平成30年-第7号(173号)
小山町・御殿場市の7月23日~25日のお盆も無事勤まり、又、お参り等に来山下された檀信徒の皆様にお礼申し上げます。又、お盆を迎えるに当たり、植木作業の葉の片付け、お茶の頭刈り込み、草取り等の作業の協力に感謝申し上げます。 鐘堂の階段が急で恐い、危険等の事で改修工事も始まりました。 門前の工場の解体工事が始まり、遠くからでも境内の大木に咲く凌霄花が、きれいに見えるとの事です。
盆前のお茶畑の茶の刈込 鐘堂の階段の改修工事
門前工場の解体 凌霄花
「禅の友」八月号俳壇入選
「春水に映りし髪の乱れかな」 御殿場市萩原 後藤久子
評 髪の乱れはふとした風の悪戯だったのか。女性らしい優美な感性で彩られた句。
春の水であるからこそ艶かさが窺える。昭和の女性俳壇で一世を風靡した杉田
久女の句を思い起した。
「鶯の擧経のもとの野辺送り」 菅沼 末光愛正
平成30年7月 小山短歌会だより
サッカーは一喜一憂の日々過ぎて消火しきれぬ気持に戸惑う |
岩田 久子 |
走り梅雨外に出るのもはばかられ狭庭の雑草ながめてひと日 |
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矢後 清一 |
一つ知り一つ忘れるをくり返す八十路終りの我の日々なり |
恙なく歌友揃いて月例の歌会の批評さわやかに聞く |
山崎 咲代 |
音もなくまだ降りいるか窓ごしの雨樋を落つるに強弱を知る |
三軒の共同なりき旧墓地の掃除を言わずに息子らが継ぎ |
湯山 次子 |
あと余生如何ほどかなと語り合う心許せる友だちがいる |
いつになく鳴き音はげしき小鳥たちここ谷戸山に競いてやまず |
秋山 美智子 |
(平成30年度)