椿説弓張月。登場人物辞典登場順。
No.81〜No.120
No.81 犬稚丸(いぬわかまる)・源義實(みなもとのよしざね)
季範の息子で嶋君の夫。
No.82 源義信(みなもとのよしのぶ)
義實と嶋君の長男で為朝の孫。
No.83 源義直(みなもとのよしなほ)
義實と嶋君の次男で為朝の孫。
No.84 高間太郎原鑑(たかまのたらうもとあきら)
ある時は為朝に割符を渡した通りすがりの若者。ある時は怪しい猟師。正体は為朝二十八騎の1人高間四郎の息子。
No.85 磯萩(いそはぎ)
白縫に最後まで付いていった女の童が成長した姿。高間太郎と夫婦となり猟師生活をしている。
No.86 舜天丸(すてまる)
No.87 沙魚(わにさめ)
最初は襲ってきたが、高間太郎・磯萩が乗り移って紀平治と舜天丸を背に乗せ姑巴迅麻へ連れて行った。
No.88 名も無き老翁
姑巴迅麻で舜天丸を救った謎の老人。鶴と関係が!?
No.89 利勇(りゆう)
佞人。中婦君のいとこで尚寧王のお気に入り。
矇雲のクーデター後は南風原の城にこもり、偽王子を立て阿公を王子の使にし陶松壽を軍師にする。
一旦、為朝を部下にする。
No.90 利射(りしゃ)
國相。中婦君の父で利勇のおじ。琉球編の時点で既に故人。
No.91 司馬順徳(しばじゆんとく)・毛公(もうこう)
廉夫人の父。寧王女の祖父。毛國鼎のおじ。尚寧王の勘違いで討たれる。
No.92 毛國鼎(もうこくてい)
忠臣。寧王女の味方。廉夫人の従弟。
新垣の夫で鶴と亀と偽王子の父。陶松壽の師匠で査國吉の上司。
No.93 君真物(きんまんもん)
琉球の守護神。君真物にも色々いるらしいが椿説弓張月における琉球関係の神様は全部君真物のようだ。
No.94 阿公(くまきみ)
託女の長。登場時で既に60過ぎの老女。
いけにえ騒ぎの後に北谷へ追放されるがそのうち利勇に呼ばれて戻ってくる。その後男の赤子をさらってきて王子だといつわり、かなり後半まで王位を狙うがその理由は一体何故か?
No.95 法司阿高(ほうすあこう)
阿公の父。
No.96 真鶴(まなつる)
廉夫人の年の離れた異母妹。寧王女と同じ年だが、王女とは叔母・姪の関係。
寧王女と同じく辰の年月日時刻の生まれだが、辰の日は月に3回ある事とその年は閏月だった為、寧王女より一ヶ月早く生まれたらしい。
命婦という官名を賜っている。
No.97 章氏(せううぢ)
真鶴の母。廉夫人の義母(父の後妻)
No.98 新垣(にいがき)
毛國鼎の妻。鶴と亀と偽王子の母。元捨て子で父母は不明。
川のほとりに捨てられていたのを毛國鼎の父毛國相に拾われ成長後、毛國鼎と結婚する。
No.99 陶松壽(とうまつじゅ)
15歳の時に老女に化けた毒蛇を退治したという武勇伝がある。毛國鼎の武芸の弟子。
間者となって利勇に使えていた。ひそかに真鶴の夫となる。
こちらは智によって忠を尽くすタイプ。
後に利勇と為朝の軍師となる。為朝を諌める場面すらある。
No.100 査國吉(さこくきつ)
毛國鼎の妻である新垣の従弟。
しかし王宮からは毛國鼎を恨んでいると思われている。松壽とは同志。こちらは血気にはやるタイプ。
あれ。何で捨て子で前の國相に拾われたはずの新垣に従弟がいるんだ?もしかしたら毛國鼎の親戚かもしれない。
No.101 鶴(つる)
毛國鼎と新垣の長男。為朝が琉球に到着したときは14歳、矇雲を討った時は22歳の若者。詳しい活躍を書いたら完全ネタバレになるので省略。
No.102 亀(かめ)
毛國鼎と新垣の次男。為朝が琉球に到着したときは12歳、矇雲を討った時は20歳の若者。詳しい活躍を書いたら完全ネタバレになるので省略。
No.103 握翁報(あくおうほう)
毛國鼎に仕えていた老僕。しかし裏切る。
No.104 中山王子(ちうさんわんず)
ある程度成長しているのに、重要キャラなのに作中で固有名詞が見当たらないので辞典を作るとき困った。
残篇の人物紹介では中山王子とあったのでこれが正式と考えてよいはず。
中婦君が産んだ王子であり琉球王国の正式な王位継承者とされている(外から来た為朝はそう勘違いしていた)が、実際は阿公がどこからかさらってきた赤ん坊だとは皆知っていた。
正体は毛國鼎と新垣の三男で鶴と亀の弟。だから一応金枝玉葉ではあるのだけど。
No.105 禍獣(わざはひ)
ただ禍一字で表す場合もある。形は牛に似て、頭は虎に似る獣。
No.106 No.107 猟者夫婦(かりびとふうふ)
追われていた寧王女・査國吉主従を助ける。
No.108 全廣(ぜんくわう)
官職名を入れて耳目官全廣(じもくくわんぜんくわう)と書かれる事も多い。
矇雲の部下。結構出番多い。
No.109 趙豹(ちやうひやう)
利勇の部下。それにしても中華風の名前。
No.110 李虎(りこ)
利勇の部下。音だけ聞けばイタリア辺りにいそうな名前。
No.111 海棠(かいだう)
保似村の村正・某甲が女児。賽銭箱の中に隠れていた美女で自称・元王宮の女官。さて正体は?
No.112 林太夫(りんたいふ)
佳奇呂麻嶋で島人達と共に白縫王女の世話をしていた島長。まさか終盤であんなに出番があるとは思わなかった。
No.113 あかいた々”き
白縫王女の女の童。鶴の意。
No.114 みくま
白縫王女の女の童。亀の意。
No.115 棟遜(とうそん)
官名を入れると三司官棟遜(さんしくわんとうそん)。矇雲の部下。
No.116 應〔鶴ー鳥〕(おうわく)
出ねえよこんな漢字。それはともかく利勇の部下。
No.117 呂緑(ろろく)
利勇の部下。
No.118 儀翰(ぎかん)
小禄(という土地)の按司。為朝の部下。翰の字がまさか変換できるとは思わなかった。
No.119 田平(でんへい)
八頭山(という土地)の土官。為朝の部下。
No.120 奇律之(きりつし)
矇雲の部下。
(2007.10.14)
No.1〜No.40
No.41〜No.80
No.121〜No.162
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