-こだわりの茶づくり-

 茶園の開墾、改植

現在のやぶきた種が普及してから40年ほど経ちます。
どの茶園も老朽化が目立ってきいる中、茶の木の若返りを図る為に農業土木関係の仕事をしていた経験を生か
しながら自家所有のパワーショベルにて計画的に造改植を行い新しい苗木を植えつけています。


 さし穂にて茶苗づくり

先にも述べましたとおり静岡県ではやぶきた種が爆発的に普及した結果90%以上がやぶきた種となってしまい
そこにはいろいろな弊害がでています。同じ品種である為に摘み取り時期も一緒となり一時期に大量の生葉が
工場に持ち込まれ工場の大型化をせざるを得なくなり、なによりも一番いい時期(適期)に茶の摘み取りが出来
ないということになってしまいます。
これらを打開するためには時期の異なる品種を組み合わせることが最善の方法と考え「それなら苗も自分でつ
くってみよう」と苗づくりも始めました。
あちらこちらで少しづつ他品種の苗を取り寄せながら
現在では穂採り用の圃場にやぶきた、さえみどり、つゆひかり、さきみどり、夢かおり、あさつゆ、おくみどり、い
なぐち、べにふうき と9品種がさし穂用として
出番を待っています。
特徴のある茶づくり、また適期に摘み取りが出来る良質茶づくりの為にも欠かせない茶苗づくりとなっています。
※苗の販売も致していますのでお問い合わせください。


 自家製有機配合肥料づくり

名波園では魚粕・なたね粕・ごま粕・カキ殻・米ぬかなど有機を主体とした原料を配合、混ぜ合わせ袋詰めにし
て、茶の木が喜び環境にもやさしい肥料づくり、施肥設計をとっています。
自分たちで考案した大型ミキサー車を改造して製作したミニプラントは良くできていますよ。


 健康な茶樹栽培

茶の木は植物です。なんと言っても光合成を活発にさせてやることが植物のいちばんの願いでお茶づくりに
於いてもこれが基本となります。
収穫時にはすべての新芽は摘み取らずお茶の木の為に新芽の下の方の葉を、一、二枚残して摘採してやり
ます。
こうする事でまた次の芽も活発な良い芽が出てきます。人間の都合で採ってしまうんですから茶の木のこと
も少しは考えてやらないといけないですよね。


 自家工場にて荒茶加工

収穫された良質な生葉は新鮮なうちに荒茶へと加工します。名波園では生葉の搬入は軽トラックの
みとしています。大型のトラックでは荷物を積める容量が大きくそれだけ工場への搬入が遅れるから
です。小型のトラックで頻繁に搬入した方が葉が傷められずにより新鮮なうちに工場へと運ばれるか
らです。
運ばれた生葉は生葉コンテナという送風機がついた箱の中で蒸し機で蒸されるのを待ちます。
生葉の摘み取りから蒸しまでの時間がより短いのが緑茶の特徴なのです。
ここまでくれば後は長年培った経験とお茶への愛情をこめた丁寧な揉み(加工作業)に徹することに
心掛けます。
お茶は生物で工業製品とは違い畑々でも生葉の質は違ってきます、朝昼晩と湿度温度、気象条件
によってもお茶の出来は異なってきますことから似たものは出来ますが全く同じものは絶対には出
来ません。
お茶の難しさはこんなことからかもしれませんが、だから面白いのかもしれませんね。日々が勉強
です!
お茶の造成
山や畑を自家所有のパワーショベルにて開墾や改植工事も致します。
写真にある様な暗渠排水工事や深耕工事(畑地の天地返し)を行い茶畑をフカフカに耕し茶苗を植えつけます。茶の木の若返りの為、毎年計画的に行っています。
もちろん近隣に限りですが請負工事も承っています!
茶苗づくり
お茶の苗づくり
現在穂採り園にやぶきた・さえ
みどり・つゆひかり・さきみどり・
夢かおり・あさつゆ・おくみどり・
いなぐち・べにふうきと8つの品
種がありどれも個性がある良品
種です。これらの苗も委託販売
致しておりますが数には限りが
ございますのでご注文はお早め
にお願い致します。今年度はつ
ゆひかり・さきみどり・花粉症に
効果が在ると云われるべにふう
き等を育苗しました。
お茶の加工
お茶の苗づくり
現在穂採り園にやぶきた・さえ
みどり・つゆひかり・さきみどり・
夢かおり・あさつゆ・おくみどり・
いなぐち・べにふうきと8つの品
種がありどれも個性がある良品
種です。これらの苗も委託販売
致しておりますが数には限りが
ございますのでご注文はお早め
にお願い致します。今年度はつ
ゆひかり・さきみどり・花粉症に
効果が在ると云われるべにふう
き等を育苗しました。