浜名湖のカニ釣り   The 食  

 

 

 

 

 9月13日(水)18:00〜19:30浜名湖新場澪7番ポール、3人で新セイゴとチンタを狙いました。台風が沖縄方面西南海域に接近中とあって外海は波が少々高く、用心深く湖内を見渡し安全を確かめてから出掛けました。湖内の風はさ程なく波も思った程高くなくてそこそこに釣り易く感じました。しかし潮位は大潮と低気圧が相まって不断より30〜40cm程も高く、湖面一帯が異様に広く感じられ浜名湖に飲み込まれる思いがしました。普段と違う湖内の様態では、大当たりかさもなくば全くのボウズを覚悟しなくてはいけません。2時間勝負の短期決戦で臨みました。例の如く神谷氏による”第1投即アタリ”で始まった本日の釣りは、良い方に傾きました。忙しい程の入れ食い状態に突入、今夜も”快釣”賑やかな船上となりました。1時間半程で、チンタ、新セイゴ併せて凡そ15枚、6分に1枚揚げた勘定です。次々に魚が揚がりカツオ釣りでもしているかの様相です。
 釣り易く”快釣”真っ直中、やけに重かったり急に軽くなったりの不思議な”乗り”の感触が竿に伝わってきました。期待が増幅した中、揚がってきたのがガザミでした。まずは危険防止の為ハサミを切り落とし、次に絡み付いたハリスを外していきます。自由になったところでカニをまじまじと見ます。陸上では動きが鈍くかくも簡単に人間に掴まれてしまうのに、海中では上手に潮の流れに逆らい餌取りまでするのだなと関心することしきりです。これ程の大型は滅多に獲れないだろうと、神谷氏にお願いしてやわら記念撮影へと相成りました。ガザミといえば秋口や冬に浜名漁港で行われているカニ網を思い出しますが、個体数の多さからいえばやはりこの夏場に分があるでしょう。夏場の五目釣りの対象魚にガザミも入れておくと釣りの奥行きが広がり面白くなるでしょう。八兵衛瀬南端・弁天の鳥居前・新場澪等、湖南一帯に良型の実績があります。
 潮止まりの時間帯になっても一向に潮の流れが止まりません。バウに陣取った竹田氏の繰り出した電気ウキが何処までも北上していきます。気が付けば、南東風の影響で湖面が上げ潮の如く動いていただけなのです。道理でアタリが無くなった筈だ、と納得していると、竹田氏のリールから出し切った道糸が外れて、「道糸の切れた電気ウキ」状態になってしまいました。「言わんこっちゃない。」と予定より30分早目に錨を揚げると、電気ウキを拾いがてら帰港することとしました。

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