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ホームページへようこそ! 工房・木多の家は浜松市の北部山間地にある木工房です

木の帽子

カーボーイハット

おすすめイメージ

 小田原に轆轤の勉強に通い始めてから西洋ろくろの作品集の中にカーボーイハットがあるのを発見、作者・ヨハネス ミケルソンのホームページをネットで探し、そのホームページに製作工程の写真があるのを見て、いつの日か自分でも作ってみたいと思いました。そして、製作工程の写真を60枚ネットから2003年に、プリントアウト。

野球帽

写真右の野球帽の素材は栴檀の木です。自宅の傍の農家の畑の隅に立っていた直径50cmの木から挽いたものです。木目は欅に似ています。
縁には皮を張り仕上げてあります。2012年5月に制作したものです。


帽子の制作を始めたのは2011年6月から

パーティーイメージ

 帽子の存在を知ってから、制作を開始するまでに10年近くの歳月が流れてしまいした。
 帽子の制作には大木が必要なこと、それに大変な重労働が伴うということ、後始末も大変な作業。
 しかも数をこなさなければ格好の良い帽子はできないことが分かっていたので躊躇していたのです。
 2011年5月に右の写真のクスノキを伐採してくれとの依頼がありました。(幹の直径1m、高さ8m)
3月の震災の日が私の70回目の誕生日。    あちらこちらで、「いつかは帽子を作るから」と言ってきた手前、作らないわけにはいきません。年齢を考え、ここで始めなければ・・・・・・・。
 意を決して、6月の初めから帽子の制作を開始。現在までに454個の帽子を挽き上げています。作り始めは1つ挽くのに大変な時間を要しましたが300個以上挽き上げたあとは、1時間を切るまでに短縮され、しかも格好の良い帽子ができるようになりました。
 物を作るのは理屈ではない。沢山作って覚えるしか道はありません。そうすれば作業の手順、刃物の仕立てなども自然に身についていくものです。

帽子の制作をするということは、太い木を調達して、それを玉切り旋盤にかけられる状態まで、チェンソーを使って木取しなければ、なりません。この作業が一番大変です。それと裁ち屑を処分したりろくろ作業での削りくずの処分です。
帽子の制作手法は、人によってそれぞれ少しずつ違います。ヨーロッパのYouTube動画を見ることができますが、それなりに参考になります。

全国ろくろ木工芸展に出品

 2013年に開催された富山県砺波市庄川美術館での第7回全国ろくろ木工芸展に出品の依頼があり10/26〜12/1まで展示させていただきました。右の写真はその時の作品です。






店舗イメージ

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