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28  vol.16 深むし茶でガッテン!
2021.10.28 Thu.
 一月中旬のNHKテレビの人気番組「ためしてガッテン」で深むし茶の薬効について取り上げられました。
 静岡県中部の茶園に囲まれたA市が他の同規模の都市に比較して非常に医療関係の支出が少ない事、男女共に長命で、しかもお年寄りが元気に過ごしている事に着目して調査されました。共通している事は長寿者の皆さんが、深むし茶を愛飲され、中にはマグカップに一日十数杯も飲む方もおられました。
 ご存知の事と思いますが、深むし茶は三十数年前、静岡県牧の原台地の一角で、現代人の好むマイルドな茶の為に新しい製法により開発された新しいタイプのお茶です。
 普通むしのお茶は、茶樹より摘んだ生葉を三十秒程蒸気で蒸して製茶しますが、深むし茶は六十秒に蒸し時間を延ばして苦味渋味の少ないマイルドな味の良いお茶を作り上げるのです。普通むし茶は形状(見た目)良く仕上がりますが、深むし茶は茶葉の組織が壊れ、粉っぽくなり急須で入れますとオリ(テレビでは浮遊物と表現)が多く出ます。このオリ(浮遊物)を科学的に分析したところ普通蒸し茶にはない、ガンや高血圧を予防し、老化現象を防ぐ成分が沢山含まれている事が判明しました。
 茶葉にはビタミン類はじめ多くの健康に良い成分が含まれていますが、急須で入れた場合、その成分は茶葉の中に残りがちでした。深むし茶にする事で組織が壊れ、いろいろな成分を含むオリ(浮遊物)となり栄養成分を全部飲むことが出来るわけです。深むし茶を沢山飲む人の多いA市で病気になる人が少なく元気なお年寄りの多いのが、ガッテン!されたのです。 
 深むし茶は組織が壊れ細かくなっているので茶こし網のついた急須でも目づまりしやすいので、そんな時は急須の胴の部分を軽くたたいて茶葉を茶こしより落として下さい。二煎目以降もおいしく召し上がれます。
 いま深むし茶発祥の地牧の原台地一帯の茶園は陽春の日射しをいっぱいに受けて新芽がすくすく育っています。「静岡茶の誇り・みどりの精」栄養素豊かな深むし新茶を、今年も沢山召し上がって下さい。
 


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