2001年度へ 徒然日記

2001年 2月

01/02/28
 二月が終わってしまった。


01/02/27
 二日間京都へ行っていた。今回は洛東と洛西のいくつかの古寺の「庭」中心の参観であったが、寺間の移動は徒歩でしたので良い運動にもなった。
 この季節の庭は、桜ともみじは葉を落としているので違った趣がある。また観光客も少なくゆっくりと鑑賞できるののがすばらしい。今年初めてのうぐいすの声を「洛柿舎」の近くで聞いたが、向井去来や松尾芭蕉も同じ様に聞いたのであろうか。写真は、祇王寺・竜馬・洛柿舎です。


01/02/25
 今日の新聞には、えひめ丸の記事は何も無い。どうなっているのだろう

01/02/23
 地震があった。突然突き上げるような縦波が来てから1秒程後に横波が来たので震源地が近くと思い、TVを点けNHKを見ていたら地震速報は3分ほど後に表示された。その早さを実感し驚いた。
 このような地震に対する観測網と情報を処理する方法が確立されている事に対して、改めて驚きと怖さと不安を感じた。
驚きはITを活用した自動処理であり、スピードである。怖さと不安は常時監視と自動処理に加えて
報道されてしまう事。

 ずっと未来には、人間が誕生した時に送信機を身体に埋め込まれ、二十四時間監視されるようになるかも知れない。
帰宅が遅かった旦那は「仕事をしていた」で通ったかも知れないが、「何言ってんの・あんな所で仕事が出来る訳ないでしょ」と愛妻に言われることになるかも知れない。しかし、このような仕組は法律としては決して成立しないだろう。何故ならば、政治家が反対するからである。「貰った・貰っていない」/「言った・言っていない」なども、その都度ホストコンピュータの記録を見ればすぐわかってしまうからである。
 このような仕組みが出来れば、「政治」だけでなく「すべて」が変わるような気がする。携帯電話でも、大人は二十四時間勤務になってしまい、若人は連れだって歩きながら電話で会話したり、電車の中でメールを作っている時代になってしまった。電話が通じない所が良い。

01/0/21
 原潜事故の原因究明が進むにつれて、新しい事実がわかってきた。民間人の同乗が事故に関与していた事が判明すると共に、乗務員のモラールの低さがクローズアップされて来たのである。
 益々、米国は立場が悪くなるだろう。

01/02/20
 鳳来町と引佐郡の山を切り開いて第2東名の工事をしている。橋脚だけが建っている所・盛り土をした所・山を削っている所など、余りにも巨大な工事現場なので驚いている。多くのダンプカーが行き交うので、そののため愛知県側の狭い道路は一般車は退避ばかりしなければならない。第2東名工事の大きさに比べると、狭い所を広げる費用は無視出来るはずなのになぜか広げてくれない。

01/02/19
 国会の予算委員会討論をTVで見ていた。原潜事故と森総理の話ばかりであり、馬鹿らしい半面面白くもあった。
 多くの議員は「このままでは次回選挙に勝てない」とシャァシャアと言う。議員さんは、政略を論じ・国政を行うことよりも、総理等の悪口を言うこと、即ち足を引っ張ることが大切と思っているらしく、他人を引きずりおろすことしか頭に無い。それが自分が国会議員として残る方法と方法と思っている様だ。即ち消去法によって自分が残る事を考えいているようだ。日本の国会議事堂の中でこのような事を論議していても何も生れない。
 
あなたの公約を実行さえして頂ければ、次回選挙では全国の有権者は間違いなくあなたに投票しますよ。

 これは、政治家だけの話ではない。自分が「組織に残るため」にどうするかを優先させていると、知らない間に「組織の存続・発展のためになすべき事」を忘れてしまう。組織が左前になるのは当たり前である。
 他責
ではなく自責として何をするのですか?やることがわからないのでしょうか。 

01/02/18
 愛知県民の森に行った。この季節は落葉しており思った通り寒寒としていたが、山登りの格好をした人が非常に多い。
 「県民の森」は広大な敷地だから、山に登らなくても自分の体力にあわせた適当な運動が出来る。一年中水のきれいな沢や木々の風景を誰もが楽しむことが出来る。
 しかし間道や分岐路が多にもかかわらず標識が不親切であり、所々に設置してある集中管理板の表示もわかりにくいので、再三道を尋ねる必要があった。

01/02/17
 家から歩いてギョギョランドへ行き、赤塚山を一周してきた。約一時間半かけての運動だった。
 赤塚山周辺は、十数年前までは雑木主体の林の中に細い道があっただけであったが、今はその面影が無くなっている。なぜ山頂への道を幅3メートル以上もある舗装階段にしたのだろうか。それほどたくさんの人が並んで登ると考えたのだろうか。昔からある舗装道に沿った踏み固められた赤土と落ち葉の道の方が登りやすいし、その道に沿って麓から頂上近くにまで並んでいる地蔵さんの表情を見ながら登った方が楽しいのに、多大なお金をかけてムダな造作をしたものだ。
 豊川市の職員は、四足の犬でも滑って転んだことがある・濡れるとつるつるになった赤塚山の舗装道を歩いた事があるのだろうか。。

01/02/16
 中日新聞のコラム欄に、兼好法師の徒然草での良き友は、「物くるる友」・「医者」・「知恵ある友」とある。

01/02/15
 またまた原潜事故の話になった。

 日本国の森総理大臣は、今回の衝突事故は「危機の範疇では無い」と言う。飛行機のハイジャック誤報と同じレベルで考えている。しかも、今回の事故に対する緊急指示事項は迅速・完全に行ったのだから、ゴルフを続行していたことは悪い事とは思っていないとまで言う。趣味でやるゴルフの片手間で総理大臣の仕事ができたのだろうか。私が聞いても怒れるのに遭難者の家族・関係者の気持ちはいかほどか。

 総理だけがおかしいのではない。なぜ国会とマスコミは、総理のゴルフ遊びの是非を論争し、追加して会員権の取得方法の論議に明け暮れるのか。「馬鹿な弱虫」メール・「放火犯人の引渡し」・「今回の海難事故」を含めて、日本の危機とは何かを国会で論議する事が第1である。捜索中止の発表を取り消させるのではなく、最初から言わせないための政治が必要ではないか。

 それに対して、ブッシュ新政権は対日感情悪化に危機感を抱き、あらゆる場を通して日本側に謝罪の意思を伝えようとしているのは明白である。米国の方が一連の事件を危機と考えている。

 このまま何も言わずに引き下がれば、世界は日本人をやはり「馬鹿な弱虫」だったと言うだろう。これこそが日本の問題であり、本当の危機ではないか。

01/02/14
 今朝の中日新聞に小さく、米国潜水艦司令部のホームページには、「最初原潜は現場でアシストを続けていると状況を説明しながら、同日中にその部分だけを削除し、沿岸警備隊が実習船の行方不明者の捜索を続けていると書き換えられた」との記事があった。 しかも、この書きかえは非難の上がる可能性を予測した措置であるとも書かれている。
 この件に関しては、トップ記事とは言わないまでも、もっと大きくとりあげて欲しかった。

 我が「徒然日記」も、何度も何度も書き直しているが、「下手な・わかりにくい文章をわかりやすく書きなおしたもの」であり、米国潜水艦司令部のホームページの書き換えとは意味合いはまったく違う。

 この数日の徒然日記は、原潜事故を話題にしながら変な方向に進んでしまったが、週刊誌・新聞・ラジオ・TVをまったく信用していないことと、自分を含めて日本人の自己主張の下手さ加減にあきれていると言いたいだけである。

01/02/13
 600mの深さとTV報道があった。同時に無人深海探索船の写真も示された。深さに対応できる探索船がなければ、えひめ丸の沈んでいる水深は報道されないのかと疑いたくなる

 私がサンフランシスコ滞在中に起きたJhon F Kenedy Jr.の飛行機事故を思い出した。米国のTVとラジオは、機体と遺体が発見されるまでの数日間は悪天候にもかかわらず徹底的な捜索を陸・海・空からしているとの報道を、朝から晩までやっていた。特に海では、碁盤目に区切った海域をソナーを使って捜索していた。

01/02/12
 実習船が沈んでいる所の水深はいかほどか?    
 ニュースでは、9名の行方不明の捜索は、海と空から行っている言う。また沈没船の引揚げについても時々話題なっている。しかし、肝心の水深についての報道はなにもない。もちろんハワイ諸島は火山の山頂であり、急激に深くなっているのは承知しているが、なぜ水深に対して、TVや新聞は報道しないのだろうか。被災者への配慮からか?

01/02/11
 西欧人と日本人の自己主張の仕方は根本的に異なる。言い方や表現方法は同じではないが、 I understood what you said, although (but) I do not agree... とほとんどの米人は主張する。言わなければ馬鹿にされるらしい。主張しないと、「自己主張」が出来ない・能力のないやつと思われるのである。

 原子力潜水艦と民間実習船が接触した事件に対して、日本政府とマスコミは、米国が徹底的に原因を究明し再発防止対策たてる事と被害者および日本に対して全員が満足の出来る謝罪をするまで、責任を持ってフォローして貰いたいものである。いつものように米国の言うなり・責任の所在があいまいのままに幕ひきされる展開となれば、世界の各国から相手にされなくなってしまう。総理大臣が何度あちこちの国を訪問し根回しても、日本の「世界のリーダー」としての地位は確保出来ないだろう。何時までたっても自己主張が出来ない経済大国?に甘んずることになる。 つい先日の沖縄でのE−mailの件も、自己主張の弱さを暴露され、しかもあいまいな結末になってしまったではないか。

 我々が選んだ政府に対しては、あきらめと次回選挙での対応が可能である。しかし、マスコミに対しては、一方通行の興味本位の報道がなされる限り、視聴者の対応には限界があるように思える。残念ながら新聞やTVの不買運動をすればますます情報が入らなくなってしまう。

01/02/10
 山の中を歩いた。沢を登り、ヒノキ林を横切り、雑木林をどんどん登り、静岡県との境になる尾根まで登った。
 ダウンジャケットを脱ぎ、セーターを脱いだがそれでも汗ばむ程だった。小屋を出るときは飼い犬が三頭ついて来たが、馬鹿らしくなったのか、2頭は途中で帰ってしまい1頭だけが最後までついてきた。山の中には獣道が至るところにあり、嗅ぎまわっていた。獣道はイノシシが作ったものであろう。
 木の造形は面白い。直径二十センチもある藤ずるのオブジェ・かぎ形に曲がったヒノキの大木・床柱にすると良いようなヒノキの幹の造形・山桜の大木・等々至るところに興味のある素材がある。松の大木はほとんどが枯れて倒れている。
 雑木(落葉樹)の林は、今の季節は落ち葉の布団が分厚く敷かれているので歩くにも気持ちが良いし、太陽の光も入り暖かい。山野草も多い。カブトムシやクワガタも生息していそうだ。
 杉あるいは檜の林を歩いていても面白くない。根元はうっそうとして暗い。下草もなく石ころが露出しており如何にも死んでいるという言葉が当てはまる。地面はやせており、もちろん保水力はゼロに近い。

 他人の山であるから何も言えないが、手入れもしない/出来なくなった檜や杉の林よりも、雑木林にしておいた方がずっと良かったように思える。私が歩いたり、きのこを採る周辺だけでなく、全国至るところに痩せ山が増大しているのだろう。渇水・増水・杉花粉・野鳥の減少・動物の被害など、痩せ山が原因である事は明らかである。
 やぶこぎをしながらの山歩きは、登山道を歩くこととは違った面白みもあるので、一度は体験してみてください。

01/02/09
 この2、3日空が澄み渡っている。特に夜空が澄んでおり、月が美しく見える。
この時期には、豊川市からも富士山が見えると言われているので、時々(長年)夜明けに我が家の屋根に登り観察しているが、まだ見た事がない。我が家の位置は、無線電波の通り具合から想像すると必ずしも悪くないと思うが、少しずれているのかも知れない。

01/02/08
 四捨五入すると半世紀も前の話であるが、鉱石ラジオを作って楽しんでいた。
アンテナを付けると良く聞こえるので、エナメル線を使って屋根上から室内に引いてきた。しかし、電灯線にコンデンサーを介してエナメル線をつないでも立派なアンテナとなる事がわかり、屋根上のアンテナは撤去した記憶がある。
 今朝の新聞に、某電力会社が電線を使った電話回線利用のテストをしているとの記事があったので興味をひいた。実現すると、各部屋にある電気コンセントが利用できるので、我が家のような電話線のタコ足配線は不要になる。冷蔵庫等のノイズが問題のようだが、私のように「無線交信」しながらインターネットをしている者が発生する可能性のあるノイズも除去できるかどうかのテストして欲しい。

01/02/07
 インターネットは面白い。 遊びの世界でも・仕事をする上でも、私にとっては必需品になってしまった。
 駅の構内や電車の中で携帯電話でのメールやり取りをしている若い人たちが多い。猫も杓子も携帯電話を覗きこんで懸命に・周囲を気にせずカチャカチャしている人を見ると可愛そうに思える事もある。

 在宅勤務をしていると、次第に世界が狭くなり、どんどん外との繋がりが減少してくるのは寂しい。インターネットを使って拡大したいが、残念ながら旨い方法がまだ見つからない。

 インターネット=メールではないし、インターネット=ITでもない。自分にとっての「ITとは何か」を考えなくてはならないが、今の自分が IT→インターネット→Eメール と次第に縮小して来ているのに不安を感じる。

01/02/06
 富士山が低周波振動を多発していると新聞に載っていた。御岳山も噴火が近いと言われている。東海沖・関東地区等は、統計的にもそろそろ発生しても不思議ではない。日本だけでなく、世界中で大地震が頻発している。

 でも心配したってどうしようもないので、「起きない」と信じて生活・行動をするだけである。

 地震予知をしているアマチュア無線家がおられる。私も富士山方向にアンテナを固定し(故障で動かないだけのこと)、メインワッチをしているときがあるので、電波の伝わり方に異常が感じられるときがあるかも知れない。出来れば北海道の電波が入ってくればうれしい。

01/02/05
 我がホームページのアクセスカウンターが634件に達した。11月半ばに立ち上げたので、自分としては脅威的な件数であるようにも思える。
 私のホームページは、何度も言うが「雑貨屋さん」であり、自分でも満足できないものとなっている。リンクの面白さを楽しんでいたら雑貨屋になってしまった。アクセスしてくれる人、すなわちお客さんは「自己満足のH/P」と笑つていると思う。新しい構想はあるのに、具体的に作りなおすほどの勇気と時間がない。

 何時か、高級品売り場に変えますので、もう少しお待ちください。

01/02/04
 もう二月だから当然かも知れないが、久しぶりに暖かかった。
 山の落葉樹も活動が始まっている。梅はもちろんサクラも動き始めた。なぜ物言わぬ木々や草花は一斉に芽生え、花を咲かすのだろうか。不思議である。日照と気温が関与していると言われているが、隣どおしの木々が「おーい、そろそろ春になったので、芽吹きの準備をしようではないか」/「今年の開花は4月4日とするぞ」等をしゃべっていると考えると面白い。そしてへそ曲がりが「俺は3月25日に開花する積もりだ」と宣言してるかも知れないと思うと更に面白い。

01/02/03
 庭木に居ついているノバトは1羽だけの様だ。つがいの1羽が家の柴犬に殺されたあと、再婚し、二羽になった思っていたが、今は1羽だけが巣の中にいる。相性が悪く離婚したのだろうか。

01/02/01
 JAL機のニャーミス事件が何度も何度も報道されている。
 だいぶ昔の話であるが、アメリカで自家用ジェット機の操縦席に座らせて貰った事がある。自動航行中にもかかわらず、パイロットがコクピットからいなくなると、ただ操縦桿を握っているだけの自分の手が汗ばんだ記憶がある。シアトル/スポーケン/セントポール/シカゴへの飛行であるが楽しかった。
 JALの機長も70Kmも離れた飛行機の目視確認が出来たと言っているが、その時の米人パイロットの視力は非常に良かった。指で方向を示してくれ、またレーダに映つているにもかかわらず私には何も見えない。その当時の私の視力は1.5以上であったが、彼らが確認してからだいぶ後になってはじめて飛んでくる飛行機を見つけることができた。
 その時よりもはるかに時代と技術が進んでいるはずなのに、お粗末な事故のようにも思える。安心して飛行機には乗れなくなってしまった。