How to use Computers

〜コンピュータの使い方〜
| HOME | Windows(R)の使い方 | 様々なソフトウェア | 基本的なコンピュータの構造 |

特別な拡張子「EXE」

「exe」または「EXE」は、プログラム本体であることを示す拡張子です。 「html」や「doc」といった拡張子はデータファイル(文字や画像の固まり)に過ぎず、 それらのデータファイルを表示したり編集したりするのには、必ずこの「exe」ファイルが必要です。 例えば、エクセルファイル「xxxx.xls」は「EXCEL.EXE」が無いと開くことができません。 このため「exe」ファイルは、(実際にファイルの変更を行うことから)「実行ファイル」と呼ばれます。
「exe」ファイルだけが、Windows上で、単体で、プログラムを実行できます。
※「exe」ファイルだけ:本当は、その他に 「COM(Windows OSの実行ファイル)」と「BAT(旧MS-DOS OSの実行ファイル)」も実行ファイルとして Windows上で予約されているということになっていますが、これらは一般的なソフトウェアでは使用されませし、 さらに「BAT」ファイルはXPなどNT系OSでは「コマンドプロンプト」という「exe」実行ファイルが無いと動きません。 興味のある人は検索してみてください。 ちなみにこのパソコン室のパソコンの設定変更に「BAT」ファイル(いわゆるバッチファイル)を使用しました。
いくつか例を挙げてみます。
HTMLファイルの閲覧ソフト、インターネットエクスプローラーの実行ファイルです。(iexplore.exe)
プログラム本体のアイコンです。本体は「C:\Program Files\Internet Explorer」にあります。
メール閲覧ソフト、アウトルックエキスプレスの実行ファイルです。(msimn.exe)
プログラム本体のアイコンです。本体は「C:\Program Files\Outlook Express」にあります。

その他の拡張子

様々な拡張子がある中で、見かけはするけれど開いたことがない、といったファイルの中には、Windowsが正常に動くために欠かせない ファイルもあります。基本的には手動で削除したりしないでください。 (通常は「隠しファイル」「システムファイル」という属性を持っていて「見えないファイル」の場合もあります。 このパソコン教室では、表示されるようにカスタマイズされています。)
いくつか例を挙げてみます。
拡張子「DLL」(ディーエルエル:ダイナミック・リンク・ライブラリー)

Windows特有の拡張子です。数多くあります。中身は小さなプログラムです。実行ファイルの一部分と言って良いでしょう。 「ウインドウを閉じる」や「ファイルを保存する」といった各ソフトウェアで共通の命令文は、 それぞれのソフトウェアの中に別個に書くよりも、共通部品としてあらかじめWindows上に置いておきましょう、という考え方 (オブジェクト指向)に基づき、プログラムの一部をパーツ化して収められたファイルです。 各ソフトウェアは、そのプログラム内で、これらにリンクをはるだけで、機能を使用できるようになり、 プログラムの肥大化を防ぐことが可能です。
拡張子「ini」(イニ:アイエヌアイ)

基本的には古いWindowsの設定保管用ファイルです。今では「レジストリ」がこのかわりになっていますが、 一部この「Desktop.ini」のように残っています。 またちょっと古いプリンタやモニターなどのドライバを手動インストールするときにも使用する場合があります。
拡張子「db」(ディービー:データ・ベース)

拡張子「db」というよりも、この「Thumbs.db」とはなんぞや?「マイピクチャ」フォルダでよく見かけますが、 「Thumbs.db」とは、「画像などファイルの縮小キャッシュ」を保存しているデータベースです。 フォルダにあるファイルの「表示」方法で「縮小版」を選択すると、生成されます。