平成30年-第5号(171号)
町の教育委員会が、甘露寺の宝篋印塔の看板を先月新しく取り替えてくれました。
茶摘みが皆さんの協力により今年も無事出来ました。量は例年とほぼ同じ生葉で236Kg、皆さん甘露寺のお茶は、おいしいと云って下さいますが、これも皆様方のお陰です。
平成30年5月 小山短歌会だより
蕗山椒義母の好物仏壇に想い出こみ上げ鐘ひとつ打つ |
岩田 久子 |
春の短歌ひとつ詠まむと花の下日頃の愁いしばし忘れて |
この暑さ逃れ木陰に入りたれば涼しき風が待ちくれいたり |
矢後 清一 |
あたりさわりなき会話して旧友と待合室に診療をまつ |
老の身はあわねど処分しかねおり作りし頃を思いうかべて |
山崎 咲代 |
満開の梅花に無残な春あらし歩道に小さき花笩ゆく |
元気にと息子夫婦は母の日に甘納豆と派手めのブラウス |
湯山 次子 |
十薬の花どきの効用聞かさるゝ昏れ方の庭にきわだてる白 |
終日を家にこもりて古き歌集綴りて故人の面影しのぶ |
秋山 美智子 |