神殿落成の喜びを創立120周年へ
創立120周年に(平成24年6月8日)向けて
心の成人をさせて頂きましょう
堀越正敏さん(直轄ようぼく)の
丹精した花が見事に開花。参拝者の心を和ませる
(平成19年4月、大教会玄関前)
梅雨の時期は、雨は言うまでもなく、とても蒸し暑い日もあれば、意外に涼しい日もありながら次第に梅雨明けとなり、真夏に突入して行きます。また、この季節は農作物にとっての恵の雨となる一方で、水害も心配されます。また逆に雨不足による旱魃は深刻です。人間は、古来自然に立ち向かいながら生活が営まれてきました。
本教では、立教以来この天然自然の現象に対して、親神様の深い思惑からの天然自然の理として向き合ってまいりました。
おふでさきでは、
だんだんとなに事にてもこのよふは
神のからだやしやんしてみよ (3号 40)
といわれるように、いわゆる神の懐住まいであります。自然界の一切現象のみならず、生きとし生けるもの全ては、神のお働きによるものなのです。ですから成ってきた事に対して素直に受け入れて行く事は大事な事であり、絶対的に神にもたれて通る事が求められます。しかし、我々の成人の鈍さから、おふでさきで、
このせかい山ぐえなそもかみなりも
ぢしんをふかせ月日りいふく (6号 91)
とあるように、時には生死に関わる自然現象に立ち向かわなければならない時もあります。そこで親神は、どうでも信心させて頂く誠真実の心を見定めたいゆえから、生えでのつとめ、雨乞いづとめ、雨あずけのつとめなどを教えて下さいました。また、現代社会のように多種多様な生活の中で毎月行っているおつとめは、よろずたすけのおつとめであり、世界中の人間のありとあらゆる願いを叶えて下さるおつとめであります。
お天気は、晴天の日もあれば曇りの日や雨の日もあります。天然自然の理の中に暮らす我々人間も、心が晴れ晴れしい時もあれば、暗く落ち込みがちな日もあります。いずれにしても、親神様の深い親心によって生かされているのです。
さあ、親の思いに添い切り、勇んで通らせて頂きましょう。