<配線>
アンプ内部の配線を行います。配線は、電源一次側、ヒータ、電源二次側、信号経路の順で行います。配線の取り回しは、ノイズの発生やアンプの発振の原因となることがあります。ヒータ配線と信号線をまとめて結束しないとか、入力側の配線と出力側の配線は離しておくとか、必要に応じてシールド線を使うとか、様々なノウハウを必要とする作業です。
・電源一次側
メタル・コンセント/ヒューズ・ホルダ/電源スイッチ/電源トランス0−100V端子の配線を行います。パイロットランプに100V抵抗入りのものを使用している場合には、電源トランス0−100V端子の両端から配線しますが、このとき、パイロットランプまでの2本の線は、ハムノイズ対策のため縒っておきます。
 電源一次側配線後1
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 電源一次側配線後2
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・ヒータ
電源トランスのヒータ端子・ブリッジ整流器・平滑コンデンサ・真空管ソケットのヒータピンの配線を行います。ヒータの配線はハムノイズ対策のため、しっかりと縒ります。ブリッジ整流器と平滑コンデンサは、ラグ端子に取り付けます。
 ヒータ配線後1
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 ヒータ配線後2
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・電源二次側
トランス二次側端子・整流用ダイオード・平滑コンデンサ・B電圧供給部の配線を行います。初段とドライバ段については、プレート負荷抵抗の直前まで、出力段については出力トランスのP端子までを配線します。
 電源二次側配線後1
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 電源二次側配線後2
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・信号線
アンプの入力側から出力側にかけて、信号経路の配線を行います。入力RCA端子からVRまでのシールド線、初段からドライバ段、ドライバ段からカップリング・コンデンサ、カップリング・コンデンサから出力段のグリッド、出力段のプレートから出力トランス、出力トランスの二次側からSP端子といった順に配線します。信号線の取り回しは、ノイズや発振の原因にもなります。あまり長くならないように配線します。
 信号線配線後1
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 信号線配線後2
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・メタルクラッドの取り付け
メタルクラッドは、本来は取り付け面にシリコングリスを塗布し、シャシにネジ止めするのですが、今回は、取り付け面に瞬間接着剤を塗布してシャシに接着しました。この方法は、秋葉原の海神無線さんのご主人に教わった方法なのですが、簡単に、且つ、確実に取り付けることができ、取り外すときにも、プラスチックハンマーで軽く叩くだけで容易に外れるそうです。
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