鷹の渡り 静岡

(観察地点)平山林道(新富士見台)(秋)   静岡市葵区平山(平山林道、新富士見台)  標高約(785mh) E 35°05: 21 N 138°25: 14


静岡市葵区平山地区(葵区平山地区)

地点名をクリックすると地図が表示されます

2017秋 平山林道、他観察地のデータ、コメント(観察終了)2017 9/09〜10/18

更新情報:

※(ご注意)平山と杉尾は5km程しか離れていません。そのため同一サシバを重複してカウントされる場合がこれ以上にあると思われます。杉尾でカウントされたサシバが再び、すべて平山でカウントされることはありませんが、静岡を通過した数が、平山と杉尾を合算された数とお考えにならないようにご注意ください。関係者もこの点につては、解決策を現在、サシバの飛来、飛去方向、エリアなど検証中です。皆様方にはご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
※(ご注意)(確定された数ではありませんが、参考までに!)杉尾山で三桁以上の大量出現時に平山の数との重複は(30%〜40%)と思われますので、グラフは杉尾、平山のサシバのカウント数に(未確定ですが重複数値-30%)と出現時の重複を確認した数をを記載してあります。

4、

3、

2、

1、



平山林道(新富士見台)からの展望


注:記載数値は速報値であり、最終記録は報告書による   

:内容の転記はご遠慮下さい

numerical data in this table are short report

So, please refrain using this data without permission of the observer.

2017(秋)サシバ、ハチクマ、ノスリの通過羽数グラフ(Graph)(観察終了)

各調査地、過去のサシバ通過羽数グラフ(Graph)

各調査地、過去の記録(2004〜2016)(Past Record)

2017(秋)、平山林道コメント(Japanese Version Only)

List of Species in this Site

観察日付をクリックするとコメントが表示されます。

※赤い数字は逆行です

※参考までに(杉尾山)の記載の風力は簡易風力計で30分間の平均風力です。

2017杉尾山へ(観察中)

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  • 2017秋 平山林道データ(観察終了)2017 9/09〜10/18
    日付
    Month
    /Day
    時間帯
    Investigation
    Times
    天候
    Weather
    観察者
    Observer
    風向/風力
    Window/WV
    サシバ
    Butastur
    indicus
    ハチクマ
    Pemis
    ptilorhyncus
    オオタカ
    Accipiter
    gentilis
    ツミ
    Accipiter
    gularis
    ハイタカ
    Accipiter
    nisus
    ノスリ
    Buteo
    buteo
    その他の鷹

    others


    羽数 ( 主な種類)

    不明鷹類

    Unknown


    羽数 (種類)

    鷹類総合計


    A Total
    of Raptors

    累計

    A Total

    7553

    (0)

    67

    (0)

    9

    148

    29

    169

    (0)

    31

    ミサゴ(8)
    ハヤブサ(8)
    チゴハヤブサ(11)
    チョウゲンボウ(2)
    トビ(0)
    アカハラダカ(2)

    41

    タカ類SP(6)
    ハイ属SP(34)
    不明(x)
    ハヤブサ類SP(1)

    8047

    (0)

    00/000:00-00:00
    ?/?
    川端
    ?

    0

    0

    000

    0

    00
    xxx
    0
    xxx

    0000

    00/000:00-00:00
    ?/?
    川端
    ?

    0

    0

    000

    0

    00
    xxx
    0
    xxx

    0000

    00/000:00-00:00
    ?/?
    川端
    ?

    0

    0

    000

    0

    00
    xxx
    0
    xxx

    0000

    10/187:50-14:30
    /
    川端
    南東〜北東

    5

    1

    060

    27

    3
    チゴハヤブサ1ハヤブサ1
    ミサゴ1
    0
    xxx

    42

    10/127:30-14:30
    川端
    無風
    0

    0

    0

    041

    0

    1
    ミサゴ1
    0
    xxx

    6

    10/117:20-14:30
    濃霧/
    川端河内
    戸張
    西
    1〜2

    0

    0

    030

    3

    2
    チゴハヤブサ2
    0
    xxx

    8

    10/106:50-14:30
    //
    川端榊原
    河内佐藤

    1

    47

    6

    084

    2

    1
    ミサゴ1
    2
    ハイ属SP1
    タカ類SP1

    70

    10/096:20-14:30
    飯塚以下
    6名
    無風
    0

    32

    5

    2103

    20

    1
    ハヤブサ1
    1
    ハイ属SP1

    74

    10/086:30-14:30
    榊原川端
    近藤河内

    1〜2

    23

    3

    282

    9

    2
    チゴハヤブサ2
    3
    ハイ属SP2

    52

    10/077:10-14:30
    /快晴/
    天野川端
    榊原
    東→無風
    →西

    7

    1

    0126

    26

    1
    ミサゴ1
    4
    ハイ属SP2
    タカ類SP1

    57

    10/066:10-10:20
    /小雨
    川端河内
    榊原
    北東〜南東
    3〜5

    7

    0

    142

    3

    1
    ハヤブサ1
    2
    ハイ属SP2

    20

    10/056:10-15:30
    榊原川端
    北東〜東
    2〜3

    442

    3

    175

    17

    4
    ハヤブサ2ミサゴ1
    チゴハヤブサ1
    1
    ハイ属SP1

    480

    10/048:30-9:30
    小雨濃霧
    川端佐藤

    2

    0

    0

    000

    0

    0
    xxx
    0
    xxx

    0

    10/038:20-10:30
    濃霧
    川端榊原
    無風
    0

    0

    0

    000

    0

    0
    xxx
    0
    xxx

    0

    10/026:00-13:00
    /
    川端榊原
    河内
    無風
    0

    199

    0

    052

    0

    0
    xxx
    2
    ハイ属SP2

    208

    10/016:10-16:00
    |
    近藤以下
    20名

    1〜2

    705

    13

    051

    13

    3
    ハヤブサ1チゴハヤブサ1
    アカハラダカ1
    2
    ハイ属SP1
    タカ類不明1

    742

    09/306:00-14:30
    |
    栗田川端
    榊原佐藤

    1〜2

    819

    0

    030

    0

    0
    xxx
    2
    ハイ属SP2

    824

    09/295:50-16:30
    //
    川端以下
    11名
    西
    1〜3

    3351

    3

    0100

    4

    0
    xxx
    2
    ハイ属SP1
    タカ類不明1

    3370

    09/280:00-00:00
    /
    観察なし
    ?

    0

    0

    000

    0

    0
    xxx
    0
    xxx

    0

    09/275:30-13:30
    /
    榊原川端
    西
    1

    392

    0

    000

    0

    0
    xxx
    0
    xxx

    392

    09/265:30-16:20
    /
    川端河内
    坂本
    無風→西
    0→2

    362

    3

    050

    3

    1
    チゴハヤブサ1
    0
    xxx

    374

    09/255:40-16:00
    川端以下
    8名
    西
    1

    534

    5

    080

    7

    1
    ミサゴ1
    3
    ハイ属SP3

    556

    09/245:50-12:50
    榊原以下
    8名
    西
    1〜2

    28

    0

    040

    1

    0
    xxx
    0
    xxx

    33

    09/237:10-14:30
    |/小雨
    川端以下
    9名
    東→微風
    4→5→0

    58

    4

    031

    5

    3
    チゴハヤブサ1ハヤブサ1
    ミサゴ1
    2
    ハイ属SP2

    76

    09/226:30-13:30
    榊原以下
    7名

    2〜4

    86

    2

    060

    2

    1
    チゴハヤブサ1
    0
    xxx

    97

    09/216:30-16:20
    快晴
    川端河内

    1

    129

    5

    150

    7

    1
    チゴハヤブサ1
    4
    ハイ属SP1

    152

    09/206:40-15:00
    |
    川端
    西
    1→4

    48

    3

    061

    3

    0
    xxx
    1
    ハイ属SP1

    62

    09/197:10-15:00
    快晴
    川端榊原
    河内
    西
    1〜2

    43

    2

    050

    3

    1
    ハヤブサ1
    0
    xxx

    54

    09/187:10-15:30
    快晴
    川端以下9名
    西
    4→1

    63

    1

    070

    0

    1
    チョウゲンボウ1
    1
    ハイ属SP1

    73

    09/170:00-00:00
    観察なし
    ?

    0

    0

    000

    0

    0
    xxx
    0
    xxx

    0

    09/160:00-00:00
    観察なし
    ?

    0

    0

    000

    0

    0
    xxx
    0
    xxx

    0

    09/157:00-15:00
    川端
    東→無風

    83

    1

    040

    3

    0
    xxx
    0
    xxx

    91

    09/147:00-15:00
    榊原縄田
    佐藤川端
    無風〜西
    0〜1

    27

    1

    020

    0

    1
    ミサゴ1
    5
    ハイ属5

    38

    09/137:20-15:00
    /
    川端

    1

    16

    0

    120

    1

    0
    xxx
    1
    ハイ属SP1

    21

    09/120:00-00:00
    /
    観察なし
    ?

    0

    0

    000

    0

    0
    xxx
    0
    xxx

    0

    09/117:30-15:00
    川端榊原
    佐藤旬
    無風〜西
    0〜1

    3

    3

    031

    0

    0
    xxx
    0
    xxx

    10

    09/107:00-15:00
    天野以下6名
    無風〜西
    0〜1

    35

    2

    140

    7

    1
    チョウゲンボウ1、アカハラダカ1
    3
    ハイ属2、ハヤブサ類1

    53

    09/0910:30-15:00
    ※1
    無風

    9

    0

    010

    3

    00
    xxx
    0
    xxx

    13

    ※赤い数字は逆行です

    xx/xx※x、観察された方のお名前です

    10/xx※6、

    10/xx※5、

    9/xx※4、

    9/xx※3、

    9/xx※2、

    9/09※1、榊原、手塚、川端、古井2、天野

    ※サシバ、ハチクマ、ノスリの過羽数(Graph)2017、9/xx〜10/xx

    ※「杉尾山」「平山林道」を渡ったと思われるサシバ、ハチクマ、ノスリの通過羽数グラフ(2017秋)9/09〜10/xx(Graph)(観察中)

    (確定された数ではありませんが、参考までに!)
    ※(ご注意)平山と杉尾は5km程しか離れていません。そのため同一サシバを重複してカウントされる場合がこれ以上にあると思われます。杉尾でカウントされたサシバが再び、すべて平山でカウントされることはありませんが、静岡を通過した数が、平山と杉尾を合算された数とお考えにならないようにご注意ください。関係者もこの点については、解決策を現在サシバの飛来、飛去方向、エリアなど検証中です。皆様方にはご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 ※(ご注意)(確定された数ではありませんが、参考までに!)杉尾山で三桁以上の大量出現時に、平山の数との重複は(30%〜40%)と思われますので、グラフは杉尾、平山のサシバのカウント数に(未確定数値-30%)と情報交換して確かめた重複数、を記載してあります。


    その他の観察地
    日付
    Month
    /Day

    観察地

    Observation
    place

    時間帯
    Investigation
    Times
    天候
    Weather
    観察者
    Observer
    風向/風力
    Window/WV
    サシバ
    Butastur
    indicus
    ハチクマ
    Pemis
    ptilorhyncus
    オオタカ
    Accipiter
    gentilis
    ツミ
    Accipiter
    gularis
    ハイタカ
    Accipiter
    nisus
    ノスリ
    Buteo
    buteo
    その他の鷹

    others


    羽数 ( 主な種類)

    不明鷹類

    Unknown


    羽数 (種類)

    鷹類総合計


    A Total
    of Raptors

    累計

    A Total

    00

    (0)

    0

    (0)

    0

    0

    0

    00

    (0)

    0

    ミサゴ(0)
    ハヤブサ(0)
    チゴハヤブサ(0)
    チョウゲンボウ(0)
    トビ(0)
    チュウヒ(0)

    0

    タカ類SP(0)
    ハイ属SP(0)
    ハヤブサ類(0)

    00

    (0)

    00/000:00-00:00
    ?/?
    xxxx
    ?

    0

    0

    000

    0

    0
    xxx
    0
    xxx

    0

    00/000:00-00:00
    ?/?
    xxxx
    ?

    0

    0

    000

    0

    0
    xxx
    0
    xxx

    0

    00/000:00-00:00
    ?/?
    xxxx
    ?

    0

    0

    000

    0

    0
    xxx
    0
    xxx

    0

    00/000:00-00:00
    ?/?
    xxxx
    ?

    0

    0

    000

    0

    0
    xxx
    0
    xxx

    0

    00/000:00-00:00
    ?/?
    xxxx
    ?

    0

    0

    000

    0

    0
    xxx
    0
    xxx

    0

    本日のサシバ情報とコメント(10/07)

    <観察場所>:xx:xxxx

    <観察場所>:xxxx:xxxx

    <観察場所>:xx:xxxx

    <観察場所>:xxxx:xxxx

    <観察場所>::xxxx
    10月7日 滝沢展望台:情報提供: 秋山 10時〜15時無風視界良好、曇り〜晴れ 気温20℃〜24℃サシバ1、ミサゴ1、ノスリ1、タカ不明3、他ツバメが多かった。ヒヨドリも群れで移動、トビ、イカル、モズ

    <観察場所>:滝沢展望台xxxx:提供:秋山
    9月30日 滝沢展望台 10時〜14時、思いのほか天気悪く気温20度横浜と掛川よりご夫婦2組 5名で探すもなかなか出ず。1時近くN〜NSと風が変わり横浜の方がサシバ2〜3(帰られたあと終わりまで計10)ノスリ1、風を捉えにくいのか、低く羽ばたいて行く午前中は、海岸線に山から吹き下ろす風、サシバは多分遠く海側を渡って行ったと思われる。アオバト、カワウ、居つきトビなど

    <観察場所>:滝沢展望台xxxx:提供:秋山
     9月23日土曜日 滝沢展望台 標高約350m 9時〜14時 機材8x42双眼鏡 スコープ67mm20倍 10時〜11時半3名にて観測 9時時点、曇りから晴れ気温27℃ N2〜3(風力発電風車参考) 朝から山頂は北の風、下界は無風 9時44分天竜川河口風力発電風車回りだしEN1に代わる。青空が見え蝉がうるさい居つきトビがで出す。 サシバ2、その後ハイタカ1、ハチクマ2、ミサゴ1、など13時までぼつぼつ出る、(特記)は、サシバ幼鳥がヘトヘトになり観察地下のスギの木へなかなか動かず。居つきのハヤブサが狩りをしてくれた。ツバメは少ない13時30分アクト方向へサシバ20越えの鷹柱、今季初の滝沢だが、数共に(サシバ、二桁超え)十分に楽しめた。14時雲厚くなり終了

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  • 平山林道コメント2017 9/09〜10/18(観察終了)
    平山林道(新富士見台)からの展望→

    00/00xxxx

    00/00xxxx

    00/00xxxx

    00/00xxxx

    00/00xxxx

    10月18日 平山林道2017年(秋)の観察を終えて。


    9月頭から気温が下がったことによるものか、今季は早くから、サシバは動き始めました。まんべんなく出続けた後、雨をはさんで全国的に気温の下がった9月29日、大きなピークがやってきました。ここから徐々に収束し、10月5日までに大きな群れは渡り終えたと言ってよいと思います。 今季は、平山定点というより、当日の観察者の判断で、中河内、山原、桜山といった別地点に入った観察が活きました。遠くから芥子粒みたいなサシバを数えるのでなく、大きな出現の日に肉眼で見える距離で群れそのものをとらえたのです。その結果、杉尾、平山からは観察しづらい、北東、東側からサシバがどう動いてくるか、が、わかりました。また昨年の観察の延長でもある、南ルート、の概要が明らかになりました。いずれも、それぞれの観察者の機転と、長年にわたる経験が生かされたものでありました。これまで推定するだけであったものを形にできたことは大きな成果であったと思います。 朝早くから、また遠くから、平山林道に通ってくださりありがとうございました。多くの皆さんの観察に対する意識、情熱と工夫、努力にはただただ感謝です。また、日本中の他の地点からさまざまな渡り情報を送ってくださった観察者の皆さん、どうもありがとうございました。最後に、寒さの増すなか、これからも渡り観察を続ける全国の皆さん、どうか風邪などひかれませぬよう、がんばってください。遠く(でもないけど)静岡から観察の成功と成就を祈っております。 それでは皆さん、また来年よろしくお願いします。 2017年10月18日、平山林道観察者一同。
    補足 ピーク日9月29日について。 ピーク日9月29日の杉尾山7723(平山3351、中河内3073)をどう考えるかについて、静岡の中でも意見が分かれました。なんといっても、7723という数字は、通常の一季分のサシバの数です。そこで後日、当日観察した田島(杉尾山)、榊原、川端(平山林道)、手塚(中河内)の4人で、数、飛来飛去方向について、分単位で検証しました。杉尾山には、平山、中河内からはまったく見えない約1600の北側のサシバがあり、杉尾山の数が大きいことはすぐにわかりました。ただ、13時17分から15時の間に、南側(平山や中河内の近くを通る)のサシバで、杉尾と平山で、カウントに2000以上の開きが見つかりました。また、同じようなものを見ていても一単位の群れの数が杉尾山観察のほうが倍以上大きいこともわかりました。平山、中河内からは、「7キロ近く離れている杉尾山から、群れの前後、境界がはっきり見えるのだろうか。尾根向こうに消失したものをもう一度数えていないか」、「9月29日の関東のサシバの出現状況、また29日以降の西の観察からは、このような大きな数が確認されていない」「杉尾山が抱える観察エリアがあまりに広すぎ、北も南も見ようというのは、個人の能力の限界を越えている」等の意見が出ました。杉尾山からは、「いずれも飛来、飛去まで追っている」「南の4番鉄塔方向7キロ以上先の低いところを通るサシバは平山からはみえない」などの反論がありました。結果、はっきりとこうだとはいえないのですが、7723の内、約1000羽くらいは、カウントダブリの可能性がある、ということになりました。 実際のところ、「静岡ではどのくらいの数が飛んでいるの?」という、他県の人たちからの問いに、現在の静岡のカウント方法では答えられません。安倍山系稜線の龍爪山で、線引きをして、龍爪より北を越える者を杉尾山で、南を越える者を平山でカウントし、記録上の重複をしないようにしてみてはどうかという提案が出されています。これも、なかなか一筋縄ではいきませんが、来季は、静岡でどれくらいの数のサシバが飛んでいる、と、答えられるような観察方法を導入できると思います。


    10/185日も雨が降り続いたが、ようやく晴れた。初冠雪を期待したが、富士山に雪はかけらもない。視界はこれ以上ないと言ってよいくらいだったが、午後天気はまた下り坂。そして靄が増えた。見通しA→C 。10,5から14℃。もう行ってしまったと思っていたサシバが10時台に4出、慌てて田島さんに電話する、なんてシーンもあったが、それきりだった。予想通りノスリがとってかわっている。ノスリは単独が多いが、時には4羽で群れを作った。飛翔が巧みである。強い東風を苦にしていない。ハチクマの幼鳥が1羽。ノスリにくっつくように飛んでいく。今季はハチクマが少なかったが、幼鳥ばかりを見た印象である。マヒワ50の群れ、メジロ300強。イカルなど。今季の観察は本日をもって終了いたします。

    10/12富士愛鷹山系稜線までみえるが、ひどく霞む。2キロ先のタカが見づらい。見通しCからD。19,5℃から25,5℃。サシバが飛ばないのはわかるが、ノスリが1羽も来ない。今季は、ハチクマが少ないが、ノスリの少なさも極端である。明日から天気は崩れる模様。気温低下のあと、どうなるのか?冬鳥など、全く見当たらず、夏に戻ったかのような暑さだけが印象的な日。イカル、コゲラ、アオゲラなど。イノシシが地点近くに出現。

    10/11朝方は濃霧で視界無し。10時くらいから晴れた。空高くには、鱗雲、鯖雲といった秋の雲があり、青空が広がっているのに、流域を囲むようにガスが動かない。全体に煙幕がはられたような、奇妙な、しっくりこない視界であった。見通しは最低ランクEからD。サシバは1羽も飛ばず。ノスリも3羽、ツミ3羽。視界が悪く見えないというより、タカが飛ばないと言っていいだろう。メジロ、ヒヨドリが50以上で渡る。朝方ハリオアマツバメが北から来たが、いいとこ100か。

    10/10天気は良いが、遠方は霞んだ。富士愛鷹の稜線は午後見えず。見通しC。18,0から23,5℃。7時前に地点の北で7羽でサシバが巻いている。10時35分には、20羽のタカ柱が北側稜線上に上がり、歓声が。ノスリが13時まで出現無しで、2羽だけだった。ハチクマ6はいずれも幼鳥。今季はハチクマが少ないが、特に成鳥が少ない。陽ざしが強く、気温より暑く感じた。昨日あんなに飛んだ冬鳥の群れは今日はさっぱり。ヒヨドリの群れも小さかった。

    10/09午前中は霞が強く2キロ先のタカでさえ、ぼんやりとしか見えず。午後やや回復し見通しCとなった。17,0から21,5℃。午後気温がさがり、14時には17℃台に戻った。7時台にサシバが、6羽、7羽で出現。10時以降は2羽、3羽の出方になったが、1羽ずつで渡るノスリよりまだ多い。ハチクマが5出現したが、内3は幼鳥。1が♀成鳥であった。今日は一般種に大きな変化が見られた。アトリが100以上の群れを作って、渡っていった。渡っていく方向が全く一定ではない。ざーっと南西から来て北東に行ったと思いきや、南東から来て北西に消えていく者もあった。6時半から9時くらいまでは、15分に一度くらい群れが行きかった。マヒワ?も単位は小さいが群れで出現。(観察者:飯塚、長倉、川端、榊原、河内、佐藤昌)

    10/08昨日には及ばないが、今日も視界は良好。見通しB。今日も、11時まではハイ属ばかり。11時以降は、ノスリとサシバだが、今日はサシバが多かった。午後快晴に近いくらいに晴れ上がると、高く旋回上昇する者が多くなった。12時過ぎハチクマ幼鳥が現れたが、流域内をあらぬ方向に飛んだり、長い旋回を続けたり、餌探しをしているようにも見えた。5分近くかかってようやく西へ渡ったが、まるで居着きの者のようであった。ミソサザイがさえずり、ゴジュウカラの声を聞いた。(ゴジュウカラはここでは初)イカル、アカゲラなど。平山Bで河内氏が観察。

    10/07朝方は強風と雨。8時半には風雨おさまり、快晴に。視界は今季一番(A)。富士山〜越前岳の稜線までは40から35キロくらいは離れているが、富士宮側から稜線まで点々と続く送電鉄塔ラインの下草伐採の跡がきれいに見える。15、0から21、5℃。11時くらいまでは、ほとんどハイ属。ハイタカが増えた。11時以降ノスリばかりになったが、13時台サシバがぱらぱらと出、抵抗を見せた。サシバとノスリが入れ替わる時期が今年も来たように思う。イワツバメ、アマツバメにまじるように、ハリオアマツバメがちらほら。それでも、例年みられる巨大な群れには程遠い。河内氏が山原中継所で観察。

    10/06富士、愛鷹の稜線がよく見える。見通しはあと少しでAというところののBか。11.5から14.5℃。昨日より朝の気温は高いが風がとにかく強く、寒い。サシバは1羽ずつ、忘れたころに、南側鉄塔ラインよりさらに南を通って行く。頭を北向きにしたまま、強風によって西に押し流される具合。ハイ属も増えた。サンショウクイ、コガラ、メジロ100以上の群れ。榊原、河内両氏が、6時半から13時まで山原中継所で観察。サシバ2、ノスリ2、ミサゴ1。

    10/05富士、越前、伊豆半島見える。見通しBだが、かなり良い視界。6時の気温が9,5℃。一気に下がった。17℃までしか上がらず。今季初めて指がかじかむ。サシバは7時前から飛び始めたが、はばたいてはばたいて、大急ぎの様子。ゆっくりねぐら立ちなんていうようにはまったく見えない。ノスリが増えてきて、入れ替わるかなんて思っていると、突然43とか58なんていうタカ柱を作ったりする。多くは東方向からの出現で、超南ルートを通って飛去していく。ハイタカ5も、終盤を物語る。やはり、終焉は近いのであろう。ヒヨドリ100以上の群れ、アオバト20の群れ。ミソサザイ、コシアカツバメなど。昨日10月4日山原中継所の記録。サシバ86、ハチクマ3、ノスリ2、ミサゴ1。10時半にサシバは50の群れを作って北北東から現れたが、上空の低い雲の中に消えた。また3、4番鉄塔下の林内に降下した者もいた。

    10/04予報は曇り時々晴れだったが、平山は雨。雨の後も濃霧で、観察不可。よって、10時から15時、佐藤が山原中継所、川端が桜山に移動して観察した。桜山に着くとサシバが地点の南で飛んでいる。8羽以上にはならなかったが、ぱらぱらと細かく出て、89羽。ノスリ9。ハチクマ1。ハヤブサ1。桜山で観察されたサシバはコースがほとんど同じであった。山原中継所付近で上がり、南北に伸びる稜線の斜面沿いに南下し南西方向へグラ、柏尾峠あたりでで巻いて、権現山よりは南を通って南西方向に飛び去った。山原中継所の記録は追って報告いたします。

    10/03予想より早く雨があがり、平山に上るが、400m以上に濃い霧がかかり、視界は得られない。見通しE。東の吉原へ回ったが、ここもガスの中。平山観察はここまで。庵原球場近くで観察をしていた榊原氏の電話で、二人で午後は山原中継所へ。山原も高いところはガスの中だが、南側は明るい。11時半、南側道路上高度300mくらいのところから、西側の山の斜面を飛ぶサシバを3羽見つける。高根山のほうから市街地に近いところを飛ぶサシバが1羽。また14時過ぎ11時半の地点間近で、目の前を旋回するサシバの幼鳥を見つける。このタカは、その後15分くらい、低い広葉樹の上にとまっていた。サシバが5だが、ノスリも3いた。雲が低いので、中継所の南へ回り込んできたのか。キセキレイ、モズ、ガビチョウなど。

    10/02富士、越前が霞んでいたが徐々に回復した。見通しC→B。17から20,5℃。昨日16時、高い尾根上(700m以上)の針葉樹に、数羽のサシバが降りたのを受けて、今日もねぐら立ち確認。朝6時、サシバは1羽も泊まっていなかった。6時台7時台8時台と、ほとんどサシバの出現がなかった。ところが9時を過ぎると、20、30といった単位で、サシバが、布沢の谷の中から上がってくる。今日も想像を超える数だった。今季は首をかしげることが多い。こんなに底を見せずに毎日サシバが出続ける年は珍しい。雨の後、気温が下がって、もう一度ピーク日がくるのであろうか。例年ならまちがいなくもう一山あるのだが。ヒヨドリの群れが50を越え、完全にモードに入った。カワラヒワ、メジロ、ヤマガラ、ヒガラ、エナガなど。

    10/01雲が多く低い。午前中は富士愛鷹山系の稜線がよく見えていたが、午後になり見にくくなった。見通しB→C。16から20℃。今日は野鳥の会静岡支部の探鳥会とタイアップ。大出現の2日後は、タカが飛ばない、は、私たちのジンクスである。どうも探鳥会の日がこの日に重なることが多く、今年もピタリ賞。ピンチである。午前中、パラパラ出るものの、タカは遠く、いまいちぱっとしない。ところが午後になると、サシバへの思いが届いたか、50を越える群れ、20、30といったタカ柱が次々に出現した。天敵である大型猛禽の攻撃と共に、70羽近いタカ柱が、一瞬にしてバラバラに壊れるシーンは迫力満点。15時半解散直後、竜爪の東、道路沿いに南下する67羽を、駐車場からキャッチする。再びもどってタカが通った北側の尾根筋をみると、7羽8羽のサシバが樹上にとまっていた。なかなかな探鳥会となりました。ヒヨドリ動きが活発化。観察者(野鳥の会静岡支部の皆さん、天野、佐藤、榊原、玉村2、栗田、川端、近藤)。

    09/30富士は雲の中、愛鷹山系は霞むが視界は良好。見通しB。15から19.5℃。大出現の翌日、ねぐら立ちに期待が高まった。栗田氏が6時前に地点に入ると、朝日でオレンジ色に染まった海バックにすでにサシバが20羽くらいで飛んでいる。布沢川流域内を見ると、あちらこちらの針葉樹のトップにサシバがとまっている。そして、谷底のほうでは、飛び立ちのリハーサルでもやっているかのように、2羽3羽と樹移りを繰り返している。7時をすぎると、サシバは谷底から旋回で登ってくる。気流がないのか簡単にあがれないので、スローモーションのよう。背中も腹もきれいに見える。これ以上の条件はない。10から20羽くらいずつできて、先発が行くとすぐに次の10数羽がまた来る。ゆっくりゆっくりと。4人とも10年以上ここで見ているが、今日のようなねぐら立ちは初めてだった。10時。名残り惜しいが、3キロ4キロ先からやってくる1羽を数える日常に私たちは戻った。ヒヨドリが30くらいで谷の中を移動していた。キジバト、アオゲラ、エナガ、シジュウカラなど。

    09/29濃霧は7時過ぎに取れる。遠方は霞むが視界は良く、見通しB。14,5から19,5℃。前日から気温が4℃くらい下がっている。泊まり組はほとんどない。10時台、30、26、23のタカ柱を見て、今日がピーク日になることを確信する。11時台になると、さらに群れの数があがり、12時台の大出現へと続く。きっかけは、北、北北東の、7キロ、8キロ先の高度800から900mの雲の中から湧いて出てくるサシバだった。5羽6羽ではまったく見つけられない距離だが、なんといっても数百の群れである。とぎれることなく出てくる。12時すぎから13時までに2000弱。杉尾山からの連絡で、これらは、北の高ドッキョ付近の雲の中から出てきた者と知る。13時台になると、飛来方向が、北東に動く。14時台はさらに東からの出が多くなった。午後になり曇り、一帯は夕方のように真っ暗になった。南方向は明るく雲がないため鳥はそちらのコースを選んだのであろう。15時台はもう数十羽単位でしか出なくなる。突然、晴れあがり、竜爪方向が明るくなると、サシバは再び調査地近くを通って南西を抜けるようになった。大勢の観察者。みんな今季の出方と、大出現時の過去の気象状況から、今日が「その日」であると知っていた。ヒヨドリも10羽単位で渡り出した。観察者(戸張、榊原、鈴木2、河内、朝倉2、栗田、坂本2、上出、川端)、ヤマハの折りたたみいすをお忘れになった方、栗田さんが預かっています。栗田さんまたは野鳥の会の方までご連絡ください。

    09/27榊原(平山)川端(高山)で、観察。霞が多く2キロ以内にタカが入っても、今一つはっきりしない。見通しD。18から23℃。昨日16時以降サシバが降りていた平山林道の東北東2キロにある、三角ピーク(615ピーク)に照準をしぼり、高山から川端は観察。狙い通り、三角ピークの南尾根に2,3羽のサシバがとまっている。6時前に10羽ほどのフライがあるが、それ以外はなかなか飛ばない。7時26分、9羽が三角ピーク北から飛び立つと次々にサシバは飛び出してくる。樹冠にPは数えるほどしかいないが、こんなにいたのかと驚くくらい。三角ピークから続く北側稜線からも続々上がる。サシバはあまり高くは上がらず、布沢川流域内の低くをはばたいていくものが多かった。平山林道で待ち受ける榊原の頭の上、樹から10mくらいの低空を次々に抜けて行くサシバ。平山林道はねぐら立ちが多くみられる地点だが、今日のは特別だった。

    09/26午前中は富士越前が霞んでいたが、午後は霞がとれた。見通しレベルCからB。18,5から24℃。5時半、約2キロ先の615ピーク上の針葉樹上に6羽のサシバのとまりをみつける。これらはずっとこの場所にいるわけではなく、気が付くといなくなっている。が、飛び立つサシバはいないことから、その近くでとまり位置を変えていると予想される。このねぐら立ちがいちばん大きな群れになったが、40弱。9時から11時に空白時間があったから、9時までのサシバを泊まりと考えると、今日は70くらいである。その後杉尾山のような大きな出現はなかったが、14時近くからサシバが群れで出だす。14時50分高ドッキョ付近から来たサシバ88。以降約200。16時近くになり曇る。時刻以上に辺りが暗くなる。すると朝の三角ピークの上にサシバが集まりだした。まったく朝の逆でサシバが少しずつピークの樹の上に降りだした。ただこの場合もそのままそこに泊まるのではなくて、幾たびも上がったり下がったりを繰り返すのである。サシバなりのルーティーンがあるのだろう。カケスが少しずつ移動を始める。イワツバメ、メジロなど。今日は、榊原氏が10時50分から16時まで、朝霧高原アリーナで観察。。14時までは13羽だったのが、14時27分から16時の間に246羽を観察。他ミサゴ1、チョウゲンボウ1。

    09/25午後になると霞は取れ、視界はよくなった。見通しB→A。午後、腕利き観察者は6キロ以上離れた遠方のタカを双眼鏡で続々キャッチした。朝の気温を測り忘れたが昨日よりは暖かい。6時前からサシバは動いたが上がったり降りたりするだけ。はっきりとねぐら立ちしたのは、7時近くになってから。9時半くらいまで、ねぐら立ちは続き、約200羽。11時くらいから今日遠方から来たと思われるサシバが飛び出す。13時台14時台には20、30のタカ柱がたつようになる。タカ柱を作った後一斉に滑空に入る姿は最盛期を思わせた。通常のこの時期の出方である北からの出現もあったが、北東、東北東からの出現が多かった。16時近くになると、稜線に降りてしまうサシバの姿もみられた。オナガが、観察地近くに現れた。平山林道で観察されるのは初めてのことである。エゾビタキ、コサメビタキ(昨日)など。

    09/324平山は濃霧。見通し悪くEからD。18から22℃。一時的に晴れ間が出るもので、回復を待ったが、状況は悪化。12時過ぎに平山定点を撤収し、地点を移動した。天野氏は山原中継所へ。榊原、戸張氏は、桜山へ。ガスに包まれた本日の平山のデータは、無いに等しいが、この後の観察は素晴らしかった。14時過ぎ杉尾山からの、出た、の連絡に呼応するように、山原中継所でサシバ爆発。縦断道取り付け道路付近、第二東名上、次々に立つ30 40の鷹柱。これらは山原を横切って西へ行く動きであった。徐々に出現所が、東、南へ動き、山原の南側、市街地の方を通って西へ飛去していった。総数約600。この動きは昨年9月30日の大出現を彷彿とさせる。山原の西1,5キロにある桜山には山原からの連絡が届き、山原の鉄塔方向から来るサシバを待った。14時19分から15時1分の間に149のサシバを数えている。トリカブトの段を越える19羽から始まったサシバは、権現山よりさらに南のルートを通って飛去した。山原より桜山の数が少ないのは、山原、桜山をつなぐ稜線の北側を通った者の数か?杉尾、山原、桜山と、3地点の観察で、南→西の、のべ20キロを越える長い記録はかつてない。本日のデータは特筆すべきものであると考える。

    09/23朝方最高の視界であったが、午後はやや霞んだ。それでも見通しはA。台風のような風が吹いていたが10時にはおさまり、午後は無風に。朝方と14時以降小雨。18から22,5℃。不思議なことに風の強い午前中ほどサシバは飛んだ。13時台、長い時間をかけて動く15羽のサシバの南下を杉尾が追って、ナビしてくれる。平山でも大勢で探したが、見つけることができず。手前尾根で見えないのか、斜面バックを見つけられないのか。10年以上2点で観察をしているが、なかなか見つからないコースというのが存在する。ウグイス、ミソサザイ、アオバト、ハシブトガラス。ヒヨドリは全く動いていない。(観察者:天野、榊原、玉村、鈴木2、近藤、川端)

    09/22朝方視界は良好であったが、時間と共に霞が増した。見通しB→C。19から20,5℃。東風が強い。雲は低く朝から今にも降り出しそうであったが、13時半まではなんとかもった。昨日午後の出方から、今日は北側出現(杉尾山より北)が多くなるだろうと思っていたが、平山側にサシバは出てきた。7時前後に50のねぐら立ちがあったのも意外。それでも今日は昨日の午後とは違っている。低調だ。非渡りのハチクマが見られなくなったように思う。カケス、キジバト、アオゲラ、ツバメ、アマツバメなど。(観察者:榊原、川端、古井2、佐藤旬、玉村、小笠原)

    09/21視界良好。見通しA。17から23℃。朝は今季一番寒かった。サシバ泊まりはない。午前中はパラパラの出方であったが、13時から14時半の間に、20強のタカ柱が布沢流域内に三本立つ。何故にこの時期南に出る?北から来ないのに。ところが、半時もしない内に北に火が付いた。その中の32羽が北東から布沢川に入ってきた。快晴の西日を浴びた美しいサシバの滑空を頭上に見た。スイッチ入ってます!ハチクマ渡りも勢いがあった。5羽の内幼鳥が3。アオゲラ、ハリオアマツバメ、アマツバメ、エナガ、ヤマガラなど。

    09/20富士越前箱根がかすむが視界は良好。見通しレベルB。18,5から21,5℃。12時まではほとんど風がなかったが、午後強い西風となった。気が付くと、平山の東方向2キロくらい先に5,6羽で巻いている。そういった出方が多かった。杉尾山から見えない形で来ている。サシバはかなり低くから入っているのかもしれない。ハチクマ居着きが出てこない。行ってしまったか?ツミが多数出るが、明らかに渡った者以外はカウントせず。けれど、毎年この時期に北側稜線上に5羽くらいでかたまって出てくるツミはなんなのだろう。ちらばってしまうので、どう扱えばよいかわからない。ハリオアマツバメが100くらいで富士山方向からやってきた。ミソサザイが長いことさえずった。カワウ、イワツバメなど。

    09/19霞が多く、富士越前らがかすんで見えない。午後になると霞が消え、富士山がよく見えるようになった。見通しC→B。20から26℃。サシバは今日も高く上がるが、今日のサシバは迷わず急いで渡る感じだった。北ルートのサシバが多く、南鉄塔ラインより南を通るサシバは観察されなかった。近くへ来たものを見ると、幼鳥も見られたが成鳥のほうが断然多い。ハチクマは、渡りが2、非渡りが2。非渡りは通常、成鳥と幼鳥の2羽以上で出現することが多いが、今日は幼鳥だけの単独だった。アオゲラ、アオバト、ヤマガラ、ヒガラなど。

    09/18台風一過の快晴。40キロ先の富士山の斜面の崩れがはっきりと見える。富士から伊豆まで見通しレベルAの最高視界。20から27,5℃。気温が午後上がる。朝方西からの強い風が吹いたが徐々に弱まり午後は微風に近くなった。サシバは、風の強かった9時近くまでは、上がったり下がったり安定せず、飛翔に苦労していた。風がゆるくなると、地点から北東、東の4キロから6キロ離れた地点で3、400mくらいは軽々と旋回上昇し、地点近くで1000m以上を保ったまま西へ飛去することも少なくなかった。サシバが全く群れようとしないのも、今日の特徴のひとつであった。3羽4羽で出てきても、バラバラに分かれて滑空していくことが多かった。アカゲラ、ツバメ、コシアカツバメ、アマツバメなど。(観察者:天野、榊原、佐藤、栗田、玉村、戸張、古井2、川端)

    09/15平山林道にて。富士越前は見えず、やや霞ありだが、視界は良好。海方向に行くほど良い。見通しレベルは、B。17,5から22℃。7時の気温が17,5℃で、前日から4℃以上下がる。着いて双眼鏡でのぞくと、すでにサシバがパラパラ飛んでいる。海をバックに10羽以上で滑空、が2度あった。今日はちょっとしたピーク日になるかと思われたが9時を過ぎると勢いは全くなくなった。7時から8時の60羽はねぐら立ちなのであろう。今日は飛ぶ、は、ガセでした。すいません。ミソサザイ、コゲラ、アオゲラなど

    09/147時から9時は、平山林道南での観察。9時から15時は平山林道の観察。この5日間風がほとんど吹かない。今日も黒雲が広く広がった。霞が多く10キロ先の浜石岳電波塔がよく見えない。見通しレベルはCからD。22から25.5℃。朝7時北側稜線上のヒノキに2羽のサシバが止まっていた。8時前にパーチアウトして、西へ渡る。ねぐら立ちを今季初めて見る。12時台サシバが多数渡る。最大で5羽で旋回し、平山林道南地点よりもさらに南を通っていった。今日は1日竜爪はガスの中だった。杉尾山からの情報で安倍山系は概ねガスの中とわかっている。サシバは南へ南へと流れたのであろう。朝方、平山林道南地点のそばで、ヤブサメが幾度もさえずった。ヒガラ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラなど。

    09/13今日は、平山林道定点から約1,8キロ東南東、高山の東で観察(標高710m)。平山林道のように広く全体を見渡せないが、北東側からどのようにサシバが上がってくるかを見るため。9時までは快晴で視界は最高であったが、徐々に霞、雲が多くなった。見通しA→B。21,5から25℃。ハチクマは8例観察したが、2羽ずつ4回出たもの。行動から非渡りとした。サシバは2羽ずつ出現というのが多く、北東→南西の向きで渡っていく。東の浜石岳から西の青笹山まで県境の尾根が一続きで見える素晴らしい視界だが、山が高くサシバが空抜けにならない。遠方の山バックはキャッチがなかなか難しい。ツバメが午前中多数渡っていたが、2時過ぎにヒメアマツバメが30、40と群れて渡った。9月10日ツミとカウントしたものの中に、アカハラダカ幼鳥が1羽入っていました(ビデオ判定後)。訂正いたします。

    09/113日間同じような曇天。富士越前は見えない。霞多く浜石岳(10キロ先)の鉄塔が午前中は見えなかったが、午後きれいに見えるようになった。見通しレベルD→Cへと改善。サシバは9時台の3羽のみ。ハチクマの出現が目立った。渡りが3で非渡りが10だが、非渡りの中にどちらともいえないと思われるものがあった。ただ、成鳥♂(左P5が抜けていてその内側S1くらいにスリットが目立つ)が、地点のすぐ近く目線の高さを鳴きながら何度も横切った。この♂について、必ず幼鳥が出てくることから、最低でも2羽はこのあたりに居着いていると思われる。ソウシチョウの数がやたら今年は多いように思う。アサギマダラが朝方飛んでいた。一昨日たくさん飛んだトンボは今日はあまり見られなかった。

    09/10富士越前は雲に隠れる。10キロ先の浜石岳は普通に見える。見通しレベルはC。22から24℃。8時台にツミが5羽くらいで東からやってきた。サシバは1日を通してまんべんなく出現。12時45分には、調査地近く7羽で巻いた。サシバ35は、9月10日で見ると平山では過去最高のカウント数。総数のみならず、渡り方も本番風に見える。ハチクマの渡りは2であるが、非渡りが13あった。2羽、3羽で5分以上も旋回を続けたりすることが多かった。南方向に飛びながら8回連続で万歳ディスプレイをしたものもあった。アオバト、アマツバメ、ウグイスなど。(観察者:天野、川端、手塚、玉村2、榊原)

    09/09平山林道、この秋の観察に入ります。今季もよろしくお願いいたします。今季は、通常の平山定点から動いて観察することもありますが、それらもここに記録を綴ります。雲が多く富士山愛鷹山系は見えないが、見通しは悪くない。見通しのレベルを、A(大変良い)B(良い)C(普通)D(悪い)E(大変悪い)で表すと、C。(今季からABCDEで表記します)22から23,5℃。11時12時台にのみサシバは出現した。地点の北東、東で、1羽または2羽で旋回上昇後、カチンとスイッチが入るように滑空で渡る。10月のサシバのような動き。渡らずハチクマが1。地点近くにホシガラスが2羽現れた。10年ぶり。ツバメ多数、ソウシチョウ観察、(観察者:榊原、手塚、川端、天野、古井2)



    参考文献:ワシタカ類飛翔ハンドブック(増補、改訂版、2003/5/20)文一総合出版P36,37 山形則男著


    このページに掲載されている観察記録は、日本野鳥の会々員や静岡の有志により個人的に善意で提供されたものであり未発表データ、及びコメントです。本文、及び画像の無断転載、引用転記を禁じます。(写真提供:蜂熊さん)

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    (FAX 054-347-0717)

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    浜松市北区で風力発電が、鷹の渡り飛行コースにどう影響するか調査しています。
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