大賞受賞者一覧
ごあいさつ
梅花文学賞にご協力を頂きありがとうございました。
平成11年から10年間の長きにわたって継続してまいりました駿河梅花文学賞も、今回が最終回となりました。長くもあり短くもありました。準備期間を入れれば文学賞との関わりは実に10年以上になりますが、その間には多くの方々のご協力や励まし、そして有形無形のお助けを頂きました。あつく御礼を申し上げます。 特別に文学に精通しているわけではない素人の私が、ほとんど全国にわたる詩を愛する老若男女に支えられ、無事に長期間文学賞を継続できたことは、夢のようでもあり本当にありがたいことでした。 詩があったからこそ、海外の人々や子供たちまで実に多くの方々と大中寺で出会うことが出来ました。それも清らかな梅の花の下でお会い出来ました。皆さまの詩や皆さまとの出会いが、どれだけ私の人生の鼓舞になり、生きる励みとなったことでしょう。 今私は、少し文章に興味をもった人間に生んで下さった亡き両親に、とても感謝しています。なぜならほんの僅かの文章への興味が、結果として皆さんにお会い出来る要因になったからです。 東京を中心とみれば一地方の文学賞ではありましたが、私は当初から詩の中心から世界に発信する気持ちでスタートしました。その意味では宗教と詩は似た処があるようです。ありがたいことに、その気持ちを組するかのように破格の先生方が選者としてご協力下さいました。 ご縁を結んで下さった人たちの中から、きっと近い将来詩の歴史を切り開いていく人が現れることでしょう。いや既に羽ばたいています。詩の海に落とされた駿河梅花文学賞の一滴はこの先々まで波をたて続けるものと確信しています。 惜しくも途中で逝去された選者の種村季弘先生や春日井建先生も、そのことを信じて選考の労をとって下さったと思います。 これで文学賞は終わりますが、これからはいつも皆さんと詩の中でお会い出来ます。私は詩神常住のお寺として、大中寺を後世に伝えてまいります。いつでもぶらりとお出かけ下さい。 平成20年1月 駿河梅花文学賞実行委員会 下山光悦 講演一覧
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