奥と裏の歯石取りの重要性について

最近、わんちゃんの無麻酔歯石取りが出来るお店が増えて、飼い主さんもどのお店にしようかと悩まれているようですので、少しアドバイス的な事をお伝えします。

歯石取りは、麻酔の有無に関わらず、除去する必要がある箇所の歯石がちゃんと除去出来るかが重要となります。

(1)機能歯(奥の大きな歯)の除去の重要性。
 ・上顎の第4前臼歯付近の歯周病が悪化すると頬が腫れたり、頬に穴が開く『外歯瘻(がいしろう)』という病気になる危険性があります。
 ・下顎の第1後臼歯付近の歯周病が悪化すると下顎の骨がもろくなり、硬い物を噛んだ際に下顎骨骨折する危険性があります。

(2)裏側(内側)の除去の重要性。
 ・歯根が細く小さい切歯(前歯)と第1・2前臼歯が歯周病になると歯が直ぐに揺れ出し、抜けてしまう危険性があります。
 ・下顎の犬歯も重要ですが、上顎の犬歯などの裏側の歯周溝に歯周病菌が溜まると歯周ポケットができ、更に上顎の骨を溶かして穴が開き口と鼻が繋がってしまう『口鼻瘻管(こうびろうかん)』という病気になる危険性があります。

上記以外にも歯周病菌により、歯茎が腫れたり、穴が開く『内歯瘻(ないしろう)』という病気もあります。

まるるでは、ご自宅での歯みがきとして難しい箇所であり、口腔ケアとして重要となる「奥側の歯の歯石取り」や「歯の裏側(内側)の歯石取り」も可能な限り実施しています。
ただし、持病の問題や治療が必要な状態であったり、極度の拒否がある場合などは、出来ない可能性があります。

2017年09月17日