沿    革


宗徳院は、文明2年(1470)山梨天沢寺2世明光徳舜の開創により小
島村に始まると言われています。
伝によると天沢寺2世より4世までは天沢寺に出る前に当山に住職しました。
開山栢州賢意禅師は天沢4世一峯宗普について得度した縁もあって
山梨の慈照寺5世愚州全徳より法を嗣承し、
宗徳院に再住し、天正18年(1590)開山第1世となりました。
開創より約100年を経て、小島の山崩れの災害により、本堂等が崩壊したため、
現在の興津の地に移築されました。
当時は、甲州から京都までの旅をする途中にこの地で宿泊し、
布教し徳を広めたと伝えられています。
第14世法山元燈大和尚の代に、本堂を再建。
第20世雪山天厳大和尚の代に山門及び鐘楼堂を新造。
第30世大峰雄道大和尚の代に庫裏を改築し、天真閣として風格を備えました。
第31世大満然道大和尚の代に平成5年本堂改築、平成16年駐車場を整備。

歴 代 住 職


続柄 戒 名 逝去年月日
開 基 明光コ舜大和尚 永正2年(1505)
前 住 才州拾賢大和尚 天文3年(1535)
前 住 一峰宗普大和尚 永禄6年(1561)
開 山 勅特賜渓圓誓光禅師
栢州賢意大和尚
慶長11年(1606)
第2世 州山宗益大和尚 寛永元年(1624)
第3世 州谷宗摂大和尚 寛永9年(1632)
第4世 尽南宗呑大和尚 寛永13年(1636)
第5世 雪山傳霜大和尚 延宝3年(1675)
第6世 雲嶽長岫大和尚 延宝5年(1677)
第7世 中興田外重甫大和尚 元禄9年(1696)
第8世 碩峯田利大和尚 元禄15年(1702)
第9世 圓道一中大和尚 享保3年(1718)
第10世 雪庵黙瑞大和尚 不詳
第11世 天山丹童大和尚 元文4年(1739)
第12世 了印素覺大和尚 明和7年(1770)
第13世 大年祖明大和尚 明和3年(1766)
第14世 法山元燈大和尚 寛政元年(1789)
第15世 超壽活宗大和尚 文化11年(1814)
第16世 越山丹宗大和尚 寛政7年(1795)
第17世 津龍玉壽大和尚 不詳
第18世 嵩嶽高嶺大和尚 文化9年(1812)
第19世 沒量禪海大和尚 天保14年(1843)
第20世 雪山天厳大和尚 文久元年(1861)
第21世 梵潮雲牛大和尚 不詳
第22世 高山本宗大和尚 不詳
第23世 玄寶江慧心大和尚 慶応3年(1867)
第24世 香岳瑞芳大和尚 不詳
第25世 月山泰明大和尚 明治43年(1910)
第26世 月僊泰鏡大和尚 大正8年(1919)
第27世 花岳泰眠大和尚
(松永泰眠)
大正4年(1915)
第28世 鏡外素圓大和尚
(大賀素圓)
昭和8年(1933)
第29世 大玄希道大和尚
(松永希道)
昭和7年(1932)
第30世 再中興大峰雄道大和尚
(松永雄道)
平成13年
第31世 松永然道 
平成19年 東堂
 
第32世 松永寛道