鷹の渡り 静岡

(観察地点)平山林道(新富士見台)(秋)   静岡市葵区平山(平山林道、新富士見台)  標高約(785mh) 35°05: 21N 138°25: 14E
地点名をクリックすると地図が表示されます

2012秋 平山林道データ、コメント(観察終了)2012 9/06〜10/15

更新情報:

5、

※(ご注意)平山と杉尾は5km程しか離れていません。そのため同一サシバを重複してカウントされる場合がこれ以上にあると思われます。杉尾でカウントされたサシバが再び、すべて平山でカウントされることはありませんが、静岡を通過した数が、平山と杉尾を合算された数とお考えにならないようにご注意ください。関係者もこの点につては、解決策を現在、サシバの飛来、飛去方向、エリアなど検証中です。皆様方にはご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
※(ご注意)(確定された数ではありませんが、参考までに!)杉尾山で三桁以上の大量出現時に平山の数との重複は(30%〜40%)と思われますので、グラフは杉尾、平山のサシバのカウント数に(未確定ですが重複数値-30%)と少数出現時の確認した数をを記載してあります。

4、10/15、平山林道(新富士見台)の観察を終了しました。長い間の応援ありがとうございました。

3、10/5、サシバ4459羽、10/6、585羽、10/8、1566出現しました。

2、10/2、サシバ890羽、10/04、1193羽出現しました。

1、9/7サシバ確認しました。


平山林道(新富士見台)からの展望


注:記載数値は速報値であり、最終記録は報告書による   

:内容の転記はご遠慮下さい

numerical data in this table are short report

So, please refrain using this data without permission of the observer.

2012(秋)サシバ通過羽数グラフ(Graph)

各調査地、過去のサシバ通過羽数グラフ(Graph)

各調査地、過去の記録(2004〜2011)(Past Record)

コメント(Japanese Version Only)

List of Species in this Site

観察日付をクリックするとコメントが表示されます。


※赤い数字は逆行です

※参考までに(杉尾山展望台)の記載の風力は簡易風力計で30分間の平均風力です。
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  • 2012秋 平山林道データ(観察終了)2012 9/06〜10/15
    3
    日付
    Month
    /Day
    時間帯
    Investigation
    Times
    天候
    Weather
    観察者
    Observer
    風向/風力
    Window/WV
    サシバ
    Butastur
    indicus
    ハチクマ
    Pemis
    ptilorhyncus
    オオタカ
    Accipiter
    gentilis
    ツミ
    Accipiter
    gularis
    ハイタカ
    Accipiter
    nisus
    ノスリ
    Buteo
    buteo
    その他の鷹
    others

    羽数 ( 主な種類)
    不明鷹類
    Unknown

    羽数 (種類)

    鷹類総合計


    A Total of
    Raptors

    累計

    Season Total

    10844

    (0)

    106

    (4)

    7

    104

    29

    165

    (0)

    47

    ミサゴOS(15)
    ハヤブサPG(12)
    チゴハヤブサEH(20)
    チョウゲンボウKS(0)
    トビBK(0)
    チュウヒEM(0)

    33

    タカ類SP(14)
    ハイ属SP(19)

    11335

    (4)

    00/000:00-00:00
    ?/?
    川端隆史
    ?
    00000000
    xxx
    0
    xxx
    0000
    00/000:00-00:00
    ?/?
    川端隆史
    ?
    00000000
    xxx
    0
    xxx
    0000
    00/000:00-00:00
    ?/?
    川端隆史
    ?
    00000000
    xxx
    0
    xxx
    0000
    10/158:00-12:00
    快晴
    川端、古井
    無風
    0102012
    ミサゴ1、ハヤブサ1
    0
    xxx
    6
    10/148:00-14:00
    >/
    川端、榊原
    他1名
    ?
    0220122
    チゴハヤ1、ミサゴ1
    0
    xxx
    9
    10/138:00-15:10
    川端隆史
    E1〜無風27001233
    チゴハヤ3
    0
    xxx
    36
    10/120:00-00:00
    /
    川端隆史
    無風〜W
    0/3〜1
    10104360
    xxx
    2
    ハイ属2
    26
    10/117:10-15:30
    /
    川端、その他1名
    W〜無風
    3〜0
    5100060
    xxx
    0
    xxx
    12
    10/1006:30-16:00
    快晴
    川端、上出
    NE〜E
    4〜1
    18203271
    チゴハヤ1
    0
    xxx
    33
    10/095:40-16:30
    快晴
    栗田、川端、河内
    上出
    NE〜E
    3〜1
    135143121
    ミサゴ1
    1
    ハイ属1
    40
    10/086:00-16:20
    榊原、手塚、川端
    河内、川口、片田
    上出、小笠原、栗田
    佐藤、望月
    SE〜E
    2
    15661601132210
    チゴハヤ3、ハヤブサ4
    ミサゴ3
    7
    タカ類3、ハイ属4
    1635
    10/077:20-14:20
    //
    手塚(富士見台)
    川端、榊原、上出
    NE
    3〜1
    27201020
    xxx
    3
    タカ類3
    35
    10/065:00-16:30
    手塚、川端、河内
    榊原、栗田、玉村
    無風〜W
    0〜2
    5855051101
    チゴハヤ1
    2
    タカ類1
    609
    10/055:00-17:20
    /
    川端、上出、栗田
    無風
    0
    44591002073
    ミサゴ3
    0
    xxx
    4481
    10/045:50-16:00
    川端、河内、古井
    長倉、玉村、望月
    E〜W
    1〜2
    11933010121
    チゴハヤ1
    1
    ハイ属1
    1211
    10/035:00-15:30
    川端、河内
    玉村
    E
    2〜4
    57003011
    ハヤブサ1
    1
    ハイ属1
    63
    10/025:40-16:30
    快晴/
    川端、望月、島口
    河内、佐藤、曽根
    E
    2〜1
    890603232
    ハヤブサ1、ミサゴ1
    2
    ハイ属SP2
    908
    10/017:20-15:30
    /
    川端、河内、曽根
    SW〜W
    3〜1
    156207143
    チゴハヤ2、ハヤブサ1
    0
    xxx
    173
    09/306:20-12:20
    川端、榊原
    微風〜E
    1〜3
    262000700
    xxx
    0
    xxx
    269
    09/295:40-15:30
    |
    川端、河内
    他1名
    無風〜W
    0〜2
    36200011
    チゴハヤ1
    0
    xxx
    40
    09/285:30-15:00
    快晴/
    川端、手塚
    E〜W
    5〜2
    3102140
    xxx
    0
    xxx
    11
    09/275:30-15:30
    快晴/
    川端、河内、飯塚
    長倉、古井、佐藤
    E
    6〜3
    3815031181
    チゴハヤ1
    2
    タカ類1、ハイ属1
    411
    09/265:50-15:50
    /
    川端、河内
    飯塚、長倉
    NE〜E
    6〜3
    78415072
    チゴハヤ1、ミサゴ1
    1
    ハイ属1
    98
    09/255:40-15:30
    川端、河内
    NE329103062
    ハヤブサ1、チゴハヤ1
    1
    ハイ属1
    342
    09/246:30-16:30
    川端、河内
    SE
    2〜無風
    618502251
    チゴハヤ1
    0
    xxx
    633
    09/230:00-00:00
    観察なし
    ?
    0000000
    xxx
    0
    xxx
    0
    09/226:40-13:40
    /
    川端、榊原
    玉村康子
    無風〜SE
    1
    13316010
    xxx
    0
    xxx
    24
    09/216:30-15:30
    /
    川端隆史
    鈴木一家1,2
    W
    4〜1
    8101112
    チゴハヤ2
    0
    xxx
    14
    09/207:10-14:30
    川端、河内
    古井、佐藤
    無風
    7213271
    ハヤブサ1
    0
    xxx
    23
    09/190:00-00:00
    /
    観察なし
    ?
    0000000
    xxx
    0
    xxx
    0
    09/180:00-00:00
    /
    観察不可
    ?
    0000000
    xxx
    0
    xxx
    0
    09/170:00-00:00
    時々
    観察なし
    ?
    0000000
    xxx
    0
    xxx
    0
    09/167:30-15:00
    快晴/
    川端、河内、栗田
    榊原、他1名
    E
    2〜無風
    5404120
    xxx
    3
    タカ類2、ハイ属1
    19
    09/157:10-15:50
    手塚、川端
    W
    1〜3
    19711133
    ミサゴ1,チゴハヤ1
    ハヤブサ1
    2
    タカ類1,ハイ属1
    37
    09/147:30-15:30
    曇り
    川端、佐藤
    W
    無風〜3
    5000100
    xxx
    3
    タカ類1、ハイ属2
    9
    09/137:30-15:30
    晴れ/快晴
    川端隆史
    古井夫妻
    W
    無風〜3
    24102010
    xxx
    1
    タカ類1
    29
    09/128:00-15:00
    /
    川端隆史
    W〜E
    1
    19002123
    ミサゴ2,ハヤブサ1
    0
    xxx
    27
    09/118:00-15:00
    /
    河内、川端
    他1名
    W
    1〜2
    17200010
    xxx
    1
    ハイ属1
    21
    09/108:00-15:00
    快晴
    川端隆史
    W
    2〜3
    84(2)03020
    xxx
    1
    ハイ属1
    18(2)
    09/098:00-15:00
    晴れ
    佐藤、川端
    W
    1
    1105041
    ミサゴ1
    0
    xxx
    12
    09/088:20-15:20
    晴れ/曇り
    榊原、手塚、川端
    E
    1
    3404010
    xxx
    0
    xxx
    12
    09/078:30-15:30
    晴れ
    川端隆史
    E
    1
    23(2)03010
    xxx
    0
    xxx
    9(2)
    09/068:30-13:00
    曇り
    川端隆史
    W
    2〜無風
    0001000
    xxx
    0
    xxx
    1
    ※赤い数字は逆行です

    ※サシバの通過羽数(Graph)

    ※「杉尾山展望台」「平山林道」を渡ったと思われるサシバの通過羽数グラフ(2012秋)9/06〜10/13(Graph)

    (確定された数ではありませんが、参考までに!)
    ※(ご注意)平山と杉尾は5km程しか離れていません。そのため同一サシバを重複してカウントされる場合がこれ以上にあると思われます。杉尾でカウントされたサシバが再び、すべて平山でカウントされることはありませんが、静岡を通過した数が、平山と杉尾を合算された数とお考えにならないようにご注意ください。関係者もこの点については、解決策を現在サシバの飛来、飛去方向、エリアなど検証中です。皆様方にはご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 ※(ご注意)(確定された数ではありませんが、参考までに!)杉尾山で三桁以上の大量出現時に、平山の数との重複は(30%〜40%)と思われますので、グラフは杉尾、平山のサシバのカウント数に(未確定数値-30%)と交信して確かめた重複数、を記載してあります。

    ※(確定された数ではありませんが、参考までに!)
    (10/13)現在、上記の計算では杉尾(13082羽)、平山(10844羽)の重複数(大量出現時の未確定数値-30%〜-40%)と少数出現時の同確認分は約(−7000羽〜-9000羽)で、約(16000羽〜14000羽)です。

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  • 平山林道コメント2012 9/06〜10/15(観察終了)


    平山林道(新富士見台)からの展望

    2012年度観察を終えて。平山林道(新富士見台)



    (10/14)「鷹の渡り静岡」10月15日午前11時45分、ここ平山林道観察点、気温20℃あります。例年に比べとにかく暖かい(暑い)秋です。振り返ると、今季ほど、先の読めないサシバ渡りはなかったと、思います。2011年度であれば、10月4日までに渡ったサシバは、平山林道総数の95%強。もう終わったといっても差し支えない時期でした。今季は、10月4日の時点では、まだ4000羽に満たず(前年半数以下)、サシバ以外のタカ類も極めて少なかったのです。これはサシバ出現の多くが、例年と異なり、10月を過ぎて尚、北側中心に偏っていたことによります。その結果、杉尾山で見えても平山かえらはまったく観察されないケースが多かったのです。9月に長野県で例年よりかなり多いサシバの出現があったことも考え合わせると、今季は南側を通っていくサシバは少ないのではないかなと推測していました。ところが、10月5日の4459羽、そしてそれだけでは終わらず、10月8日の1566羽の出現があり、あっというまに10000羽を越えてしまうことになります。5日の午後以降は、例年の終盤同様、富士山の東側から出てくるように見える。北東ルート、東ルートに渡りコースがシフトしたように見えました。(平山側では、高く上がってきたタカしか見えないため、見かけがこのようであっても、これらが全て富士山の東側から来たものとはいえないのだが。)それにしても、5日はともかく、8日にあれだけのサシバがまだ残っていたとは....、長野にあれだけの数を生みながら、静岡でもこれだけの出現があろうとは......タカの渡りの奥の深さを改めて知ることになった今季でした。 山梨静岡県境近くに張り込んだ山岳部隊?の観察のおかげで、9月24日の北からのサシバ大出現の全体像をつかむことができました。静岡県西部の各地の観察者とリアルタイムで連絡を取りながら観察したことも大変有意義でした。杉尾山と平山は観察史上最大数のサシバを記録し、共通して見える鳥を互いに確認しあう作業から、サシバの通るルートをより的確につかむことが可能になりました。 最後に、自らの調査時間を削ってまで遠方から静岡に来て下さった、タカ渡り観察者の皆さん、ほんとうにありがとうございました。 それでは、タカをこよなく愛する皆様、また来年お会いしましょう。   2012年10月15日  鷹の渡り静岡  平山観察者一同

       

    00/00

    00/00

    10/15富士、愛鷹かすむ。朝、富士の頭に雪がかかっていたが、日差しは強く、10時頃までには、とけて見えなくなった。16〜20℃。二日続きでサシバの出現なし。本日が今季の最後の観察かと思うと、1羽くらいは出てくれないかの気持ちもあった。ハチクマの幼鳥が出てくる。ゆっくりと時間をかけながら、旋回移動のみで、調査地上空を越えていった。他に出た主な鳥はソウシチョウ、イカル、ヒヨドリ

    10/14富士山がかすんで見える。浜石岳稜線までがはっきりと見える。14〜17℃。サシバの出現はなかった。羽数は少ないが、ミオサゴ、チゴハヤ、ハチクマ、オオタカ、ハイタカ、ノスリと入れ替わりに登場する。今季出現の極めて少なかったオオタカが、12時台2羽連続で出現。ゆっくりとした旋回移動で調査地北側を西に渡る。他に出た主な鳥はクマタカ、トビ、アオバト

    10/13富士、愛鷹、伊豆がかすんで見える。14〜19℃。今日も11時過ぎ、サシバ18羽タカ柱を作る。ノスリと共にハイタカの数も徐々に増えてきている。このハイタカ、不思議と観察地上空を通る者が多いのである。今朝も林道でニホンジカに出くわす。今季だけで五度見かけている。他に出た主な鳥はヒガラ、コガラ、ヤマガラ、エナガ

    10/12浜石岳までよく見えるが、富士霞む。愛鷹、伊豆は見えず。午後空は黒雲におおわれ、遠望はより霞んだ。15〜18℃。一日を通して目立ったのはノスリであるが、サシバがまとまって出現する時間帯がある。ここ3日同じ流れである。今日は10時前に北側稜線から8羽連続で現れ、西へゆっくりと旋回移動していった。調査地近くにモズを見た。下界では珍しい鳥ではないが、ここではなかなかお目にかかれない。猛禽の面構えである。他に出た主な鳥はモズ、エナガ、ハリオアマツバメ

    10/119時過ぎまではやや強い風と共に雨。降雨の間も箱根の送電線が見えるくらいの最高の見通しであったが、晴れると共に遠望はかすんだ。13〜20℃。12時半、サシバ、ノスリが平山調査地から見える北東側稜線の尾根上に降りていると、杉尾より報告。その後その辺りからパラパラとサシバ、ノスリが上がってくる。今日も1羽ながらハチクマが出現。幼鳥である。これ以上ないというくらいゆっくりな旋回で西へ。他に出た主な鳥はカワラヒワ、マヒワ、メジロ

    10/10富士、越前、伊豆まで見える。今期、一日を通しての雲量がもっと少なかった、快晴。11〜16℃。ノスリの出現がやたら目立つようになったが、1 3時半突然北側稜線から9羽のサシバが現れる。ハチクマは♂成鳥を1羽観察。まだまだ、のようである。他に出た主な鳥はミソサザイ、ヤマガラ、イカル

    10/09富士、越前、霞む。箱根も午前中かろうじて見えていたが、午後見えなくなった。12〜16℃。風が冷たい。昨日の大量出現に伴う泊り観察を暗いうちから刊行したが、8時半の一羽のみ。その後はノスリとハイ属ばかりになる。16時終了で帰り支度をしていたら、北東方向から、ハチクマとノスリがフラフラ出てくる。ちょっとびっくりしていると、その後ろからサシバが8羽やってくる。ハチクマとノスリ2羽で、北のピーク上で旋回していると、西側からカラス大のフクロウ類1が入り込んできて混じった。夕暮れ時の珍百景?他に出た主な鳥はコゲラ、番外:イノシシ

    10/08富士山、愛鷹山系が霞む。再び冷え込む。14〜19℃。10時過ぎまで、ノスリの連続出現、ハイタカの登場と、サシバ終焉の雰囲気が漂っていた。杉尾山から、北側でサシバの柱、の話を聞いてもピンとこずにいた。ところが10時15分過ぎ、富士宮方向からサシバが大量に上がってくる。10月5日のように、切れ間なくとはいかなかったが、富士山バックにサシバは1単位50位で次々と出現。北陵稜線を通り、竜爪上空を南西に抜けていくものが多かった。本日観察者14名。頭の上を越えるものは少なかったが、皆堪能した。他に出た主な鳥はアオサギ、マヒワ、ハシブトガラス

    10/07浜石の稜線より東側は雲が多く遠方は見えないが、視界は概ね良好。陽がささず温度が下がった。14〜18℃。朝方雨が降りタカが飛ぶ雰囲気がなかったが、」9時近くに三角ピーク東側からサシバがパラパラ上がる。それらは、南の鉄塔ラインを通り、南西方向に向かう。つられるように2羽3羽と出てきて後を追う。これらは泊まりサシバであったと思われる。午後も優先であるのはサシバだ。まだまだわからない。ヒヨドリだけでなくメジロの渡りも目立つようになった。その他出た主な鳥はヒメアマツバメ、ツバメ、メジロ

    10/06富士、愛鷹山系まで、よく見える。今日もあまり風がない一日。18〜22℃。10月6日というには暖かすぎる陽気。昨日の大出現を受けて、5時半までに集まった病気の人5人。泊り個体は、夜明と共に動き始めたが、一度にというわけではなかった。尾根上の針葉樹に止まったり飛んだりを繰り返しながら、午前中の時間を目いっぱい使って、ゆっくりと旅立っていった。上昇気流がないからなのか、気温が高いためか、理由はよくわからないが、とにかくぐずぐずしていた。午後になり、ノスリも増えたが、15時台にはタカ柱を作るような出現が復活した。他に出た主な鳥はソウシチョウ、クマタカ、アオバト

    10/05富士、越前見える。視界良好。18〜22℃。昨日の大量出現+布沢側流域内出現ということで、泊り組一羽も逃すまいの気持ちで、あたりが真っ暗なうちから張り込む。ところが、7時半までに出たサシバは1羽だけ。こんな馬鹿なことが......とにかく今年は南側をサシバが嫌っいるとしかいいようがない。ふてくされていた。ところが13時過ぎ、富士宮方向3キロあたりから上がってきたサシバを革切りに、状況は一変する。富士宮、宍原、浜石岳といった、北東から東北東の方角の高い空、6、7キロ先から、一心不乱に飛んでくるサシバは、調査地上空を横切り、西、南西方向に渡っていった。13時から15時半の間に、3700ノサシバが渡る。距離の近いところを飛んだ者が多く、観察者を喜ばせた。太平洋側サシバが満を持して登場というところか?他に出た主な鳥はハリオアマツバメ、ドバト、カケス

    10/04朝から東の空は雨雲に覆われていたが、富士、越前、伊豆よく見えた。18〜22℃。13時半北側で雨が降る。雨上がりの14時過ぎ、杉尾側から、大量に平山にサシバがなだれこむとの報告。受けてから12分後、約3キロ先北東方向稜線上に、旋回上昇してくる巨大なサシバの群れを見つける。その後約1時間の間に、1100ほどのサシバを確認する。無風というわけではなかったが気流の状況が良かったとも思えない。一度1000メートル以上の高さまで上がった100羽単位のサシバが500メートル以下に下降してしまったりした。南に行ったと思えば北の稜線上まで戻ったりした。迷走はカウンターを泣かせたが、いずれも調査地からそう遠くない上空を通り、竜爪方面へ流れた。一昨日の出現とは異なり、今日は東側から入り込んでくるサシバも多く観察された。他に出た主な鳥はシジュウカラ、メジロ、アカゲラ

    10/03富士、越前かすむ。全天曇り。陽が当たらない一日。午後風が強くなった。17〜19℃。通常大量出現の翌日は、泊り組の朝立ちが確認されるものである。ただ昨日は午後に布沢流域内に降りたものが少なかく、多くを期待していなかった。東側三角ピークの東側からパラパラ上がった以外は、ほとんど、泊りらしいものも確認できなかった。12時半以降タカは1羽も飛ばず。書き忘れたが、一昨日から、ヒヨドリの渡りが形になってきている。20, 30の集団で、調査地上空を南西方向に渡るものが多い。他に出た主な鳥はメジロ、ウグイス、ヒヨドリ

    10/02富士、越前、伊豆半島よく見える。19〜23℃。暑い。午前中は北側稜線沿いに行くサシバを1羽2羽と数えるおとなしい観察。13時半、北から北東5キロ以上先の高空から南下するサシバの大群を確認する。約1時間の間に、700出現する。まったく同じ時間帯に、北側、杉尾山でこれ以上の大量出現が観察されたことを考えると、北から南まで相当太い幅でサシバの通り道があったと推測される。13時50分調査地北1キロほどのところに立ったタカ柱は巨大で、200羽強という代物。1本の柱としては、過去最大であったかもしれない。他に出た主な鳥はヒガラ、アカゲラ、キジバト

    10/01朝方快晴で最高の視界。徐々に悪化。午後、雲が、調査エリア北、北東の入り口をふさぐ。17〜22℃。高速で台風が行ってしまい、今日は調査なしを決め込んでた筆者は本日の朝の空を見てひどく慌てる。午前中はサシバは1羽ずつ、上がらず低いところを飛んでいく。13時半、北東5キロ以上先、雲の中から次々サシバが現れタカ柱連発。大出現時に、もっともよくある出現の仕方である。本日一気に来てしまうかもと先走りのメールをあちこちに送る。けれど、100羽ほどで、14時には止まってしまった。ではでは、ですが、明日大出現の確率はそうとう高いと、先読みしています。(外れたらごめんなさい)他に出た主な鳥はカワラヒワ、アオゲラ、メジロ

    09/30富士、越前がみえていたのは、7時まで、徐々に、くもが多くなる。17〜21℃。上空の風の動きは複雑であった。台風が近づいているそんな状況の中で、7時半から9時の間に、10〜20のきれいなタカ柱をゆっくりと作り、いかにも渡りという感じで、渡っていった。調査地真近で旋回するものが多く、観察者を喜ばせた。雨がパラついたり、雨雲で空が真っ暗になると、流域内の尾根に降りるサシバが多々観察された。気象条件とかけひきしているのであろう。その他出た主な鳥はアオゲラ、アオバト、ハシブトガラス

    09/29午前中は富士、越前まで見えていたが、午後全体にひどく霞んだ。濃霧に覆われたり、晴れたり、変化の多い一日。17〜22℃。午後、西風がゆるく吹き始めると、サシバが飛び始める。気流に乗り高く上がりタカ柱を作った。ツバメ類が目立った一日。ヒヨドリが、15くらいで動くようになる。アサギマダラがちらほら。出た主な鳥はヒメアマツバメ、アマツバメ、イワツバメ

    09/28今日も視界は素晴らしく、愛鷹山系、伊豆よく見える。富士山北側から西にかけ大きく雲が張り出していた。気温は大きく上昇。17〜24℃。台風18号の影響か、生ぬるい東風が午前中吹く。10時以降渡る鷹はなかった。他に出た主な鳥はエナガ、ヒガラ、イカル

    09/27富士越前伊豆半島よく見えるが、午後やや霞む。気温はさらに下がり、12〜19℃。昨日に増して強い東風が午前中に吹き、朝方は指先がかじかむほどであった。5時40分、西側の竜爪山上空1100メートルくらいにすでに、30くらいのタカ柱が立っている。慌てて北側のあちこちを見回すと至る所からサシバが出現した。7時以前に230ほど飛んでいる。昨日北側で出現したサシバの泊り組南下であろうか?今日はノスリのしゅつげんも目立っいてた。他に出た主な鳥はソウシチョウ、アマツバメ、コゲラ

    09/26一日中、富士越前伊豆半島まで、くっきり見える。最高の視界。午前中倒木がぎしぎしきしむような強い風。気温は昨日よりさらに下がり、14〜19℃。サシバは最大でも6羽程度の群れにしかならなかった。15時以降、静岡山梨県境からの大出現のおこぼれが平山サイドにも出現するが、その数は30羽程度。調査地では前日からニホンジカの鳴き声がよく聞こえていたが、本日5時半くらいに、調査地ちかくの道路で若い個体に出会った。他に出た主な鳥はトビ、クマタカ、カケス

    09/25一日中曇り空で暗かったが、遠望は利いた。富士越前伊豆半島よく見える。気温下がり風強し。15〜18℃。6時台に170のサシバ。昨日午後の居残り組とみられ、東からやってきて、南鉄塔ラインより南を通り、南西方向に飛去。これらは、山原中継所で観察していたS,Kの両氏により100羽強が確認されている。9時以降のサシバは、北側稜線近くを通り西へ向かうものが多かった。正規道路、28日まで工事中ですが、昨年と同じ方法で、農道を使うことができます。詳しくは、川端、河内まで。他に出た主な鳥はアマツバメ、メジロ、ヤマガラ

    09/24富士山越前は時折雲に隠れるが、富士宮、伊豆半島、くっきり見える。18〜21℃。618ノサシバの内訳。朝80羽が、7時過ぎまでに朝立つ。これは、おそらく流域内の尾根上に泊まっていたものと思われる。160はきたの稜線沿いにメインルートを西に越えて行く。378は、調査地から5キロ東の高根山の東で出現したもの。これらは、みなみへただまっすぐに下りていった。かこの監査記録からだとすごく稀。ただ海側、南は、たしかに唯一明るい場所だった。昨日書き忘れたが、ヒヨドリが10羽くらいでの渡りを開始している。他に出た主な鳥はイカル、コシアカツバメ、エナガ

    09/22今日も朝方はガスが多く視界が得られない。9時半くらいから半径1キロくらいが見通せるようになる。17〜21℃。サシバが例年もっとも多く出現するポイントに現れ、複数で、旋回上昇するようになってきた。他に出た主な鳥はミソサザイ、サンショウクイ、アオゲラ

    09/219時過ぎまで、濃霧と小雨、西からの強い風に悩まされた、雨が上がると、浜石までの視界が得られ、富士もうっすらと見えるようになった。18〜23℃。気温が前日からぐっと下がり、午後から期待したが、はずれた。サシバはいずれも単発で、はばたきグラで必死に渡っていく。朝方、西へ行くツバメ類オンパレードを観察した。出た主な鳥はハリオアマツバメ、コシアカツバメ、アマツバメ、イワツバメ、ツバメ、ヒメアマツバメ

    09/20朝方は霧雨が降り、ガスに覆われ、視界はなし。9時くらいから、2キロ半径くらいまでの視界が得られるようになったが、午後再び視界は霧に覆われた。23〜25℃。台風後気温はむしろ上がっている。そして湿度の高い一日。いずれの出現も最後は雲の中にロストというのが多かった。アカトンボがきょうも多数見られた。他に出た主な鳥はヤマガラ、アマツバメ、キセキレイ

    09/16朝は快晴で、富士から伊豆までよく見えていたが、徐々に空は雲に覆われた。23〜26℃。サシバはいずれも単発。13時過ぎに降雨があったが、その後ハチクマが2羽出る。他に出た主な鳥はアカゲラ、カケス、ウグイス

    09/15富士雲に隠れるが、視界は良好。越前、伊豆半島まで見える。21〜24℃。サシバは単発ながら今日も快調。ハチクマが10時台に北稜線ラインに4つまとまって出る。平山ではまれである。昨日出現が少なかったソウシチョウが、今年はこの10日間、調査地近くを離れない。終日10〜30くらいの群れで動いている。他に出た主な鳥はイワツバメ、ソウシチョウ、アオバト

    09/14朝方ガスの中、徐々に視界は回復し、浜石の稜線、富士宮市街など、きれいにみえるようになる。本年度サシバ出足良すぎであったが、ひと段落というところか。午後からでたサシバ3は、かなり南へ下った。メインである北ルートが雲に覆われ暗かったため、明るい南を目指したように見えたが........その他に出た主な鳥はハリオアマツバメ、ドバト、キジバト

    09/13浜石岳の電波塔がかろうじて見える。遠望は霞む。20〜24℃。午前中は無風で、この時期に出たサシバは渡りらしからぬ動きが多かった。1時過ぎ良い西風が吹きだす。すると北東稜線上で旋回上昇し、5,6のタカ柱を作り、900mくらいの高さに達したところで滑空して西へ行くという、渡りらしい動きに変わった。他に出た主な鳥はホトトギス、カワラヒワ、トビ

    09/1210時くらいまで富士は見えていた。わずかではあるが冠雪している。去年も早くて驚いたがそれより12日早いそうな。越前伊豆は霞む。浜石までくっきり。20〜25℃。サシバの渡りが徐々にそれらしくなってきた。北東稜線上で旋回上昇し高度をかせぎ、滑空で、南西、西方向へ行く。ミサゴはこれ以外に5つ出現があったが、3番4番の鉄塔付近に戻ってしまう。渡った2つも、これなのかもしれない。主に出た鳥はヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、番外:ホンドリス

    09/11富士、越前がわずかに霞む視界。晴れだが、雲が時々大きく張り出す。21〜24℃。サシバの出現は10時20分台のただ一度。気が付くと薬師岳上空で7くらいのタカ柱を形成していた。さらに東からサシバは流入し、その数は17に及んだ。この時期にこうした出現は過去に例がない。調査地より東ではみつけられなかったが、どこを通ったものか。やられた、という感じである。他に出た主な鳥はハシブトガラス、ヒヨドリ、アカゲラ

    09/10富士から越前、伊豆まで、完璧に見える。最高の視界。21〜23℃。10時までにサシバは5渡った。最盛期の北側稜線上のメインルートを最盛期のように渡る。ハチクマはカウント以外の渡らず個体が3、これらはまだディスプレイなどやっている。他に出た主な鳥はイカル、ヤマガラ、アオバト、番外:オニヤンマ

    09/09富士から伊豆半島まで、きれいに見える。最高の視界。21〜23℃。この五日間であるが、例年より調査地の気温は3〜4℃低い。午前中ツミが鳴きながら西へ行くのが、決まりごとのようになっている。ミサゴは鉄塔上で採餌(カウント外)。他に出た主な鳥はイワツバメ、アオゲラ、コジュケイ

    09/08富士は雲に霞んだが、浜石までの視界はクリア。富士宮市街もきれいであった。23℃。ハチクマも渡っていく。サシバは全て調査地近くを通り迷わず西行き。9時台、調査地から3メートルの至近距離にニホンカモシカ幼獣。他に出た主な鳥はコゲラ、ウグイス、カケス

    09/07浜石稜線までの視界。富士山は午後雲に隠れた。ハチクマの出現が多かったが、西に行ったものでも渡りの動きではないように見えた。サシバは14時前後に2羽。こちらはそれらしい渡りの飛翔である。他に出た主な鳥はエナガ、ヒガラ、ツバメ、赤トンボ多数

    09/06全天曇り。低く雲が垂れ込め、視界悪し。気温23〜22℃。11時30分以降ガスに覆われ観察不能になる。ソウシチョウが20くらいの単位で、近くのやぶの中を終始行き来している。ヤブサメはメジロの群れの中に1羽だけ混じった。昨日地点整備完了。今年もよろしくお願いします。


    参考文献:ワシタカ類飛翔ハンドブック(増補、改訂版、2003/5/20)文一総合出版P36,37 山形則男著


    このページに掲載されている観察記録は、日本野鳥の会々員や静岡の有志により個人的に善意で提供されたものであり未発表データ、及びコメントです。本文、及び画像の無断転載、引用転記を禁じます。(写真提供:蜂熊さん)

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    (FAX 054-347-0717)

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