浜名湖のイシダイ釣り   マダイ釣り  クロダイ釣り
 9月30日(日)12:00〜17:00亀の口で五目釣りに挑戦です。台風と前線の接近で外海は荒れて3mの波、湖内も南東風が吹き荒れ白波が立つ程です。そんな中澪東の浅瀬に錨を入れバウを風上に立て北西にスターンを向けてカケ上がりを狙います。これまで外海では海が荒れる時には釣果が上がり、湖内ではその様な事は無く外海に影響されないと言われ続けてきました。しかし、今日は大潮に加え上げ潮、水温低下が見られる秋口、そして南東風と重なり普段とは違う浜名湖となり、これまでの定説を覆す嵐の前での荒食い状態が湖内に出現しました。
 かなりの荒れ模様なので、チヌ竿なのに錘は8号の天秤仕掛けと大仕掛けとなってしまいました。こんな時でも広い空間を使って慣性を利用してのキャスティングをすれば、竿を傷めずにかなり遠投できます。カケ上がり以外にも澪筋中央を探って遠投していきます。すると普段見られない、
マダイ・イシダイ・大型のワタリガニ・トラフグ・大型のベラが揚がりました。殆どの釣り船は速い潮流を避け澪筋を外している中での釣果です。こんな事もあるのだと思いながらラーメンをすすって一服していると、猛烈な睡魔に襲われ思わず30分程眠ってしまいました。目を覚ますと遠方の中之郷にいた釣り船は殆ど引き上げ、辺りは立て掛けたタモの網が鳴らす風切り音と頭上から聞こえる大粒の雨音のみ。カワウ・カモメ・シラサギが風上に向かって巧みに羽ばたき帰りを急いでいます。空模様も風雲急を告げる状態になってきました。夜釣りまでするつもりで準備をし出掛けて来ましたが、これではと諦めてカワウたちに見習い私も急ぎ片付けをして帰港することとしました。

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