2011年 9月  Link to H/P  Link to Mail

2011年9月30日 金曜日
 最近、自分のホームページがなぜ継続しているのかと考える時がある。思い切ってブログだけにしてしまおうと、レイアウトをいろいろ変えながら、インデックスページを作り始めた。なかなかバッとしたものが出来ない。そのうち、せっかく長年続けていたものを全面的に変更するのは惜しいではないかと思い始め、元に戻してしまった。
 思い切って、今はやりのブログにすればと考えないわけではないが、そしてアクセス件数は増えるかも知れないが、面白くはない。宣伝が入るのも嫌いだ。

 私のホームページをなぜ継続しているのかと聞かれれば、「毎朝新聞が配達される前に起床するが、やることがなくなるではないか/下手な文章でも継続しているから何とか書けているのに、益々下手になるではないか/考えることが無くなってしまうので、更にボケてしまうではないか/ネットにアクセスしてネタ探しすることが減るだろうから目の疲れは減るだろうが、頭の訓練には結構有効だ/ブログは、大抵、みのもんたさんの「朝ズバッ」が始まる前に書き終えているが、私の後追いをしているのではないかと思うときもある。自分のストレス解消もしている/等々。
 何時まで続くのかはわからないが、出来る限り今のスタイルで継続しよう。毎日継続することに意義がある。ホーム―ページのタイトルだけは変更して「老人のつぶやきとボケ防止」とした。

 マリナーズのイチロウの200本安打の継続が10年でストップしたのは残念だ。ここまで継続して来たことが、超人的なことでもあり、彼だから前人未到の偉業を成し遂げていたのだろう。今年の全試合を終えたイチロウがホッとした顔をしているというのも理解できないわけではない。そのよう彼に「歳だから」と言うのはおかしい。


2011年9月29日 木曜日
 上海地下鉄でまたまた追突事故が起きた。その原因は車両故障でなく信号系統のトラブルに起因しているらしく、7月に起きた高速鉄道の事故と同じ、中国の企業とフランスの企業の「合弁会社製」のものだったと言う。
 私が上海の企業で、地下鉄電車の車体生産の支援をしていたのは2007年だった。その頃地下鉄電車は4号線までしか運用されていなかったと記憶しているが、上海では万博を控えて、あちこちで地下鉄工事のための工事を進めていたのが印象に残る。今では上海の地下鉄路線長は420Kmにもなり、世界一となったとある。

 上海での技術支援中には、地下鉄車両基地、車両生産工場等々を見ながら、中国の鉄道車両の品質レベルの実態を知ることが出来た。
 同時に、世界各国が技術支援して作った工場と生産の仕方、資料で見る技術内容やそれらによって作られた車両の外観からみた品質レベルの確認等々は、自分にとって貴重な経験であり、また自分の技術に大きくプラスしたことは間違いない。中国では世界中の車両が走っているし、工場に入れば、世界各国から支援を受けた「生産現場」と「制作中の車両」が見れるので、楽しみだった。時々、想像もしたことが無かったことに遭遇することもあり、自分は井の中の蛙だったことを実感せざるを得ないときも多かった。
 
 仕事柄、それらを他の人に語ることは出来ないのが残念である。日本の技術者はもっと謙虚になって、学ぼうとする/時には盗もうとする気持ちが必要だと言いたい。


2011年9月28日 水曜日
 自分は、終身年俸を二か月分ごとに分割して口座に自動振り込んで貰っている。年金生活と言うのは少し抵抗があるので、「出社に及ばないと言われている終身雇用の公務員」と自称している。毎日が日曜日の生活をしているので、時々、自分はこれでいいのかと思うことがある。どんどんボケが進展していることを実感している。

 毎日の日課は、起床してすぐに二台のパソコンの立上げることから始まる。一台はネット接続、もう一台はTVでニュース等に接続(ゼンセグです。NHK受信料も払っています)。
 メールの確認/徒然日記の記入/ネットニュースの拾い読み/地震の確認/等々、判で押したようなスタートで始まる。そのうち新聞が来るので、TV番組を確認して時代劇や推理番組に鉛筆で印をつける。私の生活の中では、昼寝が一番優先度が上であるから、印を付けた番組を必ず観ることはない。
 
 今朝のニュースでは、「年間5ミリ・シーベルト以上のすべての地域を除染の対象にすると言うこと。東京ドーム23杯分に相当する約2800万立方メートル、面積は福島県の約13%に及び、山林での除染は枯葉等の除去をするらしい/また原発沖の魚介類のモニタリング結果をみると、魚介類の放射能は増え続けているので、漁師は海に出れないという/上海で地下鉄電車が衝突事故があった/世界の最近の地震情報ではこの一週間は166件の地震発生があり、その数は通常よりもだいぶ少ない」のが気になった


 このような生活をしていると、「今日は何日?、今日は何曜日?」と、かみさんに尋ねることも増え、今朝は高血圧の薬を飲んだのかどうかもわからなくなることも増えてきた。

 最近は、ボケ防止のために、徒然日記をつけているのではないか、凧の工夫をしているのではないかと思う毎日だ。


2011年9月27日 火曜日
 東日本大震災が起きて六か月過ぎた。復興が進んだ部分もあるが進んでいない部分もあるようだ。国会では復興を進めるために必要なことは、衆院予算委員会で第三次補正予算を組むことではない。必要なことは、先ず「復興のビジョン」を作り、被災地の人たちとの間で「合意」を得ることではないのだろうか。その合意を実現するために、先ず、国の総力を結集することが必要だ。補正予算を決める前に、日本の経済活性化に連動させる「復興のビジョン」を明確にするべきではないかと思うのに、予算分捕り合戦が優先しているとしか見えない。

 和歌山県那智勝浦町の復興計画は素晴らしい
 台風12号で大きな水害が起きた和歌山県那智勝浦町の那智川について、県がたまった土砂などを取り除く河川改良工事を行った上、その土砂で津波対策の高台を造成する方針を決めたことが分かった。同町は今回の豪雨で死者・行方不明者計26人が出た一方、巨大地震で市街地に高さ6メートル超の津波が押し寄せる可能性もある。豪雨と津波に対する「一石二鳥」(仁坂吉伸知事)の防災策として注目を集めそうだ。


 東日本震災地の何時来るかも知れない巨大地震と津波対策はどうするのだろうか。どの場所にどのような建物を作ることが許可されるのだろう。その時のインフラはどうするのだろう。地盤沈下した土地はどうするのだろうか、土盛りをするのだろうか。塩害を受けている農地はどうなるのだろう。JRは何時復旧するのだろうか。工場や店が無くなった人たちや仕事が無くなった人達に対して、どの様な方向付けをするのだろうか。がれきの処理はどうするのだろうか。二次・三次のがれき処理をする積りなのだろうか。福島原発事故による避難者の帰郷は何時なのだろうか。高濃度汚染地区の人たちは帰郷出来ると思っているのだろうか。除染をすると言うが、本当に除染はできるのだろうか。高濃度放射能汚染物質の処理はどうなるのだろうか。原発のストレステストの進捗度はどうなのか。原発の再稼働は可能なのだろうか。電力不足はどのようにして対処するのだろうか。等々。
 六か月も経過したのに、何が具体的になったのだろうか。
 
 復興ビジョンが明確になっておれば、国民はイラつくことはなくなり、混乱することもなくなる。我慢も出来る。目標が決まれば、その目標に向かって工程表を作ることが出来るので、無駄に動きまわることはない。
 
 戦略を考えなければならない立場にある多くの人たちは、日本人は世界に類を見ないほどの、秩序正しい・助け合い精神の強い・我慢強い人種であるということに甘んじているのではないか。戦略の構想が作れない人たちは、小沢氏元秘書官が政治資金の不正記載で有罪になった・小沢さんの証人喚問をどうのこうのと騒いでいる。国会議員は裁判官ではないのだから、裁判所とダブった仕事をすることはないのだから、復興のためのビジョン作りとその実現のための戦術に時間を裂くべきだ。


2011年9月26日 月曜日
 トップページの写真は、6羽のカラスとコラボレートしている我が羽ばたきFloat Kite。二年ほど前に鳥型カイトを揚げ始めた時は、時々カラスが近寄ってきていたが、本物の鳥でないと学習してしまったからか、集団で近づいて来ることはなかった。

 久しぶりに、多くのカラスが近づいて来て、そして何度か攻撃してきた。面白いので、カラスが近づくと凧糸をしゃくって、急に凧を動かすとカラスが驚き、パッと散る。何度かそれを繰り返しながら、ようやく写真を撮ることが出来た。動画で撮影しようとしたが、残念ながらそれは出来なかった。

 鳥とコラボレートするには、京都の鴨川が最高だ。トンビやカラスそしてシギなどが寄ってくる。トンビが寄ってくると面白い。
 もう少し涼しくなったら京都に行こう。奈良は若草山がいい。大阪万博後の太陽の塔の目玉をめがけてカラスやワシを飛ばそうとしている。


2011年9月25日 日曜日
 福島原発の事故処理の第一歩としての「原子炉」の安定化は進みつつある。しかし事故に伴って放出された放射能に対する処置はまだどのようにするのか決まっていない。最近になってようやく汚染マップが公開されるようになりつつあるが、その除染や効能度汚染地区における住民の帰宅問題については、何も示されていないと言える状態だ。

 東京電力福島第一原子力発電所の事故で放射性物質に汚染され、除去が必要となる土壌の量と面積について、環境省の試算値が24日、明らかになった。それによると、被曝(ひばく)線量と森林での除染率に応じて9パターンを想定。年間5ミリ・シーベルト以上のすべての地域を対象にすると、東京ドーム23杯分に相当する約2800万立方メートル、面積は福島県の約13%に及ぶ。試算値は、汚染土を保管する仮置き場や、その後に土を運び込む中間貯蔵施設の容量の目安になる。国の除染方針を決める同省の検討会で27日に示される。
 
 保育園や学校のグラウンドのような「何もない平地」での除染でも大変なのに、重機が入れないような森林や田畑の除染をどのようにしてやる積りなのだろうか。方法が見つからないのに、出来そうにない表土を剥ぐという方法での土壌の量と面積を算出しても意味はない。
 また、ずっと前のことであるが、政府が安全と決めた校庭で20ミリ・シーベルトは許容できないと、涙を流しながら記者会見をされ、辞任されたどこかの組織の責任者がおられたと記憶しているが、今回の試算は5ミリ・シーベルトがベースになっている。どうしてなのかの説明もない。政府は何を考えているのだろうか。辞められた先生はその後どうされているのだろうか。そしてその後任して新しくさり地位になった人は、どの様な信念をもって仕事されているのだろうか。

 私は、環境省の発表は、高濃度汚染地区の住民に対して「問題の先送り」の発表としか思えない。或いは、「住民が戻れへんなぁ」と諦めさせるための第一報だったのだろうか。 誰がどの様に何時「鈴」を付けるのだろ。そのうち、津波や集中豪雨が再来したりして、表土を洗い流してくれるから、それまで待とうと考えているのだろうか。或いは、そのうち政権交代があったりするので、それまでの時間稼ぎをしているだけか。
 
 物事を先送りすればするほど、精神的にも被害はどんどん大きくなると思えてくる。


2011年9月24日 土曜日
 昨日は、素晴らしい秋空だった。午後から昼寝をしようとしていたら、凧仲間から、私が何時も揚げている場所から500m程上流の淀川河川敷の広場で凧揚げをしているので出て来ないかとの誘いの電話。勿論出かけることにした。
 羽ばたきカラス型Float Kiteはよく揚がったでぇ。風が強くなったり止まったり、そして風の向きが変わるような凧揚げに向かないような条件だったが、何度か糸目の調整をすると面白いほど揚がった。そして風が強くなってくると、バタバタと可愛そうな位羽ばたく。凧仲間の先輩たちが驚いていた。
 五時頃になって、ようやく風が落ち着いてきたので、羽ばたきカラスを二羽タンデムで揚げる。これは上手くあがったり失速して落ちたり。
 また、野鳥の写真を撮り続けている人で、時々鳥の話をしたり、彼の撮影した写真をわざわざ印刷して持ってきてくれていたが、「ずいぶん鳥の飛びに似てきた/もう少し尾羽の幅を広げると面白い飛びをするのでは」とアドバイスをしてくれたので、次に作る鳥だこの参考にしてみよう。
 
 今日も凧揚げに誘われている。今日の場所は1.5Km程下流の対岸。そこには毎日弁当を持って凧揚げに来ている人もいる所だが、5〜6名の先輩方が集まってくるという。
 ペットボトルのお茶を一本持って自転車で出かければ、数時間楽しめる。


2011年9月23日 金曜日
 中日ドラゴンズの落合監督が、今期限りで退任が決定したらしい。今年で契約が切れるので、継続契約をしないらしい。

 私は、落合監督が好きだった。以来ずっと中日ドラゴンズを応援し続けている。退任が公表されてからの「彼のコメント」は、何時ものものと変わりが無く味もそっけもないが、それが落合監督の魅力だった。

「ナゴヤドームの野球だな、以上」。例によってあっさり会見を切り上げた落合監督は、退任について問われると「契約書通りだよ。この世界はそういう世界」とだけ話した。選手も同様で「僕らは何もコメントしようがない。そういう世界にいるし」と荒木。谷繁も「勝ったからいいでしょ」と笑い飛ばした。

 中日に浪花節は必要ない。そもそも監督が辞めようが続投しようが、球団史上初のリーグ連覇への思いは変わらない。それが、賛否両論ありながら8年間勝負に徹し続けてきた落合中日の野球であり、強さだ。


 取りあえず、ヤクルトに三連勝して欲しい。


2011年9月22日 木曜日
 台風15号は、日本沈没かと思われるほどの水害被害を全国にもたらした。東日本の福島原発の被害者の人たちには申し訳ないが、今回の大雨で放射能が洗い流されてしまえばいいのに。

 ここにきて、ようやく放射能汚染地図が発表された。 

 東京電力福島第一原発から半径100キロ圏内の土壌の汚染度を調べた初の地図を、文部科学省が29日公表した。全国の大学や専門機関が約2200カ所の土を採取し、事故から3カ月後の放射性セシウムの濃度を調べた。除染や避難区域の見直しなどの基礎資料とする。
 文科省の調査には延べ129機関、780人が協力した。80キロ圏内は2キロ四方、80〜100キロ圏内は10キロ四方に1カ所の割合で、それぞれ5地点で深さ5センチの土を採取。6月14日時点の、半減期が2年のセシウム134と、30年の137の値を出した。

 汚染度が高い地域は、原発から北西方向の半径40キロ圏内に集中していた。最も高い大熊町の1地点では、セシウムの合計値は1平方メートルあたり約3千万ベクレルに上った。
 チェルノブイリ原発事故では、55万5千ベクレルを超えた地域は「強制移住」の対象となった。今回の調査では、この値を超えた場所は約8%に上った。多くは警戒区域や計画的避難区域などに指定されている地域だが、福島市や本宮市、郡山市などの一部でも超えていた

 このデータを参考にしながら、将来的な「強制移住」地域が決まるのだろうが、その地区の住民に対する説明は何時になるのだろう。30年も50年も故郷に帰れない人たちに対する措置が決まって、初めて事故処理の目途が付いたと言えるのに、それを"工程表"では述べていない。何事も先送りしているとしか言いようがないのではないか。

 嫌な話ばかりなので、Uチューブで「奇跡の猫 スカーレット」を見て下さい。心温まります。(上手くリンク出来ないようなので、検索画面で「奇跡の猫 スカーレット」を入力してください)


2011年9月21日 水曜日
 朝五時前、大阪は雨こそ降り続いているが風はない。台風が近づいてくるようには思えないのに、各地では台風15号による避難指示や勧告が116万人もの人たちに出されているようだ。今回も大阪のおばちゃんの力は強かった、今日一日は家の中でじっとしておこう。

 政府と東電は、日本国民に伝える前に世界に向けて、福島第一原発が工程表よりも早く「冷温停止状態」になると発表した。伝えるのは国民が最初ではないかと思うが、結構なことだと思っていたら、今になって原発の建屋などに毎日200〜500トンの地下水が流入していることがわかったと発表があった。冷温停止とは関係ないことかも知れないが、事故処理が遅れることは明白だ。

 東電の発表によると、5月末に高濃度汚染水が10万5千トンあったが、これまでに約9万トンの汚染水を処理したのに、現在10万2千トンもの汚染水が貯まっていると言うのだ。原子炉への注水量は4万7千トンだから、銭勘定が合わない4万トンが地下水や雨水の浸入と言うが、雨水の量は少ないらしい。

 毎日全力をあげて高濃度汚染水を処理しているのに/注水している水量はわかっているのに、貯まった汚染水が一向に減らないことに疑問を持たなかったのだろうか。わかっていたのに、隠していたとしか考えられない。高給を貰っている東電の方々や関係している何とか院や政治家の方々は、自分の保身のための損得勘定は誰よりもうまいのに、小学生でもわかる単純な算術は出来なかったようだ。

 私は、ずっと前から汚染水が海に流れ出しているのではないかと心配しているが、その事実も隠ぺいしているのではないかと心配している。
 地下水や雨水の浸入を防いだら、今度は「予定よりも早く、建屋内の高濃度汚染水処理が完了しました。その理由は地下水となって流出してることがわかりました」と言いだすのではないか。それから汚染水の流出処理が始まるのかと思うと、何時になったら事故処理が終わるのかわからなくなる。流出の事実を隠ぺいしている間に、東日本の魚介類が放射能汚染されていることがわかりました/汚染水が垂れ流しになっていたのが原因のようです」と言うことになるのが一番怖い。


2011年9月20日 火曜日
 昨日の午後から、鷲型凧として作ったものを改良したもの、従来の素材を使って最初から羽ばたきカラスとして製作したもの、ハイテク材を用いたカラス型の改良版の三種類の凧をテストをした。風が強くなったり無くなったりするので、三つの凧を取り換えながらのテストが必要だ。勿論、羽根の羽ばたきの頻度をコントロールするバネも強さを三種類変えながら。
 二時間ほど、青い空と白い雲の下でテストをした結果、カラス型のハイテク素材を使ったものは、微風でも強風でも対応できて、そして、滅多なことでは落ちないことがわかった。
 従来素材のものは22c(竹と化学繊維の紙)、ハイテク材(カーボンとガラス繊維の骨とパワーリップ)のものは18cとなっているが、凧の強度を同じにすれば、ハイテク材の凧は15cぐらいにすることが出来るので、それが出来れば、益々フワッと浮く凧になるので、更に面白い凧になる。
 
 凧の会大阪支部の先輩方も羽ばたく凧は揚げていないようだから、驚かれることだろう。Uチューブでは「連たこ カラス」が投稿されているようだが、私のカラスの方がはるかに上手く羽ばたいている。次の凧揚げ会では、三羽の羽ばたきカラスを揚げたいと思っている。
 
 自分に画才があれば見栄えのする絵が描けるのに、残念ながら上手く書けない。インデックスページの写真は、ハイテク素材を用いた凧。形としてはカラスに似ているが、真っ黒にしてしまえば、面白くないので、鷲凧に使っている柄を使った。凧紙は"パワーリップ"と言うヨットの帆などに使うものなので、絵具がつかず墨とマジックインクで色付けしただけなので、出来栄えは今一。絵具に代わる染料を探せば、もう少し綺麗になるだろう。

 NHKだった思うが伊藤若冲の「動植綵絵」の特別番組は、私が凧に絵を描き始めるきっかけになった。70歳になりつつあるこの歳になって、初めて水彩画の描き方を学んだ番組だった。もちろん、私には絵を描くセンスは一切ないと自信を持って言えるが、伊藤若冲の真似をすれば、下手は下手なりのものが出来ることがわかってきた。
 またその頃、刺青師に凧絵を描いて貰ったことがある。彼は、先ず輪郭に色を刺し、その後で輪郭の中の色を刺していく。最初から濃い色は付けない。若冲と同じようなことをやっている。
 子供の頃、このような描き方を知っておれば、私の絵はいつも「金賞」を貰っていたのではないかと思うこの頃である。


2011年9月19日 月曜日
 台風15号は、まるで民主政党みたいに、前進することなく・どこに進もうかと迷っている。台風16号は幸いに日本列島を離れていくようだ。
 しかし日本国民はどうしようもなく、ただ手をこまねいて成り行に任せているだけだ。
 
 今年は、暑さに対して抵抗がない。異常に汗をかくようだ。特に後頭部の汗が多いと感じる。先日食あたりでぶっ倒れたが、それも暑さのせいだったと思われる。

 歳が歳だから仕方がないとは思うが、今夏は熱中症にならないように注意している。外で倒れれば、「年寄りが。。。」と言われるのので、もうしばらくじっとしておこう。そのうち台風15号は熱帯性大気圧になり、その後は涼しくなるだろう。後数日我慢すればいい。
 


2011年9月18日 日曜日
 今朝も暑い。室温は28℃もある。エヤコンを使うほどではなかったが、夜通し扇風機を回しっぱなし。
 台風15,16号は14号と同じように動きが遅いようだが、天気図を見ると15号は日本本土に上陸しそうだ。今回もまた、大阪のおばちゃんに頼んでおこう。

 今日は日本一勇壮であると言われる「岸和田だんじり祭り」の日。その近くの海岸で全日本スポーツカイト協会公認のカイトフェスティバルが開かれているので、だんじり祭りとフェスティバルを兼ねて出かけようかとも思っていたが、余りにも暑そうなのでどうしようかと迷っている。


2011年9月17日 土曜日
 九月半ばと言うのに、今朝の室温は29℃。台風15,16号の影響だろうが、堪ったものではない。
 毎日暑い暑いと言いながら今夏の電力は何とかなった。節電がどれだけ経済に悪さしていたのかわからないが、停電まで至ることはなかった。少なくとも関電エリアでは余裕を持って、夏場を過ごすことが出来たのではないか。関電の揚水発電能力は原発5基分もあると言うが、今夏の稼働はどれぐらいあったのかわからない。今日の関電の供給電力は2460万Kwとなっており、今夏の最大供給電力に対して20%も少ない発電量となっている。電気に関してはわからないことが多すぎるが、原発の定期検査後の再稼働がなくなっても何とかなるのではないかと思えてきた。
 何はともあれ、韓国で起きた大規模停電のような非常事態が起きないだけでもありがたい。


 昨日は風が強かった。「羽ばたきカラス」のテストには最適だった。風が弱ければ、独りでに羽ばたくことはなく今までと同じ飛び方をするが、風が強くなるにつれて独りでに羽ばたきをするようになり、遂には、短いサイクルでバタバタと連続するようになる。適当に羽ばたくのは「愛嬌」であったが、風が強くなれば一秒に何回も羽ばたくようになり、時には墜落してしまうカラスを見ていると、我が羽ばたきカラスが「愛嬌を超えて可愛そう」に見えてくる。適当に羽ばたくのは面白いが、度が過ぎると鳥だこが「哀れ」に見えてくるので、製作者のセンスが疑われるのではないかと思われる。

 飛び方が下手な鳥が強風に向かって懸命にパタパタと羽ばたきしているのは滑稽であり、そして時には墜落してしまうのを見ると、わが身を見ているように思えてしまったのだ。
 
 風の強さによって羽ばたきの仕方やサイクルを変えるためには、羽根を固定する"バネ"の強さを変えたり調整をすれば良いことがわかった。次の凧の会では「可哀想でない羽ばたきカラス」を披露出来そうだ。鳥型凧はいよいよ最終段階に入っているので、そろそろ、次のもの(=飛行機凧など)に取り組みたいと思っている。


2011年9月16日 金曜日
 大阪の交通マナーの悪さは定評がある。自転車の事故も多いと言う。当たり前のように思えている。
 トップページの写真は、スピード違反の取締中のもの。二本の道路の間の階段の所に「お巡りさんが身を隠している」。
 淀川に沿って二本の道路が並行して走っている所で、二本共に横断歩道マークが書かれている場所だ。私は河川敷で凧揚げするときには、この横断歩道を横切っている。家から自転車でここまで来て、自転車を歩道の隅に置いて、二つの横断歩道を横切って淀川の土手まで登った時に、この写真を撮影した。
 この横断歩道を渡り続けて、もう三年近い。止まってくれたり、スピードを落としてくれた自動車は今までに何台あったろうか。月に一度もないだろう。その期間に横断歩道で二回の人身事故があったと聞く。
 昨日の夕方、お巡りさんに「ご苦労さんですな・スピード違反の取締よりも一旦停止違反を取り締まったらどうやねん」と嫌味を言いながら、停まってくれない自動車をやり過ごしていたら、パトカーも停止せずに通り過ぎてしまった。お巡さんに文句を言うと「すみません・署に帰ったら言っときますぅ」としゃあしゃあしている。大阪では、人が渡ろうとしている横断歩道では自動車は停まらなくてもいいようだから、信号を無視する自転車があっても当たり前のことや。
 
 フィジー諸島で、M7.3の地震が発生したようだ。そのうち日本のどこかでそのレベルの地震が発生するのではないかと心配だ。


2011年9月15日 木曜日
 新しいハイテク凧材を入手した。今回注文した費用は少し高いが、30個以上の鳥型が作れるだろう。今回入手した材料で暫くは楽しめそうだ。
 材料はヨットの帆に使われている布(1平米で1,200円もする)とカーボン材やグラスファイバー。これらの材料を使えば、今まで作っていたFloat Kiteの重さは半分以下になるだろう。
 凧作りを長年続けている先輩は、ハイテク材は面白くないと言い、和紙と竹材を使い続けている方も多い。彼らは「竹を削ってこそ、凧作りの面白さがある、竹の癖を知り・それを組み合わせるのが技術だ」と言われるのだ。先輩の作った凧は、拘っているだけあって素晴らしい。
 同感だが、私の考え方は少し違う。紙と竹の組み合わせは基本であり、その技術が凧の性能になると言うのは実感として理解できる。しかし凧の型と揚がり方(飛び方)を工夫するのも面白い。そのために使用する材料にこだわらないことは仕方ないことと考えている。作っていて・揚げていて、本人が楽しければ、和凧にこだわることはなく洋凧でも中国凧でもいいではないか。また伝統から外れてもいいではないかと思っている。

 私の作るBird Type は、作る度少しずつ改良を加えているので、どんどん上手く飛ぶようになってきた。三年近くも同じような凧を作り続ければ当たり前のことであろうが、自分の要求もどんどんグレードアップしているので、満足するようなものは出来ていない。どんな風でも墜落せず、そして殆ど感じられないような風速でも揚がる凧、そして更に「鳥」らしく飛ぶことを狙っている。
 凧の形状としては、二年前に作った微風で安定型の「カラス」と、最近作っている風によって糸目の微調整さえうまく出来れば、強風でもコントロール出来て、空を高速で走り回る「アジサシ」や「カモメ」のミックス型になりそうだ。

 ハイテク材料を使って、強い風でも形状が崩れず、軽量で、かつ羽ばたく鳥凧を目指してみよう。
 


2011年9月14日 水曜日
 昨日は八丁味噌と味噌煮込みうどんの続きの話になってしまったが、味噌が放射線障害を軽減するのに役立つと言う説があるらしい。

 よく知られているのが「玄米とみそ汁、海藻の食事には効果がある」という説だ。1945年8月9日、長崎に原爆が投下された後、長崎市内の病院の医師だった故秋月辰一郎氏が献身的に進めた食事療法が基になっているようだ。秋月氏は塩をふった玄米のおにぎりや、ワカメやカボチャなどをたくさん入れた濃いみそ汁を患者らに勧め、砂糖の摂取を禁じた。この食事療法を実践した人たちが「長く生き延びた」とされている。

 みそを食べると放射線の障害を軽減できる、との説は他にもある。渡辺敦光・広島大原爆放射能医学研究所元教授らが90年代に実施したマウスの注目すべき実験がある。乾燥させた赤みそを10%混ぜたえさをマウスに1週間食べさせた後、放射線の一つであるX線(6000〜1万2000ミリシーベルト)を照射したところ、普通のえさや食塩を混ぜたえさを食べたマウスに比べ、小腸の細胞がより多く再生されたという。発酵時間が長く熟成されたみそほど再生の効果が高かった。詳しいメカニズムは分かっていないが、X線を照射した後にみそを食べさせた実験では再生効果はなかった。


 福島原発の事故によって被ばく人たちが、今更、赤みそを摂ったところで、あとの祭りかも知れないが、味噌を摂取しても害はあるまい。メタボ対策になるかも知れない。

 日本人は、味噌汁と納豆と梅干しとご飯を食べよう。そうすれば、放射能も怖くないし、長友選手のように持久力もつく。

 そのうち、納豆菌の放射能に対する効果の話が出て来てもいい様に思うが、今の所、その話は立ち消えになっているようだ。(4月1日の日記は「エプリールフール」の話であるので、本気にしてはいけません)


2011年9月13日 火曜日
 毎週水戸黄門を見ている。先週は吉田の宿で手筒花火と菜飯、今週は岡崎の宿で八丁味噌と赤だし・味噌煮込みうどんが出てきた。両者ともに懐かしい。私はうどんは好きではないが、味噌煮込みうどんだけは時々食べていた。美味かった。同じうどんであるがほうとううどんだけはいただけなかったが、宝塔ラーメンは食べることが出来た。

 急に味噌煮込みうどんが食べたくなったので、梅田駅近辺にその店がないかと探したら、幾つかあることがわかった。少し涼しくなったら食べに行こう。
 先週食あたりで点滴を打つ羽目になったのは、串カツを食べ過ぎたために胃腸が弱っていた所に、悪い食べ物を食べたことが原因らしいとわかったが、味噌煮込みうどんだったら問題ないだろう。


 12日、フランスの核廃棄物処理施設で、核廃棄物を熱で溶かす溶融炉の爆発があり、1人が死亡、4人が負傷したらしい。爆発による施設外への放射能漏れはないとし、警察も施設外での放射能汚染はないとしているが、いよいよもって、世界中の原発が廃止の方向に進むのが加速されそうだ。そのために日本はリーダーシップをとれるようにしないといけない。


2011年9月12日 月曜日
 もうすぐ敬老の日。息子から「ストレッチポール」なるものが送られてきた。日頃、腰が痛い、背中が痛い、膝が痛い、肩が痛いとマッサージ通いをしている親父を見て、使ったらどうやと送ってくれたのだ。送ってくれた息子は、数か月使っていたら肩痛も背中こわばりもなくなり、そして姿勢までよくなった、体が引き締まったとも言う。確かに半年ぐらいの間に、身体つきが変わったように見える。

 私がそれを使い始めてまだ一週間。しかし、間違いなく背中と腰の痛みが減ってきた。膝の痛みも軽減されたようだ。嘘みたいな話だ。この状態ならば、マッサージに通う必要はない。
 いろいろな健康器具を使ったことはあるが、一週間で効果が出てきたものはなかった。もう少し続ければ「腹回り」も減ってくるのではないかと期待し始めた。
 
 ストレッチポールの上に寝て、ゴロゴロしておれば健康になると言うのだから、私のように時間構わず昼寝をしている自分にとっては最適な健康器具だ。そのうちストレッチポールの上で昼寝をしていたと言うことになるかも知れないが、過ぎたるは及ばざるようにならないように注意しないといけないだろう。


2011年9月11日 日曜日
 鉢呂吉雄経済産業相が、大臣就任たった9日で、福島県の原子力発電所視察を巡る失言の責任を取って辞任した。問題となった失言は氷山の一角で、彼には仕事を遂行する能力が少なかったような書き込みがある。
 石原晃伸自民党幹事長が報道陣に向かって、鬼の首をとったかのように、鉢呂大臣の発言を非難していたが、石原さんが可愛そうに見えていたが、あっさりと辞任されてしまったから、石原さんは振り上げた手をどのようにして降ろすのだろうか。鉢呂大臣に向けたエネルギーを、原発事故処理の第三・第四ステップの作成や、補正予算の成立にまわしたらいいのに、それをしないのは、鉢呂大臣とどっこいどっこいではないのか。もう地震発生後六か月も経過してまっせ。


 NYのテロが発生して10年も経過したらしい。テロの8ヵ月後にNYに行くチャンスがありワールドトレードセンター跡を訪れたが、その時はまだガレキは残っており、そして、その周辺には異様な匂いが漂っていた。

 東日本大震災の被災地は、更に広い地域がもっと悪い状態になって残っているのだろう。一日でも早く復興して欲しい。しかしまだ復興の方向まで決まっていないのではないかと思われる。少なくとも、被災地の人たちに「その方向」だけでも示す必要があるのではないかと考える。
 
 そんな時に、大臣の一言が国会の中で云々されようとしているのはおかしい。与野党共に考え直さないといけないのではないか。その時期が来ている。
 
 言葉多くして鉢呂大臣は自滅してしまったが、何も戦略を述べずに人の揚げ足を取って非難をしているだけの石原さんも国民の支持は得れませんでぇ。


2011年9月10日 土曜日
 最近の若いアスリートたちの記者会見に耳を傾けよう。彼らの殆どは言葉を選んで答えている。それに対して、鉢呂吉雄経済産業相の発言はなんや。「残念ながら周辺市町村の市街地は人っ子一人いない、まさに死の町という形でした」と述べたらしい。
 周辺市町村の市街地には人っ子一人いないのは当たり前のことや。そんなこと世界中の人たちが知っている。それを大臣が、今更「死の町」と表現するのは余りにも幼稚ではないか、そして無責任ではないか。

 福島県南相馬市の自宅が立ち入り規制中の警戒区域(原発から20キロ圏)内にある主婦、黒沢千恵子さん(41)は、中2と小6の子供と一緒に同市内の警戒区域外にある仮設住宅に身を寄せている。「『死の町』とか『放射能をつける』とか、住民にとっては言ってほしくないこと。子供にもそういう目が向けられていると思うと怖い」と話す。

 第1原発が立地する大熊町から猪苗代町のホテル「リステル猪苗代」に避難している無職、福岡渉一さん(60)は「あそこを見てきたら、まともな街じゃないということは誰でも分かるが、『死の町』とまで言うのなら国はもう住めないと早く宣言してほしい」といらだちを募らせた。

 この発言のために辞表を出せとか辞表を出すと言うことが正しいのかどうかはわからないが、このような発言をしてしまう大臣先生に、「仕事をする能力」があるのかどうかが問題だ。
 もしその能力がないのならば、早急に更迭した方がいい。能力があるのならば、大臣の言葉にいちいち反応することはない。国会の中で論議する必要はない。その時間が無駄であり、時間の浪費だ。発言だけで仕事遂行能力の判定はすべきでない。鉢呂経済産業相も福島の視察に行って、馬鹿げたことを述べる暇があるのならば、福島原発事故の収束に向けたステップを進めたらどうやねん。工程表は第二ステップで止まってまっせ。第三・第四ステップが示されるない限り、警戒区域内はゴーストタウンし続けるだけや。

 
 死の街になってしまって、もう六か月になろうとしている。にもかかわらず、政府は福島原発の警戒区域(20Km圏内だけではないですぞ)に再び住民が帰れるのかどうかもはっきりさせないで、結論を先送りし続けている。結論がすぐに出せるとは思わないが、「どうするとよいのか・どう考えているのか」を検討している機関があるのかどうかもわからないまま、一方では、放射能放出は収束しつつある・除染を研究しているとメッセージを送り続けている。これは与野党共に責任があることや。

 そんなことやってるうちに。再び大地震が日本列島を襲うのではないかと心配してますぅ。世界の地震情報を見れば、環太平洋の西側で地震発生が増えてますと心配していたら、バンクーバーでもM6.4の地震が起きたようや。


 2011年9月9日 金曜日
 なでしこJapanがロンドン五輪の出場権獲得。対北朝鮮の試合では、北朝鮮の選手たちの機敏さに圧倒されボールの支配率では相当負けていたようなので、最後の最後までハラハラしていた。北朝鮮も強かったが、負けなかったなでしこJapanはやはり強かった。常勝を求められている選手と監督は大変だったろう。
 しかし、ワールドカップで世界一になったなでしこJapanは、もう負けることがないと、自信を持ったのではないだろうか。

 どうして北朝鮮の選手は体力的に優れていたのだろうか。なでしこの選手が止まっているように見えた時間帯もあった位だ。食べ物の違いによるのだろうか、滋養強壮の効くという朝鮮人参なのだろうか、シカの角なのだろうか。あるいは若さの違いからくる回復力の差なのだろうか。精神力の違いだけではないはずだ。

 体力の回復のためには、ベッカムカプセルが良いと言う。ドーピング違反になるとの話もあるらしいが、なでしこJapanは使っているのだろうか。

 予選で敗退したら辞任するつもりだったと言う監督は素晴らしい。「五輪がないのにまた監督をやるのは、かなりパワーがいるが、五輪がダメなら辞めるつもりだった。(その後の)職はないけどね」と言い、進退を懸けて、なでしこの指揮に全力を尽くした。北朝鮮との戦いに先立ち「失敗を恐れず、自分を信じ、仲間を信じ、それがなでしこの今日の戦術だ」と言っている。
 
 この言葉を、政治家、特に民主党の先生方に聞かせてあげたい。


2011年9月8日 木曜日
 だいぶ涼しくなってきた。昨日は快晴だったが風が弱く凧揚げも思うようにできなかった。
 
 今夏の電気は何とかなったようで、停電もなく、毎日の電気予報の数字を見てもそれほど心配をすることはなかったのではないかと思われる。大阪市内を走る阪急・阪神・JR・大阪市交の節電は何をしているのかわからないままに、夏が過ぎてしまったようだ。これらの交通機関が今夏は15%の節電をしていたと言うのならば、過去には何と無駄な電気を使っていたのかと言うことでもある。

 東電のH/Pを見ていると、「電力供給力はなぜ変わる」という説明があることがわかった。わかり易く説明したと思わせているが、それに示されている数字は納得できるものではない。なぜならば、東電の供給電力もその日の需要予測に基づいて設定していると言う説明は一切されていないではないか。(関電の供給電力の毎日の推移と東電の毎日の推移は似ているようだから、私のノートによると、今日の関電の供給電力はピーク時の80%しかないので、東電もだいたい同じだろう)

 考えてみなはれ。関電で言えば、今日の電気予報では最大電力供給量の80%しか発電してまへん。今日の最大使用率は82%だから、最大供給電力に対しては80X82=65.2%の使用率となる。すなわち34.8%も余裕がありまっせ。電気需要者はその分電気料金は減るから助かると思ってるけど、電力会社は利益が低下しないように、その分電気料金を高くするだけやから儲けは変わらへん。おかしな話や。おかしな電気予報や。

 正しい情報を公開せず、原発がどうのこうのと言っていることに、益々疑問を持ち始めた。


2011年9月7日 水曜日
 昨日13:00〜15:30まで凧揚げ。他の凧がアガラナイような微風では両者ともによく揚がるが、少し強めの風がでるとアジサシは問題なく面白いように上空を飛び回るが、鷲型は左側に傾き時々回復することなく墜落してしまうことがある。鷲型には形が崩れないように補強の追加が必要のようだ
 鳥型の大型凧を作り続けている先輩が、今回はカラス型の新作をテストし始めた。同じ型の凧を三個作られたようであるが、その凧も同じようにどちらかと言えば左側の落ちるようなので、苦労して調整をされていた。左に傾くのは「風」のせいもあるようだ。先輩の作られたカラス型を参考にして、自分の凧を少し改善しよう。
 
 帰宅後、シャワーを浴びていると、眩暈がするようになった。血圧が高いからではないかと心配し血圧を測ると158にもなっている。30分位横になっていたが、今度は吐き気。胃が空になるほど何度も吐いてしまった。病院に行きたくても、立ち上がると目が回って立てない。六時頃になって何とか動けるようになったので、かかり付けの内科医へ。医者はウイルス性急性胃腸炎という。何のことはない。食あたりだ。医者は、今日は同じような症状の患者が何人も訪れた/点滴をしたら元気になって帰って行ったと、私の心配を無視して何事もないような説明をする。
 
 点滴を打ち、家に帰ったらバタンキュウ。夜中に目覚めた時、普通の状態に戻っていた

 今日は朝から快晴。一日は安静にしておこう。


2011年9月6日 火曜日
 今朝の起床時間は3時55分。しかし外は明るい。天気予報では久しぶりに晴れる言っていたので、雲が無いから明るいのだろうと思って、うとうととしていた。次に目覚めた時には、白い雲と青い空が見えるではないか。時計をみるとやはり3時55分。時計が電池切れで止まっていたようだ。
 台風12号は先人が言うように二百十日に日本上陸。しかしその被害は想定外のものだった。水害によって破壊された所は、東日本大震災での津波によって破壊された所と変わりがない。
 
 久しぶりに淀川河川敷で凧揚げが出来そうだ。午後から定例の凧揚げ会があるので参加しよう。台風で雨が降り続いている間に、何人かが新作の凧を作ったであろうから、新しい凧が見れそうだ。そういう自分は、東京の知人にプレゼントしようと二つのBird Kiteを作ったので、そのテストをする積り。今回作った鷲とアジサシの凧は、微風でも強風でも安定して揚がる新しいバージョンだから、予定では一番安定した凧になるはずだ。
 雨が降っても風が吹いても、「凧作り」と「凧あげ」をしておれば時間が過ごせるし、話し相手がどんどん増える。何と安い遊びだ。


2011年9月5日 月曜日
 福島原発事故以来、北電の泊原発3号機以外の再稼働は出来ず、どんどん休止中のものが増えてきて、日本の電力事情は悪くなってきた。にもかかわらず、政府と電力会社とマスメディアは、根拠のない「電気予報なるもの」で、国民に電力のひっ迫度をリヤルタイムで公開していると言う。節電喚起は緊急の電力不足の対策であるはずなのに、次の戦術が手段が見えてこない。このままでは原発の再稼働が出来ないと予測されているのに、何一つ方向を示していないではないか。

 原発再稼働に関しては菅前政権が、ストレステスト(耐性評価)で安全性を確認した上で、首相と官房長官、経産相、原発事故担当相が可否を判断し、地元の理解を得て進める手順を決めている。しかし、首相らによる判断基準は明示されておらず、今なお、あいまいなままとなっていると、呂吉雄経済産業相は4日のNHKの討論番組で暴露し、定期検査で停止した原発の再稼働の可否について、首相と関係閣僚が協議して判断する際の基準を作成する方針を示した。

 突然前菅首相がストレステストの実施をすると言い始めたのは、ずっと前のことなのに、今まで何をしていたのだろうか。ストレステストの進捗度はどうなっているのだろうか。そしてその結果は? 

 新政権の早期解決を期待しているが、もちろん、野党側もそれを応援して直ちに進めるための展開をしないといけないのにその兆しも見えない。マスメディアも同じだ。
 原発・ストレステストで検索しても、菅前総理が突然言いだしてから二か月になるのに、新しいものは殆どヒットしない。7月中旬から何も進んではいないようだ。


 玄葉光一郎外相は北朝鮮による拉致問題について「何をもって解決とするかという定義は大事な問題で、きちんと省内で検討したい」と述べた。北朝鮮に求める解決の内容を明確にしたい意向とみられるが、具体的な内容については「自分自身の考えはあるが、まだ議論していないのでここ(まで)にとどめたい」と言及を避けた。

 いいこと言うではないか。何事も「目標」をもって進める必要があるのに、それをしていなかったのは政府の怠慢だ。わが徒然日記にもそれを指摘していたが、どこに記したのか探し出せない。


2011年9月4日 日曜日
 大型の台風12号は、四国を通過して岡山県に再上陸し、西日本を暴風域に巻き込みながらゆっくりとした速さで北へ進みようやく日本海に抜けた。川の氾濫(はんらん)や土砂災害の恐れなどから、西日本の各自治体は住民ら約50万人に避難指示・勧告を出したとある。これほどの大きさの台風被害が発生しても、東日本大震災外に比べると、それほど驚かなくなり、そして、この豪雨で日本の表土に付着している放射能が除染されることを願っているいる自分があることに気づくと怖くなる。
 
  なでしこジャパンもさむらいジャパンも勝ち続けている。いよいよアジアでは敵なしになって来た。
 韓国で催されている世界陸上の結果は、残念ながら前評判通りではない。参加することに意義があるようだ。


2011年9月3日 土曜日
 今午前二時半。台風が気になったのだろうか目が覚めてしまった。昨日午後から雨と風は次第に弱まり今も台風が近づいているとは思えない状態だ。今の所、台風12号は大阪のおばちゃんが怖くて静かにしているようだ。各地で風と豪雨が発生していることが信じられない静けさだ。
 午前六時。雨は止んでいる。風も極普通の強さだ。空を見ると南の方は雲が白い。雲の切れ目はないが今にも晴れて来そうだ。ニュースでは大暴風と猛烈な雨が降るので注意が必要と言っている。嘘みたいな話だ。
 取りあえず、ここまで書いてアップしておこう。時々台風状況の速報を更新したいと思っている。
 雨と風の具合によるが、今の状態が続けば自転車に乗ってプールに行けそうだがら、元気なおばちゃんにお礼が言えそうだ。

 午後二時になって雨が降り始めた。風はまだ強くない。各地で大雨と土砂崩れ警報が出ているのに、やはり「大阪のおばちゃん」効果があったのか。私は普段通りプールで泳いだが、何時もの半分ぐらいの人。おばちゃんは全員が休んだようだ。

 時々小雨が降る程度だったが、八時過ぎから雨足が強くなってきた。風が無いので、窓は開けっ放しにしていても室内に雨は入らない。室温は28℃もある。台風被害のテロップが流れ続けているのに、大阪は何も影響はない。


2011年9月2日 金曜日
 のろのろ台風12号は、大阪を直撃しそうだ。もし、そうなれば、私が大阪に住み始めて以来の直撃となる。
 今まで、台風が大阪に上陸しなかった理由は「大阪のおばはんが怖いから」と信じているので、今回はプール仲間の元気のいいおばちゃんに、台風が来ないようにしてくれるよう頼んでいる。
 「台風は大阪のおばちゃんが怖いと言ってるから頑張って来ないようにしてよ」とダイレクトに頼んでも、大阪のおばちゃんは怒らないし反論もせず、「押し戻してあげる」と言ってくれる。大阪のおばちゃんも、自分は台風よりも強いと認識しているようだ。
 私に頼まれた人は、83歳でいつも「あなたなんぼ泳いだ?、もっと泳がないと」とはっぱをかけてくれる人、80歳で野球の話をしている人、プールの中を一時間も歩くと言う人など。

 プールに通っていると、色々な人と知り合いになって面白い。

 今日の関電関係電気予報では、供給電力は2630万Kw、最大使用率予測が80%らしい。今までの最大供給電力が3010万Kwだから、供給力の減少は13%減となっている。大阪地下鉄や阪急・JRが少し節電すれば、そして関電はへそくりを持たず供給電力を3000万Kwに上げれば、一般企業は無理に15%も節電しなくてもいいはずだ。そして熱中症になるまで我慢しなくてもよくなる。
 マスメディアも電気予報をニュースとして流すが、私の疑問を説明することはないし、関電に問うてもきちんと答えてくれない。電気予報は何のための予報か出来ないままに、夏が過ぎようとしている。


2011年9月1日 水曜日
 今日は防災の日。「防災の日」は、1923年(大正12年)のこの日に起きた関東大震災の教訓を忘れない、という意味と、この時期に多い台風への心構えの意味も含めて1960年(昭和35年)に制定されたらしい。(暦の上では立春から数えて210日めを特に「二百十日」と呼び、ちょうど稲の開花期に台風が来たり強風が吹き荒れることに注意を促したしきたりと言えます)。今年は台風12号が日本に上陸しそうだ。大雨で放射能が流されて除染されればいいのだが。

 10年前の9月1日は、日本の歌舞伎町で大火事があり、40名の人が焼死した日である。その時私は中国の大連市に滞在していた。そして、9月11日はNYのワールドトレードセンタービルが崩壊した日でもあった。それから10年も経過してしまった。

 昨日は台風の影響で強い風が吹いていたが、青い空と白い雲が素晴らしかった。絶好のチャンスと朝と夕方に二つの新作の凧のテストを行った。朝は今年初めてかと思えるほどの絶好の風模様だったので二つの凧は糸を100m程伸ばしたが、天頂にまで揚がった。夕方は渦を巻いたような強風だったが、片方のKite(トップページのもの)は落ちることなく天頂にまで登ってきた。二つ共に鷲型であるが、サイズは翼幅95pと70p、前者は三分割、後者は二つ折り。いずれも持ち運びするときはA3の封筒に収納できるのがミソである。
 
 このタイプの凧は微風あるいは順風だったら安定して天頂まで揚がるが、高くあがっても、風の具合が少し変われば墜落することがあった。日本凧の会の先輩方に相談していたが、「鳥だこ」の宿命だから、仕方がないと言われていた。そう言われれば、こちとら意地になって少しずつ形や材料を変えながら、落ちない鳥だこを100個ほども作り続けてきた。

 鷲型やカモメ型は、凧の動くスピードが速く、風次第でよく揚がるがちょっちしてことで墜落することがある。カラス型は、微風でも結構揚がるが動きが遅い。しかし墜落しにくいという特徴がある。その中間を狙えば面白い凧が出来るはずであるが、そう簡単に形状が決まるわけではない。カラスはカラス、鳩は鳩、ハヤブサはハヤブサの形が一番良いので、ミックスしたようなものを作っても、なかなか安定した「鳥」にはならないから面白い。

 形のイメージとしては、両手を水平に広げるのが鷲型、広げた両手を少し垂らすのがカラス型。加えて、肩をなで肩にするのかいかり肩にするのかで、飛び方が違ってくる。鷲型は重心が前方に、カラス型は後方になる。凧の重心をどこに持ってくるのかが最も大切なことである。尾の長さを5oも変えればだいぶ飛び方が違う凧になることもある。最終的には、尾の形を変えたり、袖の部分の面積を変更したり、時には羽根の先端の形状を変えたりしながら、試行錯誤で調整する。最終的には糸目で調整する。
 
 最近製作する鳥型カイトは、風によって糸の取り出し口の位置を変更できる仕組みにしたので大抵揚がるようになった。糸目の取り方を少しずつ(2〜3mmずつ)調整すれば、先輩たちの大凧が揚がらないような風でも安定して揚がるようになった。

 理屈はどうでもいいが、昨日の強い風での下で、ほとんど落ちずにコントロール出来たのは翼幅95pのもの。日本凧の会の先輩方に評価して貰おう。今までの鳥型カイトは微風でも一番揚がる凧という評価はされているので、今度は強風でも揚がる凧との評価を貰えるだろう。