-   お茶の効能-


 新型インフルエンザ予防

緑茶うがいが有効!!

ガラガラガラ・・・ 緑茶うがいは新型インフルエンザに効果がありそうである。
緑茶の渋味成分であるカテキンには、ウイルスの増殖を食い止める力があり新型インフルエンザにも
効果が見込めるようである。
緑茶に含まれるカテキンはウイルスの型によらず、予防効果があることは基礎研究で実証されています。
効果的なうがいは「1日3回」以上で茶の濃度は、煎じた茶の半分程度でOK、ペットボトル入りの茶程度の
薄さでも効果が確認されています。
湯の温度は気にしなくてもいいという。ポイントは「感染するとウイルスが体内に入ってしまうので、小まめに
うがいをして外に出すこと」。特に、免疫のない未成年で緑茶うがいを勧める。
                                    日本農業新聞2009.11/3掲載記事

大阪大学と横浜市衛生研究所との共同チームは、緑茶に含まれるカテキンを加工して、インフルエンザ治
療薬に応用する技術を開発した。

開発に使用されたのは、カテキンの一種「エピガロカテキンガレート(EGCG)」。EGCGがウイルスの働きを
抑制することは、以前から知られていたが、体内ですぐに分解されてしまうことから、活用が難しかった。

今回は、体内での分解・代謝を抑える脂肪酸と合成することで、EGCGが分解されるのを抑え、ウイルスの
感染や増殖を抑えるというもので、具体的には、ウイルスが細胞に侵入するのを防いだり、仮に侵入して
もウイルスの遺伝子が増殖しないようにする。

今後は治療薬やマスク、スプレーなどの商品開発を目指す
 asahi.com(朝日新聞) 



カテキンが新型インフルエンザの増殖をおさえる力があるとする研究結果を、徳島文理大学教授らが発表した。
緑茶の抗ウイルス作用は知られていたが、仕組みがわかったのは初めて。
新型などのA型ウイルスは、増殖に不可欠な酵素を持ち、人間や豚の細胞中のRNAという物質を切断して
ウイルスの材料にする。
 研究チームは、A型ウイルスから取り出したこの酵素に、5種類のカテキンを1つづつ加えて実験。
うち2種類で酵素が働かないことをつかんだ。 酵素分子の表面のくぼみに、カテキン分子がすっぽり入り込み、
くぼみの中にあるRNA決断用の「刃」に、カテキンがふたをして働かなくしていた。 

 カテキンは腸で分解され、緑茶を飲むだけは抗ウイルス効果は弱い。
そのため、「構造を変えて腸で分解されないようにするか、吸引式にすれば効果的な新薬となる」とのこと。
(読売新聞 10月23日 より)