。私が聞いても低次元な質疑応答と思えるものがある。
 このご時世に、与野党わかれて非難し合ったり、勢力争いをしても始まらない。悪者さがしをしても仕方ないではないか。今やるべきことは、東日本大震災の復興のためのロードマップを作ること・福島原発の事故収束のための緊急対策を確立することだ。その後で、時間をかけて低次元の審議をすればいい。

 ずっと前に読んだ/観た「銀河英雄伝説」を思い出した。田中芳樹さんによる長編SF小説であるが、SF(サイエンス・フィクション)に分類される作品。典型的なSF作品では最大限作品世界に盛り込まれる科学技術的な描写は重んじず、対立する陣営のイデオロギー、人物像、権謀術数。歴史、人物模様などの群像劇の流れを正面に出し、「後世の歴史家」の観点から叙述することで、さながら架空の歴史小説であるかのような体裁をとっている。銀河系を舞台に、数多くの英雄たちによる攻防と権謀術数が面白い。

 私は、このSF小説を現役時代に読んだ。ストーリーを楽しむのではなくて、むしろ、例えば敗戦の評価などを楽しんだ。例えば、この戦いは「戦略で負けたのではなくて、戦術が劣っていたから負けた」とか、「物資の輸送ルートの設定のミスがあった」とか、ほとんどの戦争あるいは政治が、戦術と戦略で分析されるのが面白いのだ。小説というよりも、管理者教育用のテキストと言えるものと思っている。

 今の企業人あるいは政治家が、銀河英雄伝説を読んでおれば、展開が変わるのではないかと思われる。会議に出席して居眠りをしている間に読めばいい。彼らには、戦略もなく戦術もない。あるのは「
権謀術数」だけではないか。


2011年4月26日 火曜日
 トップページの写真は、宮城県が市町に提案する復興のイメージ。被災された人たちに必要なことは、復興のイメージであり、そのためのロードマップだ。私も、津波を食い止めるのではなくて、津波が来ても、少なくとも被害者が出ないような街づくりが良いのではないかと思っている。政府がいろいろな「会議の場」を作っているようだが、その結論を待つほど時間的余裕がない。宮城県のように初歩的でもいいから、先ずイメージを作り、それを被災している人達に素案として示すことが必要ではないか。東京の会議室で、現地の状況を知らない先生方が、知恵を絞った所で、被災者の希望するアイデアが出るわけない。

 それにしても、国内の風評被害は異常と思っていたが、世界から受けている風評は更にひどいようだ。このままでは、取り返しがつかにいことになるのではないか。
 昨日、凧教室を開いている所の何人かが「胃がもたれている」と言っていたので、冗談で放射能の影響かも知れないと言うと、それを真に受けられ、ガイガーカウンターが欲しいと言う話になってしまった。その場では、冗談だと説明して放射能は関係ないと理解してもらったが、このような話が進むと、今世界中で風評が出ているようなことになるのだろう。冗談も言えない。
 彼らは、福島原発から30Km範囲で死につつある家畜の映像を見て、それらが「放射能によって」動けなくなった思っていたようだ。マスメディアは、自分の流す映像がそれを見た人たちにどれぐらいのインパクトがあるかを考えないといけない。
 ましてや、菅総理のような「思いつき」だけの軽はずみな発言を続けてはいけない。菅総理は「最悪の事態となったとき東日本はつぶれる」/「(福島第1原発周辺は)10年、20年住めないのかということになる」と風評の原因を世界中にまき散らしているのだから。


 日本は、それでも安全な国だと言えるような情報の発信が必要だ。今それが出来るのは、政府であり、東電や原子力保安院であり、日本のマスメディアだ。


2011年4月25日 月曜日
 日本の発電に使われるエネルギーは、原子力 : 26%、石油 : 10.3%、石炭 : 25.2%、LNG : 28.3%、水力 : 7.8%、その他 : 2.4%らしい。但し、関西電力に限れば、原子力 : 48%、火力 : 41%、水力 : 11%と原子力に頼っていることが明らか。
 福井県大地震が発生したら、関西の電気は半分になってしまう。福島原発の事故は遠い50Hz地域の話ではないでえ。関西人も考えんといかんなぁ。

 最近は、TVニュース等で津波の被害や福島原発の事故を取り扱うことが減ってきた。しかし暇な私は、ネットニュースでそれらを追い続けている。4/24にまたまた気になる記事を見つけた。

 馬淵澄夫首相補佐官は22日に開かれた日本記者クラブでの講演で、東京電力福島第一原子力発電所の事故処理について、原発の汚染水が、地下水を通じて敷地外に漏出するのを防ぐため、地下に大規模な遮断壁を埋め込む方針を明らかにした。【読売新聞】
 地中の汚染拡大防止の具体策が示されたのは初めてらしいが、馬淵補佐官は、政府と東電が設置した「事故対策統合本部」で、放射性物質の封じ込めを目指す「中長期対策チーム」の政府側責任者を務めているにもかかわらず、東電作成の工程表には記載されていない対策を実行することを公開したらしい。
 原発の汚染水が地下水を通じて敷地外に流れているかどうかを調べるのが先ではないのか。東電の対策は漏れていないことを前提として作成されていまっせ。或いは、汚染水が地下水に流れ出していることを承知しているが、隠し続けているのだろうか。何度も指摘しているが、ニュースから推察すると、注入する水の量が多いのに貯まる水量が少ないように思えてならない。

 東日本大震災復興構想会議は23日の第2回会合で、会議の運営方法をめぐって、各委員から改善を求める声が相次いだらしい。
 赤坂憲雄学習院大教授は終了後、記者団に「あまりに人が多すぎて議論ができない。本当はしゃべりたいことがいっぱいあるが、時間が足りなくて煮詰まらない」と不満を漏らした。「5月の連休明け以降は交通整理していくと思うが……」と、第1次提言取りまとめにも不安を見せた。意見集約に向け委員の間に早くも危機感が漂っているという。【読売新聞】船頭多すぎて船進まずとはこのことだ。政府の「丸投げ」がここでも弊害を起こしている。


2011年4月24日 日曜日
 今なお行方不明者の捜索とガレキ除去が続いているが、これはエンドレスの仕事になろう。
 自衛隊は陸海空一体で10万人を超える過去最大規模の災害派遣を展開中。米軍の自衛隊との連携による捜索活動や人員、物資の輸送支援を「トモダチ作戦」と名付けた艦船19隻、航空機140機、1万8千人もすごい人数だ。

 大震災の少し前に問題となった米国務省日本部長の「沖縄県民はゆすりの名人」発言はどこかに飛んでいってしまったようであるが、今回の震災の経験は、新たな日米の絆づくりの出発点になった。そして、米国の力を再認識した。だからと言って、沖縄の基地問題がすんなり治まるわけではないだろう。
 
 いっそのこと、沖縄の基地の一部を東日本に移すことも検討すべきではないか。辺野古沖に滑走路を造る費用を考えると、地盤沈下した所に埋め立てをしたり、或いはガレキを集めて基地を作れば効率的になるようにも思える。特に、将来的に福島原発20Kmの範囲が「死地」になるのだったら、表面土壌を処理して基地を作る範囲だけを安全な場所にすれば、土地の有効活用になるでぇ。 


2011年4月23日 土曜日
 またまた福島原発の話になるが、疑問に思うことを書きだしたら限りがない。
@放射能被ばく量が限界になった人たちは、今後一定期間放射線に被曝するような仕事は出来ない。その期間の彼らの仕事はどうするのでろうか。危険を顧みず働いた結果が、失職となれば、犠牲になった人たちはかわいそうだ。100%の補償が必要ではないか。
A汚染水を外のタンクに移送し続けているが、建物内の汚染水は減らないと言う。注入した水量と貯まっている水量の勘定が合わないのではないか。どないなってんの。
B4号機の燃料貯蔵プールをコンクリートポンプ車(キリン)を使って調査した。水中カメラによる燃料の撮影を試みたが、プールの水温が91度と高かったため、断念してしまったらしい。そんなこと初めからわかっていたことではないか。キリンを使って事前に水温等は調査してなかったのか。
C外部電源が喪失したから原子炉等の冷却が出来ず燃料棒が溶けたと言うが、津波で建物や設備が破壊したので今の状態になったのではないか。外部電源も非常電源も使えないような状態になっていたのではないか。急いで外部電源工事をした意味はなかったではないか。東電は事実を隠しているとしか考えられまへんなぁ。
Dガレキをロボット等を使って処理しようとしているらしいが、処理したガレキを集積する場所が決まっていないらしい。おかしいなぁ。
E現状調査も処置も、なぜ積極的にロボットを使ってやろうとしないのか。米国からは、無線ヘリを使って大型クレーンを設置して、クレーンで燃料棒を取りだすことを提案されていると言うではないか。日本にもいろいろロボットがあるではないか。
F福島原発内で働く人たちが、雑魚寝をしながら、非常食を食べながら頑張っているらしい。環境改善はなぜ進まないのか、常駐する医者はいないのか。

 これらは、東電でなくても、政府が率先してもやれることだ。役割分担をして、事故処理のスピードをあげないとないといけないようだ。


2011年4月22日 金曜日
 昨日も、天気予報通りの気温にはならなかった。日中青空の元で、「白頭ワシ」の飛行テストをしていた。
 白頭ワシはこれで5個ほど作り、どんどん改良してきた積りなのに、風の具合によってどうしても墜落してしまう。風が悪いのではないかと、カラスタイプに変えてあげてみると、カラスタイプは我が友人である保育園の子供でも墜落しないで天頂でFloatしながら姿勢を保つ。白頭ワシの形状から仕方がないと言えるが、もう少し改善してみよう。

 日本凧の会大阪支部から、四月号の会報が送られてきた。その中には、震災被害地の子供たちを元気つけるために、大阪支部より1000枚の凧を送る計画を立てたので、協力するようにと記載されている。大阪支部に会員が何名所属しているのかわからないが、1000枚とは一桁数が大きいのではないかと思う。
 私も、協力しよう。幼児でも揚げれて、そして一番作り易い「グニャグニャ凧」が良いだろう。


2011年4月22日 金曜日2011年4月21日 木曜日
 この二三日寒い日が続いている。東日本の人たちは寒さに耐えておられるのだから、自分たちも我慢出来るはずだと、今年は何時もよりも早くファンヒーターを収納してしまったので、手足が冷たくて仕方がない時があった。今日からは温かさが戻ってくるようだ。
 日本中が"節約ムード"になることないやんかと言う人がマスメディアに出てくるようになった。消費が東日本を救うことになると、ごもっともらしく彼らは言う。東日本の復興のために、国内消費を増やして経済の活性化が必要と言うのだ。そして消費税をあげることにも反対する人がいる。
 私の考え方は違う。経済を活性化するために、重点的に統制をしないと大変なことになるのではないかと心配している。すなわち縮小するものと拡大するものを決めないといけないのではないかと思っている。トヨタもソニーもそして日本中の企業が操業ダウンになってしまうのに、そして一般家庭でも冷房が十分使えないように状態になっているのに、統制なくして、どうして復興できると言うのだ。しかも、M8の余震が発生したら、それこそ日本は沈没してしまいまっせ。
 その準備を直ちに進めないといけないと思っている。だからと言って、何もかも節約し、耐乏生活をしようとしているのではない。
 
 私は、日本は今までのような消費大国に戻るのではなくて、省資源・省エネの国、貧乏でも豊かさを感じる国、そして年寄りも若者も互いに助け合っていける国を目指すべきだと考える。そのためには、例えば、取りあえず向こう数年間は、地方の道路建設などを休止して、それを復興のための都市建設の方にまわすべきと考えている。勿論、自販機もパチンコも夜中のコンビニも行政からの指示で節電に協力して貰わないといけない。
 
 世界上の国々から、経済大国の日本に対して、支援の手がさし延ばされている。日本が、東日本大震災の前の状態に復興することを試行することは、それらの支援に対する恩返しではないはずだ。支援してくれた国々の人たちは、東日本の復旧だけでなく、日本全体が新しいコンセプトの国に生き返ること、物の豊かさを追及するのではなくて、心の豊かさを求めて進んでいる日本に変えてくれること、彼らの国々の見本となること望まれているのではないか。新しくするのは、「絆」であり「思いやり」ではないか。今がチャンスだ。東日本大震災復興構想会議の仕事に期待している。


2011年4月20日 水曜日
 昨日の徒然日記に、「東日本大震災対策組織図」をリンクさせているが、この作成者はイラクに自衛隊を派遣した時の先遣隊長でひげ隊長と親しまれた自民党参議院議員の佐藤正久さん。4月12日の外交防衛委員会での配布資料されたものであり、政府が作成したものではない。政府が混乱して何をやっているのかわからないので、ひげ隊長が代行して「こんなものではないか」と作成したものらしい。

 佐藤さんのブログを読んでいただければ、下記のコメントが書かれているので、更に政治家のノンポリが多いことがはっきりしてくる。
「今回の組織図だが、○○対策本部、○○対応本郡という組織が、乱立しており、どこのセクションが何をやっているのか、その○○本部の間の調整を誰が担っているのか、よくわからない。
 昨日、この組織図を作成するために、関係省庁にも聞いたが、各省庁の官僚もあまり理解をしていない様子。結局、指揮系統が不明確であり、責任の所在もわからない。
 原発災害に伴う風評被害はどこが所掌なのか、原子力経済被害対応本部と原子力被災者生活支援チームの違いは、原子力損害賠償紛争審査会は誰の指揮下なのか、委員会質疑で、これらの点を質したが、明確な答弁もない。
 途中で、質問をするのをやめようかと思ったぐらい、政府に全く責任感が感じられない。と述べている。

 菅直人首相は19日、民主党の田中慶秋衆院経済産業委員長らと首相官邸で会い、東日本大震災と福島第1原発事故への政府の態勢について「全体的ないろいろな組織の見直しをしたい」と述べ、20以上の組織が乱立する現状を見直す意向を示した。田中氏によると具体的な内容には言及しなかったという。(毎日新聞)

 東電にも今回の事故対応のために特別組織が編成されているようであるが、それが機能しているとは思えないので記載する気にもなれない。

 私は、関係者の誰もが必死な思いをして東日本大震災と福島原発事故に対応していることは理解している積りだ。しかし、組織図を見れば、どうして他の人たちが参画していないのだろうかと疑問に思う。震災後の一か月経過してもこのような状況かと思うと情けなくなる。私が言いたいのは、機能が止まっているならば、誰かが機能するようにしないといけないのではないかと言うこと。それも直ちに実行する時期ではないかということ


2011年4月19日 火曜日
 ワイの懸念が当たっているようだ。原発内の現状把握が進むにしたがって間違いがどんどん顕在化してくるが、未だもってわからないことも多いようだ。東電のサイトからプレスリリースされたファイルを見つけたので、ハードコピーを作った。徹底的に検証してみよう。暇人の時間つぶしと年寄りのボケ防止になる。下記の@〜Dは朝食前にネットから拾ったコメント。

@東京電力は、福島第一原子力発電所2号機の使用済み燃料プールの水から、高濃度の放射性物質を検出したと発表した。
 東電は「圧力が高まった格納容器から漏れ出た放射性物質が溶け込んだ可能性が高い」と見ているが、プールの燃料棒が破損している可能性も否定できないという。【18日読売新聞】
現状調査とその分析がやられていないなぁ。

A経済産業省原子力安全・保安院はプールの燃料ではなく、原子炉内から漏れた可能性が高いとみている。使用済み燃料は長期間冷却されており、半減期の短いヨウ素131が高濃度で検出されるのは不自然と説明。原子炉から出た放射性物質が格納容器の外に飛散し、燃料プールに入ったと考える方が自然という。【18日時事通信】
 東電の見解と違っているように見える。それぞれが好き勝手な言い方をしている。

B経済産業省原子力安全・保安院は18日、4号機原子炉建屋地下1階で汚染水が約5メートルの深さでたまっているのが見つかったと発表した。濃度は不明だが、4号機の復旧作業には汚染水をまず処理する必要があり、障害がまた増えたことになる。汚染水の水深について、保安院は同日午前中に「約20センチ」と公表したが、その後訂正した。【18日毎日新聞】
 
 東電は、同施設最大の貯水量(2万トン)を持つプロセス主建屋など4棟で、計3万2000トンを収容できるとしていたが、汚染水の地中への漏出を防ぐため、移送量は総容量の半分程度との見解を示した。そんなこと事前に予測されていたことではないか。
 タンク・メガフロート・バージ船を準備していると言うが、どんどんその貯槽能力が大きくなる。 いっそのこと10万トンクラスのオイルタンカーを一船持って来ればいいのに。スクラップ寸前のタンカーは何隻もあるはずや。

C(東電のいう熱交換器の内容がわからないが)、経済産業省原子力安全・保安院は、福島第1原発で核燃料の損傷が最も激しかった1号機について、原子炉格納容器を水で満たす「水棺」方式で燃料を冷やすことに加え、新たに空冷装置を設置する検討を始めた。保安院は格納容器内の水を循環させて海水で冷やす装置と並行して、空冷装置も導入して冷却効果向上を狙う。【毎日新聞】 
東電のロードマップには入っていないでぇ。船頭多くして船進まずや。

D事故収束のロードマップは、東電だけで作成していいのか。政府も原子力安全・保安院も一緒になって作るべきことではないのでしょうか。事故発生当時からの対応がおかしかったが、一か月以上経過した現在でも改善されていない。一般は企業では考えられないような現象や。だからこそ、クリントン氏に分析を依頼するような羽目になる。政府は丸投げ・責任逃避していると言われても仕方がないだろう。菅さんのリーダシップがない言われているが当然だ。

 今日は、四時間も「福岡第一発電所・事故の収束に向けた道筋の検証を行った。63項もある対策を全部理解出来たわけではないが、よくもまあいろいろ項目を挙げたものだと思った。それは新入社員教育の現場実習で、新入社員に思いつく現場改善をあげさせて、それぞれの評価をさせて、最終的にどの改善が実施できるか/効果が出るかをまとめさせたことを思い出した。例えば、原子炉建屋カバーの設置完了を3〜6カ月後に終了する計画に対して、そのリスクとして、工事着工前に線量レベルの大幅削減が前提、巨大台風時にカバーが破損する恐れがあるとコメントされている。そんなこと当たり前の話やんか。素人のワイでもわかる話や。
 ワイが興味を持っているコンクリートボンプ車を"きりん"と呼んでいるようだが、ステップ2になってもその遠隔操作範囲を拡大させて使うつもりらしい。原子力発電用の固定設備で冷却することを目指すのではないのか。発想がおかしい。

 いずれにしろ、現状把握が未だもって進行中であり、もちろんその分析が進んでいないにも関わらず、対策案をリストアップしているように思える。
 それを迅速に効率的に展開するためには、5W1Hを逐一明らかにする必要があろう。勿論リーダーシップをとるのは「福島原発事故対策統合連絡本部長の菅直人総理」だ。
 


2011年4月18日 月曜日
 東電は、事故の収束に向けた工程表を発表したらしい。日頃大口を叩いている私は工程表に対してコメントを付けようと思い、工程表をネットで探すが、縮小されたものしか出て来ない。6枚の内2枚しか読めないようなサイズになっている。今朝の新聞に記載されてくることを期待しよう。

 今回の事故で、数多くの先生方がマスメディアに登場した。それらの先生方の評価も知りたいと思っていたら、松本剛明外相は、来日したクリントン米国務長官に工程表の内容分析を依頼したようだ。日本の先生方が、そして政治家が工程表を評価もしていないのに、米国に内容分析を依頼する松本外相の意図がわからない。益々日本の立場を悪くしてしまった。
 クリントン米国務長官が17日、来日し、都内で松本剛明外相と会談した。クリントン氏は会談後の共同 記者会見で、東京電力福島第1原子力発電所の事故について「米国の専門家は前代未聞の規模の危機 だと認識している」と指摘した。東電が同日公表した事故の収束に向けた工程表について、松本氏から 内容分析を依頼されたクリントン氏は「できる支援はすべて日本に提供したい」と述べた。【毎日新聞】

 私が知りたいのは、東電はきちんと現状把握をしているかどうか。その結果で対策を立案しているかどうか。
・現状把握のために、日本のハイテクロボットが、どうして、初期段階での状況把握に導入できなかったのか。
・東電は、外部電源の接続が出来れば、結線前に配電盤やモーター等の調査が必要という。それをやろうとすれば、室内の放射能問題、次に建屋内やトレンチの汚染水、そしてピットからの漏れ、等々。後からどんどん想定外のことが出てくる。調査はラジコンロボットでもやれると思うのに、どうして、一か月間もの間、ハイテク機器を使って建屋の中の調査をしなかったのかがわからない。
・今なお、暗闇の中で仕事を進めていると言われるが、外部電源を使った投光器を設置すればいいのではないか。
・たとえば、コンクリートポンプ車やリモコンのブルドーザーを導入しようと考えなかったのか。日本にはロボットヘリもあるのに、どうして米国のヘリを使うの。
・米軍やフランス・アレバ社からの支援はどうなっているのだろうか。

 これらを知った所で、事故処理の工程が進むわけではないが、私が疑問に思うことは、「現状把握」がきちんとされていないのではないか、東電の作成した工程表に信憑性があるのかどうかを知りたいこと。
 現状把握がされているとすれば、公開していない事実が一杯あったと言える。一昨日ラジコンヘリで撮影した建物の映像が公開されたり、そして昨日の米国のロボットによる建物内の状態調査があったらしいが、それらの調査結果が工程表に反映されているとは思えないのです。今回の調査結果を東電がずっと前から知っていたとすれば、なぜそれらを隠していたのかが、問題なのです。それらが明確になっていないのに、私は、「当面の取り組み」のロードマップは信用できないと言いたいのです。しかし、政府はそのまま受け取って、しかも、直ちに米国に内容の分析を依頼するのだから、日本の政治家は、偉いもんだ。


2011年4月17日 日曜日
 誰もが、がんばれ日本/頑張ろう日本と言い続けているが、何を頑張れと言うのか。どうなったら頑張ったと言えるのか。東日本大震災の起きる前の状態になることか。
 
 石原東京都知事は、自動販売機とパチンコの使用電気量についてコメントした。ガソリンが1g150円することが高いと言っているのに、自販機で550ccのお茶が150円もする。おかしい。朝からパチンコ屋の前で並んで台取りをしている若者を見ると悲しくなる。
 石原さんの意見に大賛成や。自販機もパチンコも止めても、我々の生活は変わらへんし、貧乏になったとも思えへん。

 「だから」原子力発電には反対していたと言う人が多い。反対していた人は、自分の使っている電気のことを考えていたのだろうか。代替えエネルギーや省電力について提案していたのだろうか。そういう人たちの多くが無責任だったとは思いませんか。

 民主党ドンの小沢はんは、そして野党の先生方は、相変わらず菅降しをやっている。「福島原発について危機感を鳩山(由紀夫前首相)さんと共有した。失政の部分が大きい。これを許していたら、後世、『あの政治家は何をやっていたのか』と言われる」。そんなこと言っている暇があるのならば、自ら率先してこの重大危機に役割を分担すればいいではないか。小沢はんと鳩山はんも自分の立場を考えんといかん。
 そろそろ、党派を超えた動きがあっても良いではないか。

 東日本被災地の復興(一度衰えたものが、再び盛んになること)と言うが、どの様に戻った時が復興と言うのであろうか。M9の地震と今回のような大きさの津波が襲ってきても被災しないような都市づくりをすることだろうか。東日本被災地だけでなく、日本は復興出来るのであろうか。頑張れと励ます裏には、昔のような生活に戻れるように頑張れということだろうか。

 貧乏な国・富める国・そして国交のない国の人たちから支援の手がさし出され、日本の復興が期待されている。
 日本が、東日本大震災の前の状態にもどろうと考えることは止めよう。新しいコンセプトで日本列島を変えよう。今がチャンスだ。世界国々の見本となろう。
 幸福は「物」でないことを、世界に示せるようになろう。日本が率先して「新しい文化」を世界に示せるようになろう。そのための第一歩が省エネ・省資源生活ではないか。
 新しい感覚で世界中の人たちと手を繋ごう。沈没しそうな日本こそ、それが始めれるのではないかと思っている。日本の伝統的文化は「絆」だ。
 
 東日本・日本の復旧でもない。復興でもない。新しい日本の創造だ。今がチャンスだ。


2011年4月16日 土曜日
 東日本大震災で非難している人たちの間で、「生活不活性病」に罹った人が多いと言う。体育館などで寒さをしのぎながら、じっと耐えていたので、運動不足になっていたのが原因らしい。
 私も、この一週間風で体調を崩し、一日中寝袋にくるまって寝ていたせいか、生活不活性病にかかったようだ。熱もないのに体がほてっているような感じになり、動きたくない。座っているのも嫌になり、気が付くと横になっていることがある。そのような状態でから、今年は桜見物にも行っていない。

 この時期、菅内閣降しが民主党ないでも始まった。菅総理大臣も、そして他の政治家も「政治不活性病」になっているようだ。
 東日本大震災が起きて一か月以上も経過しているのに、回答した323カ所のうち、5.0%に当たる16カ所の避難所で震災発生から約1カ月間、全く入浴できていないことが分かった。調査に応じた避難所は30.9%で、政府は「沿岸部の被害の大きい市町村では回答がなく、状況はもっと悪いだろう」(関係者)と分析しているらしい。まるで政府は他人事のように言っている。

 今日は、ウオーキングに誘われているので参加することとしているが、少し体調が心配だ。行先は比叡山から小原の里まで約10kmのウオーク。何とか皆さんに付いていくことが出来たが、息がはずみ、膝関節が痛み、そして太ももがピリピリ。たった一週間のダウンで「生活不活性病」になってしまったようだ。


2011年4月15日 金曜日
 今日は私の誕生日。生まれたのはずいぶん前のことだから、何回誕生日を迎えたのかは忘れてしまった。体と精神年齢は完全にわかれてしまっているので、肉体の老化はずいぶん進んでいるが、精神年齢だけは逆にどんどん若がえっていく。年々その進み具合が早くなっているように思えて仕方がない。

 毎日東日本では余震が起きているが、東日本に住む人たちはどの様な気持ちなのだろう。地震だけならば、それが静まるまでの間ジッと耐えるだけで済むかも知れないが、津波が来ると心配すれば高い所に非難が必要になる。
 東日本大震災の震源域の東側で、マグニチュード(M)8級の巨大地震が発生する可能性が高いとして、複数の研究機関が分析を進めている。日本海溝の東側で海のプレート(岩板)が引っ張られる力が強くなっているためで、早ければ1か月以内に津波を伴う地震が再来する危険がある。【読売新聞】
 

 もし、M8級の巨大地震が発生するとすれば、再び同じような津波が東日本を襲うことが心配される。それでも住んでいた土地を離れたくないと言う人が多いのに驚く。


2011年4月14日 木曜日
  韓国に行くと焼肉。サンチュに巻いて食べると焼肉は更に美味くなり、食べ過ぎてしまう。
 我が家のベランダに置いてあるプランターでサンチュを作っている。数株しかないが、毎朝食べても後から後から葉っぱが生長するので重宝する。
 千葉県旭市の葉物野菜から食品衛生法の暫定規制値(1キロ当たり2000ベクレル)を超える放射性ヨウ素131が検出された問題で、県から出荷自粛要請を受けていた同市産サンチュが東京都内で販売されていたことが13日、分かった。 県によると、同市の集荷業者が3月29日から4月4日まで出荷し、東京都品川区の大手スーパーで販売されていた。集荷業者は3月28日まで市の要請に基づき出荷を自粛していたが、市が29日発表した検査結果で1700ベクレルと規制値を下回ったため、スーパー側と協議し、出荷再開を決めたという。 

 風評被害を問題にしている新聞が、これくらいのことで騒ぐから、ますます国民は神経質になってしまうのではないか。


2011年4月13日 水曜日
 東日本大震災の被災報道で、老人の多いこと。過疎地ではじっちゃん・ばっちゃんばかりと言われていたが、東日本の被災地の多くもそれに準じたものだったようだ。自分一人では動けないような人達の命を助けようとする人たちの働きは素晴らしい。
 今朝の新聞のトップページに、「子供初の脳死判定」の記事がある。

 命の大切さには年齢の違いはないが、自分が介護を受ける立場、移植を受ける立場になったら、どの様に感じるのだろうかと気にしている。

 それにつけても、統一地方選挙の後の菅政権降しの再燃はおかしい。そんなことを考えている暇があるならば、菅政権がリーダーシップを発揮していないと言うならば、変わってリーダシップを発揮すればいいではないか。自分から率先して、役割を分担すればいいではないか。


2011年4月12日 火曜日
 またまた福島原発の事故処理の話。
 最近になって、特に、東電、原子力安全保安院、政府は、プレス発表で食い違いが出ていることをマスメディアから追及されているが、私は食い違いの問題ではなく、いくつかの情報を隠そうとしているために、辻褄が合わなくなってしまったのではないか思っている。今なお、理解できないことは多い。
 
 例えば、コンクリートポンプ車の話。使用済み燃料保管プールへの冷却水の供給は、ヘリによる空中散布から始まり、最近では、日本の企業から提供されたアーム長さ57.6mのもの、中国から貸与されたという62mのものが使われていると想定される。にも拘わらず、今度は、米国から更に大型のコンクリートボンプ車を購入すると言う。今更、なぜ米国からコンクリートポンプ車が持ち込まれようとしているのかわからない。
 説明して欲しいことは、ボンプ車で注水した水がオーバーフローしているだろうから、その水はどこに流れているのだろうか。しいて言えば、建物内やトレンチ・ピット内の放射能汚染水となっているのではないかと思われるが、ピットの割れ目から流れ出ていた水が止まった後、入れる水量とピット内の水位が高まる量との銭勘定はあっているのだろうか。ビット内の水位が上がっているという情報は流れるが、水位の上昇は想定内という説明はない。或いは上昇が少ないので、どこかで漏れている可能性があるとも説明されない。

 今なお、福島原発内での作業者は、食べ物も少なく寝る場所もないような所で頑張っていると報道される。なぜ、仕出し弁当を支給したり、鉛の壁で囲われた仮設居住区を作らないのだろうか。東電も原子力保安院の政府もその説明は何もない。あるのは下請けの作業員の内部告発だけではないか。

 国民が疑問に思っていることを適切に公表してほしい。それが出来ないならば、マスメディアの方から問いかけることが必要ではないか。マスメディアの仕事は、三者の発表が食い違っていると詰問することだけではなく、国民が求めている情報を集めることも仕事ではないか。記者のレベルが低すぎると言うことか。


2011年4月11日 月曜日
 統一地方選前半戦で、民主党は惨敗だった。東京都知事選では石原さんが四選。大阪では維新の会が圧勝。北海道・三重県知事選でも民主党支持候補は落選。福井県では、高校時代の同窓である西川さんが再選。等々。
 東日本大震災の直後の地方選であったために、「防災」を突然くっつけたような候補者もいたようだが、当選した人たちのリーダーシップに期待しよう。

 この場になっても、民主党小沢一派は、自分の責任をわかっていないようだ。首相や幹事長の責を問う暇があるのならば、小沢さん一派は岩手県の被災地に炊き出しに行けばいい。
 内部分裂を0日の統一地方選前半戦で、民主党は自民党との対決型選挙となった知事選などで相次いで敗北、菅政権にとっては手痛い打撃となった。民主党幹部は「厳しい結果だ」と深刻に受け止めている。東日本大震災や福島第1原発事故の対応が長期化する中、直ちに菅直人首相の進退に発展する可能性は低いが、民主党の小沢一郎元代表に近い議員からは、首相や岡田克也幹事長の責任を問う声も出ている。


2011年4月10日 日曜日
 風邪でダウンして三日目。熱はそれほどないのに全身が痛い。なにもやる気がしないので、じっと寝そべったままにしていよう。
 
 東日本大震災が発生して一か月経過したというのに、まだ一万人以上の行方不明者がいるというが、実際には申告されていない人がおるので、更に一万人近くが増えるのではないか。福島原発はまだ予断を許さない状況にある。


2011年4月9日 土曜日
 風邪をひいたようだ。喉が痛い。咳が出る。鼻水が止まらない。そして体が熱っぽい。このような体調は何年振りだろうか。
 咳が出る時はネギを首に巻くと良いので、それを実行している。次にトライするのは、熱い風呂に入ること。浴室内にはシャワーで湯を流し続けて蒸気を満たし、浴室の壁が見えず、息苦しいくらいにすると良い。暫くすると鼻水は止まってくる。今回の風邪も、馬鹿げた素人療法と思われる「ネギ」と「風呂」だけで治そうとしている。

 それにしても、東日本大震災で避難している人たちは大変だろう。風邪をひいている余裕がないのかもしれない。


2011年4月8日 金曜日
 放射能汚染に対しての世界的な風評で、意外な農産物や海産物が輸出されていたことがわかってきた。安全な美味い食品を作れば、日本の食材産業も世界に通用していたようだ。
 被災した東日本地方の農業や漁業は壊滅的だが、一日も早く復旧して欲しい。それを支援するのは募金だけではない。東日本から産出される食材に異常な反応をせず、消費者は正しい評価をすることも大切だ。


2011年4月7日 木曜日
 ネットで面白い記事を見つけた。国家=国王のものというから、国家への忠誠にたいして批判もあるようだが結構ではないか。
 タイ人は何をしていても1日2回だけ必ず立ち止まります。タイは平日の朝8時と夜18時に国歌が流れ、その時間だけ立ち止まって、国に対する忠誠心と感謝の気持ちを表さなくてはならないのです。8時や18時になっても立ち止まらない人は外国人と思って間違いないでしょう。タイ人であるにもかかわらず国歌の時間に立ち止まらなかったりすると、場合によっては不敬罪で逮捕されることがある。
 

 日本国民も東日本大震災でまとまり始めた。これは想像をしていなかった新しい動きだ。
 世界中の人たちも、北朝鮮まで含めて日本に対して好意を寄せてくれている。米軍もOperation Tomodachiを展開してくれている。日本にもそして世界にも新しい動きが出てきた。残念ながら、「日本国政府」だけがまとまっていないように思えて仕方がない。未だもって政府の方針が示されない。義援金が1200億円も集まっているのに、被災者には一円も配布されていないという。
 
 被災した人たちには申し訳ないことであるが、東日本大震災を通じて、日本がそして世界が変わってきたような気がしてならない。変えて行けと言われているように思えてくる。
 

 自分に今日できることは、省資源、省エネに徹した生活をすること思っている。それは耐乏生活をすることではなく、価値観を変えることかもしれない。
 美味いものを食べなくてもいいではないか。自動車に乗らず自転車に乗ればいいではないか。革靴を履かなくてスニーカーを履けばいいではないか。寒ければ厚着をすればいいではないか。太陽が沈めば寝ればいいではないか。機械を使って運動しなくても歩けばいいではないか。

 タイ人の真似をして、少し立ち止まってみよう。考えてみよう。


2011年4月6日 水曜日
 昨日の午後は快晴で気温も上昇し、そして適当な風が出た。毎週火曜日の午後は、淀川河川敷での「凧あげミーティング」で、十数名の凧キチさんがそれぞれ自慢の凧を持って集まってくる。伝統的な和凧に限らずいろいろな凧が見れるので、面白い集まりだ。
 トップページのオジロワシは翼幅2.5m程もあるが空にフワッと浮く。これぞ鳥だこと思われる力作だ。作者は10年以上も試行錯誤を重ねられたと言われる。自分の凧作りは二年少々。凧作りと凧そのものコンセプトは違うが、大先生の足元にも及ばないことを痛感した時間だった。またまた、知り合いができた。

 そうなれば、またまたやる気が出てきた。大先生方の凧を写真撮影したので、それらのコピーを作ってみよう。そしてFloat Kiteにしてみよう。昨夜は、翼幅80pに縮小したオジロワシの型紙を作った。大先生の真似をして胴体の部分は立体的にしたいと思う。ナップザックに入れて持ち運びたいので、だいぶ工夫が必要だ。そのためには、大先生のオジロワシの盗作を許して頂く必要がある。
 
 益々凧依存になってしまったが、相変わらずのエコ生活が続けれそうだ。


2011年4月5日 火曜日
 今日も話題が無いので、福島原発の放射性廃液の話。
 東電は、いよいよもって、放射性廃液の海洋放出を始めたらしい。ごちゃごちゃ説明しているが、放出する廃液は、集計すると12,000トンにもなるらしい。そして、その放出には最短でも50時間もかかるようだ

 その後、建屋内・トレンチ・ピットに貯まっている汚染水を処理するらしいが、またまた肝心の仕事は先送りになってしまった。

 東電の記者会見では、放射性廃液を緊急排出すると言うことと、廃液の放出について、次のような言い訳をしている。
「低レベル滞留水等の海洋放出にともなう影響としては、近隣の魚類や海草などを毎日食べ続けると評価した場合、成人の実効線量は、年間約0.6mSv(ミリシーベルト)と評価しており、これは、一般公衆が自然界から受ける年間線量(2.4mSv)の4分の1であります」
 東電は、「低レベルの滞留水」や「低レベルの地下水」でも、仮設タンクなどに保管することを考えたが、仮設タンク、バージ船やメガフロートなど、あらゆる収納が、最も早い場合でも来週末になることから、海洋投棄を優先させた。この場になっても、言い訳ををやっている。安全かどうかは、専門家の先生が決める話や。

 東電の関係者が必死の状況で頑張っているのは理解しているが、担当者が突然このような処置を発表しなければならない状態は、更に大きな問題が隠されているのではないかと疑いたくなる。

 今朝になって、ピットの割れ目から流れる汚水以外に他の所から漏れていると言う話が出てきた。そしてその漏れを止めるために、新しい手だてを実行すると言う。
【原発に注入した水の総量】と【貯まった水の量】の違いが【漏れ】なのだから、ピットの割れ目から流れだしている汚染水の量を計算すれば、漏れがどれくらいあるのか予測は出来たはずだ。ここでも何日ものロスをしてしまった。


2011年4月4日 月曜日
 暇に任せて、素人のワイが福岡原発の緊急対策をしてみよう。
 昨日は、ピットのひび割れから漏れる放射能汚染水を止めるために高分子ポリマーを使ったらしいが、またまた失敗したらしい。汚染水の流出を止めるのには割れ目をふさげば良いのだから、割れ目のあるピットの壁に鉄板を当るだけでも効果が出ると思われるのに、それをせず、割れ目に向かって流れる水をずっと手前で遮断しようとしたらしい。遮断した"穴"には水が流ておらず、想定外のルートを経由して汚染水がピットに流れ込んでいたと、処理の後わかったらしい。情けない。おがくずや新聞紙を投入して管を詰まらそうとしたり、今更、色つき水を流して流水経路の調査とは、子供の遊びみたいなもんや。世界でトンネルを掘削しているゼネコンさんの知恵を借りればいい。トンネル工事では水との戦いと言うではないか。瞬間凍結の方法だってある。ワイの知恵を借りに来れば、ボランティアだから無料だ。

 汚染水が海に流れることを止めることも大切やけど、それに力を注いでも原子炉の冷却をすることにはならないから、原発は安全にはならない。
 先ずやるべきことは、外部電源を使ってボンプを回し、原子炉を冷やすことや。そして原子炉の漏れている個所を修理することや。そうしない限り、漏れた汚染水は建物やトレンチには汚染水が流れ続けるでぇ。そうしない限り、どんどん汚染水は増え続けるやんか。汚染水の処理はどうするの。
 原子炉からの漏れを止めるためにタービン建屋内の汚染水の除去が必要ならば、建屋内の汚染水の排水に全力をあげないといけないのではないか。玉突き排水の段取りに日にちを費やすようなことをせずに、メガフロートやバージに直接汚染水を収納させるようにすればいい。単純明快なアプローチではないか。

 使用済み燃料の保管プールを含めて、膨大な水を注ぎ続けているにもかかわらず、幸いにして汚染水は海に漏れていたので、敷地内にオーバフローすることはなかった。
 関係者は知っていたのではないか。わかっているからこそ、漏れを止めることをしなかったのではないだろうかと思えてくる。注水し続けている水が、どこに貯まっていると疑問に思わなかったのだろうか。子供でも水は低い所に流れるのは知っていることや。
 漏れを止めれば、ますます条件が悪くなってしまうので、漏れを止めることよりも汚染水を処理することが優先するのではないか。

 使用済み核燃料の保管プールに給水するために、最初はヘリコプターを使った。これは世界中の話題になった。次に高圧放水車、これは水が届かなかった。次に一般消防車。そしてマニプレータ付の放水車。最後にコンクリートボンプ車、これは中国からも貸与された。等々。高圧放水車を導入するときからコンクリートポンプ車を使うことを考えなかったのだろうか。コンクリートボンプ車のノズル先端には、カメラが付いていることを知らなかったのだろうか。

 マスメディアが「漏れが止まらなかった」ことだけをニュースで流すので、ワイが馬鹿げたことを考えてしまうのだろうか。ワイの誤解だったら、マスメディアが悪い。保安院・東電・政府等々の会見の仕方が悪いし、マスメディアに登場する「先生方」が悪すぎる。
 とは言え、「命がけ」で原発事故現場で働いている人たちのことを思うと、ワイのような者は、何も言えないことは承知している。


2011年4月3日 日曜日
 東電福島原子力発電所のトラブルはもまだ予断を許さない状態と言う。事故処理がどの様に行なわれているのか、皆目わからない。にもかかわらず、菅さんはすべて伝えていると言う。どうなっているの。
  ★何時になったら、安全と言える状態になるのだろうか。
  ★事故処理実行計画はあるの。その進捗状況はどうなってるの。誰が立案して、どの様に消込をしてるのだろうか?
  ★何か新しいことが起きるたびに、「雁首」を並べた記者会見をやっても意味はない。
  ★政府の責任者は? 枝野官房長官なの。リーダーシップのある専任の大臣が必要ではないですか。"
  ★米国・フランスの支援や政府・自衛隊・警察等々の外部応援者に対して、東電の人たちの関係は。船頭ばかりになったのでは?
    事故処理プロゼクトの組織表はあるのだろうか。民間だったら、最初に明確にすることやけど。
  ★静岡県からメガフロートを引いて来たり、米軍のバージ船まで借りれるというが、接岸する場所の環境整備は進んでるのでっか?
    玉突き作戦を展開して、復水器から貯蔵タンクへ移す作業が行われているというが、しかし、タービン建屋脇のトレンチ(立て坑)などに
   たまっているものを含めると、汚染水は数万トンと予想される。タンクだけでは収容しきれない可能性があり、新しく集中環境施設の
   建屋をタンクにする計画が持ち上がったらしい。建造物の図面を調べれば計算できると思われるのに、今なお貯まっている水の量が
   把握できないとは、おかしい話や。溺れているもの藁をもつかみたいのはわかるが、まるで泥縄の展開だ。風が吹けば桶屋が儲かる話や。
  ★汚染水の漏れる割れ目が発見されたので、そのヒビにコンクリートを流し込んだが、水が多くてコンクリートが固まらなかったらしい。
   今日は、水の有無に関係なく固化する高分子ポリマー材を使うらしいが、最初からそうすれば良かったのではないか。漏れを防げば、
   トレンチの水はオーバーしてしまうやんか。
  ★敷地内のガレキ等の除去のために戦車まで運んできた。ブルドーザーの稼働映像が公開された。
   土建屋さんや中国から借りたコンクリートポンプは稼働してるの?
    壊れた建物や飛散したガレキの映像だけでなく、それらが処理されていく映像も公開すべきではないのですか。
  ★ラジコン機器の導入は、どの様に? 日本のハイテク機器は、原発での使用実績がないからと退けられたらしい。大阪のオッチャンを招集したの?
  ★作業者はなぜ食事が出来なかったのだろうか?、どうして、食事を運ぶ人がいなかったのだろうか。それを指示する人はいなかったのだろうか。
   消防や自衛隊さんは、そして東電や保安院の方々は?
    食事は1日2回。朝にビスケット30枚程度と小さな野菜ジュース1本、夜は非常用のレトルトご飯と缶詰一つ。
    当初は飲料水も限られ、1人当たり1日ペットボトル1本(1.5リットル)だったという。
 
 結局の所、リーダーがいなのではないかと思えて仕方がない。東電におらないのならば、政府がリーダーを送り込むべきではないのか。
 今なお、国会では菅総理のリーダーシップを問だけで、それを言う人は自ら提案も行動もしないが、福島原発の事故処理もまったく同じだ。国会のミニチュア版を東電で行っているのではないかと思えてくる。


2011年4月2日 土曜日
 上野動物園で、ジャイアントパンダの「リーリー」(オス)と「シンシン」(メス)の一般公開が始まった。子供連れの母親は、「震災以来、外出する機会も減っていたけど、久しぶりの明るい話題で心が和みました」と話したり、子供は「パンダを見れた。可愛かった。元気を貰えた」とコメントした。パンダは黙ってうろうろしたり、竹を食べているだけで、子供に元気を与えたのだ。
 日本だけでなく世界の人たちは、被災した人たちにメッセージを送っている。メッセージの送り方はいろいろあろうが、「がんばれ日本」と言うことと、被災した人に向けて「頑張れ」と言うのはかなり意味が違うのではないだろうか。
 
「私も頑張っているから、あなた方も頑張ってね/被災した人たちに元気を送る」と言う人は、自分が被災した人たちよりも頑張っていると思っているようだ。被災者の気持ちを無視しているのではないか。多くのプロのアスリートやエンタテーナーが、自分が頑張って仕事をすること(=金儲けをすること)が、被災者の人たちに元気を与えることとなると発言しているようだが、明らかに被災者の心情を無視しているとしか思えないものも多い。ヤフーの知恵袋にアクセスしてみよう。いろいろな意見があることがわかる。
 

 天皇・皇后陛下の避難場所への訪問の姿を思い出してみよう。何も改めて言うことはない。黙って被災者の前でひざまずくだけでいい。それだけで気持ちは伝わる。元気を与えようとするからおかしくなる。元気は貰ってもらうものではないのだろうか。


2011年4月1日 金曜日
 いよいよ四月。学校では新学期が始まり、ほとんどの企業も新しい年度に入る。今日はエプリールフール日。

 納豆のネバネバが福島原発の汚染水を処理する救世主になることがわかった。納豆のネバネバが水質改善に役立つことはわかっていたが、大阪大学の実験では、納豆のネバネバが汚染水に溶けた放射能まで絡めて、汚水タンクの底に沈殿させることがわかったらしい。それだけではない。納豆を食べれば、体内に入った放射能も納豆のネバネバによって胃腸の中で凝縮し、体内に放出されるというのだ。納豆は日本沈没を救う救世主ななることがわかったのだ。
 
 菅首相は、サルコジ大統領の提案を受け入れ、放射能汚染された水を処理するためにアレバ社の専門家を受け入れたと言うが、本心では「納豆力」を試すことにしているらしい。
 所が、全国一の生産量を誇る茨城県の納豆メーカーは全社が東日本大震災で操業を停止しており、納豆の生産が間に合わない。
 
 納豆の増産に対しては、またまたGood Newsが出てきた。放射線処理した大豆が納豆生産のスピードアップに貢献すると言うのだ。放射線の強さは福島原発で騒がれている程度と言うのだから、生産拠点は福島原発から30Km位の所がいいと言う。屋内待機範囲が納豆生産にもっとも適しているらしい。政府は、福島原発の30Km範囲を、茨城県に代わる納豆産地にしようとしているらしい。既に自衛隊さんの力を借りて、誰もいない土地で納豆工場の建設を始めた。近いうちに、Good Newsが流れることだろう。
 福島原発問題が片付けば、日本の納豆を世界中に販売する計画らしい。納豆が日本の景気回復の原動力になりそうだ、

 「梅干し」に続いて、いよいよ「納豆」まで、評価されてきた。益々日本食が見直される時代になった。