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          スケッチ行脚   遠江三十三観音めぐり 2


        途中に鋏んだ仏画は13佛です。


 第12番  掛川市寺島   神宮山長源庵山崎(じんぐうさんちょうげんあんやまさき)



 第2東名高速道路の高架橋がすぐ南側を通っている。

ここも無住寺ですので朱印はなしです。
絵の手前は地蔵堂、奥が観音堂です。






御詠歌 
  「昨日たち今日きてみれば山崎の  
           谷に霜ふる峰の平松」


220310





  第13番   掛川市居尻   大尾山顕光寺(おびさんけんこうじ)



掛川市の最北部の大尾山の山頂にあって標高
661メートル。
山頂の観音堂からは伊豆半島、伊良湖岬まで見
えるとのこと。
この日は曇っていたけど山頂付近にきたら雨と霧
で寒い参詣になってしまいました。
傘を差して駐車場からしばらく登って寺に着き朱印
を戴き観音堂までまたしばらく歩いた。
駐車場から往復1時間は掛かっただろう。



御詠歌  「はるばると登りて見れば大尾てらの
   雪も氷も解けてながるる」


【春嶺の朱きお堂にひとり来て   伊々山】
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この近辺では葬式や法事のときに西国三十三番の御詠歌の「お念仏」を
唱えますがその時この十三佛も名称のみ唱えます。

「南無不動、釈迦、文殊、普賢、地蔵、弥勒、薬師、観音、勢至、あしゅく、
 阿弥陀、大日、虚空蔵」と節をつけて数回繰り返して唱えます。






  あしゅく如来


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   第十四番  掛川市上垂木  瑞霧山大雲院内知蓮寺 (ずいむさんだいうんいんないちれんじ)


境内の石垣に穴観世音菩薩が祀られている。

からだの穴に当たる部分の病気にご利益があると
云われ治るとお礼に穴の開いた石を納めるという。

我家の菩提寺でこの寺に墓も数年前に移した。


御詠歌  「とおとやといまたきのみすじがわ
            よろずよかけてすすぐぼんのう」

 【参道の石踏む音も浅き春  伊々山】

 【穴観音穴ある石の蒐集家   伊々山】





220316up









 納経帳
















ガイドブック

「光と風と観音様と」















 第十五番  掛川市初馬  五台山文殊寺内浄円寺 (ごだいさんもんじゅじないじょうえんじ)



堂の正面には「円画」の扁額が掲げてある。

右の木は大きな百日紅(さるすべり)が倒れないように
支柱がしてある。

「観音の細き目の先山笑ふ   伊々山」

御詠歌 
  「浄くしてまどかに照らす朝日影
          これも仏の慈悲のまんぎょう」






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上の絵をパソコンで自動加工したもの























普賢菩薩
















 第十六番  掛川市水垂   龍洞山真昌寺(りゅうとうざんしんしょうじ)



小さな山の上にある。

父が生きていた頃でもう20年ぐらいになろうか。
ここで法事などがあって車で送迎した事が2,3回ある。

御詠歌
  「なむあみだ仏もおなじ観世音
       ちかいあらたにまもりたまえや」



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 第十七番  掛川市宮脇  日林山天養院(にちりんさんてんよういん)





明治の頃一度廃寺となったが昭和初期に、この宮脇地区に

疫病が蔓延、死者が出るなど多くの人々が苦しんだ。

本尊を預けてあった寺から戻しここに戻したところ、たちどころに

悪疫が退散したと言う。

この観音堂は平成十年に新築されたもの。



御詠歌  「ふだらくやここにありける成る滝の
                  柳の上に吹くや松風」


 【いぬふぐり観音堂の道しるべ   伊々山】

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 第十八番  掛川市逆川   新福寺(しんぷくじ)



周囲は茶畑、北側には工場だがかっては田園である。


御詠歌  「はるばると登りてみれば小夜の山
            不二の高嶺に雪ぞ見えける」


御詠歌の内容からと堂宇修理の文書からこのお堂は
小夜の中山、久延寺に元々あったものと思われる。



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文殊菩薩












 第十九番  掛川市小原子   明照山慈明寺(みょうしょうざんじみょうじ)



銀杏の古木(左)ともっこく(右)

場所がよく解らず通り過ぎて戻ってきて畑に居た
人に訪ねたらすぐ隣だった。その人が朱印を管理
している人を呼んで来てくれた。この地区の人達
10名ぐらいでここを管理していると言う



御詠歌 「もち月や明らかなるしるべにて
           歩みをはこぶ人ぞたのもし」




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  第二十番  掛川市伊達方  子安山観音寺(こやすさんかんのんじ)



通称子安観音として親しまれこの観音寺は安産、
子育てに霊験あらたかで安産祈願の腹帯も貸し
出されている。

境内には地蔵堂も建たれ子育て地蔵尊が祀ら
れている。





御詠歌 「父母を助け給えの観世音
          心をつくすのりのしるべに」


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地蔵菩薩




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  第二十一番  掛川市日坂  宝聚山相伝寺内光善寺 (ほうじゅさんそうでんじないこうぜんじ)



日坂宿の川坂屋の西の高札所です。
このの上に見えるのが観音堂です。
本堂はこの奥にある。





御詠歌 「春は花秋はもみじの露までも
              宿れる月も光よき寺」



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  第二十二番  掛川市東山  天王山観泉寺長福寺(てんのうざんかんせんじちょうふくじ)



粟ケ岳の麓にあってここから目の前に粟ケ岳の「茶」
の文字がが一望できる。「茶」の文字は茶の木で描い
てあるのかと思ったら檜の大木でした。


御詠歌 
  「おしなべて仏あらたと聞く時は
           もと木うら木も南無観世音」














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